ごちそうは山の上で A Banquet of Rich Dishes


ごちそうは山の上で1.1

今日はおいしい料理のうたげ
待ちに待ったパーティびより

ほっかほかのとろーりスープ
あっつあつのできたてパイ

父さん母さん自慢のレシピ
ぼくらも果物持ち寄った

おいしい香りに誘われて
どうぶつたちもやってくる

たくさん味わいほおばって
おなかいっぱい食べられる

とても豊かなこの恵み
感謝の気持ち忘れずに

山の上のパーティで、おいしそうな料理にみんなが集まってきている様子を描きました。子どもたちもどうぶつたちも大喜びです。

■山の上のパーティ

今回のイラストも、最近見た動画からのインスピレーションです。みんなでおいしそうな食事が並ぶ食卓を囲んでいるシーンがあったので、描いてみたいなあと思いました。

たくさんの料理が並ぶパーティの様子は、去年も、絵心教室のお絵かき一周年記念で描きました。そのときは斜めの構図を使ったので、今回は、真横の構図で描いてみました。比べてみてわかるように、料理とか、食べ物とか、登場するどうぶつはとても似ていますね。

色の表現力などは、Painterを使っている今回のほうが格段に上がっていますが、以前のバージョンもお気に入りです。

わたしはあまり料理には詳しくないので、食べ物を描くのが得意ではないのですが、食べ物の絵は描いていて楽しいですし、見る人にも喜んでもらえるので、これからも時々描いていきたいですね。

ちなみにわたし自身は、とても小食なので、パーティに行ってもほとんど食べられませんし、バイキングではかなり損をします。たくさん食べられる人が羨ましいです。

■いろいろな工夫

この絵を描くときに使った技術について。

1.主線を消してリアルに
食べ物を描くときには、森のケーキづくり雲の上のお菓子の城のときもそうでしたが、主線をできるだけ消して写実的に描くことで、リアルさを出して、少しでも美味しそうと思ってもらえるよう工夫しています。

また、風景についても、特に遠景は、やはり主線を消してぼかすことで、奥行きが感じられるようにしています。一時期はすべて主線ありで描いていましたが、主線のあるなしを使い分けることで、絵の表現に幅が出ていると思っています。

2.全体の色み
空の色は、本来なら青ですが、料理を美味しそうに見せるため、黄色から赤色にグラデーションがかかる暖色系にしました。全体の色みも、黄色がかったフィルターをかけることで、温かみのある色で統一しています。レストランの照明と同じですね。

描きながらこうした色使いを意識して塗る技術はわたしにはない(=以前取り上げた「色彩恒常」をoffにして考える技術がない)ので、Painterのように後からフィルターをかけられるのは大助かりです。

3.構図
すでに述べたように、今回の絵は、用紙を真横に使っています。用紙を斜めに使うときは奥行きが出るように、動きのある人物配置をするのですが、真横に使うときは、左右対称で、安定感のある配置にするのがいいと思っています。

わたしが用紙を真横に使った絵は、最近では星空のカーテン窓を開ければすぐそこにが多いですが、意図して左右対称性を取り入れています。用紙を真横に使う水平な構図は面白みに欠けて平板なことが多いですが、いっそ左右対称にすることで、変化が乏しい点を、安定性や穏やかさがあるというメリットに変えることができるように思っています。

 

「ゆめまな物語」では、最近、3作連続で、家族全員が揃っている絵を描いていますが、やっぱり平和で楽しい雰囲気の絵はいいですね。いろいろな絵のレパートリーを持ちたいですが、こうした優しい雰囲気の絵を特に磨いていきたいです。