はるかな世界を描いたら Let’s Paint Our World


はるかな世界を描いたら

白いおひげのおじいさん。旅する画家のおじいさん。
男の子と女の子を連れて登った、はるか眺める、お城のバルコニー。

「最後はここから絵を描きましょう」
楽しく不思議な絵のレッスン。ここが最後の風景画。

お城の上からはるか臨んだ世界の果て。わたしたちが生きる世界。
街を抜け山を越え、世界はずっと広がって。男の子と女の子は、白いキャンバスを前に筆を走らせます。

空を駆け抜ける風のように軽やかに。
草原に咲く一輪の花のように繊細に。

二人が生きる世界は、なんと鮮やかなのでしょう。

じっくり絵心教室の全レッスン修了記念

前回、「じっくり絵心教室」の基本コース修了記念の絵を描きましたが、今回の絵は、全レッスンの修了記念です。前回同様、空花物語のソラとハナを「じっくり絵心教室」の絵具ツールで描いてみました。

この絵の製作時間はソフト内の記録によると、4時間20分2秒。「じっくり絵心教室」では、レッスンはすべて1-2時間台、これまでのオリジナル絵2枚は3時間台だったので、今までで最も時間のかかった絵になりました。

絵具ツールの定着機能(擬似レイヤー)は使わず、キャンバスに一発描きです。参考画像などは特になく、いつものように全部空想で描きました。

基本コース修了時点よりも、絵具ツールを使いこなした気になっていたので、かなり難しそうな構図を考えて描いてみましたが…やはりなかなか思ったとおり、とはいかなかったですね(苦笑)

動画はこちら。とても美しいスタッフロールBGM(一周3分)を最後まで入れたかったので、今回だけ4分のフルバージョンです(笑)

【じっくり絵心教室】全レッスン完了の記念イラスト(Art Academy;Memorial of Advanced Course)
【ウェブサイト】(My Website) YuKiのスケッチブック(YuKi's Sketchbook)

【じっくり絵心教室】全レッスン完了の記念イラスト(Art Academy;Memorial of Advanced Course)

自分の限界、ツールの限界

今回の絵を描いて感じたのは、自分の腕がまだまだ未熟な部分と、ツールの限界によってできなかった部分とがあったことでした。

■自分の限界

自分の腕の未熟さとしては、レッスンで学んだことを取り入れようと努力したのですが、なかなか満足のいくレベルでは活用できなかったこと。

技法として、前回同様、構図の三分割法や、空気遠近法、補色コーディネートなどを使ってみましたが、複雑な構図だったので、なかなか色選びが難しかったです。

空花物語は、虹色を封印して、赤紫あたりを基調に描くお約束なのですが、描いてみれば虹色チックに…(苦笑)。特に中景から遠景にかけてのグラデーションが、無意識のうちに虹色になってしまっていました(^_^;) 近景のほうは空花らしい色でまとめたんですけどね。近景と中景は補色対比になるよう色を選んでみましたが、ちょっと色相ずれてますね…(>_<)

中景から遠景にかけての色は、もっと空気遠近法を意識して彩度を抑えたほうがよかったかもしれませんが、描いている最中は、これでも十分だと思っていました。もっと彩度を抑えていれば、虹色っぽくならず、空花らしい落ち着いた色合いになったのかもしれませんね。難しい。

森にかかる霧の表現は、自分でも、もう少しかっこよくならなかったのか…と思いますが、今の自分の表現力だと仕方ないかな(^_^;)。

■ツールの限界

ツール側の限界も問題になりました。「じっくり絵心教室」の全レッスン卒業時の感想では、かなり自由度が高いということでべた褒めしていたのですが…いざオリジナル絵を全力で描いてみると、問題点が次々と明らかに。

まず、「白」がないこと。白い絵具はあるんですが、純粋な白ではなく、最初から濁っている灰色ぎみの白なのです…(>_<) おかげで、ハイライトに白を入れても、あまり絵が明るくならず暗い印象になりがちです。これは、いつも白で光を描いているわたしの絵には致命的な問題で、クリアで明るい印象が出なくなります。

ちなみにこの記事に載せている絵は、パソコン側で、明るさとコントラストを補正したバージョンなので、ちゃんと明るい印象になっていると思います(笑)。以前から、なんか「絵心教室」で描いた絵は暗くなるな―と思っていたんですが、まさか白がなかったとは…。今ごろ気づきました。

そのほか、消しゴム(ウェス)が細かいところが消せない点、水で薄めて塗っても薄さが足りない点、筆のストロークの軌跡が歪みやすい点など、「アナログ感」を出すソフトとして作られたがゆえの扱いの難しさがあって、なかなか厳しいです。

良いお絵かきツールであることは間違いないのだけど…特に白が濁るというのは、わたしの絵には適さない部分なので、やっぱり「じっくり絵心教室」で今後も絵を描き続けるというのはないですね。

でも、もちろんレッスンはすごく楽しかったですし、油絵系の表現力のすばらしさを味わえたのはよかったです。近いうちにPainterの油彩ツールに挑戦してみたいと思っています。ゆめまな物語は水彩だけど、空花物語は油彩が合ってるかもしれない!という発見がありました。

「じっくり絵心教室」では、もう一枚だけ、ゆめまな物語の絵を最後に描いてみようかなーと思っています。

全レッスン卒業時のレッスン絵の一覧や、詳しい感想は、以下の記事にて。

[じっくり絵心教室]応用コースの全作品ギャラリー
じっくり絵心教室の応用コースの全レッスンまとめ・感想

▼絵心教室の記事の一覧はこちら

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