ついに見えたよぼくらの家 ほのかな明かりがこぼれる窓
夢の世界をかけぬけて たくさん思い出抱きしめて
ぼくらの旅の始まりの場所 ぼくらの冒険の終わる場所心やすらぐ音がする ホッと感じる光が照らす
あの日と同じ 匂いがこぼれるおとうさんのまなざしと おかあさんのぬくもりが
ぼくらをあそこで待っている
長かった旅路も終わりに近づき、ついに家が見えてきたイラストを描きました。
ゆめまな物語、一度終わらせるにあたって描いた三作目です。ついに家に帰ってきました。
◆家を強調して描く
この絵の主人公はなんといっても家です。わたしは暗い景色でも、人物を明るく描くことが多いですか、今回はねこにも黄色ではなく、黄土色を使いました。
ふたりと一匹の目的地、帰る家を目立たせるためです。
家は、メルヘン調にしながらも、あまり奇抜なデザインにしないように気をつけました。次なる冒険の舞台ではなく、飽くまで安らぎの場所、帰るところなのですから。
◆星空や木や芝生
星空はいつものように、少し水彩タッチでぼかしてみました。木は、かすかに虹色のグラデーションを取り入れていますが、目立たないように気をつけています。
芝生は奥から手前にかけて、段階的なグラデーションを入れました。手前のほうが暖色になるイメージです。ところどころ光る花をアクセントとして描き入れましたがホタルのようにも見えますね。
◆センスが無い(>_<)
わたし個人としては、とても会心のできだったのですが…絵としての評判はまったく良くないです。続き物の一枚なので、モチーフがわかりにくいのかもしれませんが、もう少し、評価される絵が描きたかったです。
センスの無さを痛感します。何が一番悪いかというと、自分で自分の絵の悪いところに気づけないことです。何が問題なのかわからないのです。自信をもって発表した絵ほど、評価が悪いというのは、センスのズレを表している気がしてなりません。
この絵について言えば、確かに地味かもしれません。もっと明るく描けば評価は変わったかも。しかし家を強調するためにはこの方法が一番だと思ったのです。
何かを明るく見せたいときは、周りを暗くするように、というアドバイスはビンス先生からひたすら教えられたものです。
全体的な色の調和はとれていると思うのですが…まだまだ技術が未熟なのでしょう。
何はともあれ、あと一枚で、ゆめまな物語、第一部完結です。