ずっとむかし 夢見てた
みんなで過ごす この瞬間あのころ夢見たこの時は
今はもはや夢じゃない滝の水音 笑い声
過去をそっと流し去る辛いこともあったけど
今はみんなここにいる夢を描いたあのころは
はるか遠くを眺めてたけれども今は この場所で
本物の絵を描くんだ
森のなかの滝のそばで、平和な休日を過ごしている家族の絵を描きました。
2017年最初の絵
2017年最初の絵は、久しぶりに「ゆめまな物語」の家族全員を描きました。2016年最初に描いた「麗らかな午後」以来になりますね。
この絵は、2017年の最初の絵のつもりで描いていたわけではなくて、アイデア自体は、2015年には思いついていました。子どもたちが遊んでいるのを見守りながら、その様子を絵に描いているお父さんとお母さん、という構図です。遊ぶ子どもたちを見守っているというところは、やはり家族みんながそろっていた「窓を開ければすぐそこに」とよく似ていますね。
しかし試しにビーチバレーで遊んでいる子どもたちを描いてみたのですが、家族全員を入れる構図が難しく、そのビーチバレーの絵は去年2月の「サンシャイン・ビーチ」という絵になってしまったので、このアイデアそのものはお蔵入り状態でした。今回の絵と「サンシャイン・ビーチ」は同じラフから派生しているだけあって、どちらのゾウのはなちゃんと双子のポーズはよく似ていますね(笑)
そうしてお蔵入りになって長らく経ったころ、昨年末に、2016年最後のイラストとして家族そろっているところを描くのもいいよね、と思って、なんとか年内に仕上げようと描き始めたのですが…、年末体調を崩していて何もできなかったので、年をまたいで年始の完成となりました。改めて考えると、2017年最初のイラストがこの絵になってよかった気もします。
久しぶりの家族そろったイラストとのことで、人物を4人描きましたが、さすがに4人描くとけっこう時間かかりますね。一日仕事でした。
また、構図先行で描いたがために、配色が難しくて苦労しました。森の中の滝なので、何も考えずに塗ると、青と緑くらいしか使う色がなく、そこにピンク色のはなちゃんが入ると、色の統一感がまったくなくなってしまうので。
「ゆめまな物語」の絵らしく、虹色のグラデーションを使おうと試行錯誤して、ようやくこの配色になりました。滝の爽やかな空気と、賑やかな色使いとを、なんとかうまくまとめられたかな、と思います。
構図に苦労して、下描きに苦労して、配色にも苦労した労作になりました。
今年もよろしくお願いします
昨年は体調がボロボロで、次から次に色々とあったので、なかなか絵が思うように描けませんでした。毎年やっていた、一年を月別に振り返るお絵かき進化録の記事も書く余裕がなくて、残念でした。昨年は月に1-3枚しか絵を描けなかったので、わざわざ月別に振り返るほどでもなかった、というのもありますが。
体調の問題はまだ解決したわけではなくて、今年も暗雲が垂れ込める中のスタートになりましたが、できる範囲で絵を描き続けていきたいです。描く絵の題材はそれなりにストックがあるので、時間と体力さえあれば、新作は描いていけるはず。絵の雑記のほうも、書きたいネタはあるんですが、ほとんど余裕がないのが現状です…。
相変わらず、更新ペースは、のろのろとゆっくりになると思いますが、今年もよろしくお願いいたします。
▽この絵のメイキング記事はこちら