彗星切符を握りしめ
星くず列車が出発だ光の都を飛び出して
星の海原 突き抜けて北極星を目印に
目ざすは銀河の停車駅星と星を結ぶのは
天の川のアクアライン窓から両手をさしだせば
こぼれる星くず手のひらに飛べ飛べぼくらの ほしくず列車
星降る夜を 駆け抜けろ
星くず列車、スターダスト・エクスプレスの絵を描きました。
夢で見たアイデア
やっと引越し後 初の絵が描けました(笑) 前回の絵が3/31だから、実に20日ぶりですね。何とか今月も絵を描けてよかったです。時間が全然とれなくて、バランスをとって用事をこなしていくのが大変です。
この絵のアイデアは、4/8に思いつきました。引っ越し直前のそのころ、疲れ果ててうとうとしていたら、色々な光景が見えて、絵のイメージがたくさん思い浮かびました。ちょうど前回の記事で書いた、リアルな夢を久々に見たんですね。やっぱり疲れていてストレスを感じているときに見やすいようです。
正確には夢というよりは、うたた寝で湧いてきたイメージだったので、睡眠と覚醒のはざまで、思考のフィルターが緩んで出てきた景色だったんでしょうね。
そのときに見えたアイデアは、この絵を含めて3つほどでした。残りはそれぞれ「空花物語」と「ふたりの時間」カテゴリで描けたらいいなと思っていて構図に起こしはじめているんですが、難航しています。夢はたいてい三次元の動画みたいに見えるので、それを一枚絵に落としこむのが難しいんですね。
その中でこのスターダスト・エクスプレスだけは、比較的一枚絵の構図に起こしやすく、とりあえずこれを最初に描くことにしました。夢の中で見て特に印象的だったのが、汽車の車体の裏側(笑) 実物はどんな構造なのかまったく知りませんが、今回の絵は裏側が見える構図にしてみました。まあメルヘンの汽車なので、実物と全然違ってもいいでしょう。
なんだか、その夢を見た後は、体がすっと軽くなって、疲れが取れて、幸せな気分になりました。引っ越し前で切羽詰っている時でしたが、こんな夢の世界に時々ダイブできるなら、まだまだやれるかなと感じました。もちろん、夢がいつも魅力的な内容とは限りませんが…。
久しぶりの汽車の絵
夜空を駆ける列車というと、メルヘンの大御所の宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」があまりに有名です。
わたしの絵としても、この系譜の絵は何度か過去に描いていて、だから今回も描きやすかったのかもしれません。
まず「夢の世界にしゅっぱつしんこう!」(2014/3/10)
「海底汽車の旅」(2014 4/27)
「ゆけゆけぼくらの虹色機関車」(2014/10/21)
海底駅の探検(2015/2/27)
最近は汽車も列車も描いていなかったので、およそ一年ぶりの汽車の絵になりました。こうして並べてみると、その時々の趣味嗜好が出ていて面白いですね。今回は汽車本体をシンプルに描きすぎたかもしれない(笑)
汽車は、けっこうディテールが複雑なので、なかなか描く気にならず、いざ描いてみると大変です。今回も、描いている時間の1/3くらいは汽車の下書きだった気がします。でも、汽車の絵は、なんだか楽しい夢が詰まっている気がするので、今後もアイデアが湧けば描いてみたいなと思います。
忙しい日が続きますが、なんとか努力して創作の時間を取り分けていきたいです。