ゼルダの伝説30周年記念コンサート感想! 勇気あふれるオーケストラであの冒険がよみがえる!

ルダの伝説30周年記念コンサートに行ってきました!! 

ゼルダの伝説は、シリーズ中半分くらいしかやっていない にわかファンではありますが、一応、子どものころ神トラに出会ったときからシリーズをちょくちょく楽しんできて、思い出も色々とあるので、今回のコンサートは本当に楽しみにしていました。

チケットの抽選に落ちまくって、もう行けないと一度はあきらめていたのですが、まさかの当日券入手で、無事に相方と行って楽しんでくることができました。

いつものとおり、コンサート中はメモを取って楽しんでいたので、今回も感想を書きたいと思います。あくまでその場の走り書きメモと、購入したパンフレットの曲目情報などを頼りに書いているので、細かい部分の記憶や、出演者の言い回しなどは正確とは限りませんが、そこは雰囲気と印象ということで読んでもらえたら幸いです。

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まさかのチケット入手

今回のゼルダ30thコンサートは、昨年のマリオ30thコンサートがすごくよかったこともあって、告知前から、きっと開催されるだろうと、もう楽しみで楽しみで仕方なく待ちわびていました。外国で開催の発表があったのに、日本ではなかなか告知がなく、来たらすぐチケット買うぞーと毎日意気込んで確認していたほど。

そしてついに6/30だったかに開催決定のお知らせがあって、曜日的にも行けそうだったので、カレンダーに日にちを書き込んで、行く気満々で早速チケット先行申し込みに応募。相方と行くべく二人分。

ところが…やたらめったら倍率が高いのか落選。プレオーダー受付もあったので申込み、体調崩したりした時期にも結果発表を楽しみに待っていましたがあえなく落選…。そのあと、一般販売にもパソコン前で待機して殴り込みましたが、まったくつながらず。一分そこらで完売。失意に打ちひしがれてカレンダーからそっとゼルダ30thコンサートの予定を削除したのでした…。

しかし、コンサートのことをもう忘れたころになって、任天堂から、12月の追加公演が決まったとのアナウンスがあり、いやっほーとばかり先行抽選にまた申し込む。しかしこれまた落選して、プレオーダー。やはり落選。

もう完全にあきらめていたんですが、なんとなんと、公演三日前になって、何気なくツイッターを眺めていたら、30分後にイープラスで当日券S席の若干数の販売があるとのこと。どうせ無理だろうとは思いつつも、一縷の望みをかけて大慌てで登録を済ませて、パソコン前で待機。時間になって、2人分買ったところ、拍子抜けするくらいあっけなく、無事に買えてしまったのでした(笑) しかもわたしが買った後も30分くらい在庫あったし。

あまりにあっけなかったので、ゼルダ30thとは違う何かを買ったのか、とか、買ったんじゃなくて抽選受付にすぎなかったのか、とか思ったんですが、購入確認メールも届いたので、ようやく実感がわいてくる。後で気づいたのは、おそらく当日券は身分証明書での名前確認とかがあるので、転売屋が関与していなかったのではないかと。それまでの一般販売で一瞬にしてアクセス不能になってたのはそのあたりのせいなんでしょう。ひどすぎる…。あとは今回気づいた人が少なかったのもあるかも。わたしみたいに最後まで食らいついてる人なんてそんなにいなかったのかな…。

なにはともあれ、一度はそっと予定から削除したゼルダ30thコンサート。まさかまさかの3日前になってのチケット入手で大興奮。すでに当日は予定が入っていたのですが、予定が終わって急いで電車に乗ればギリギリ間に合いそうだったので、強行スケジュールを決め込みました。

東京芸術劇場に到着

当日は、あまりに急ぎすぎて混乱していて、財布の中を見たら3000円しか入っていないというありさまでしたが、幸い合流した相方がお金に余裕があったので、これで一応グッズは買えるか、とホッとする。

相方は、ゲームファンでもなく、ゼルダの伝説は、わたしがスカイウォードソードや風タクHDをやってるのを時々見ていたくらい。でも、風タクのクラニン特典のCDをあげたら、妙に気に入ったようで、ゼルダのCDをかけながら掃除をやっているとはかどるのだとか(笑) あとバンブラPデビューのゼルダ曲セットを一緒に演奏したときには、TEASER MUSICなどを気に入ってました。わたしのほうはゲーム音楽ファン、相方はもともとクラシックなどのオーケストラコンサートのファンなので、近年のゲーム音楽のオーケストラコンサートはお互いの趣味がうまく合っているようです。

会場となる東京芸術劇場は、池袋駅を出てすぐ。田舎者のわたしたちには、相変わらず辛い場所ですが、比較的わかりやすい立地で助かりました…。

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入り口のイベント一覧でゼルダ30thコンサートの表示を見つけて思わずパシャリ。いやー、ほんとに来たんだな―という感慨が湧き起こります。

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当日券の引き換えというのは初めてでそわそわしていたのですが、当日券カウンターとやらをすぐ見つけることができました。その場で取り置きしてあるチケットと引き換えてくれるのですが、さすがに連番はなくて、同じエリアでお互いに見える位置ではあるものの、ちょっと離れた席になってしまった…。まあ奇跡的に入手できたチケットなので仕方ない。そのあたりは事前に書いてあったので相方も割り切ってた様子。

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会場に入ると、ゼルダ30thのポスターが貼られていて色々と気になるのですが、それよりも何よりも、マリオ30thのときの反省から、まずはグッズを買いに行かねば、ということでグッズ売り場へ。わたしも相方もあまり物にはこだわらないタイプなのですが、やっぱり記念品みたいなのはほしいので。

ところがグッズ売り場に行くと、階段の上のほうへと長蛇の列が伸びている。とりあえず最後尾に並ぼうかと思ったら、階段を登れども登れども終わりが見えない。これはやばいぞ…と三階まで登ったところでようやく最後尾のプラカードが。相方に「これ並ぶの?」とげっそりされながらも、とりあえず並びましたが、案内役のスタッフさんたちが、このあたりに並んでいる人は、公演までに順番がまわってこない可能性が高いですよーと注意してまわっていました。うーん、これは会場限定グッズはあきらめて、中休みにパンフレットだけ買いに来るかー…ということで、仕方なくホール内へと向かう。

わたしらの席は、2Fのバルコニーというよくわからない部分。一応S席だから、いい場所なんだろうけど、マスターシートほどいい場所ではなく。正直なところ、かなり変な位置でした。ステージに近すぎて、やたらと照明が明るくて、明るさが苦手なわたしには厳しい場所。音量の大きさのほうは、イヤープラグでカバーできるけど照明直撃なのは辛い…。相方の場所も似たり寄ったりで、オーケストラの演奏者を間近に見れる珍しい経験もできそうだったので、まあいいかと。そうこうしているうちに開演時間に。

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第一部

いよいよ始まったゼルダの伝説30th記念コンサート。バルコニー席なので、すぐ近くを見下ろすと、楽団の皆さんが入場してきて、楽器を整えるのが見えます。ずらりと並んだ楽器は壮観ですが、その後ろに4列になって控える何十人ものコーラス隊も圧巻。

ハイラル城

開始時間になると開演を知らせるアナウンスが入り、ホール内がシーンと静まり返る。そして、楽団の皆さんが、楽器をそれぞれ鳴らして試奏。拍手が鳴り響き、指揮者が指揮棒を振りかぶり、さっそくコンサートの始まりを告げる最初の一曲は「ハイラル城」。

あの重厚感ある銅鑼を打ちならすような前奏が鳴り響き、楽団の真上に吊り下げられた巨大スクリーンに、ゲーム映像が流れ始めます。まず最初は神トラのハイラル城。物語の最初でゼルダ姫を助け出すところから。懐かしい…! 

わたしがまだ小学生くらいのころでしたか、神トラを買ってもらって、ふりしきる雨の中、最初のハイラル城に地下通路からたどりつくだけでどれほど苦労したか…。まず仕掛けがわからない、真っ暗な洞窟を抜けるのさえ難しい、そして敵の攻撃を避けられなくてすぐゲームオーバーに。それでも一部屋ずつ少しまた少しと進んだ先に、ついに入り込むことのできたハイラル城。あのときのわくわく感は、いまだにどのゲームでも味わえないほど印象に深く刻まれています。

それから風タクのハイラル城、続いては神トラ2のハイラル城での鉄球兵士との戦い、トワプリのハイラル城でシャンデリアの上をクローショットで移動するシーン、そして4つの剣の4人のリンクで、大量の紫の兵士を切りさばくシーンへと切り替わっていきました。バルコニー席だと照明が明るすぎてスクリーンがくっきり見えないのが残念…。しかもほぼ真横方向から見てるから首が痛いし…。

宮本さん登場

子どものときと同じほどの迫力で迫ってくるハイラル城のオーケストラ演奏で、コンサートへの気持ちが盛り上がったところで、白いドレスの司会者が舞台に現れます。

30年前、2/21にファミリーコンピューターディスクシステムで発売され、世界中で愛されてきたゼルダの伝説、という説明とともに、指揮者は竹本泰蔵さん、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、そしてMC本人は夏菜さん、と紹介されました。

そしてそして、何より、「ゼルダの伝説はこの方なくして語れません! 生みの親の宮本茂さんです!」と高らかに紹介されて、舞台の左、わたしが座っているバルコニーの下あたりから、宮本さん登場! わたしの顔から数メートルのところを出てこられました(笑) 写真撮りたいけど撮れないのが辛い(^_^;)

宮本さんによると、ゼルダの伝説のコンサートは、海外ではすでに100都市を超えていて、今年だけでも60都市でやっているとか。そんなにやってたんですか! 国際的だなー。ところが、日本では数が少なくて、今回で3サイクル目、25周年、ムジュラ3D記念に次いで三回目とのこと。もっとやってくれてもいいんだけど…(^_^;)

舞台の上のスクリーンを導入したのは、ゼルダでは今回が始めてとのこと。ええー!!これまではなかったのか! 最初のハイラル城のゲーム画面からして馴染みすぎていたので、今までなかったことにかえって驚きました。去年のマリオ30thのときも当たり前のようにあったし。宮本さんいわく、映像つきで見てると、開発の思い出がいろいろとよみがえってくるとのこと。わたしのところは楽団もよく見える位置だったので、楽団の超絶技巧かつ優雅な演奏の様子も見たいし、ゲーム画面も見たいという贅沢な悩みがありました(笑)

ゼルダ姫のテーマ

続いては、「時のオカリナでリンクが演奏したのはゼルダ姫のテーマでもあることをご存じですか」とのナレーションで、「子守唄」で有名な、ゼルダの姫のテーマ。

スクリーンに映る最初の場面は、時オカで、子ども時代のリンクとゼルダ姫が初めて出会うシーンから。そして続いては一緒にお祭りに行こうとリンクを誘うゼルダ。…これは悔しいが、多分プレイしてないゼルダだな…と思って見てました。帰ってから調べたら、ふしぎのぼうしだった。やはり…いつかやらねば(^_^;) そして風タクの、ハイラル城で、テトラが自分の正体に気づいて、「私のせいで…」と謝るシーン、続いて大地の汽笛で、まだ車掌服姿のリンクがまだ実体のある(笑)ゼルダに謁見するシーン、そして時オカの成長したリンクとゼルダ。エンディングで、「ハイラルに平和が戻るとき、それが…私達の別れの時なのです…ね」というシーン、そして最後は、神トラ2で、金髪のゼルダが振り返ってほほえむ、PVなどでも使われていた印象深いシーン。

こうしてみると、さまざまなゼルダがいたけれど、どのゼルダもゼルダ姫のテーマでつながってるんだなーと感じました。穏やかで包み込むような印象的なメロディは、どのゼルダも、見た目や性格は違えど、知恵のトライフォースの守り手として芯の強さを秘めているゼルダのイメージを思い起こさせますね。わたしが一番好きな歴代ゼルダは(プレイした範囲では)大地の汽笛かなー(笑) 一緒に旅してラスボスも切り替えて戦ったりするし、姫というよりも相棒みたいなやりとりができたから愛着が深まりました。最新のBotWのゼルダはまだまったく情報がないけれど、どんなゼルダなんだろうか…。

風のタクトメドレー

勇者伝説→プロロ島→旅立ち→海賊→妹との再会→大海原→ゼルダ覚醒→風の勇者→ガノンドロフ戦→スタッフクレジット

続いては風のタクトメドレー。演奏の曲目に合わせて、ちょうどその曲が用いられたシーンがスクリーンに映し出されます。最初はオープニングの絵巻物っぽいシーンから始まって、HD版のプロロ島の明るいシーンと楽しげな音楽。アリルやおばあちゃんの姿、なぜかブタを集めるシーンも(笑)

そしてメインテーマが織り込まれて、突然勇ましい曲になったかと思うと、島のみんなに見送られて海へと出港。壮大な船出の音楽が奏でられます。…と思ったらあのどこか抜けた海賊のテーマになって、海賊の仲間たちが紹介されます。でも、間抜けな感じのメロディがちょっとずつちょっとずつ盛り上がり、3、2、1…ドッカーンとタル大砲で飛ばすシーンで最高潮!! なんだこのギャグ演出は(笑)

勇壮に盛り上がった音楽が一転、魔獣島でのアリルとの再会で穏やかな雰囲気になり、リンクが決意のこもった表情で空を見上げると、仮面大怪鳥ジークロックとの勇ましいバトルの音楽に! 勇ましさはそのままに大海原の雄大な音楽に切り替わり、魚に「待ちなよ、あんちゃん」と言われたり、宝をサルベージしたりするシーン。激しいドラムが打ち鳴らされて、ゼルダが覚醒してトライフォースが完成し、赤獅子の王から「風の勇者」だと名付けられるシーンも。

そして突然今までにないほどおどろおどろしい厳かな曲調に変化し、ゼルダ姫が「帰ろう!! 私達の海へ!」とにっこり笑う塔の上。二人の視線の先で振り返るのは圧倒的な威圧感に満ちたガノンドロフ! ええっ!? 風タクのガノンドロフって、こんな異様なほど迫力あったっけ!?と思うほど、全身に恐怖が駆け巡るようなアドレナリンマックスの勇壮な演奏をバックに、ガノンドロフとの闘いの迫力あるダイジェストをモニターで楽しめます! 元のゲームでは他の作品のガノンドロフに比べるとちょっとあっけなさがあったけど、このオーケストラ付き映像だと、あのアニメ調のガノンドロフが、トワプリのガノンを超えるほどの? 迫力で襲い掛かってくるようでした。かっこ良すぎる…! 

そして、ガノンドロフの眉間にマスターソードを突き立てて勝利し、ガノンドロフが石になっていくと、激しく躍動する音楽が鳴り止み、一転して、エンディングのスタッフクレジットの曲に、タイトル画面のあの民族調の曲が織り込まれていて、スクリーンでもエンディングのシーンが。

ほんの数分だったと思うんですが、風タクのストーリーのダイジェストのようになっていて、初めてエンディングを見たときの感動が蘇ってきました。これはPVとかで何度も見たいくらいの映像と音楽のシンクロっぷりだったんだけど、この場限りだからこそいいんだろうなー。

組曲オカリナメロディー

ここでMCの夏菜さんが、「オーケストラが初めての人はどれくらいいますか」と尋ねて、けっこうな人が手を挙げる。まあ、クラシックファンとかじゃなくて、ゲームのゼルダの伝説ファンの集まりですもんね。うちの相方みたいに、自分ではゼルダ遊んだことなくてオーケストラメインで来てる人なんて他にいないだろうし…(^_^;)

そこで、オーケストラの各楽器を知ってもらおう、ということで、時オカとムジュラのオカリナで吹く曲を、それぞれに合った楽器で演奏するプログラム、19曲からなる組曲オカリナメロディー。順番に紹介すると、

ピッコロとフルートで「太陽の歌」
オーボエ、コーラングレで「ゼルダの子守唄」
クラリネットで「森のメヌエット」
ファゴットで「ゴロンのララバイ」
木管楽器全員で「光のプレリュード」

ホルンで「炎のボレロ」
トランペットで「ぬけがらのエレジー」
トロンボーンとチューバで「潮騒のボサノバ」
金管楽器全員で「めざめのソナタ」

打楽器で「いやしの歌」

ハープで「水のセレナーデ」
ピアノで「大翼の歌」

コーラス隊の合唱で「時の歌」

バイオリンで「エポナの歌」
ビオラで「闇のノクターン」
チェロで「誓いの号令」
コントラバスで「魂のレクイエム」
弦楽器全員で「嵐の歌」

最後に、これら全員で「サリアの歌」

でした。いやー、改めて書いてみても盛り沢山。わたしも楽器となると全然知らないので、この紹介はありがたかったです。ゼルダといえば、さまざまな楽器と縁が深いゲームだけど、こうやって、各曲ごとに合うさまざまな楽器があるんだなーと。ステージに近い席だから、紹介された楽器を演奏している様子も見えるので、今まで知らなかったコーラングレとかの楽器もじかに見ることができましたし。

特に印象深かったのは、金管楽器の紹介から一転して打楽器で演奏されたいやしの歌。ちんどん屋みたいな金属音の集まりで怪しさが倍増してました(笑) コーラス隊の時の歌も厳かで時の神殿が目に見えるようだった。コントラバスの魂のレクイエムは、他では真似できない重低音がずっしり響いてましたね。弦楽器全員で弾かれた嵐の歌は、奏者たちが踊るような弦の動きで弾くものだから、ステージを見ていると嵐の歌の名前のとおりの飛び跳ねるような躍動感がひしひしと伝わってきました。

最後のサリアの歌は、一応これまでステージを観察して、18曲演奏している楽器を見てきたわけだから、じっくりどの楽器が使われているか注意を向けていたんだけど、最初いやしの歌のような打楽器の金属音から始まって、木管楽器の軽やかな音が加わり、コーラスと弦楽器で厚みが増して、太鼓とシンバルで迫力が加わり、最後に金管楽器が入って豪華になったのかな? と思いました。楽器に詳しくないのて全くマトハズレかもしれないけど、楽器がちょっとずつ加わって豪華になっていく様子は、かぜのさかなの歌とか、ゼルダの伝説のゲーム内でもあった演出なので、生で聞けて興奮しました。

演奏が終わると、MCの夏菜さんから、「ここに集まってる皆さんならご存じと思いますが、これらの歌は、ニンテンドー64のボタンの数に合わせた5つの音だけで作られているんです」との説明が。この演奏の後で改めて聞くとすごい…。

ボス戦闘曲メドレー

中ボス戦闘(時のオカリナ)→恐竜系ボス戦闘(時のオカリナ)→モルド・ゲイラ(風のタクト)→ボス戦その2(大地の汽笛)→ボス戦その2(トワイライトプリンセス)

続いては、ボス戦闘曲メドレー。夏菜さんが「チキチキもお楽しみください」と(笑) あの曲もあるのかー、まあ外せないですよね、わたしも大好き(笑) 

最初の中ボス戦の音楽では、時オカのスタルフォス戦、アイアンナック戦、ダークリンク戦の映像、次いでボス戦の曲になって、キングドドンゴとヴァルバジア。キングドドンゴでこのオーケストラとは豪華すぎる(笑) どちらも灼熱のボスだけあって、ホール内の照明が真っ赤に変わって、モニターの映像や重厚なドラム音も相まって、熱風が吹いてくるような感じ。急に気温が数度上がったぞ!(笑)

そして続いてチキチキチキチキチキチキの風タクのモルド・ゲイラ戦。ほんとこの曲好き。砂に足を取られそうになりながら、踊るように華麗に戦う様子と、打楽器の金属音の鐘みたいな音が鳴り響いて、笛の音が軽やかにまとめる曲芸団みたいなイメージがすごく合ってる。チキチキチキ…はオーケストラだからかあまり聞こえませんでしたが…(^_^;) 

続いては、大地の汽笛の分裂するボス敵フリブレイズ戦、そしてトロッコで周りを周りながら弓矢で戦うイワントス戦。すっかり忘れてたけど、これらのボス戦のエッセンスって、トラ3ですごく活かされてますよね。最後は、トワプリHDのアイアンブーツ履いて鎖をたぐりよせるマグド・フレイモス戦。…トワプリまだやれてなくて申し訳ないんですが、このボスはPVとかで見ても、すごく戦ってみたいなーと何度も思ってます。どこかにプレイする時間落ちてないか…。

神々のトライフォース2&3銃士メドレー

ユガ戦・ハイラル城→マザーマイマイのテーマ→ヒルダ姫の登場→ロウラル城(神々のトライフォース2)
→水源エリア→大ボス戦→タイトル(トライフォース3銃士)

そのまま続けて、今度は、神トラ2とトラ3メドレー。ゼルダコンサートはこれまでも何回かやってますが、最新作ということで、今回が初お披露目らしい。

最初はハイラル城でユガと対決するシーン。表の世界編を締めくくる前半の山場! …なんだけど、バックコーラスの合唱隊が大真面目な顔で「ユガ! ユガ! ユガ! ユガ! ユガ! 」を連呼してて集中できない(笑) 本物のユガ様バックコーラス隊である…!

さささささらに次の曲では、スクリーンにドでかくマザーマイマイが映るんだけど、マザーマイマイのテーマとやらも、またバックコーラスで「マイマイ♪ マイマイ♪  マイマイ♪  マイマイ♪」と口ずさむものだから、笑いをこらえるのに必死! みんな静かに物音立てずに聞いてる中、メモとるのだけでもペンの音しないか気を使ってるのに、もしここでわたしが吹き出しちゃうとフルボッコとまではいかなくてもヒンシュク買って睨まれそうだし、もう色々と大変でした…。しかも、それで済めばよかったのだが、オーケストラを使った巧妙な腹筋への攻撃はまだ終わっていなかったのだ…。

続くヒルダ姫の登場、そしてロウラル城は、裏の世界をメインにして、神トラのときの懐かしいメロディも織り交ぜた勇壮な曲調で、エンディングに向けて盛り上げていく正統派ゼルダという感じで、追い詰められていたわたしも一旦 息を吹き返す。

続いては曲調ががらりと変わって、とても穏やかで神秘的に。そしてスクリーンにはトラ3のシーンが!! 3人で水のロッド使いながら進んでいく水源エリアの2-1湖の隠し砦。あああ…!! なんと懐かしい!! 落ち着きかけていた気持ちがかき乱される!! しかも仲間がうまく仕掛けを解いたら、「いいね」アイコン押したりする映像が流れて、もう涙腺がゆるみそうに。ゼルダは色々やったけど、一人でクリアした感動より、みんなで協力して進んでいったあの感動のほうが、涙腺へのインパクトははるかに上だった…!!

続いてボス戦の音楽になって手に汗握る疾走感! 映像はまず森林エリアのボスメダマーゴ。「投げて!」のアイコンとかなんて懐かしいんだー!!タイムアタックではほんとに苦労しましたよ…三人の息がぴったり合ってないと無理だったなー。次は火山エリアのボス、デグテール! 試勇版のときから戦った懐かしい相手だー!! 撃破の瞬間に、全員で「いいね」連打とか、もう当時を思い出しすぎて泣ける(>_<) これだけでも30th記念コンサート来てよかったーと思いましたとも!

そしてメドレーの最後は、トラ3のタイトルテーマ。あの情熱大陸とか三谷幸喜版三銃士っぽいドラマチックなテーマ曲。さすがにオーケストラの弦楽器がよく合いますね! モニターに流れるのはオープニングの映像…なんだけど! どんどん豪華になって盛り上がるところで、画面に映ってたのは、タイツ姫! 最後のジャーン!!と締めくくる瞬間は、タイツ姫が鏡をのぞきこんで自分の姿にガーン!!となって泣き崩れるシーン!! か、完全にネタパートだった!!! ごめん、もう壮大すぎて笑いをこらえきれない…(^_^;) ぐはっ…(>_<)

ひげのおじさん登場!

吹き出しそうになったり感動したり忙しかったトラ2&3メドレーが終わると、ひげのおじさんこと青沼英二さんが入場。こ…こやつだな、このギャグパートのメドレーを念入りに準備しよったのは…。それにしても、宮本さんのときと同じくほんの数メートル前を通っていったんだけど、またいっそう頭が白くなってるような…苦労人だなー(笑)

「時のオカリナ以降、ゼルダの歴史の半分以上、20年にわたり開発に参加してこられた」って本当にもうゼルダにはなくてはならない人物ですよね。ゼルダの世界のあの一風変わった独特のユーモアセンスは青沼さんが育ててきたんだろうな。

入ってくるなり、なぜか夏菜さんに話を振って、「この人すごいゼルダマニアなんですよ」とか紹介しはじめる青沼さん。時オカでハート3つ縛りしていたとか… あっ、なんか身近なところでよく聞くような…デジャヴュ(^_^;) なんでも小学校のころ、お父さんと一緒に神トラをやってて、学校に行ってる間にお父さんがガノンを倒してしまって小学校時代で一番怒ったという思い出があるとか…。それは怒りますね! わたしは神トラは超苦労してガノンまで行って一戦して負けて、さあもう一度というところでデータが消えて呆然とした思い出ですけどね!!

そのあと宮本さんが夏菜さんにダメ出ししてたことについて、「あの人ああいう人なんです」とトホホ顔で言っちゃう青沼さん。そんなこと言って後でどうなっても知らないぞ―!!(笑)

自分たちの作るゲームは古くなっちゃうけど、音楽はこうしてフルオーケストラで蘇るからうやらましい、なんて話も。ここは会場のだれもが、ゼルダはどれも、古くなったりしてなくて今でも輝いてますよ!って言ってあげたかったんじゃないかなー(笑) ちなみに青沼さんはいつぞやのクラニン特典、ザリガニマークの水色の風タクTシャツでした。懐かしい。

「スカイウォードソード」スタッフロール

次は前半最後の曲。スカイウォードソードのスタッフロール!! この曲は個人的にも相当思い入れがありまして…わたしはアクションゲーム苦手なのと、時間がなかなかなかったのとで、スカイウォードソードをクリアするのに1年半もかかっちゃって、やっとエンディングを見たんですが、それはそうとして、クリア後毎日、朝の景気づけに、ラスボスの終焉の者を一日一回倒してたんですよね―。目覚めにあれをやると、両手を振って戦うので、けっこういいウォーミングアップになるんですよ。ダメージが入ると爽快だし。

終焉の者はスカイウォード飛ばして硬直してるところに斬撃すれば簡単なんですが、それでは物足りないので、剣と盾だけを使って、正攻法で倒すと、わりと緊張感があって楽しいんですよね。倒したら、朝食食べながらスタッフロールを聞いていたので、この曲がひたすら耳に残っているという…。今回もその思い出がよみがえりました…。

最初のあの壮大な出だしだけで、スカイウォードソードの1年半に及ぶ冒険が蘇って、しばし感動に浸れる。最初は、ファイとの出会い、「マイマスターリンク」と呼ばれるシーンから。そしてスカイロフトで女神の詩を歌うゼルダ、初めて緑の服を着る場面、地上へダイビングするところでドラムが入って勇ましくなり、いざ未知なる闘いへ。なぜかギラヒムが首元でシャーとやってるシーンでメインテーマになり…(またギャグ演出なのか? ^_^;)、ギラヒムの攻撃から身を挺してゼルダを守ろうとするインパ、封印されしものとの戦いなど、懐かしのシーンのダイジェスト。

ゼルダが封印されるところで、穏やかな曲調になって、「私は確かに女神の生まれ変わりだけど、それでも幼馴染みのゼルダなの」というようなセリフのところでぐっと来ました。最後に再び女神の詩の壮大なメロディになって、終焉の者とのバトル! …と思ったら一瞬で倒されるヘタレっぷり(笑) 確かにぽっと出だし、見せ場がないというか…。残りの尺はあの名場面のほうに費やされます。

女神の詩が一段と盛り上がり、コーラスが入るところで、マスターソード封印のシーン。クライマックスの畳み掛けるメロディに合わせてきたのは、もちろん「ありがとう」。最初と同じ「マイマスターリンク」という呼びかけでファイが眠りにつき、台座の上のマスターソードのシーンで壮大な音楽が締めくくられる。間違いなく、ファイが真のヒロインと言わんばかりの構成だった…。

熾烈な15分休憩!

ここで、15分休憩。…なんだけど、実質は休憩ではなく、争奪戦なのだ!! 終わるやいなや、相方をせっついて、一目散にホールの外に出ていく。廊下は走ってる人もいて騒然としている。トイレに走ってる人も多かったけど、わたしらが目指すのは、グッズ売り場である。

走ってる人たちは、会場中央のエスカレーターで1Fのグッズ売り場へと駆け下りていたけど、ふふふ、かかったな、本命はそちらではないのだよ。公演前に並んだ時にわかったとおり、グッズ売り場の列は、中央のエスカレーターではなくて、端っこの階段のほうに並ぶことになっているから、階段を降りたほうが、列に早く並べるのだ。

しかしてもくろみ通りになり、階段を半階くらい並んだ状態の、まだできて間もない列に並ぶことに成功!! 相方に「今日は頭冴えてるね」と褒められる。伊達にマリオコンサートのときに、限定グッズのマグカップ売り切れて買えない悲哀を味わったわけではありませんよ! すぐに人が集まってきて、来たときの3Fまで伸びた列どころか、折り返してきてさらに長い「長蛇」という言葉そのままの行列になってしまった…恐ろしい。

待っている間に相方と、買うグッズを確認。今回はなんとオリジナルグッズが8種類とやたら豪華。マリオ30thのときもこれくらいあれば、マグカップがあんなに早く売り切れなかっただろうになー…。あのときは3種類しかなかった。

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とりあえずわたしはパンフレットさえ手に入ればいいんだけど、せっかくだし、マグカップの代わりと言っちゃなんだけど、会場限定のペン立てを買うことに。ラバーキーチェーンとかマルチクロスとかもあったんだけど、家の中に飾っておけるといったらペン立てくらいかなーと。相方は、なぜか30th記念のCDセットを買うとか言い出す。会場限定ではないんだけど、初版限定の差し替えジャケットとかがついてくるバージョンみたい。風タクのクラニン特典のCDを聞きながら家事しているうちに、ゼルダの音楽を妙に気に入っちゃったようだ。

そうこう言っているうちに、すぐに順番がまわってきた。目の前で、オリジナルTシャツのXLが売り切れでーす!!とすか言われてたり(笑) 公演開始前に普通サイズは売り切れてたみたいだから、あれでTシャツはすべて売り切れたのかな。今回のTシャツはわりとシックなデザインで着やすそうだったしなー。

グッズを買ったら、会場特典だとかで、歴代リンク総集合のクリアファイルもついてて、ちょっと得した気分に。でも…今回はほしいもの買えたけど、マリオ30thのマグカップほしかったなー…あれでココア飲みたかった…(まだ言ってる

わたしらのほうはこうして手際よくグッズ争奪戦を終えたわけだけど、エスカレーターに乗りながら高みの見物すると背後には長蛇の列が階段の上までずらり。しかも、休憩時間は15分しかないから、もう「そろそろ席にお戻りください」というアナウンスが。さらに「公演が始まったら、終わるまで入場できません」とか言われてて、過酷すぎる(^_^;) あの後ろに並んでいる人らは、グッズ買うか、第二部をあきらめるかの二択を強いられてしまうんだわ…。いや、公演後も売ってるから、公演後にパンフレット買うだけにして、あきらめて席に戻るしかないんだろうけど…。マリオ30thのときに経験値ゲットしといてよかった…。

グッズ争奪戦で忘れてたけど、相方に前半の感想を聞いたら、スカイウォードソードのメドレーが一番よかったとのことでした。わたしが1年半かけてプレイしてるときに時々一緒にやってたし、その後は一日一本終焉の者ノックをやってたときにエンディングを見せたりしたので、印象深かったみたい。純粋にオーケストラの音楽としてすばらしいですしね。席に戻ったら、公演後すぐ、わたしたちと同時にグッズ買いに出ていっていた、よく訓練されたコンサートファンたちも席に戻ってきてました。わたしも相方と分かれて席に戻る。

第二部

いよいよ第二部のはじまりはじまり。

ゼルダの伝説30周年シンフォニー

神殿(リンクの冒険)→汽車フィールドその2(大地の汽笛)→クロックタウン(ムジュラの仮面)→裏の地上BGM(神々のトライフォース)→タルタル山脈→かぜのさかな(夢をみる島)

第二部の最初は、今回のイベントのために作られた、30周年シンフォニー。これまでのイベントでは演奏されなかった、ファンからの要望が多かった曲を集めたのだとか。

最初は、リンクの冒険の神殿。これって多分、リンクの冒険以外でもどこかで使われてましたよね? リンクの冒険やったことないのによく覚えてる。…と思って帰って調べたら、神トラ2のすれちがい対戦のBGMにアレンジされてたらしい。スクリーンにはリンクの冒険の映像。やったことないんだけど、やった人からは超ムズイと聞くもので、身が引き締まる(笑) なにげにリアル等身のリンクが見れる貴重な作品だから、時オカ以降のリアル等身で剣を振って戦うリンクのイメージの元になった作品なのかなーと思ったり。

次は大地の汽笛のメインテーマ。これは汽車好きのわたしには大満足の選曲。汽車の曲といえばドラクエ9の「天の方舟」も印象深くて、あれもオーケストラで聞くと素敵だった。どちらの場合も、汽車らしい、しゅっぽしゅっぽという音を何らかの形でBGMに落とし込んであるのが特徴で、他の乗り物の曲とは一線を画しているのがお気に入り。今回の演奏もしっかりステージを見てると、ドラム役の人が一生懸命シェイカーを振っていて、それが背景のシャカシャカシャカシャカシャカシャカ というSL音になっているぽい感じでした。

続いて、ムジュラの仮面からクロックタウンの朝。原曲よりも太鼓がどんどこ鳴ってる賑やかさがあって、クロックタウンがお祭りの用意を整えているんだなーという楽しさが。スクリーンには、クロックタウンの各地区のゲーム画面が切り替わっていって、地区ごとに曲の雰囲気が変わって楽器も交代しているように感じました。

次は神トラの裏の地上BGM。ピラミッドから下ってくる場面から始まって、重々しく響く激しいドラムと戦いを告げる角笛のような音が、強敵ぞろいの異世界にやってきた!という臨場感を高めます。「おともになるっキー」とサルキッキのシーンが挟まれるあたり芸が細かい。

そして30thシンフォニーのクライマックスは、夢をみる島。あの独特な幻想的なファンタジーが好きなわたしには嬉しい限り。最初はメインテーマをアレンジしたような、険しい山々を乗り越えていく勇ましいタルタル山脈の曲から始まって、「くいものくれないっすか」でハイビスカスをもらうわらしべイベントのシーンなども押さえつつ、最後はなんと! あの!  かぜのさかなのうたがオーケストラで!! 

ゲーム音源の寂しげな印象もすばらしいのですが、まさかのオーケストラで、しかもスクリーンの大画面でエンディング映像を楽しめるとは…。甲高い吹奏楽の音色でしんみりと奏でるオーケストラに合わせて、白く光って消えていく人々、冒険した世界が、ひとひとつ光に呑み込まれてかききえていく…。そしてマリンまでもが光に消える場面で最高潮に。

すると曲調が一転してズズン、スズンと高鳴るメロディの中、漂流している流木の上でリンクが眠りから醒める。まるで現実の確かな感覚を取り戻すかのように力強さを増すオーケストラ。さらにメインテーマを折り込みながら勇ましく盛り上がり、ところどころにちょっとしんみりとしたメロディが入るあたりに、夢から覚めた後の、ああ、なんかいい夢を見たな―というちょっぴり切なさの残る、気持ちいい余韻が感じられました。すばらしかった。

ゼルダの伝説小品組曲

次は、ゼルダの伝説の小品曲の詰め合わせとのことなのですが…。

どれもどこかで聞いた曲なのに、どこで聞いたのかわからない!! 迷いの森とか「ごまだれー」くらいはわかるけど、街とかミニゲームだとかくらいはわかっても、それ以上思い出せず何だったっけこの曲ー!!というこのもどかしさ。最後の曲なんて指揮者の竹本泰蔵さんノリノリで踊ってるし(笑) 終わったあとに、「場面が頭に浮かんだんじゃないでしょうか」とか言われてましたが、ニワカすぎてほんとすみません…(>_<)

▼追記
こちらの方が曲目特定されてました。やっぱガチのファンは違いますね、さすが!

ゼルダの伝説 30周年記念コンサート~ゼルコン感想!ガチ泣きのオーケストラでした~ – ゲーム業界就活レポからゲーム会社に就職したブログ

ゲルドの谷

雰囲気がガラリと変わって、勇ましく疾走感のあるドラマチックな音楽に。これはそう、ゲルドの谷!! 勇者リンクのイメージとはまた違った、おのが身一つで砂漠を駆け巡る騎馬民族のたくましさと刹那に生きる物悲しさとが入り混じって感じられます。時オカのゲルドの谷、幻影の砂漠、巨大邪神像と激しいドラムの独壇場。ドラムの人あれもこれも叩きまくって忙しすぎだろう(笑)

「時のオカリナ」ハイラル平原

続いては、時のオカリナのハイラル平原。リアルタイムで雰囲気が変わるというインタラクティブなミュージックを再現するとのことで、なんとここで近藤浩治さんがマスターソードを振りかざして登場! いやいや、マスターソード振りかざすなんて奥ゆかしい近藤さんじゃなくて宮本さんの役目だろう(笑)と思ったら、近藤さんがマスターソードを振り上げるのに合わせて、観客が参加するイベントらしい。

近藤さんがマスターソードを振り上げたら、プログラムに入ってた演目メニューを使って、通常曲ならメニューを置いてそのまま、バトルなら緑色の裏面、立ち止まった状態の静かな曲なら裏面の白を見せるようにとのこと。会場全体の総意を近藤さんが読み取って、指揮者に伝えるらしい。「皆さん一緒に今日だけのハイラル平原の曲をつくりましょう」とのこと。前のマリオ30thのときも、近藤さんがゲーム画面に合わせてリアルタイムで演奏するとか無茶してたけど、今回もやってくれるなー(^_^;)

わたしはバルコニー席だから、近藤さんからは見えにくい位置だし、一緒に楽しむというよりは、近藤さんと竹本さんの様子を観察してたんですが、しずかな曲の場合は白いハンカチ、戦闘は赤いハンカチ、平常時は青いハンカチ、フィナーレは黄色いハンカチを振ってオーケストラ全体に合図を出してたっぽい。何もしなければ通常曲、という指示が わかりにくかったのと、観客が緑面ばかり掲げてバトル曲ばかり頼むのとで、時々近藤さんがあえて観客の意向とは違う曲を指示していた気がする(笑) 雰囲気が変わる瞬間に、指揮者も演奏家も楽譜を猛スピードでめくって、かなり大変そうでした(笑)

演奏後、近藤さんは、ここまで聞いた感想を聞かれて、とても幸せで作曲家冥利に尽きるとのこと、ゲームが楽しくなればとだけ考えて作ってきたが、オーケストラによって、コンピュータの無味乾燥な曲に魂を込めてもらったと。ほんといつも思うけど、近藤さん謙遜しすぎ! でもこの繊細な人柄だからこそ、あれだけの名曲を生み出せて、今でも愛されてるんだろうなーと思います。

またこの30年間、ゲームとともに作曲の能力が上がってきて、ハードの成長とともに、最初は3音でしか作れなかったのに、今ではオーケストラの曲も書くようになったとのことでした。リンクみたいに最初ハート3つから始まって、冒険とともにパワーアップしてきたのね(笑) 最後は、これからのゼルダの伝説にも近藤さんはなくてはならない存在だと言われて、そんなことはない、今日だって、自分だけじゃなく、10人以上の作曲家の曲が演奏されますから、という、いつもながらの近藤さんらしい謙虚なやりとりでした。

大妖精のテーマ

続いてはセーブファイルのセレクト画面でも流れる大妖精のテーマ。ハープの音色が印象的。時オカの力の大妖精から始まって、ふしぎのぼうしの「あなたが落としたのは金のバクダンですか?」のシーン、一風変わった風タクの大妖精、神トラのルピーを投げる幸せの泉、そしてコーラスが加わって、ふくよかな大妖精から銀の矢をもらうシーン、トワプリのエルフみたいな大妖精の雫、神トラ2の大妖精、最後にムジュラの魔法の大妖精で締め。

最初が時オカで、最後がムジュラなあたり、大妖精のイメージというとやっぱりアレなんだろうなーと(笑)

トワイライトプリンセスメドレー

タイトル→聖霊の嘆き→ミドナのテーマ→ハイラル平原→賢者のテーマ→最終戦闘その1→スタッフロールその2

そしていよいよ、トワプリのメドレー!! …と多くの人が待ち望んだであろうラスト一個前の堂々たる目玉なのですが、トワプリをやっていないニワカなので、本当に申し訳ないというか残念というか…(^_^;) 

シーンの解説も詳しくできませんが、最初は、E3で鮮烈な印象を残したと言われる夕日をバックに馬で駆けるシーンから始まり、ミドナが魔物に変えられるシーンでは悲しいメロディに変わり、続くハイラル平原を駆けるシーンはこれでもかと勇ましく。トワプリHDの映像が使われているんですが、本当に色鮮やかですね。

七賢者に囲まれたガノンドロフが鎖を引きちぎるシーンでおどろおどろしさと威圧感が増し、ガノンドロフ vs リンクは、戦慄する荘厳な演奏で繰り広げられます。風タクメドレーのガノンドロフ戦もすごかったけど、こちらも超迫力だった! そして最後は美しくもはかない壮大なメロディで、ミドナとの別れのシーンが盛り上げられました。これは…スカイウォードソードのメドレーみたいにクリアしてたら、感動がひと桁違ったんだろうなー…。ほんとなんとかトワプリをプレイする時間がどこかな落ちてないのか…(>_<) 

あと、最後ちょっと映像と音楽がずれていて、映像のほうが5秒くらい早く終わってました。この曲以外はぴったりだったと思うので、そもそも映像に音楽をぴったり合わせて演出していること自体がすさまじいスキルなんだなーと実感。

秘蔵資料公開!

最後の曲の前に、本日最後のゲストということで、初代ゼルダにも関わった手塚卓志さんが登場! 青沼さん以外、マリオ30thのゲストと同じメンバーであるあたりが、いかにこの人たちが大きな役割を果たしてきたのかがうかがい知れる。

宮本さんによると、1作目はそんなに思い入れがなく、2作目を作るときには、つい新しいのを作ろう!ということになるんだけど、今まで作ったものを大事にしよう、ということでゼルダの音楽も育てられてきたと。マリオも一緒、ワンパターンとセルフツッコミ(笑) 背伸びせず今あるもので楽しんでいこうと。

そしてやっぱり、「さっき青沼さんが変なこと言ってましたね」と反撃が(笑) なんと青沼さん、みんなにご挨拶すると意気込んでたのに、さっき新幹線でもう帰っちゃったという衝撃の暴露が(笑)

まあそんなひげのおじさんは置いといて、今回は、今まで表に出たことのない、開発時の秘蔵資料を持ってきたとのこと。なんでも、プログラマにわたしていた原本が彼の席にごっそり残っていたのだとか。それはすごい。

当時の色んな資料がスクリーンに映されましたが、そのころはコンピュータで作ったりするツールがなかったということで、手描きの方眼用紙にマップをデザインしていたとのこと。

宮本さんが自分でダンジョンをデザインするのが怖かったから、新入社員の手塚さんに適当に書いてきて、と頼んだ逸話が(笑) そして手塚さんが一晩で書いてきたダンジョンが、実は用紙の半分しか使っておらず、でも遊びやすかったのでそのまま使うことに。そして完成後、残った半分がもったいないからということで裏ゼルダができた、という有名なエピソードがここでもまた語られていました。

当時の容量は今のメール一通よりも少ない256kbとかだったので、四角い方眼データの中にパズルのようにダンジョンマップを組み入れて、形によってイーグルとかマンジとかリザードとか名前をつけて、残ったすきまがヘビに見えなくもないか、ということでスネークと名付けられたり、ごちゃごちゃのところはドラゴンと呼ばれることになったりしたと。

ファミリーベーシックで書いてポラロイドで撮ったとかいう地上マップも。データ圧縮のためにダンジョンの上に重ねるようにデザインして、どうすれば山を登っているように見えるか、ということで階段を描いたりしたと。手塚さん手描きの (なんだかよくわからない) モンスターの絵があったり、トレーシングペーパーを載せてあったり、「紙せまし」とデザインされた手作り感を垣間見ることができました。

そして、これからのゼルダについての話題を振られると、宣伝できてありがたいとか言いながら(笑) ブレスオブザ・ワイルドは、永遠に遊び続けられるゼルダで、黒い画面が入らないシームレスなので、楽しみにしてください! 「…と青沼が言ってました」と会場を笑わせていました。ついでにニンテンドークラシックミニの宣伝も入って、初代ゼルダとリンクの冒険が遊べるばかりか、あのスーパーマリオ3がセーブしながら遊べるんですよ! と。いや、ほんともうあのスーパーマリオ3は…(^_^;)

ゼルダの伝説メインテーマ

タイトルBGM(ゼルダの伝説)→地上BGM(ゼルダの伝説)→表の地上BGM(神々のトライフォース)

さて、いよいよ本日最後のプログラム。「この曲を聞かせずしてお帰りいただくわけにはいきません」という紹介で、ゼルダの伝説メインテーマ。

スクリーンの映るのは、初代ゼルダのタイトル画面! この時代からこの曲が完成されていたというのは驚きですよね…。最初からプレイしている筋金入りのファンの方がこれを見たら感慨深いだろうなー。

そういや、パンフレットの中で竹本泰蔵さんが書いてたんですが、メインテーマの出だしのドッソードドレミファソーの「ド」と「ソ」は勇壮さを感じさせる音として有名で、J・ウィリアムズも好んで使っているのだとか。その「ド」と「ソ」から始まり、「ドレミファソー」と駆け上がるたったこれだけのフレーズに、ゼルダの伝説のテーマの勇気が凝縮されているとの分析でした。さすが不朽の名曲ですね。

スクリーンには、初代ゼルダのスタッフロールを経て、神トラのタイトル画面、そして、最高潮をなす勇ましい演奏を背景に、神トラのマスターソードの一枚絵が。まさしくコンサートの最後を飾るにふさわしい、そしてゼルダの伝説の勇気のトライフォースを象徴するにふさわしい名曲だと改めて実感しました。

アンコール、そして…

鳴り止まない万雷の拍手の中、指揮者の竹本さんそして前方の演奏者たちがステージから退場。照明が落とされると、しばしの沈黙の後、ピアノのソロ演奏が始まる。

わたしの席からは全然何が起こっているのか見えないんですが、これは間違いなく、舞台の左袖で、近藤さんがピアノメドレーを弾いてるんだ!とわかりました。マリオ30thのときのアスレチックメドレーも絶品でしたからね。神トラのカカリコ村のBGMを優しく穏やかにしっとりと。そしてさっきの勇壮なオーケストラとはまた違う、気品あふれるソロピアノのメインテーマと、オーケストラとの対比がよく効いていて絶品でした。

演奏後、近藤さんからの挨拶。作曲は一人でする仕事だけど、一人ではできなかった。デザイナーやプランナー、みんなのアイデアをもらって刺激を受けてこれだけ曲を作れた。これからも楽しいゼルダを作っていきたい。とのことでした。期待してます!!

MCの夏菜さんが「もうこれで終わりなんですね…」と思わせぶりに振ると、「そうですねー」と近藤さん。でも夏菜さんが「もう一曲…聞きたいですよね?」と尋ねると会場全体から拍手が!そして「これね、これが聞けるなんて先取りですよねー、あっ言っちゃった」となんともわざとらしくも嬉しそうな夏菜さん(笑) 多分、最後はあれだろうと思ってましたが、やっぱりだったー!!!

最後の最後のとっておきの一曲はもちろん、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドから、メインテーマ!!

スクリーンには、E3のときの、あの壮大な風景が開けていく映像が。音楽もそれに合わせて、これまでのゼルダの曲とは全然違う、神秘的で自然味あふれるメロディ。改めてコンサートで歴代ゼルダの曲を聞いた後だと、明らかに異色というか、ゼルダのアタリマエをトコトン見直したんだなーと思う不思議なテーマ曲。音楽を聞いているというよりは、大自然の息吹そのものであるかのような、透明感のある演奏でした。最後は森の中に眠るマスターソード、そしてタイトル文字が刻まれてフィナーレ。本当にどんなゲームになるんだろう…。

こうして、ゼルダの伝説30thコンサートは幕を閉じたのでした。

ゼルダ30thコンサートを終えて

余韻が漂うなか、グッズ購入も終えたことだし、わたしと相方は、ぶらぶらと会場内を歩きつつ帰ることに。公演も終わったので、ホール内の写真も記念に撮ってきました。

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グッズ売り場や、二箇所ほど貼ってあった30周年ポスターの前には、人だかりや記念撮影の行列が。こうして見ると、ゼルダTシャツ着てる人とか、サリアのコスプレしている人など、なかなか気合の入ったファンも多い(笑) マリオ30thは親子連れが多かったけど、今回は比較的若い20-40代あたりの人が多いかな。まあわたしらもそうなんですけれど。男性も女性もパッと見同数くらいで、カップルや友達連れで来てるわたしらみたいな二人組が多い印象。だけど、それ以外にも様々な年齢層の人たちがいて、ゼルダのプレイヤー層の厚さを物語っている感じ。

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これでマリオ30thとゼルダ30thに参加できたというのは何気に嬉しい。マリオ30thのときと比べると、コンサートの雰囲気は随分違ってましたね。あのときは、夏休みファミリー・コンサートというような感じで、最後は会場一体となって手拍子するなど、アットホームな雰囲気でした。それに対してゼルダ30thはもっと大人向けのイメージで客層もオシャレな人が多くて洗練されていました。

突然誘ってOKしてくれた相方は、最近わたしのゲームコンサートめぐりに頻繁に付き合わされてて慣れたのか、けっこう楽しんでくれた様子。やっぱりゼルダの音楽は、気品があってきれいだとのことでした。帰ったら早速CDかけて家事したいとのこと。…もしかしてゼルダの音楽を学校の掃除に時間に鳴るクラシック音楽と勘違いしてるんではないだろうか…(^_^;) ともあれ、最後のブレスオブザワイルドの映像は、爽やかで素敵だったとのことなので、プレイするときにはまた見せてあげよう。

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プログラムが終わるともう20時ごろだったので、帰ったらけっこうな時間に。別の予定があるところ、強行スケジュールで行ったので、晩ごはんも食べる余裕がなく、もう疲れてそのまま寝てしまいました。でも、心地よい疲れで、いまだ頭の中で鳴り止まない名曲の数々が、いい子守唄になって、夢の世界にいざなってくれました。

子どものころはたくさんゲームしていたけれど、大人になると、あまり時間がとれなくて、ゲームする量は大幅に減りました。でも、あのころの冒険は色あせていない。ひとたびあのときの音楽を聞けば、再びわくわくするあの記憶がよみがえるのだと感じられた、ゼルダの伝説30th記念コンサートだったのでした。

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