不整脈や狭心症がわかる24時間ホルター心電図の検査を受けてみた感想


ADHDの治療に1年ほどコンサータを使っていますが、コンサータを使うときには、心臓など循環器系への負担がないか、定期的に検査することが大切だそうです。

そんなわけで、危険な不整脈などがないか、胸部レントゲン、心電図、ホルター心電図の3つの検査を受けてきました。

初めての体験で、いろいろと勉強になったことや大変だったこともあったので、体験記がてらホルター心電図の感想を書きたいと思います。

心電図

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心臓の検査をすることになって

検査前は悪い結果が出たらどうしよう…とちょっと不安でした。

というのも、これまでコンサータにはずいぶんお世話になっていて、このおかげで生活が回っているといっても過言ではありません。

コンサータが使えなかったころのわたしの生活がいかにめちゃくちゃだったか、自分でもよくわかっているし、いまだにコンサータの休薬日はもとのダメ人間に戻るので、一種の生活必需品みたいなものです。

少なくとも血液検査のほうでは肝機能などに負担はかかっていないことがわかっていたので、残る関門は心臓の検査。もし「狭心症」「不整頻拍」があったら、即刻使用中止になってしまいます…。

少なくとも自覚症状としては、狭心症や不整頻拍は感じられず。

「狭心症」は10分から15分くらい胸から肩、背中など広い範囲のひどい痛みが生じる病気で、「不整頻拍」つまり「頻脈性の不整脈」は、突然烈しい動悸が起こる病気。どちらも心当たりはありません。特に心室細動とか心房細動といったものが危険だそうです。

でもときどきふと心臓が痛むような感じはあって、おそらく気にしすぎとは考えられるものの、一応検査を受けることになりました。

調べたところ、心臓のあたりに痛みを感じる場合でも、チクチクとした痛みや一瞬の痛みは、特に心臓に問題はない「心臓神経症」や「肋間神経痛」のことが多いようです。また単発の期外収縮など、軽い不整脈は24時間心電図をとれば、ほとんどだれにでもあるとのこと。

その一方で、じつは重い不整脈でも無自覚のことがけっこうあるようですし、狭心症の場合も、自覚症状がなく検査で初めて発見される「無症候性心筋虚血」というのがあるらしく、やっぱり検査を受けてみるまではわからないのです。

というわけで、今回、24時間心電図を取れる「ホルター心電図」という検査を受けることになりました。費用はだいたい5000円くらいでした。

心電図と胸部レントゲン写真

病院では、これまでの病歴や服用している薬を循環器内科の先生に見てもらって、とりあえず、ふつうの心電図、胸部レントゲン写真(胸部X線検査)、そしてくだんのホルター心電図の3つの検査を受けてみることに。

最初の2つの検査は、当日その場ですぐ実施。最後のホルター心電図だけは、当日からつけて帰って、次の日に返却する、ということでした。

まず最初に受けた胸部レントゲン写真は、心臓の肥大などがないかを調べるためのもの。一般には肺の異常を調べるのに使われますが、心臓に負担のかかる病気があると、大きくなった心臓の影が映ったりするそうです。とりあえずこれは異常なしでした。

次に受けたのは通常の心電図。ベッドに横になって、胸に電極をたくさん貼っつけて、医師が胸を押したりしながら、心拍の波形に異常が出ないかどうかを調べます。小学1年生のときにたいていの人がやってますよね。

注意点は、手首と足首にも電極をつけるというところ。手首はともかく、足首のほうは、タイツなど足首を簡単に出せない服装で行くと、面倒なことになります。

わたしはレギンスにレッグウォーマーという服装だったので、すぐに足首を出すことができて、看護師さんがホッとしていました。着こみすぎた女性の場合は苦労するのだとか(笑)

この検査では、心臓の一般的な異常や、心臓の肥大、狭心症、不整脈などがある程度わかるそうですが、ほんの数分だけしか波形をとらないので、運動時とか特殊なときに異常が出るタイプの心臓病はわからないとのこと。

この検査の結果は、「洞性不整脈」「右軸偏位」でした。

「洞性不整脈」というと、これはヤバい! 不整脈だー!! と顔面蒼白になりそうですが、同じ不整脈でも、これは全然問題のない不整脈。呼吸に伴う脈の乱れのことで、若い人にはよくみられるものだそうです。

もう一つの「右軸偏位」とは<心臓内の電気の流れが右側に偏っているということ。これも痩せている人には普通に見られるものだそうで、わたしの場合はまったく問題ないとのこと。

とりあえず、この2つの検査では異常なし。よかったー!

ホルター心電図開始

そしていよいよ、本番の「ホルター心電図」。ホルター心電図とは、胸に電極を貼っつけたまま、携帯型の脈波記録装置をお持ち帰りして、一日24時間計測し続けるというもの。胸や脇腹に数箇所ほど電極を貼って、テープで固定し、電極から伸びたコードのついたレコーダーを首からかけたり、ベルトに通したりして、持ち歩きます。

心電図の装置をつけたまま一日を過ごすということで、色々と注意点があって、その日はお風呂に入れない、電気毛布は使えない、コードを引っ掛けて電極が剥がれたりしないよう気をつける、という説明がされました。

また記録用紙をもらって、胸に違和感を感じたら、その時刻と症状、そのときの活動を書き込むようにとのこと。あとで心電図の解析結果と突き合わせて参考にするそうです。けれどもそんなに重要ではなく、白紙のまま持ってくる人も多いのだとか。

ホルター心電図をつけてみてわかったのは、この検査は間違いなく冬場推奨、ということ。電気毛布が使えないといったデメリットはあるものの、一日お風呂に入れませんし、胸の電極を貼っつけたところがかぶれたりしやすいので汗をかく夏場は向いていないと思います。

また、電極から伸びたコードがけっこう邪魔なので、薄着だと、レコーダーやらコードやらが服の外に出てしまって、人造人間?みたいになりそう。冬場だったら、コートの下に隠せばいいだけですからね。

また服は、すっぽり被って着るタイプのものより、前でボタンで留めるシャツなどのほうが、脱ぎ着しやすそうです。

そんな感じで、ホルター心電図を装着してもらい、改造人間となったわたしは、そのままぎこちない足取りで帰宅したのでした(笑)

過ごしづらい一日

ホルター心電図の電極は外れるとダメだとはいえ、そう簡単に外れたりはないようになっているとのこと。それで、電極がついているのを気にせず、いつもどおりの生活をしてくださいと言われました。むしろいつもどおりやらないと正しい検査結果が出ない。

とはいっても、胸やら脇腹やらに、たくさんベシベシ貼られていて、ちょっと重いレコーダーを首からぶら下げている状態は、動きにくい。

いちおう普段どおりの生活スケジュールに従いましたが、ちょっと立ち上がったりするのにも電極のコードが大丈夫か気になって、動作がぎこちなくなります。うっとうしい!

胸に違和感を感じたら記録するようにとのことでしたが、ゴテゴテと胸に色々ついているので、その違和感のほうが大きくて、そのほかの感覚はかき消されていました(^_^;)

一番大変だったのは夜寝るとき。

電極が外れないようできるだけ肌にピッタリとしたシャツを着てくださいね、ということでしたが、それはともかくとして、ものすごく寝にくい。

わたしは普段横向けかうつ伏せに寝ることが多いのですが、コードが邪魔で寝返りが打てない。電極だけならともかく、レコーダーがぶら下がっているのが動きづらく、不快でなかなか寝られません。仰向けに寝るにしても慣れてないし、やっぱり胸の上が重い。

結局悶々とベットの中で過ごして、ちょっとうとうとしたと思ったら、寝返りで目が覚めての繰り返し。ほとんどまともに寝られず、断続的に5時間ほど仮眠できただけでした。きつい。しかも同じ体勢のまま寝たせいか、腰痛になってるし…。

熟眠できないので、朝早く寝不足のまま起きて、そのまま、朝一番で外来に行くことにしました。昨日の朝から装着しているので、朝一番にはずしてもらっても20時間くらいは記録できたはず。

夜中に不整脈とか出まくってたら、間違いなくホルター心電図のストレスのせいだ…。

ホルター心電図の結果説明

朝一番に病院に向かいましたが、この病院がまた遠くて駅から往復で5000歩も歩くんですよね。だからいつも客が少ないんだろうか…(^_^;) 

心電図検査の中には運動負荷をかけるものもあるそうですが、病院の行き帰りにホルター心電図つけているだけで、それを体験できますね!

症状が出たときに記録する用紙のほうは…すみません、どこかに失くしました(>_<) これだからもう…。コンサータを飲んでるにもかかわらず、持ち物管理の失態は尽きないですねー。これでも飲んでないときよりは格段にましなのですが。

病院では、ホルター心電図の返却だけなので、特に待ち時間も支払いもなく、ただ電極の取り外しをしてもらいます。

ホルター心電図の検査結果は、その場ですぐ出るわけではなくて、たいていは1周間から10日解析にかかるそうです。最先端の技術を導入しているところでは、その場で30分ほどで解析できるところもあるそうですが、うちの病院はそこまで先進的ではありません。わたしの場合はちょっと早めで5日後に教えてくれるそう。

でも、その場で記録にささっと目を通して、大きな異常がないかどうか大まかには判断してくれて、幸いにも、怖い不整脈はなさそうだ、とのことでした。よかったー…。ただし、だれにでもある怖くない不整脈のほうはあるようで、その回数とか程度については解析結果待ちとのことでした。

とりあえず狭心症とか不整頻拍みたいなコンサータ即停止の異常はなかったぽいので一安心。でも完全に何事もないのか、何かしら要注意な点があるのかは、5日後ということで、もう少し気をもむ日々は続きそうです。

ホルター心電図の電極跡は、ちょっと赤くなってかぶれていましたが、まあすぐに治りそう。帰ってシャワーを浴びて、ゆっくり寝て、詳しい解析結果の日を待つことにしたのでした。

感想としては…これはもう二度と受けたくないなぁ…(>_<) 全然気にならない人のほうが多いみたいですが、わたしは過敏なのか、ストレスに弱いのか、夜ちゃんと寝れなかったのが辛かったです。もしまた受けなければならなくなっても、今回同様冬場を選びたいところです。

追記:
1週間後に結果を聞きに行ってきました。幸い、危険な不整脈は一つもなかったとのこと。不整脈がまったくないわけではなく、呼吸性の不整脈(洞性不整脈)はあり、ごく少数(19個ほど)の心室期外収縮(PCV)があったものの、これは健康な人にも見られるものてあり、まったく気にすることはないとのことでした。何事もなくて本当によかったです!

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