【メイキング】Painter2015でリアル水彩イラスト「みんなで絵を描こう!」


Painter2015で絵を描き始めて、今で約30枚。ようやく慣れてきて、それなりに納得のいくイラストが描けるようになったので、現時点での絵の描き方のメイキングを残しておこうと思います。初心者の作品であり、高度な技術はありません。

リアル水彩を中心に使って、メルヘンなイラスト「みんなで絵を描こう!」を描いたときのメイキングです。

 

―2015/04/7「みんなで絵を描こう!」のメイキング―

 1.ラフスケッチ

making1

まず、新規レイヤー(レイヤー1)を作り、「角チョーク」を使って、見やすい色で、適当にラフスケッチします。絵のアイデアを考えながら描いているので、見た人には何がなんだかわからないような絵ですが、この段階では、自分さえ意味がわかればOKです。のびのび描きます。

  2.試し塗り

making2

新規水彩レイヤー(水彩レイヤー1)を追加して、ラフスケッチに色をつけてみます。ここでおおまかな配色のバランスを決めておきます。

今回使っているリアル水彩の筆は、「フラクタルウォッシュ(水彩)」「紙目水彩」の二種類です。面を描くときは「フラクタルウォッシュ(水彩)」を使い、線を描くときは「紙目水彩」を使います。ほかにもいろいろとバリアントはありますが、今のところこの二本で用は足りています。というより、ほかの筆はまだ使い慣れていません。

「フラクタルウォッシュ(水彩)」と「紙目水彩」は、それぞれブラシの設定を少し変えてあります。リアル水彩のブラシは、塗った後に色落ちするのですが、「ぼかしの処理待ち」のチェックを外したり、色の定着率を上げたり、最小透明度を引き上げたりして、色落ちがほとんどないようにしています。(細かい設定についてはこちら参照)

水彩で描いた部分を消す必要がある場合は、完全に消す場合は普通の消しゴムで、一部を消す場合は、境界が柔らかくなるように「フラクタルドライ消しゴム」を使います。

3.輪郭線を描く

making3

試し塗りの水彩レイヤー(水彩レイヤー1)を非表示にして、別の新規水彩レイヤー(水彩レイヤー2)を作り、ラフスケッチの線をしっかり描き直します。このとき、線を描く用にカスタマイズした、リアル水彩の「紙目水彩」の筆を使っています。

ラフスケッチからいきなり清書用の輪郭線を描くのは難しいので、この間にもう一枚レイヤーをはさんで、「角チョーク」で輪郭線の下書きをすることもあります。

4.背景を塗る

making4

 ラフスケッチのレイヤー(レイヤー1)を非表示にして、新規水彩レイヤー(水彩レイヤー3)を追加し、背景を「フラクタルウォッシュ(水彩)」で塗ります。あとで、「紙目水彩」で線を追加するので、この時点では、もやもやとした背景です。

(イーゼルの足の部分はついでに紙目水彩で塗っています)

5.人物を塗る

making5

新規水彩レイヤー(水彩レイヤー4)を追加し、人物も、「フラクタルウォッシュ(水彩)」で塗っていきます。背景と人物でレイヤーを分けているのは、あとで修正しやすくする狙いがあります。たとえば人物が背景に同化してしまったりしたら、背景のレイヤーだけ彩度を下げたり、明るさを上げたりすることで対処します。

(髪の毛の一部や絵筆など、この時点で少し紙目水彩も使っています)

6.線を描き込む

making6

新規水彩レイヤー(水彩レイヤー5)を追加し、「紙目水彩」で背景や人物の線部分を描いていきます。ここは今回便宜上レイヤーを分けていますが、それぞれの背景、人物の水彩レイヤーに直接描き込んでもよかったかもしれません。

紙目水彩は筆圧で太さが変わる設定なので、単なる線というよりは、ディテールを描き込むのに使っています。広いおおまかな面塗りにはフラクタルウォッシュを使い、線などのディテールには紙目水彩を使うということです。

7.フィルターをかける

making7

全体の色の印象を整え、テクスチャを追加するため、フィルターのレイヤーを作ります。

新規レイヤー(レイヤー2)を作り、単色で塗りつぶします。塗りつぶす色は、少し色味のあるグレー(黒と白の中間)にしています。そのレイヤーをオーバーレイで重ねると、絵に少し色のフィルターがかかります。

このフィルターのレイヤーを「効果」→「色調処理」→「色の調整」で、色相や彩度、明るさを調節し、最も絵が整う色あいに変えます。今回は、少し赤みがかった色にしました。

次いで、このレイヤーに「効果」→「表面処理」→「表面テクスチャの適用」で、テクスチャを追加します。今回は、でこぼこのある水彩紙に描いたような雰囲気が出るテクスチャにしました。

 これで、色みとテクスチャを追加するフィルターのレイヤーが完成し、絵の雰囲気が整いました。

8.ハイライトを入れる

making8

リアル水彩の弱点は、白色を上に重ねて塗ることができないことです。それで、白くしたい部分は、一番上にハイライトのレイヤーを作ることで対処します。

新規レイヤー(レイヤー3)を作り、「角チョーク」で、白くしたい部分を描き入れていきます。今回は髪の毛のハイライトやリボンを白の「角チョーク」で描きました。また、川にきらきらした光を追加するため「フェアリーダスト」のバリアントも使いました。

「角チョーク」で描いた白い線をぼかす必要がある場合は、白引きずりを回避するため、ぼかし系のバリアントのうち、「引きずり拡散」「荒目色伸ばし」を用います。

最後にサインを入れて、完成です。完成後の記事はこちら

主に使ったバリアントはリアル水彩で、少しだけ「角チョーク」などを用いた絵になりました。ほぼPainterの水彩画と言って差し支えないと思います。Painterを使い始めたのは、デジタルで水彩っぽい絵を描きたかったためなので、ようやく少し形になった印象です。

とはいえ、使っている水彩の筆は少ないですし、まだまだ、Painterを使いこなしているというには程遠い状態です。おそらく、今はこのような描き方をしているとしても、時間とともに、また変わってくるかもしれません。そのようなわけで、現時点での使い方を残しておくことは、進歩を記録するという点で意味のあるものだと思いました。

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