【じっくり絵心教室】基本(2)「カラーリリー」「ブーツ」―モノクロの表現力を磨く!

WiiUじっくり絵心教室のビンス先生のレッスンのプレイ日記。今回は基本コースのレッスン2「カラーリリー」と、ミニレッスン2「ブーツ」です。どちらも木炭画のレッスンです。

今回も授業の要点をまとめつつ、自分の絵とタイムラプス動画などを載せておきます。

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基本コース レッスン2「カラーリリー」

基本コースのレッスン2は「カラーリリー」。

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画材は今回はじめて追加された木炭ツールです。わたしの場合は先に画材コースの木炭レッスンを受けておいたので、だいたい使い方がわかっていました。

授業ノート

■ネガティブ・スペース・ドローイング

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よく聞く有名な話ですが、物体の形をとらえるには、物体そのものではなく、何もない空間を観察したほうがいいという点。ネガティブ・スペース・ドローイングという名前がつけられています。絵だけでなくて、うちの書道の先生も、お手本の文字よりも紙の白い部分(つまり余白)を観察するよう言ってたのを思い出しました。

■面に分けて立体感を表現する

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複雑な立体も、面の集合体として考えれば明暗と陰影がつかみやすくなるという話。複雑なものは単純なものに分割して考えろ、ということですね。チャンキングみたいなものかな。

■ロストエッジ

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3DS新絵心では、ハードエッジとソフトエッジについて教えてもらいましたが、その関係と思われます。要するに、はっきり境界がある場合は明暗のメリハリある区切りが大事ですが、なだらかな形状の場合は、影をぼかしてグラデーションにして、境界をなくすことが大切だという、ごく当たり前の話ですね。

ビンス先生のお手本

ビンス先生のお手本は3ステップ。

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背景が真っ暗ということで、ネガティブ・スペース・ドローイングのいい練習になりますね。いつもと違う描き方なので、新鮮味があって楽しかったです。

わたしの絵

わたしの絵はこんな感じ。

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動画はこちら。

かなり陰影はこだわってみました。幸い木炭画のブラシツールは、優れたぼかし性能を持つので、なだらかなグラデーションを出しやすいですね。

ひとつ気になったのは、ハイライトを描き込むとき、チョークを使わないほうがいいということ。ついチョークでハイライトを入れるのが簡単なので使ってしまいがちですが、すでに塗った場所の上にチョークの白を置くと、ぼかしがあまり効かないっぽいです。チョークに限らず、「じっくり絵心教室」では、色鉛筆でも絵具でも塗り重ねるとぼかしツールが効かなくなるように思います。

白いハイライトを出すときは、消しゴムを使うか、色を落とすサッピツを使うかすれば、あとで周辺をぼかすことができ、自然なハイライトになるような気がします。あるいは一度 定着させてしまって塗り重ねをリセットしてから、チョークでハイライトを描いてもいいと思いますが。

ちなみに一番時間かかったのは、にゃんたす描くことかもしれない(笑)。いつものことですね。

基本コース ミニレッスン2「ブーツ」

続いて、レッスン2のクリアで解禁されるミニレッスン2は「ブーツ」。

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画材はメインレッスンと同じく木炭ツールです。

授業ノート

■絵に象徴的な意味を込める

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絵には言外の意味が込められているという、なんだか深い話。結局のところ、見た人は説明されないと画家の気持ちはわからないわけですが、たとえ意味が伝わらなくても、象徴的な思いを込めて描かれた絵は深みがあって多くを物語りますもんね。

むしろ、画家が意図した意味が伝わらず、鑑賞者がそれぞれ色々と想像をふくらませることができる点が、絵の良さだともいえますね。

ビンス先生の「ブーツ」の絵は、お父さんの思い出を込めて描いているとのこと。

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ここでフィンセント・ファン・ゴッホの「一足の靴」の紹介。たしかゴッホは愛する人と一つになることを夢見ていたので、晩年「一組になること」をテーマとした絵をたくさん描いたんでしたっけ。そう思って見ると、単なる靴ではない深さを感じますね。ゴッホならではの比喩表現だったのでしょう。

ビンス先生のお手本

ビンス先生のお手本は5ステップ。

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やっぱり木炭画の場合は、一番暗い色から描くんですね。明暗の表現が大胆だなぁと思います。靴紐などのややこしい部分は省略されていますね。

わたしの絵

わたしの絵はこんな感じ。

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動画はこちら。

ビンス先生が省略していた靴紐なども描き込んでみました。かなり複雑な形状なので、細部は適当にしていますが、できるだけディテールを反映させるようには努めました。

動画を見てもらえるとわかりますが、輪郭をとらえるのに苦労しています。今回はグリッドなしだったので、なんとか形を捉えようとペンで計測しつつ描きましたが、やっぱりかなり歪んでいたことがわかり修正に修正を重ねました。厳しい。

ビンス先生みたいにシンプルで大胆にハイライトを表現する技術がないのが悔しいですね(笑)

おまけ:ビンス先生の絵や名言いろいろ

最後に今回も、ビンス先生の絵や名言(迷言?)をちょこっとだけ。

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ビンス先生の家の庭。カラーリリーが咲いていました。確か窓の外にマルメロもありましたよね。自然豊かで羨ましい。でも考えてみると、わたしたちの場合も身の回りをよく観察すれば、色々と絵の題材は転がっているということかな。

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笑うに笑えません!!。

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ビンス先生のポップアート集(笑) 新絵心教室でビンス先生の衝撃の自画像を見せられたのを思い出しました(笑) こんなポップアート風のレッスンもあればいいなー。アンディー・ウォーホル風に描くレッスンとか。

今回の基本コース レッスン2はこれでおしまいです。次回は基本コースのレッスン3「イチゴ」、ミニレッスン「レモン」です。

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投稿日2015.11.18