【じっくり絵心教室】基本コース(5)「草原」「牧場」―風景画の極意を学ぶ!

じっくり絵心教室のビンス先生のレッスンのプレイ日記。今回は、基本コースのメインレッスン5「草原」とミニレッスン5「牧場」です。

「じっくり絵心教室」に入って初めての風景画ということで、わくわく楽しみにしていたんですが、意外と苦戦してしまいました。

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基本コース レッスン5「草原」

基本コースのレッスン5は「草原」。

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画材はパステルです。風景画ということで、構図の作り方などを学べます。

授業ノート

■三分割法

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講義のしょっぱなから出てきた三分割法。確か以前もビンス先生のレッスンで教えてもらったんだっけ。携帯電話のカメラ機能とかでも、三分割法を使うためのグリッドが表示されるものがありますよね。

わたし自身はオリジナル絵を描くときには、まったく三分割法を意識できておらず…。 このレッスンで久々に思い出した感じです。わたしの絵は用紙を斜めに使う構図が多いので、単純に縦横三分割には当てはめづらいんですよね(苦笑)

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三分割法を使った絵として、クロード・モネの「プールヴィルの断崖の上の散歩」が紹介されていました。本当にモネの風景画の色使いは素敵ですねー。その美しさを支える技法の一つに三分割法があったんですね。

■視線を誘導する構図

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次は視線を誘導する構図。絵の線が流れて集まる場所などに、一番注目してほしいものを置く方法です。こちらもよく話には聞くんですが…どうにも個人的には構図を作るときには取り入れないですよね。 

手前から奥に視線が流れるような構図の絵はよく描きますが、注目を集めるという効果は使ってないなぁ…。

三分割法にしても、視線の誘導にしても、構図づくりに制限が課されてしまう気がして、取り入れる余裕がないです。いつもオリジナルの絵の構図を作るときは悩みぬいた末に人物や背景の配置のバランスを取っているので、そこにさらに法則を織り込もうとすると、構図吟味が大変になりすぎてしまいます(>_<)

いろいろ言い訳してますが、まだ修行が足りないんでしょうね。

■近景、中景、遠景の描き方

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続いて、近景・中景・遠景についての説明と、それぞれタッチや色彩を変えることで、遠近感を表現できるという話。これは新絵心教室で教えてもらって以降、わたしもよく使うようになった手段ですね。

近景は暖色を入れて細部も描き込み、遠景は彩度を落として、かなりおおまかなタッチで描くという使い分け。そんなに難しくないわりに、しっかり遠近感が出てくるので、お絵かき初心者にもお勧めな、本当に大事なテクニックだと思います。

ビンス先生のお手本

ビンス先生のお手本は5ステップ。

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テレビの大画面で見ると、かなり荒いタッチで、ビンス先生適当に描きすぎじゃないの?と最初思ったんですが、縮小されてみると、しっかりバランスが取れていて遠近感のメリハリもものすごく出ているという、いつものビンス先生マジック。全体の調和を意識して描けるようになりたいなぁ…。

わたしの絵

わたしの絵はこんな感じ。

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動画はこちら。

かなり苦戦してしまって、何度も近景を調節しました。最初はレッスンに添って、ビンス先生と同様の荒いタッチで描いていたんですが、もうちょっとオリジナリティを出したかったので、近景はもっとしかり描き込むことに。

ところが、いざ完成してみると、全体が同じ黄緑色っぽくて、遠近感がまったく出ていないんですよね。いつもオリジナルの絵では、近景は暖色、遠景は寒色にすることで遠近感を出すんですが、今回のレッスンでは色が限られているし、お手本の写真も決まっている。

ぶっちゃけ、最初に載せたお手本の写真を見てもらえるとわかると思いますが、写真をそのまま写実しただけでは、遠近感がちっとも出ないような色合いなんですよね(苦笑)

それで、あえて、お手本の写真とは似てもにつきませんが、近景にハイライト用の黄色を沢山使うことで、暖色寄りの色合いに改変しました。また遠景は、使用できるパステルの色の中に薄い緑がなかったので、白パステルをサッピツで溶かして、無理やり彩度を落としました。

そうやって試行錯誤して、ようやく、遠近感がちょっとは出ている絵になったかなーと思います。…まだ納得はいっていませんが…(>_<)

そういえば、3DS新絵心教室のときから、わたしは風景画がけっこう苦手なのを思い出しました。色鉛筆の水車小屋のレッスンが、あまりにひどいできだったので、あとで描き直したのは懐かしい思い出です。

基本コース ミニレッスン5「牧場」

基本コースのミニレッスン5は「牧場」。

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引き続き、パステルによる風景画のレッスンです。

授業ノート

■風景画の色の使い方

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先ほどから何度か書いている、風景画の近景・中景・遠景の色の使い方が、ジョージ・イネスの「ラカワナ谷」の絵を例に説明されました。近景は鮮やかな暖色を散りばめ、遠景は青みがかった彩度を落とした色で描くという方法です。確かにすごく遠近感の出ている絵ですね。

ビンス先生のお手本

ビンス先生のお手本は6ステップ。

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手前の柵のおかげで、遠近感がすごく出ていて、お手本絵のレベルの高さにけっこう驚いてしまいました。

わたしの絵

わたしの絵はこんな感じ。

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動画はこちら。

今回はミニレッスンということで、ビンス先生のお手本をあまり見ずに、のびのびと自分らしく描いたのですが…。

うむむむ…こうやってお手本絵と見比べて見ると、ビンス先生に比べて遠近感のメリハリが足りないですね…。ビンス先生の絵のほうは、近景の柵と草むらをもっと徹底して濃くしてますね。もう少しコントラストを強くしたほうがよかったかな。今回は手持ちパステルに黄色がなかったので、近景の彩度を上げる手法が使えませんでした。

でもメインレッスンのときみたいに視野が狭くなって悩むこともなく、自分なりに全体のバランスを見ながら楽しく描けたので、まぁよしとしましょう。

風景画は、オリジナル絵でも遠近感を出すのが苦手で、輪郭線とかグラデーションに頼ってやっと描いているので、しっかりと基本を練習しないとダメですね。じっくり絵心教室ではあと5つくらい風景画のレッスンがあったと思うので、しっかり練習したいと思います。

おまけ:ビンス先生の絵や名言いろいろ

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ビンス先生とお散歩。こんな遠近感のある絵を描けたらいいんですよねー。ざっくり描かれているのに、引き込まれるような色合いで味わい深い。

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なんだか詩的ですね。三分割法のレッスンだけに、鳥がとても目を引くバランスの良い位置に配置された、シンプルながら力強い絵ですね。

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いえいえ、それほどでも(笑) この絵も遠近感のメリハリがよく利いてますね。やっぱり手前の柵は真っ黒にしたほうが良かったのかー…。

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わたしがレッスン描いてる間に、いつの間にそんな素晴らしい絵を描いてるんですか!! あまりに美しい絵過ぎて、わたしのレッスン絵が完全に霞んでますよ!(笑) この奥へ吸い込まれるような遠近感、ものすごいですね。奥のほうはかなり明度を上げるといいのかな。なかなか真似できないです。

今回のレッスン5のまとめはこれでおしまいです。今回は思うように描けなくて、自分のスキル不足を実感しましたね。ぜひ先生の技を学んでいきたいです。

次回はいよいよ基本コースの最後、 レッスン6「海岸」ミニレッスン6「並木道」です。

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投稿日2015.11.22