【じっくり絵心教室】基本(6)「海岸」「並木道」―学んだ技法のすべてが試される!

っくり絵心教室のビンス先生の授業のプレイ日記。ついに基本コース編の最終回です。まだ応用コースが残っているとはいえ、ひとつのコースをやりきったのは感慨深いものがありますね。

基本コースの最後に待ち受けている風景画は、なかなかの厳しい題材でした。今回も授業ノートや、わたしの絵とその動画をまとめたいと思います。

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基本コース レッスン6「海岸」

基本コースのメインレッスン6、つまり最後のレッスンは「海岸」。風景画の遠近法についてのレッスンです。

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画材は絵具。基本コース最後のレッスンだけあって、これまで学んだ絵具ツールの技術を使いこなすことが求められます。

授業ノート

■透視図法

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遠近法の講義一つ目は透視図法。透視図法は一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法があるけど、今回は基本の一点透視図法ですね。

このレッスン6の題材になっている風景はちょっと形状がわかりにくいので、いまいち意味がつかみづらいですが、トンネルとか電車とか、遠ざかるほど小さくなる身近な例をものを思い浮かべたらわかりやすいです。

なんだか、新絵心教室のときに比べてビンス先生の説明が大雑把な気がする…(^_^;) 透視図法は大事だから、もっといつもの説明絵とか交えて詳しく解説してくれてもいいと思うんだけど。応用コースのほうでやる予定なのかもしれませんね。

■空気遠近法

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遠近法の講義2つ目は、わたしも大好きな空気遠近法! 空気遠近法って応用しやすくて、簡単に雰囲気を出せるから好きなんですよね。

つまり、基本としては
(1)遠くのものほど青みがかった色で描く
(2)遠くのものほど彩度を落として描く
(3)遠くのものほどぼかして大雑把に描くの三点セットを守れば遠近法が出るというすぐれもの。

この逆に、発展としては
(1)近くのものほど赤みがかった色で描く
(2)近くのものほど彩度を上げて描く
(3)近くのものほど細部を描き込むという三点セットも取り入れたら、さらに遠近感が出て、絵が生き生きとしてきます。これは実際の見た目どおりでなくても、誇張でももちろんOKです。近くは実際より鮮やかに。遠くは実際よりぼやかして。という感じでしょうか。空気遠近法は楽しいので本当におすすめです。

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一点透視図法と空気遠近法を両方使った風景画の例として、ウジェーヌ・イザベイの絵が引き合いに出されていました。けっこう今回の題材絵に似てますね。手前の崖が一点透視図法で、奥に行くほど小さくなっていて、色合いも空気遠近法で奥に行くほど霞んでいる色使いになっています。

■雲の描き方

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意外なところで、風景画を描くときにとても大事な要素だと思われる雲の描き方。

雲ってどんな形でもありなように思えて、実は奥が深いんですよね。描き方によっては不自然に見えたり、かえってちぐはぐな風景になってしまったり。わたしも苦手な部分です。新絵心教室のときは、雲にも一点透視図法を使うといい、と教えてもらいましたっけ。

実際、今回のレッスンでは雲の描き方に失敗して、自然な見た目になるよう、最後の方で修正を繰り返しました(^_^;) 

ビンス先生のお手本

ビンス先生のお手本は4ステップ。

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うーん…雲の表情はとても自然ですばらしいんですが…なんかそのほかの部分で手を抜いてません?(^_^;) 空気遠近法といいながら、崖の描写とか、ほとんど空気遠近法が使われていないんですが…(>_<)

わたしの絵

わたしの絵はこんな感じ。

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動画はこちら。

【じっくり絵心教室】基本コース レッスン6「海岸」(Art Academy Seascape)
【ウェブサイト】(My Website) YuKiのスケッチブック(YuKi's Sketchbook)

【じっくり絵心教室】基本コース レッスン6「海岸」(Art Academy Seascape)

基本コース最後のメインレッスンなだけあって、本当に本当に苦労して迷走してしまいました…(>_<)

■お手本に対する不満も…

そもそも…、これを言っちゃおしまいな気がしますが、ビンス先生のお手本絵が、ほとんどお手本として機能していない!!

何も知らない人にビンス先生の絵を見せたら、いったい何なのかわからないレベルだと思います。(^_^;) 干潟っぽいけど、その白い壁みたいなの何?と言われそう。

これはもともとの写真からして、どうも珍しい風景すぎて、絵にするとわかりにくいところがあるせいだと思います。石灰岩の崖なのでしょうか。わたしたちには馴染みがなさすぎますよね。

さらに、天候不順な風景というのも、これまたわかりにくさを増幅していて。そのまま写実すると、どよーんと暗い風景なので、爽快感がなく、色選びを間違ったかのような印象を与えかねません。

■風景画は写実ではなく表現力が必要

そうしたわけで最初お手本どおりに描いていたら、とてもとても完成とは言いがたい絵になってしまったので、かなり自己流の修正を加えました。

まず空は、ビンス先生の用意した色よりもう少し明るい色を作って、少しでも重苦しさを和らげました。海はしっかり細かく波を描くことで、干潟ではなく、ちゃんと海に見えるようにしました。

石灰岩の丘は、手前のほうは意図的に暖色を加えることで、遠近感を少し強化しました。絵を見てもらうと、手前の崖は赤みがかって、奥の崖はわずかに青みがかって描いてあるのがわかると思います。ビンス先生のお手本は、このあたりがぜんぶ同じ色だったので、自主的に空気遠近法を当てはめました。

あと動画を見てもらうとわかると思いますが、雲を自然に描くのに苦労しました。上の方の授業ノートでもビンス先生が言ってましたが、雲は適当に描くとだめですね(^_^;) 幸い雲に関してはビンス先生のお手本絵の表現がすごく上手いので配置など参考にさせてもらいました。

とまぁ…基本コース最後のレッスンだけあって苦労しまくりでした(^_^;) まだ納得はいってないのですが、今の私の表現力ではこの辺が限界…。やっぱり風景画は静物画と違って、正確な写実ではなく魅力を誇張する表現力が求められるのでなかなか難しいですね。

このあとで、基本コース卒業の言葉などあったのですが、それらは次に投稿する基本コース全レッスンまとめの記事のほうで感想を添えて載せたいと思います。

基本コース ミニレッスン6「並木道」

基本コース最後のミニレッスン6は「並木道」。

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こちらも絵具のレッスンです。発売前から、構図の美しさに惹かれて、描くのをとても楽しみにしていたレッスンの一つです。

授業ノート

■透視図法のおさらい

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まずは一点透視図法のおさらい。このミニレッスンの構図はまさに一点透視図法の典型みたいな並木道ですね。これは描きごたえがあります。

■まさにラストステージ

そのほか色々と簡単に復習したあと、ビンス先生のこのお言葉。

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これは燃えるシチュエーションですねー(笑) ゲームでいうところの、今までのすべての経験と技術が試される、ラストステージという感じ! もちろんこの後に裏面こと応用コースが控えているわけですが、基本コースとしてはこれがラストですからね!

ここまで学んだすべての知識と経験を注ぎ込んで、わたしも全力で描きたいと思います!

ビンス先生のお手本

ビンス先生のお手本は6ステップ。

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正確な下書き、明暗のコントラスト(キアロスクーロ)、暖色と寒色、一点透視図法、空気遠近法など、本当にあらゆる技法が試される絵ですね!

わたしの絵

わたしの絵はこんな感じ。

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動画はこちら。

【じっくり絵心教室】基本コース ミニレッスン6「並木道」(Art Academy Avenue)
【ウェブサイト】(My Website) YuKiのスケッチブック(YuKi's Sketchbook)

【じっくり絵心教室】基本コース ミニレッスン6「並木道」(Art Academy Avenue)

今回はメインレッスンのときとは打って変わって、途中まではビンス先生のステップに添っていましたが、3ステップ目くらいで、自分なりの表現で描き込んで一気に仕上げちゃいました(笑) おかげで、ビンス先生のお手本とはまったく違った絵になってしまった…(^_^;)

ビンス先生のお手本は、明暗の差をしっかり出して奥行きを表現していますね。もとの写真とはずいぶん違うけど、あえて手前にある葉っぱだけを彩度が高い黄色で描いて、奥の葉っぱを意図的に彩度を落とすことで、遠近感を出しています。

わたしの場合は、奥を暗くする代わりに、手前を元の写真よりさらに鮮やかにすることで遠近感を出してみました。ビンス先生が奥を引っ込める方法だとすれば、わたしのは前を飛び出させる方法かな。

でも…はっきり言って、今回はビンス先生の絵のほうが遠近感がしっかり出ていてすばらしいと思います(^_^;) もともとの写真に似ているのはわたしの絵のほうだと思いますが、ビンス先生のほうは大胆な改変を加えて遠近感を誇張している感じですね。やっぱり風景画は写実より魅力を誇張する表現力のほうが大事なのだと改めて感じました。

基本コース卒業とはいえ、まだまだビンス先生の足元にも及ばないなぁ…と感じさせられた最後のミニレッスンでした。でもそこが楽しいんですけどね!

おまけ:ビンス先生の絵や名言いろいろ

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まるで赤富士や逆さ富士みたいな情感のこもった美しい絵。こんな美しい風景描きたいなー。メインレッスン最後の絵はこんな絵のほうが良かったです(^_^;)

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こちらの海の絵もなかなかの迫力ですね。メインレッスンの絵は、海の絵としてはどんより雲って鬱陶しいし、かといって嵐の絵というほど、海が荒れてもいなかったんですよね。せめてこの絵みたいな砕ける波が美しかったらまた違っていたと思うんですが。あれは題材選びが間違っていたと思います。

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ビンス先生かっこよすぎ! これも名言集に追加しとかないと!

私はいつも、刹那の美しさを絵に描きとめようと試みているのです。

なかなか簡単に言える言葉じゃないですねー。

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これまたかっこいい名言! 画家魂ですね!

…我々のような画家にとって、激しい嵐の海は、穏やかな晴れた日と同じくらい絵心をくすぐられるものです。

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ベーコン(笑) 相変わらず(笑) わたしも並木道描くのにうちのにゃんたすを連れて行ったわけから、ビンス先生はベーコン描いて、わたしはにゃんたす描くという仲の良い似た者同士の師弟だったんですね(笑)

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ウリボウ可愛い(^^) ベーコンもすっかり仲良くなって。うちのにゃんたすも混ぜてあげてー(^^)笑

というわけで、基本コースの入門レッスン1つ&メインレッスン6つ&ミニレッスン6つ、計13レッスンを終えました!! 画材コース5つも終わったので、全30レッスン中、18レッスンを終えたことになります。全体の5分の3ですね!

いやー、本当に楽しいレッスンでした! 応用コースも頑張るぞー!!

基本コースの絵の一覧と、感想のまとめは、別途、こちらの記事で書いていますのでよろしかったらご覧ください。

[じっくり絵心教室]画材コース・基本コースの全作品ギャラリー
じっくり絵心教室の画材・基本コースの全レッスンまとめ・感想

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