夕焼け染まる果ての丘
ほしくずライオン顔上げたたてがみ なびく夜の風
裂けて渦巻く 綿の雲ほら、きみも見てごらん
なんて素敵な空だろう悩みも迷いも呑み込んで
ちょっぴり寂しさ流し去るふつふつ情熱 沸き起こり
秘めた勇気を呼び覚ますさあ笑顔で空見上げ
誓いも新たにがんばろうぼくらはきっと走れるさ
希望に向けてどこまでも
丘の上から夕焼け空を眺める ほしくずライオンの絵を描きました。
■ほしくずライオンとは
ほしくずライオンというのは、かなり前に描いた絵「ほしくずライオン」に登場させたライオンで、すっかり久しぶりの登場になりました。虹色のたてがみと、走った後に散らばる星くずが特徴のライオンです。以前の絵とずいぶん表現が変わったなと思います。1年1ヶ月の歳月による変化ですね。
じつはほしくずライオンを主人公に絵本を作ろうと思ったこともあったのですが…やる気が足りずお蔵入りになりました。この絵はそのワンシーンのようなものかもしれません。
この絵を聞きながら、“Never Give up”という英語の歌を聞いていました。夕日を背景に力強く顔を上げるライオンと子どもたちの様子は、そんな「決してあきらめない」というメッセージと重なるものがありますね。
夕焼けとライオン、というとディズニーの「ライオンキング」のイメージイラストが思い浮かびます(古いですね)。「ライオンキング」の映画を見た記憶はないのですが、その下敷きを持っていました。それを意識してこの作品を思いついたわけではありませんが、描く段になって、きっと頭の片隅にそのイメージがあったのだろうな、と思いました。
ほしくずライオンなので、もともと背景は夕焼けではなく、夜の星空にしようかと考えてもいたのですが、なんとなく夕焼けのほうが映えるだろうなと思い、こういう絵になりました。そのあたりがきっとイメージに引きずられたところなのでしょう。
■構図の試行錯誤
この絵は、もともと違う構図で描いていました。もっと用紙を斜めに使った構図にしていたのですが、用紙を水平にすると、崖が斜め下方向に突き出してしまい、迫力が失われてしまいました。
その構図は色塗り段階まで進んでいたのですが、やはり違和感が拭えなかったので、崖がちょうど反対、つまり斜め上方向にせり出す構図に描き直しました。結果として自然な絵になったと思います。構図にしても、色塗りにしても、違和感があれば、やり直したほうがいいですね。
この絵は、画面の半分以上がただの空という、手間のかからない絵です。本当はもっと凝った絵にしたいのですが、相変わらず、あまり描くものが思い浮かばないので、シンプルな絵になりました。とはいえ、これくらいのほうが楽しく描けていい気もします。
■今読んでいる本
今読んでいる本は、世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ 発想力の鍛え方という本です。レゴブロックなど、有名なデンマークの会社の発想法などが書かれています。
アイデアを出すのに散歩に行ったり、風呂に入ったり、という人もいれば、ネット漬けになるほどネットサーフィンをしたり、ブレインライティングでアイデアを交換したりするなど、いろいろな方法がありました。そのあたりのことも、また別の記事にまとめたいと思います。
絵のギャラリーのサイトなのに、ここのところ雑記カテゴリの記事が増えてきました(今で20記事)。訪問してくださる方のアクセス解析を見ると、絵を見てくださる方はほとんどいなくて、雑記ばかり読まれているという残念な?状態です。ぼちぼち絵も文章もかいていこうと思います。