まだまだいっぱい描きたいのに
描くところが足りないよそれならいっそ大空を
ぼくらの絵筆で彩ろう果てないキャンバス広がって
あっちもこっちも描けちゃうね晴れた空にかかる虹
くじらが泳ぐ青い海ミネストローネの色を流せば
夕焼け空のできあがり描き疲れて寝転がったら
絵の具が空を泳いでる
絵筆を使って、空に絵を描いているイラストを描きました。
■悩んだ構図
今回の絵は完成までにけっこう時間がかかりました。その理由の一つは、構図を決めるのに悩んだ、ということです。はじめに考えた構図はこんな感じでした。
完成版の構図と比べると、子どもたちの配置が平面的だとわかると思います。もともとは、空に絵を描くという時点で、二次元的な構想だったので、手前にいる子どもたちが、奥の空に絵を描いているというイメージでした。
ところが、奥行きのない絵はつまらない、というのも事実です。せっかく空に絵を描くのなら、三次元的な配置にしてみたいと思いました。しかし屋根の上に乗っている、という制約のため、構図を大胆にするのが難しく、何日か考えた末、今の構図に落ち着きました。
最終的な構図は、登場人物たちがすべて向いている方向が異なり、いろいろな場所に絵を描いている雰囲気が多少は出せたかなと思います。少し遠近感がおかしいのですが、修正する余裕がなかったので気にしないでください笑
今回の、空に絵を描くというイメージは、登場人物や家のデザインからもわかるように、先日描いたみんなで塗りまくろう!の続編です。家の壁を塗っていて、描く場所がなくなったら、こんどは空に絵を描き始めた、という物語です。
ある意味で、絵が二次元的な表現だからできるトリックアートですが、自由に夢がふくらむメルヘンっぽさを感じていただけたら嬉しいです。
ところで、実際に空に絵を描けるペンというのは商品化されて売っているのを皆さんご存じですか? 接地しないといけないので、完全に空中に描けるわけではありませんが、初めて聞いたときわくわくしたのを覚えています。完全に空中に描けるペンはARを使ったホロレンズがらみでマイクロソフトが発明してくれるかも。
空中に絵を描ける世界初の3Dペン 「3Doodler」公式サイト|ナカバヤシ株式会社
■約束されたスランプ?
昨年6月は、スランプに悩まされ、1ヶ月近くほとんど絵を描けませんでした。5月が調子良かった、というのが昨年通りだったので、6月はスランプが来るかもしれないなあ、と思っていたら案の定です。どうにも体調の悪さが続き、絵を描く余裕があまりない日が多いです。
今回描いた絵も、絵の種類としてはかなりシンプルで、根気のいるような絵がいつも以上に描けなくなっています。梅雨時のじめじめした湿気が苦手なのかもしれません。
しかし、去年の6月はいろいろなことに落ち込んでスランプが来たのに対し、今年は単に身体の調子が悪いだけなので、それほど気にすることもなさそうです。ペースは落ちるかもしれませんが、ぼちぼちと楽しみながら、好きなものを描いていこうと思います。