【じっくり絵心教室】応用(1)「花と陶器」「ランタン」「銅とガラス」―静物画のラスボスここにあり!

っくり絵心教室のビンス先生のレッスンのプレイ日記。今回から、いよいよ応用コースです。応用コースは、メインレッスン1つにつき、ミニレッスンが2つずつあり、合計4回、12レッスンです。

1回目の今回は、静物画のレッスンの上級者編ということで、形状が難しい「花と陶器」、明かりを描く「ランタン」、光の反射を描く「銅とガラス」の3つの授業ノートや動画をまとめました。さすがにどれも中々手応えがあり、一筋縄ではいかない感じでした。

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応用コース レッスン1「花と陶器」

応用コースの最初のレッスンは、静物画の「花と陶器」。

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画材は絵具です。基本コースの静物画より形状が複雑で、なかなか高度な表現力が求められます。柔らかな花と、硬い陶器の質感の描き分けも難しいですね。

授業ノート

■全体のバランスを見ながら描く

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ビンス先生が指摘する、よくある落とし穴は、細部にとらわれて描き込みすぎて、全体のバランスを逸した絵になってしまうこと。これは、わたしも絵心教室で学ぶ前はいつもやらかしていました。

自分の描きやすいところから始めて、順番に描いていこうとすれば、絶対にあとあと歪みが出てくるので、常に全体を同時に描いていくことが役立ちます。下書きの時点で、全体の形をしっかり描いておき、色を塗るときも、一部だけ先に塗ったりせず、全体をまんべんなく下塗りします。

そうやって、絵の全体を同じレベルに手入れして描いていくと、形や色、描き込み度合いがちぐはぐにならずにすみます。

■「混色の黒」を使う

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これも新絵心教室で教えてもらって、よく記憶に残っています。自然界には純粋な黒はなくて、どんな黒でもよく見たら色みが含まれているので、暗いところを塗るときは、真っ黒ではなく色みのある混色の黒(クロマティックブラック)を使うよう教えられました。

もちろん、白も灰色も同じ。純粋な無彩色って、わたしたちの身の回りにはないんですよね。

その関係で、新絵心教室には黒の絵具そのものが存在しなかったですが、さすがに、色を混ぜて色相を保持したまま暗くしたいときに無いと不便なので、今回は一応黒の絵具そのものはパレットに出せます(笑)。

■筆のタッチを変化させる

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今回は、花と陶器のような質感の違うものを描き分けるので、タッチを変えることで質感を表現するように、という話。オランダ黄金期の画家、ウィレム・ファン・オールストと、その影響を受けたベルト・モリゾの絵が例として引き合いに出されていました。

確かに柔らかいものを描くときは、なじませてソフトエッジにしたり、硬いものを描くときはあまりなじませないでハードエッジにしたりしますね。

■インパスト(厚塗り)

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絵具を分厚く塗り重ねて表現する技法。デジタルの厚塗りとはちょっと意味が違いますが、塗り重ねていくという点では同じですね。絵心教室というソフトはインパストで描くのに適した作りになっています。美術画を描くときには重厚感があっていいですが、どうしても塗り重ねると暗くなってしまうので、オリジナルの絵を描くときにはあまり使わないですね。

ビンス先生のお手本

ビンス先生のお手本は5ステップ。

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インパストによって、徐々に厚く塗り重ねて、絵に重厚感を出すという方法ですね。

わたしの絵

わたしの絵はこんな感じ。

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動画はこちら。

【じっくり絵心教室】応用コース レッスン1「花と陶器」(Art Academy Still Life)
【ウェブサイト】(My Website) YuKiのスケッチブック(YuKi's Sketchbook)

【じっくり絵心教室】応用コース レッスン1「花と陶器」(Art Academy Still Life)

ソフト内に記録された製作時間は1時間35分06秒でした。

なかなか形が複雑で、特徴をうまく表現するのに苦労しました。ビンス先生は全体を藍色のトーンで統一していたのですが、わたしはちょっと赤みを感じたので、赤紫色のトーンにしてみました。(単にモニタの色のバランスのせいかもしれませんが笑)

せっかく質感を表現するレッスンだったので、背景の布も描き込んで、背景の布の柔らかい質感と、陶器の硬い質感の対比も織り交ぜてみました。苦労したのは、やはり陶器。硬くてなめらかなので、色ムラなくしっかりとグラデーションを出す必要があり、自然な丸みを出すのに腐心しました。

それなりに難しくて、さすが上級コース、と思いましたが…まさかこの後にあんなレッスンが待っていようとは…(^_^;)

応用コース ミニレッスン1-1「ランタン」

応用コースのミニレッスン1つ目は「ランタン」。

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画材はパステル。発売前から楽しみにしていた、明かりを描くレッスンです!

授業ノート

■明かりを描くにはまわりを暗くする

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明かりを描く上でのビンス先生のアドバイスは、明かりを際立たせるため、まわりを暗くするということ。コントラストをすごく強くして、明暗差がはっきり出るようにすればいいわけですね。闇が深いほど光が強くきらめく。これはすごい大事なのに、絵心教室で学ぶ前は、まったくわかっていませんでした。

温かい明かりの絵を描くには、周囲を想像以上に暗くしなければいけないんですよね。その暗くする加減が、いつも描いている絵の常識を超えるレベルにまで暗くしないといけないので、やったことのない人は思い切って暗くする大胆さが欠けてしまうのだと思います。かくいうわたしも、もっと暗くしないとなーという絵は多いですね。

引き合いに出されているのは、ジョン・シンガー・サージェントの絵。子どもたちがちょうちんを作っているのかな? 面白い絵ですね。

ビンス先生のお手本

ビンス先生のお手本は6ステップ。

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まず最初に暗くして、それから描いていく感じですね。これはお手本がある絵ならいいけれど、オリジナルでこうするのは無理ですね。オリジナルだと、まずは明るめで絵を描いて、最後に暗くしていく方法でないと、何を描いているのか把握できなくなりそうです。

わたしの絵

わたしの絵はこんな感じ。

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動画はこちら。

【じっくり絵心教室】応用コース ミニレッスン1-1「ランタン」(Art Academy Lantern)
【ウェブサイト】(My Website) YuKiのスケッチブック(YuKi's Sketchbook)

【じっくり絵心教室】応用コース ミニレッスン1-1「ランタン」(Art Academy Lantern)

ソフト内に記録された製作時間は1時間35分12秒でした。

楽しみにしていた明かりのレッスンということで、のびのびと描くことができました。

新絵心教室のときの追加レッスン、「灯りを描こう」のろうそくを思い出しました。あのレッスンも楽しかったなぁ。明かりを描くのは、心が温まるいやし効果もあると思います。

今回の絵では、特に苦労した部分はなく、最初から最後まで楽しかった印象ですね。本音を言えば、明かりの絵って、適当に描いてもすごくいい絵に見えるので好きです(笑) ただし、オリジナルで明かりの絵を描こうとすると、途端に難しくなるのですが(笑)

応用コース ミニレッスン1-2「銅とガラス」

そして…ミニレッスン2つ目は「銅とガラス」。

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画材は絵具ですが、もう、これでもかと言わんばかりに難しい要素を詰め込んだミニレッスン。静物画最後のレッスンだけあって、容赦ないですね(^_^;) 今までで一番苦労しました…。

授業ノート

■光の反射の違いを描き分ける

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エドゥアール・マネの静物画をお手本に、ガラスの透明感の出し方について。この静物画もなかなか難しそうですねー…(>_<)

ビンス先生のお手本

ビンス先生のお手本は4ステップ。

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こんな難しいモチーフなのにたった4ステップで終わらせちゃうんですかー!(^_^;)

わたしの絵

わたしの絵はこんな感じ。

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動画はこちら。

【じっくり絵心教室】応用コース ミニレッスン1-2「銅とガラス」(Art Academy Copper Plate)
【ウェブサイト】(My Website) YuKiのスケッチブック(YuKi's Sketchbook)

【じっくり絵心教室】応用コース ミニレッスン1-2「銅とガラス」(Art Academy Copper Plate)

ソフト内に記録された製作時間は2時間10分46秒でした。

製作時間は、基本コースのタマゴ(2時間12分)よりも若干短いですが、それ以上に苦労したような感覚です。

なんといっても、銅の皿もガラスの容器も、よほど視覚認知の先入観をリセットして観察しないと、色彩恒常などに影響されて、いったい何色なのか、よくわからないまま描くことになってしまいます。銅のお皿だと赤茶色だという思い込みがありますが、よく観察すれば、赤紫色や青みがかった灰色の部分もあるんですよね。

さらに、銅のお皿は完全な円形だというのも難易度を上げている部分。グリッドを使わないで描いているので、正確な円にするのが難しいです。たとえグリッドを使っていても、ハイライトや溝の部分の色使いによっては、円が歪んでいるように見えると思うので、かなり難しいと思います。

ガラスの容器のほうも複雑な形状なので、光の反射を捉えるのが大変。模写に必要な物の見方が鍛えられるレッスンだと思います。「銅のお皿」「ガラスの容器」として見てしまうと、もう思い込みの影響から逃れられないので、あくまでただの色の集合体として認知をゲシュタルト崩壊させながら描かないといけませんね。

ガラスの容器を描くレッスンといえば、新絵心教室の追加レッスンの「グラスを描こう」を思い出しますが、今回は色々詰め込まれている構図なぶん、あちらより数倍難易度が高かったような気がします…。

なんとか、完成まで漕ぎつけましたが…、本当に難関レッスンでした!(>_<)

おまけ:ビンス先生の絵や名言いろいろ

最後に、今回も、ビンス先生の絵などで、印象に残ったものを少し。

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まずは明かりの絵を描く解説。明るい絵なら、これくらいの普通のコントラストでOKですが…

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明かりの絵を描きたいなら、これほどまでに目一杯、まわりを暗くする必要があるということでした。ここまで暗くするのって、なかなか勇気がいるので、難しいと思います。わたしもここまでの思い切りのよさが発揮できないことが多いです。こればかりは、何度も描いて慣れるしかないですね。

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こちらは、銅のお皿とガラスの容器のビンス先生の絵。明るさのコントラスト、お皿の丸み、ガラス容器の反射…どれをとってもすばらしい静物画ですね。最後の最後にこれをさらっと見せるあたりがもう…(^_^;)

今回の「じっくり絵心教室」の静物画レッスンの最後になるのかな。ラストを飾るにふさわしい、「静物画の真髄」と言うだけのことはある、超難関なモチーフでした。

これで今回の応用コース レッスン1のまとめは終わりです、次回は、応用コースのレッスン2「ネコ」と、ミニレッスン「シカ」「カワセミ」です。

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