じっくり絵心教室のビンス先生のレッスンのプレイ日記。ついに今回、応用コースの4回目で最終回です。最終回は満を持しての人物画。メインレッスン「胸像」、ミニレッスン「女性」「ドレスの女性」の3つです。
今回も授業の覚えておきたい点と、わたしの作品、その動画をまとめました。最後が人物画というのは、ちょっと地味な気もしますが、難しさは一級品でした(笑)
もくじ
応用コース レッスン4「胸像」
応用コースのメインレッスン、最後は意外にも、基本中の基本の「胸像」。
木炭画の石膏像デッサンのレッスンです。
授業ノート
■肖像画
「じっくり絵心教室」では初めて肖像画について解説されます。肖像画を最後に持ってくるというのはどういうことなんだろう。それだけ難しいということなのかな。
例として紹介されたのは、ノルベール・グヌートとフィンセント・ファン・ゴッホの肖像画。ゴッホの自画像は特に有名ですよね。
そして今回ビンス先生がやたらと推してくるエドガー・ドガによる、親友ディエゴを描いた肖像画も。そういえば、新絵心教室のときの肖像画レッスンの白髪の男性もディエゴさんじゃなかったっけ(笑)
■比率計測
ここに来て新技法、比率計測が登場。最後なので、グリッドは卒業して、各部分の比率計測によって下書きをするように、ということなのかな。わたしは応用コースは、ぜんぶグリッド使わずに比率計測でやってきましたね。
これは人物の絵を描くときには、とても大事なことですね。顔の中心のやや上に目を描く、目と顎の中間に鼻の根元を描く、鼻の根元と顎の中間に口を描く。そして、耳の位置は、まゆから鼻の根元まで。特に耳の位置は、これを意識していないと不自然な絵になったり。
…わたしはよく忘れていて適当なので、ちゃんと意識しないと。
ビンス先生のお手本
ビンス先生のお手本は5ステップ
比率計測で顔のパーツの位置を決めて描いていくのが楽しかったですね! やはり奥が深い石膏像デッサン! 最後に背景を描き入れるとき、ビンス先生が上のように言ってらしたので…
わたしの絵
わたしの絵はこんな感じ。
動画はこちら。
製作時間はソフト内の記録によると、2時間34分35秒。前回の「古城」レッスンを超えて、全レッスン中最長、はじめて2時間30分超えでした。そんなに時間かかった気はしなかったんですが、やっぱり最後のレッスンだけあって苦労したのかな。
上のビンス先生の言葉に釣られて、背景の布を全部描き込んだのも、時間がかかった一因かもしれませんね。単に塗るだけなので難しくもなんともないですが、せっかくビンス先生が背景ぜんぶ描いてもいいよ、とおっしゃっているので、これで最後だし、お言葉に甘えて描き込んでみました。背景のおかげで石膏像が引き立ってよかったと思います。
石膏像デッサンとしては…木炭ツールが優秀なおかげで色のグラデーションとかは良かったのですが、顔が元の石膏像に似てない!(笑) 途中頭のサイズが狂ってることがわかって描き直したりしていますし、グリッドを使わず比率計測で描いているので、目の位置などが少しずれていますね(笑)
でもまあ、なかなか似ないのも、人物画や肖像画の醍醐味ですから(笑) …ということにしておこう。
これで、メインレッスンはすべて終了。最後にビンス先生のお言葉なども少しありましたが、それは別途上げる応用コースの感想の記事のほうに載せます。
最後のメインレッスンが石膏像というのは…なんだか複雑な気持ちですね。もっと盛り上がる題材がよかったなぁ…。まぁ、ここが最後ではなく、美術の長き道の入り口にすぎないという意味なのかもしれませんが。
応用コース ミニレッスン4-1「女性」
応用コースのミニレッスン7つ目は「女性」。
絵具で、ビンス先生の教室の卒業生だというクリスティーナさんを描くレッスンです。卒業生ということは、わたしの先輩ということですよね(笑) よろしくお願いします(^^)
授業ノート
■肌の色を見極める
肌の色は繊細で、色の見極めが大事とのこと。青色もあるなんてなかなか気づかないですよね。幸いレッスンでは、あらかじめビンス先生が色を作ってくれていますが、いちから作るのは大変そうです。「肌色」という先入観とまわりの色に影響されて、本来はどんな色なのか、という見極めが難しいんですよね。意外と肌は黄色っぽくない、ということは大事かも。
■エドゥアール・マネによる肖像画
エドゥアール・マネによる肖像画が紹介されます。マネは「近代芸術の起源」と呼ばれる画家なのだとか。
マネの紹介と思わせつつ、またベルト・モリゾの紹介(笑) 今回のビンス先生は、やたらとベルト・モリゾとエドガー・ドガを推してきます。モネとかゴッホを持ち出してくるのはいつものことだけど、なぜベルト・モリゾとエドガー・ドガなのか(笑) そしていつも完全に無視されていて名前も出てこないピカソやダリ(笑) なんとなくビンス先生の絵の好みが読み取れます。
ビンス先生のお手本
ビンス先生のお手本はこんな感じでした。
なんか人相が変わっているような…。 ちょっと老け込んでいるように見えてしまうんですが(苦笑)
わたしの絵
わたしの絵はこんな感じ。
動画はこちら。
製作時間はソフト内の記録によると、1時間25分28秒でした。
相変わらず別人みたいな顔で、しかも顔つきが怖いですね…(>_<) それでもビンス先生のお手本よりは美人に描いてあげられたと思いますが…(笑) いや、どっこいどっこいかな。
人物画は、本当にちょっとした形状やパーツの位置の違いで、まったく人相が変わってしまうし、色選びによっても、顔の凹凸が変わって別人になってしまうので難しいです。うまく特徴を捉えて誇張できる似顔絵作家の方たちは本当に尊敬しますね。
肖像画は、新絵心教室のときもそうだし、その後も岩田さんとか宮本さんを絵心スケッチで描いたりして、かなり練習してきましたが、まだまだですねー。そもそも馴染みのない人を描く場合、似ているかどうかもよくわからないですし。
今回は目の大きさがわかりにくく、なかなか苦労しました。最終的にあまり似ていないのも、そのあたりかもしれません。目はネコのときにも書きましたが、ちょっと角度や大きさがずれるだけで、まったく別の表情になるので難しいです。元の写真のクリスティーナさんは、もっと目が生き生きして可愛い気がします。。
応用コース ミニレッスン4-2「ドレスの女性」
応用コースのミニレッスン8つ目、じっくり絵心教室のすべてのレッスンのうち最後を飾るのは「ドレスの女性」。
パステルによるレッスンです。モデルを務めてくれるのは、ビンス先生の友だちで、ダンサーのモニカさん。絵もたしなまれているそうで…ということはこの方もビンス先生の教室の卒業生かな?(笑)
授業ノート
■ジェスチャー・ドローイング
人体を描くときは、動きを捉える線を描いて、ジェスチャー・ドローイングから始めるようにとのこと。
その話をここで、最後でするんですかー!(>_<) これこそがキャラが登場する絵を描く人の最大の関門じゃないですか!
マンガを描くにしても、オリキャラの絵を描くにしても、ここが一番苦労する場所。それを最後にいきなり話されても…(>_<) そこをもっとレッスンで扱ってくださいよー!! 追加コンテンツ「人物編」とか発売しちゃってもいいですから!!
そういえば今回、新絵心教室であった手の描き方とか、ポーズの描き方とかもなかったですよね…(>_<) そこをレッスンでやってほしいのに!!
■エドガー・ドガのダンサーの絵
ビンス先生は、ベルト・モリゾに加えて、今回謎のエドガー・ドガ推しですが、最後のレッスンでも、やっぱりエドガー・ドガ(笑) ビンス先生の好みなのかなー??
エドガー・ドガの踊り子の絵は本当に生き生きしていますよね。エドガー・ドガ推しなら、なおさら、もっと人物画のレッスンとかあってよかったと思うんだけど…、肖像画ではなくて、足まで入っている全身画、ちょうど新絵心教室の追加コンテンツ「人の動きを表現しよう」のレッスンみたいなのがほしかったです。
■目安の色
絵を描くときは、目立つ色をあらかじめ「目安の色」としてキャンバスに置いておいて、それらの色相範囲内で色を選んでいくという話。
あらかじめ、絵に含まれている色にアタリをつけておく、というような意味でいいのかな? この絵だと、肌の茶色、帯の赤紫色、ペンダントの黄色あたりを目安にして、そのあたりの色相の色を選ぶように、ということでしょうか?
…ちょっと説明がわかりにくかったですが、どんな色のトーンで絵を統一するか考えてから描く、という意味だと思っています。
ビンス先生のお手本
ビンス先生のお手本はこちら。
ポーズをジェスチャー・ドローイングで捉えてから、まず影を描画し、ベースの色を塗り、それから目安の色を置いて塗りこんでいく感じでした。
わたしの絵
わたしの絵はこんな感じ。
動画はこちら。
製作時間はソフト内の記録によると、1時間47分33秒でした。
最初に「全力で取り組んでください」と言われたので、全力で描いたんですが…最後のステップで、髪やドレスは描き込まずに、メリハリをつけるよう言われて、ときすでに遅し(笑)
でも、髪やドレスにハイライトを置かないことで、目立たないようにはしてみました。描き込んだというほどではないんですけどね。
やはりというか、なんというか、比率計測で人体の大きさのバランスを取るのに苦労しました。途中で頭が大きすぎたことに気づいて削っている部分が動画にも映っていますが(笑) この絵は横顔だからまだマシですが、人間を描くのは本当に難しいですね(>_<)
また、今回もパステルのレッスンということで、豊富な色数があるように見えて、少し表現しにくい色があったので、サッピツで溶かしたりして、なんとかそれらしい色にしてみました。自由に色を作れる絵具、グレースケールの濃淡だけの鉛筆・木炭に比べ、パステルのレッスンは限られた色でグラデーションを作らないといけなかったので、どれもなかなか苦労しましたね。
これで…ついに、「じっくり絵心教室」の全30レッスン完了です! 特に全レッスンやったからといって、隠し要素が開放されたり、ビンス先生が褒めてくれたりする、というようなこともなく…素っ気ない感じの卒業ですが、達成感は大きいですね。
おまけ:ビンス先生の絵や名言いろいろ
ビンス先生と肖像画のギャラリーにお出かけ。こういうシチュエーションももっとほしかったなぁ…。3DSのルーブル美術館ガイドみたい本格的な案内を、ビンス先生がやってくれるモードがあってもよかったんじゃないでしょうか?
ビンス先生秘蔵の彫刻コレクション。現実には彫刻像デッサンはやったことがないので、なかなか勝手がわからないのですが、今回のレッスンはわりと楽しかったです。何度もやりたいかというと、ちょっと遠慮しますが(笑)
ビンス先生が描いた肖像画集。いや、クリスティーナさんの肖像画は、「満足しています」ではなくて、もうちょっとかわいく描いてあげたほうがよかったのでは?。 でもそういえば、新絵心教室のときも、ビンス先生自作の肖像画はどれもちょっと怖い感じだったから、そういう作風なのかも(笑)
これで、「じっくり絵心教室」のビンス先生のレッスンの授業ノート、すべて終了です! ここまでお付き合いしてくださった方、本当にありがとうございます。ぜひご自身でも、「じっくり絵心教室」プレイして、卒業を目指してくださいね! ただ見るのと実際に描くのとでは、楽しさが全然違いますから!
11/13にレッスンを始めて、終わったのが今日12/6。本当に楽しい一ヶ月でした! ビンス先生ありがとう! これで終わりかと思うと、名残惜しいです…。もっとビンス先生のところに泊まりこみたかった!
すべてのレッスン絵の一覧や、詳しい感想は、以下の記事にて。
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