夜空を覆う星の海
流れ星のショータイム丘の木かげの特等席
今日もぼくらの貸し切りさ満天の星空楽団の
コーラス 歌声 ハーモニー一等星のオルゴール
きらぼしハープを奏でてるそろそろ眠くなってきた
今夜はどんな夢だろう星のかけらの子守歌
みんなすやすや眠ってる
丘の上の樹の下で、ぞうのはなちゃんと一緒に星空を眺めている絵を描きました。
なかなか思いつかなかったアイデア
6月に入って、そろそろ次の絵を描かないとなーと思いつつ、これぞ!というアイデアがないまま日にちが経ってしまっていました。
描きたい絵のテーマはかなりたくさんリストになっているんですが、具体的なイメージが思い浮かばないか、思い浮かんでいてもしっくりこないか、というものばかりで、どうにも今ひとつ。描きかけばかりたまっていきます。
近頃は、夢頼みというか、寝ている時にふと見える景色がアイデア出しの頼みの綱になっていますが、ここのところ、何も見えないわけではないものの、心をつかまれるようなものは見えていませんでした。(もうちょっと地道なアイデア出しはないのか!と自分でツッコみたくなります…)
そんな感じで迎えた今日、昼間に疲れて横になってうとうとしていると、星空の子守歌というキーワードとこの絵のイメージがたまたま見えたので、すぐに描き起こしてみました。
しかし微妙にしっくりこない。構図はバッチリだったものの、登場人物の配置に面白みがなく、最初はぞうは普通に伏せているだけでした。
どうしたものか…と思って、なぐり描き法で適当にぐちゃぐちゃ描いていたら、なんとなくぞうが座っているところに見えて、これだ!ということで、ぞうのはなちゃんが座って双子を抱いているところにしてみました。
ぞうに抱っこされて星空の下でウトウト眠っているなんて、なんともすてきじゃないですか。
なぐり描き法とはなんぞやという方はこちらへ。
ちなみに星空を眺めている絵はこれまでも何回も描いてきましたが、一番最初は、2013年12月に描いた月明かりの夜ですね。懐かしい。
比較してみると、技術の進歩が感じられますね。この頃はまだ背景を参考資料なしで描くことすらできなくて、とある風景を参考に見ながら描いたのを思い出します。初期のお気に入りの絵の一つです。そしてこの頃はまだ、なんと、ゆめとまなきとファンタスは存在していませんでした。我ながら、にわかには信じがたい話ですね(笑)
ぞうの子守歌
そんなこんなで下描きができたので、描いていきましたが、途中で、このアイデアがどこから降ってわいたのかに気づきました。
ちょうど昨日、ネットでこんな記事を見ていまして…
「ねえあれ歌って」飼育員女性に子守唄を催促、それを聞きながらスヤスヤ眠るゾウの子ども : カラパイア
まったく意識していなかったんですが、「ぞう」だし「子守歌」だし、何より昨日見たばかりの記事で、読んだときすごくかわいくて癒やされたので、ここからアイデアが出てきたのは間違いないでしょう。
前にアイデアがどこからくるのか、ということを下の記事で書きましたが、やっぱり、無意識のうちに、最近見たり経験したりしたことから、アイデアが降ってくるのだなーと再認識しました。
もともとの内容は、子守歌でぞうを寝かしつけていたものでしたが、それが印象に残ってて、再構築されてアイデアとして降ってきたんでしょうね。
アイデアはやっぱり原材料あってこそのものなので、普段から色々な興味深い物事に触れて、インプットしておくのは大事だな―と思いました。
食べたものが体のどの部分になっているかわからないのと同じく、インプットした情報がアイデアのどこに反映されてるのかはパット見わからないかもしれないけれど、食べなければ死ぬのと同じで、インプットしなければアイデアも枯渇するんでしょう。
ところで、上の記事を読んだときに思ったのは、ぞうってなんて可愛いんだろう!ということ。
最近、絵をいつも見てくれている知り合いから、「YuKiさんの絵ってぞうがよく出てくるけどなんで?」と聞かれて、わたしも不意をつかれて「なんででしょうね…」と首をかしげていたんですが、この記事を見て、こんなに可愛いんだから、理由なんていらないやん、と気づきました(笑)
これからもマルミミゾウのはなちゃんには、双子とねこに次ぐ4番手のレギュラーとして、ゆめまな物語で活躍してほしいものです。