お気に入りの空がある
ゆめくじらはそう言って、夜の海へと連れて行くちょっぴり冷たい潮風と、波に弾ける水しぶき
はるか続く大海原 ぼくらはぽつんと漂った長い長い航海に いつしかぼくらは眠ってた
すっかり夜も更けたころ さあ着いたよとゆめくじらねぼけまなこのぼくたちは 星空見上げて目が覚めた
星がみんなで歌ってる なんてすてきな歌だろう
久しぶりに描いたゆめくじら。みんなで虹色の星空を眺めています。
今回の絵は、夜の星空を見上げている風景です。以前にも、それと似たような絵を描いたことがあり、「ゆめくじらの泳ぐ海」という名前をつけました。両者を見比べてもらえると、この8ヶ月の間のわたしの絵の変化がわかりやすいと思います。
具体的には、色使いが淡くなり、イラストっぽくなったように思います。当時は厚塗りに近い立体的に塗り重ねる手法で描いていましたが、最近は、水彩のような方法で描いています。
背景の空は、夜空なので、いつもより濃い色使いをしましたが、これでもかなり彩度を抑えています。
星空にカラーサークル的な虹色を使うというアイデアは、ほかの人の絵を見て思いつきました。
波は、いろいろな描き方調べてみて、自分の絵にあった表現をとりいれました。
ゆめくじらは、前回と姿かたちが変わっています。でもそのときどきの気持ちによって姿を変えるのがゆめくじらなのです。前回はくじらなんて描いたこともない中で描きましたが、今回は、だいぶ描き慣れて、自分の思うように描けました。
ところで、しばらく、あるコミュニティーに属して絵を描いていたのですが、そこをやめて、ひっそりと個人的に絵を描いていくことに決めました。この絵がその第一号です。
コミュニティーをやめても、わたしには絵を見てくれる人が大勢いるので、描き続けることは問題ないと思います。生活が少し複雑になってしまって、体に負荷がかかってしまっていたので、この決断を下してよかったと思いました。