朝露のラプソディ A Rhapsody of Morning Dew


朝露のラプソディ1.1

空がほんのり色づいて
うっすら瞳を開けるころ

思い思いの声あげて
朝露たちが歌い出す

きらめく葉っぱの滑り台
手を取り合って跳び降りて

みんなでつなぐメロディは
一度っきりのラプソディ

森にしっとりしみわたる
夜明けを告げる音しずく

いよいよ朝日が顔出して
ぼくらもぐっと伸びをして

さあ新しい一日だ
どんな冒険しようかな

夜明けの草花に流れる朝露の絵を描きました。

一ヶ月と一週間ぶりの創作

本当に久しぶりの絵になりました。前回が7/19なので、実に一ヶ月と一週間ぶり。まさかこんなに長いこと絵が描けないとは思ってもみませんでした…。

スランプになっていたわけではなく、あまりに忙しくて、やることに追われ、やっと一段落ついたと思ってホッとしたら、この前の日曜に40度の高熱が出て、今は口唇ヘルペスにやられていて、相当疲れて余裕がなかったんだなーとため息をついています。

わたしは絵を描く余裕がなくなったら、精神的にやっていけない、というのは前々から承知していたことですし、ここにも何回か書いたことですが、そのとおりになってしまいましたね。

忙しすぎる毎日を過ごしていると、絵のアイデアも全然思い浮かばず、描きたいイメージが見えることもなくなってしまいました。わたしはよくぼんやりしているときに浮かぶ光景を絵に描きますが、それが思い浮かばないということは、ぼんやりしている余裕さえなかったということですよね。限界越えて高熱出すのも当然です。

そんなわけで全くイメージは湧いていなかったのですが、とりあえず絵は描きたかったので、なんとなく思いついた「露」の絵を描いてみようと、何はともあれキャンバスに向かいました。

いつもと違って、まったく構想がない状態からのスタートだったので、まともな絵になるのか不安でしたが、数日かけて描いているうちに、ちょっとずつイメージをふくらませる感覚が戻ってきました。

ブランクって怖い…。たった一ヶ月でも絵の描き方を少し忘れてしまうものなんですね…。

夜明けの朝露をテーマに

今回テーマにしたのは朝露。なぜ描こうと思ったのかは覚えていないですが、ずいぶんと前にどこかで挑戦したことがあって、あまり魅力的に描けなかったので、また描いてみたいという気持ちがありました。

それを一ヶ月ぶりの復帰作に当てたのは無謀でしたが、描けそうなイメージが他になかったので仕方ありません。

構図はまったく考えていませんでしたが、小さな露を目立たせるには、遠近法で手前に持ってきて大きく描くしかない、ということで、手前に草花がある奥行きのある風景、ということに決定。そして朝露なので、奥には夜明けの風景を描く、ということで、理屈のほうから構成しました。

もともと双子はゾウのはなちゃんに乗って、奥のほうの崖で海の夜明けを見る、という構図にしようかと下描きしていましたが、そうすると手前の露の存在意義がわからなくなってしまうのでリテイク。双子たちを遠景側ではなく、近景側に引き寄せて、露のしたたる草花の中を歩かせることで、露の存在感を強調してみました。ここも理屈からの構成ですね。

そのおかげで、遠景の夜明けが手抜きっぽくなってしまいましたが、特にこれ以上描くものを思いつかなかったので、シンプルながら丁寧に描くことに。夜明けは最初、太陽が顔を出して朝焼けになっていたのですが、色を仮塗りしてみると、手前の風景とちぐはぐに。

手前は夜明けらしく、落ち着いたターコイズブルーを中心にしっとりとした色調にしたかったので、奥の遠景を朝焼け(黄色から赤)にしてしまうと、補色関係になってやたらと目立ってしまいます。しかも虹色のグラデーションとしてつなげられるわけでもなく、近景と遠景が別の絵のような状態に。

それで、遠景の夜明けは、まだ太陽が出ていない、少し赤らみ始めた空、ということにして、全体をターコイズブルーを中心にしたグラデーションにまとめました。

風景を落ち着いた色合いにまとめることで、いつもの虹色は朝露の光の反射の部分に使って、結果的に朝露にスポットを当てられたので、この配色にしてよかったな、と思います。

ただ最近描いているゆめまな物語シリーズのもうすぐ雨は上がるからといい、星のかけらの子守歌といい、さらには空花物語シリーズの近作といい、似たような配色ばかりな気も…(笑) マイブームなんですかね…。

こんなわけで、いつもの直感的な構図とは異なり、理詰めで構図や配色を決めていく、なんともシステマチックにデザインした工業製品のような絵になりました。まあ、たまには、そんな絵があってもいいでしょう。

ちなみにタイトルの「ラプソディ」とは狂詩曲のことで、思い思いに自由に奏でるメロディのことをいうそうです。露が流れて奏でるメロディがまさにそんなイメージだったので、このタイトルにしました。

そういえば、忙しくて目を回している間に、Painterの新バージョン2017が出ていました。未だに2015のままですが、不自由はしていないし、特に魅力的な機能がここ二年で追加されたわけでもなかったので、とりあえずまだ今のを使っておこうと思います。せっかく今の状態で気分良く使えているのに、アップデートして逆にシステム面で不具合などが出たら困りますしね。

ここのところ、二ヶ月おきに高熱を出したり、普段でも37度越えてることもあったり、明らかに疲れているので、なんとかして、もう少し余裕を見つけて、絵を描く時間を定期的に作っていけたらなーと思っています。