木洩れ日のステンドグラス A Sunshine Stained Glass Window


木洩れ日のステンドグラス

いつか君と語らった場所
あれがどこだか 思い出せない

まぶたに焼きつく まぶしい木洩れ日
雲母がきらめく 小川のほとり

七色きらめくステンドグラスが
君の上から降りそそいでいた

あれはきっと 地図にない場所
ぼくと君しか 知らないところ

だからぼくは 君を呼ぶから
また手を引いて 道を教えて

いつか君と歩いた場所へ
忘れられた森のさなかへ

森の木洩れ日が七色のステンドグラスのように光を集めている絵を描きました。

高熱でうなされたときの風景

ここのところ、異様に忙しい日が続きまして、ようやく、ようやく、今月も2枚目の絵を描けました…。異様に忙しいだけでなくて、39℃も熱がでたり、口唇ヘルペスにやられたりして、本当にハードでした…。しかも忙しすぎて、高熱が出たのに一日しか休めなかった…。なんとか乗りきれてよかったです。

さて、この絵は、その高熱が出て、三途の川が見えるんじゃないかというほど意識がもうろうとしていた時に脳裏をよぎった風景が元になっています。どういう場面なのかよくわからなかったのですが、頭上にカラフルなステンドグラスっぽいものから降り注ぐ光が見えて、木々のアーチに囲まれていて、足元の川にステンドグラスのカラフルな光が映り込んでいました。

後で記憶に残った状況から、きっと木々に咲いた花がステンドグラスのように色を透過させていたのだと解釈したのですが、もしかすると文字どおりのステンドグラスが頭上にあったのかもしれません。なにぶん、高熱でもうろうとしていて、起き上がることもできない真夜中におぼろげに見えたものだったので、記憶があいまいです。あくまで概念的なイメージだったので、絵に描き起こすにあたって風景の細部などは改めて構成しました。

夢が侵入してきている現実

そうして完成したこの絵は、五ヶ月ぶりの「ふたりの時間」カテゴリの絵になりました。前回の絵は、2/1のガラスの海でしたね。

なぜこの絵を「ふたりの時間」カテゴりにしたのか、というとうまく説明できないのですが、わたしの感覚としては、今回降ってきたイメージは、「ゆめまな物語」のメルヘンではありえないし、「空花物語」の冒険ファンタジーでもないなー、と感じました。むしろ、この幻想的で夢なのか現実なのかわからない雰囲気は、「ふたりの時間」にふさわしい。

「ふたりの時間」はメルヘンでもファンタジーでもなく、現実をコンセプトにしています。といってもただの現実ではなくて、夢が侵入してきている現実。

「ゆめまな物語」と「空花物語」は物語という名前がついているように、あくまでも独立した空想世界とみなしていますが、「ふたりの時間」は、現実世界と地続きで、どこからが現実で、どこからが夢の中なのか分けられない、そんな不思議なイメージの作品群のつもりです。

そういう複雑なコンセプトのせいで、なかなか新作が描けないのですが、…というよりこのカテゴリの絵が増え始めたら、わたしが夢に侵食されている状態だと思いますが(笑) これからも時々アイデアが降ってきたら描いていきたいですね。

もうすぐ今年も折り返し地点。今年前半の作品数は約20枚になりそうです。去年までと比較すると少ないですが、今年の忙しさを思うと、よくやれているほうですね。残る半年も、無理のない範囲で、コツコツと描いていきたいです。