はるかなはるかな海の底
海底駅にやってきたまばゆい雲母がふりそそぐ
青いパノラマスクリーンもうすぐ汽車が出る時間
急いでホームを駆けてくと巨大な影が横切って
夢中で空に目を上げたジンベエザメの鈍行と
マンタの急行 通過中ぼくらももうすぐ海の旅
汽車で魚と走るんださあ乗り込もうあの列車
切符手にして出発だ
海の中の駅で、これから汽車に乗ろうというイラストを描きました。天井がガラス張りになっていて、泳いでいる魚が見えるというパノラマスクリーンの海底駅です。
この絵を描いているころ、体調があまり整わなかったのか、どうもあまり描く意欲が起きず、下書きをしてから10日程度寝かしてありました。そのため、久しぶりに描いた絵になりました。ようやく完成させることができ、ほっとしています。
わたしははどちらかいうと、自分は絵を描くより文章を書くほうに適正があると思っていて、実際に文章を書いているとそれが楽しくて、絵を描くのがおろそかになってしまいます。でも、上達したいのは絵のほうなので、もう少しバランスよくできたらいいのですが。
海の中の建物を描いてみたいというのは前からいつも思っていて、海の中のお城などいろいろ描いてきたのですが、建物の中から、海を見ている絵は初めてかと思います。先日列車の中から海を見ている絵を描きましたが、もしかしたら、この海底駅から発車した汽車の中だったのかもしれません。
ときどき、ものすごく精巧な建物の絵を描いている方を見かけますが、自分でこうして建物を描いてみると、やはりすごいなと思います。わたしは根気がないので、建物の輪郭や構造をしっかり描けませんでした。建物の細部に関する知識や空想力がないことも関係しているでしょう。
こうした点は今後の課題ですが、ひとまずのところ、とても魅力的な空間を探検するゆめまなを描けたことで満足です。