木の葉が踊る秋の日を
昨日みたいに思い出す夕暮れ染まる絵みたいに
ノスタルジックな色模様かさかさ音を踏みしめて
歩く公園 結ぶ風木陰のベンチに腰掛けて
君と飲んだコーヒーはほのかに香って暖かく
ぼくの記憶に溶けてった
すっかり季節外れですが、秋の想い出の絵を描きました。紅葉染まる公園で、ベンチに座りながらテイクアウトのコーヒーを飲んでいるところです。
この絵が季節外れになってしまったのは、理由がありました。じつはもともとは、秋の紅葉の絵ではなかったのです。最初は駅のホームでスタバのコーヒーを飲んでいる絵でした。しかし画力不足というか、電車を描くのがめんどくさくなったというか、そんな理由で背景を変えることにしました。
椅子に座っている二人はわりとよく描けていたので、それに合わせて周りの色合いも決めたところ、こんな景色になりました。考えてみると、服の色は秋色のコーデでした。駅のホームの色にはなかなか合わないわけです。
駅のホームは建物なので、どうしても、建物苦手、室内苦手の影響が出てしまいます。今回はいい絵にしたかったので、難しい題材から逃げてしまいましたが、また練習したいです。
今回の絵では、水彩の筆を何本か追加して描いてみました。いつもは線は角チョークで描いていましたが、今回は、線まで水彩です。一応、前回と前前々回の絵も、線を水彩にして実験はしていましたが、こちらのほうがしっくり来るように思います。
新しい水彩の筆(紙目水彩)のおかげで、服のしわなど、尖った線を描けるようになりましたが、他方、駅のホームや電車のような、均一に塗る必要のある無機的なものは描きにくいと思いました。それ用の筆を作るか、これまで通り水彩ではないティントの筆で塗ってしまうかは悩みどころです。
理想は、デジタルの利便性を活かしつつ、アナログの水彩のようなイラストを描くことなので、いろいろ実験していこうと思います。