闇路の明かり Warm Lights of Dark Night


闇路の明かり

暗い暗い夜の森
ざわざわうなる木の葉たち

月の光もさえぎられ
足元さえもおぼつかない

だけどぼくらは怖くない
手を取り合って歩いてく

なんでも知ってるモリフクロウ
道案内もお手のもの

明るい炎が飛んでいく
あれがぼくらの歩く道

闇路を照らすこの明かり
明るいランタン手に持って

暗い暗い夜の森
出口はきっともうすぐだ

ランタンで夜道を照らしながら、夜の森をみんなで協力して歩いている絵を描きました。

友だちと同じテーマ「闇路の明かり」で描いてみた

今回の絵は、明かりをモチーフにしたイラストです。この絵を書こうと思ったのは、8月はじめくらいに、絵を描いている友人から、同様のテーマの絵はがきをもらったこと。友人らしい幻想的な夜の森のイラストで、とても感動したので、わたしも、同じテーマで描いてみることにしました。

友人の絵は、霧がかかった夜の森を、男の子がホタルブクロで照らされた道を進んでいく、ちょっと寂しげで美しい幻想的な絵だったんですが、わたしは、わたしらしい絵で、同じテーマに取り組むことにしました。

今まで、暗い森を歩くような絵は何回か描いてるんですよね。

君がいるから怖くない…「ふたりの時間」カテゴリで、まっくら森っぽい絵

ぼくが君を守るから…「空花物語」カテゴリで、ファンタジーの迷いの森

ぼくが君を守るから I Promise I’ll Keep You Safe.

というわけで、今回は、まだ描いたことのない、「ゆめまな物語」カテゴリでの暗い森を描くことにしました。「ゆめまな物語」カテゴリだと、怖い雰囲気や、しっとりした落ち着いた雰囲気というのは、ちょっと違いますよね。

むしろ、もっと明るくて楽しいのが「ゆめまな物語」なので、今回は、暗い夜の森を歩きながらも、賑やかで楽しそうで、安心感のある絵を目指しました。友人の絵と同じテーマでありながら、雰囲気はものすごく違うという。

友人の絵みたいな幻想的で美しいタイプの絵は、今だに描けたことがないかも。ああいうのはセンスが問われます(笑)

温かい明かりが感じられる絵に

今回の絵で工夫したところ。

■構図
まず、構図は、フクロウが明かりをぶら下げているのはすぐ決まったんですが、それからが難航。奥行きの出し方や、角度をいろいろ試行錯誤しつつ、今の構図になりました。

フクロウが手前で導いている感じにして、手前は明るく、奥は暗くすることで奥行きを出しました。平坦な構図ではなく、傾きをつけることで、険しい道を登っているかのような動きも取り入れてみました。

ところで、森のフクロウというとケポラ・ゲボラ思い出す(笑)

■登場人物
奥にいるゾウのはなちゃんは、最後まで悩んだ部分。かなり早い段階で、はなちゃんがランタンをぶら下げているイメージは固まっていて、面白いから使いたいとは思っていたものの、森の中を歩くにしては体が大きすぎる?という家族からの指摘も。でもはなちゃんは、マルミミゾウ(別名シンリンゾウ)なので、森の中にいるのが自然なんですけどね。

家族の意見では、むしろほしくずライオンを登場させたほうが、キラキラ光って幻想的じゃない?ということだったので、そのバージョンも下書きしてみたのですが、なんかゴチャゴチャしてしまうんですよね。ほしくずライオンといえばレインボーに光るたてがみですが、それを奥に配置してしまうと、目立ちすぎるというか。かといって手前に配置したら、フクロウの意味がないので。

ほしくずライオンは、また別の機会にご登場願うことになりました。ほしくずライオンと双子とネコだけで、暗い森に入っていこうとしている絵とか描いたら幻想的でいいんじゃないかな。ただし友人の絵の構図とけっこう被りそうですが。

完成した絵を見る限り、はなちゃんがいない絵にしたほうがすっきりした気がしますが、そこはまあ雰囲気より賑やかさ優先ということで。

■キアロスクーロ
夜の明かりの絵で一番大事なのはキアロスクーロ。キアロスクーロとはイタリア語で「明暗」の意味ですが、つまりコントラストを出すことですね。

暗いところは暗く、明るいところは明るく、というのをかなり意識して塗ってみました。そうすることで、明かりのあたたかみが出ると思います。

ひとまずリアル水彩で色塗りが終わってからも、エアブラシフィルタで暗いところをかなり暗くして、キアロスクーロを整えるようにしてみました。

とはいえ、光源を意識した影のつけ方はまったく正確ではありません。立体を把握するのが苦手なので、よくわからないです(苦笑)。なんとなく雰囲気が出ればいいということで。

使う色は、暗くするために、あえて緑系の色で葉っぱを描かないよう注意しました。深い青緑から藍色あたりで森を描くことで夜らしさが出たかと。

 

暗がりの中で明かりを際立たせる絵は、ビンス先生のレッスン以降、何度も挑戦していますが、いまだに慣れないですね。まだまだ改善の余地は大きいですが、少しずつでも上達していきたいです。

今月も4枚ほどしか絵が描けず…。スランプなわけではなくて、単純に忙しくてうまく時間がつくれないので、もう少し生活を整理したい…。8月はじめに思いついたこの絵を二ヶ月遅れで完成させていることからも分かると思いますが、描きたい絵の構想ばかりたまる一方で消化できていないです(苦笑)