2021年3月の道北暮らし自然観察日記

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2021/03/01月-2021/03/02火

友だちとのZoomですごく疲れる

久しぶりに大阪や淡路島の友だちと、Zoomでやりとりしました。

ほぼ0℃付近と、暖かい日だったので、外に出かけて風景を色々見せてあげながら、お互いに近況を話したのですが、その後、異様に疲れてしまいました。

嫌な話とか、気に触ることがあったわけではなく、普通に楽しい会話だったはずなのに、どうしてこれほどまでに疲れるんだろう…?と不思議に思いました。

Zoomの会話が原因ではないのだろうか、と考えて脳内シミュレーションしてみました。でも、もしZoomせず、一人で森に出かけていたら、今ごろこんなに疲れていないだろう、と思えました。やはりZoomのせい。

ということは、話の内容ではなく、不自然なコミュニケーションスタイルのせいで疲れたということです。

以前から話題になっているように、またブログ記事でも書いたように、Zoomのような非言語的コミュニケーションが限定された会話形式は、普段から非言語的なサインに頼っている人には疲れを引き起こしやすいのです。

アスペルガー症候群などのような、もともと非言語的コミュニケーションに頼っていない人たちは、かえってZoomが追い風になっています。現にわたしの友人でも、Zoomになって非常に楽になったと語る人が何人かいます。

わたしは真逆で、普段から微妙なサインを読んで(過剰に読み取って)相手に合わせるタイプの人なので、非言語的なサインがないと、話すタイミングや話し終えるタイミングが計れず、頭がオーバーヒートしてしまうようです。

これでは、ただでさえ人間嫌いなのに、さらに加速してしまいそう。どんどん自然な在り方から離れ、非人間的な時代になっていくものです。やがてはそれが普通として受け入れられる時代に。

「カラスの行水」を初めて目撃。そして大雪に

ちょっと空いた時間に、鳥でもいないかと思って近所の小川沿いを歩きましたが、時間帯が悪いのか、カラス以外には何もいませんでした。

いつもは「カラスなんか」と思ってしまいがちですが、ほかに何もいないので、否応なしにカラスを観察してみることにしました。

このくちばしは…、ハシブトガラス? くちばしよりも鳴き声や歩き方で見分けるべきなのでしょうか。

それよりも驚いたのが、カラスが水浴びをしていたこと。最初は川床の虫でも食べているのかと思いましたが、どうも有名な「カラスの行水」ではないか、と直感しました。

本当に一瞬で終わってしまいます! ことわざで知ってはいても、実際には見たことなのないワンシーン。昔の人々は実によく観察していたものだ、と感心させられました。

その後、天候は急変し、低気圧による吹雪に。場所によっては50cm近く降ったようで、うず高く積み上がった雪の壁がさらに大きくなりました。

近くの公園の橋も、すっかり埋もれてしまって、何なのかわからない状態に。高い手すりがついた橋だったはずなのですが。

あまり雪が降りすぎると、エゾシカや他の動物たちが食糧難に陥ることを先日知りましたが、わたし個人の好みとしては、ある程度降ってくれたほうが楽しいです。

去年のようなササがまるで埋もれない異常な少雪だと、冬を過ごせた気になれません。今年ほどとは言わないまでも、せめてササが隠れるくらい降ってくれないと、損した気分になってしまいます。今年は本当に充実した素晴らしい冬でした。

2021/03/03水

アカゲラのオス同士のバトル

歯の痛みのため、歯医者に行かなけれければならず、道北の中心都市名寄まで行ってきました。歯医者も嫌だし、この時期に病院に行くのも嫌だしで、昨夜悪夢を見たほどでした。

しかも、今日は天気がよく、紋別などに流氷が再接岸したとの情報もあったのに、残念なことです。明日は仕事があるので遠出できませんし。

歯医者では、どうも歯にヒビが入っていたようで、虫歯ではありませんでした。今のところ、あまり良い解決策がないので、様子を見ることになりました。暖かくなって窓を開けられるようになってから通院したいので都合が良かったです。

16時ごろ、途中で立ち寄った公園では、ヒヨドリ、アカゲラ、ヤマゲラ、ミヤマカケス、カラ類などの声が響き渡っていました。こんなに鳥が多いのは久しぶりです。天気がよかったのもありますし、時間帯が良かったのでしょうか。

すぐに目に入ったのは、アカゲラが追いかけ合っていたことでした。二羽のアカゲラが、空中で激しいドッグファイトを繰り広げ、羽毛をちらしながら取っ組み合いをしていました。

あまりに素早くて、うまく動画には撮れませんでしたが、上の動画のようなことを、延々と繰り返していました。普段の鳴き声とは明らかに違うギュルルルルという声で威嚇するのが頻繁に聞こえます。

猫同士のじゃれあいにも似ているな、と思ったので、もしかすると仲良い兄弟の取っ組み合いなのでしょうか。それとも、本格的な縄張り争いなのでしょうか。

後から動画を見てみたところ、戦っているのはオス同士で、特定の2羽だけでなく、何羽ものオスが入れ変わり立ち代わり戦っていることに気づきました。ということはメスを巡る争いなのでしょうか。

残念ながら、手持ちの図鑑には、アカゲラのこのような行動については載っていませんでした。しかし、ネットで調べてみると、同じようにオス同士の喧嘩を目撃したというブログが多数ありました。

断定はできませんが、アカゲラの繁殖期(5月以降)が近いので、パートナーをめぐってバトルが勃発しているのかもしれませんね。

それにしても、こんなにアカゲラがいるなんて! 真冬はいったいどこに隠れていたのだろう、と思うほどの数が、公園のあちこちを飛び回っていました。

あまりにアカゲラばかり多すぎて、他の鳥たちがあまり視界に入ってこないので、もっぱらアカゲラ観察会になってしまいました。

これだけキツツキが出てきているということは、今森に行けばクマゲラなどもいる? 明日時間があれば、探しに行ってみましょうか。

歯医者の待ち時間などに、コケの図鑑を見ていて、新しく気づいたことが。

まず、春先にグラウンドなどを赤く染め上げるコケは、これまでキンシゴケや、その仲間のヤノウエノアカゴケだと考えていましたが、より一般的なのはノミハニワゴケというコケだそうです。

また、先日樹皮に付いているのを見つけた茶色く感想した数珠つなぎのようなコケは、ヤスデゴケとその仲間のコケだそうです。

コケに関しては、なかなか良い図鑑が見つかりません。今回読んでいた図鑑もズームした倍率の高い写真ばかりで、実物との差異が大きすぎました。慣れればそれでも役立つのでしょうが、まだ初歩の初歩なので、初心者向け図鑑がほしいです。

2021/03/04木

ミヤマカケスとゴジュウカラ、鳥たちの歌声が響く森

素晴らしい快晴! 流氷も接岸中! しかし用事があるので遠出はできず、近所の森に出かけるにとどめました。もし明日も流氷が残っていれば見に行けるかも。

暖かかったので、雪がべちゃべちゃ。林道を歩き始めてすぐ、スノーシューに溶けた雪がまとわりついて、普段の2倍はあろう重さになりました。足に重りをつける筋力トレーニングかと思うほどで、数歩歩いては雪を落とすしかありませんでした。

もしかしたら、いっそスノーシューを脱いでしまったほうがいい?と思って試してみたら、膝くらいまで沈んでしまい、さらに歩きづらくなったので、おとなしくスノーシューを履きました。

あまりに歩きにくいので、ほんの数十メートル歩いただけで、もう帰ろうか、と思いました。でも、せっかくこんないい天気なのだから、無理せずゆっくり行けばいいと思い直しました。

その場にしゃがみこんで休みながら、春めいてきた陽光を浴び、しばし遠くの山々を眺め、鳥の歌声に聞き入りました。

昨日、名寄の公園に鳥がたくさんいたので、よく晴れた今日はさぞや森に鳥が集まっているだろうと期待していました。ところが、昨日と同じくらいの時間であるにも関わらず、ほとんど鳥は見かけませんでした。森は都市部の公園より春の到来が数週間遅いからかもしれません。

それでも、いつでも森にいるミヤマカケスは見かけました。本当にいつでもいる鳥ですが、色鮮やかな美しさで飽きさせません。樹皮のコケをむしり取って食べているようにも見えました。

どこからかキツツキの音も聞こえましたが、雪が重くて機動力がなく、探しに行けませんでした。小さなカラ類はあちこちで歌声を鳴り響かせていましたが、姿はほとんど目視できませんでした。

かろうじて見つけることができたのはゴジュウカラで、高いシラカバの枝などを走っていました。60倍ズームで見ると、すばしっこいハムスターのようにも見えます。

耳を澄ましていると、鳥たちの鳴き声が森に響きます。こちらの梢から何かの鳥が鳴くと、どこか遠くから別の鳴き声が返事します。会話がつながって、鳴き声がどんどん変わっていきます。わたしの理解できない言語が話されていることがわかります。

ふと、「植物の叡智の守り人」にあった先住民の若者の言葉を思い出します。

ある若い植物学者が、ノートと観察用具を持ち、新しい植物を発見しようと熱帯雨林に出かけ、道案内に先住民のガイドを雇う。…植物学者は彼の能力に驚き、怪訝な顔で道案内を見る。

「おいおい、君は随分たくさんの植物の名前を知っているな」。

道案内はうなずき、うつむいたまま答える。

「はい、名前はみな覚えましたが、彼らの歌う歌はまだ知りません」(p64)

今日聞いたのは森や植物の「歌」ではなく文字通りの鳥たちの歌でしたが、わたしはその歌が何を意味するのか、いまだ何も知りません。

ストローブマツ?の冬芽、真っ赤なケヤマハンノキの断面

まとわりつく重い雪に苦しみながら、歩いては休み、歩いては休みを繰り返して、森のほうへ。森の中にある林道でさえ、雪が溶けてべちょべちょでしたが、斜面を歩けば、スノーシューに比較的まとわりつきにくいことに気づきました。

植林された森のそばを歩いていると、見慣れないマツがあることに気づきました。自生種とは違う。枝が折れて落ちていたので調べてみると、とても細い葉です。

葉の本数を調べてみたら、3本から5本までばらつきがありました。この前、3本葉のリギダマツか?と思っていた木が、実は5本葉のチョウセンゴヨウだった、という失敗がありましたが、しっかり複数の葉を確かめないと、わからないものですね。

葉の長さはわたしの手のひら(手袋込み)の幅くらいだったので、10cm超でしょうか。この時点で、ストローブマツかチョウセンゴヨウかに候補が絞られます。

そして、すぐ近くに落ちていた松ぼっくり。ちょっと間延びした細長い紡錘形。ネットで調べてみたら、ストローブマツの松ぼっくりにそっくりでした。

冬芽もあったので接写。先日撮ったチョウセンゴヨウらしき5本葉マツの冬芽と比較してみると、表面が滑らかで先端が尖っています。また、周囲の葉が冬芽に比べてかなり細いので、葉の細さが特徴とされるストローブマツと一致していると思いました。

マツの種類の見分けは苦手意識が強くて、全然取り組んでいませんでしたが、少しずつ進歩できているのかも? まだ見分けるポイントが試行錯誤ですが、身近にあるマツは園芸種も含めて、あらかたわかるようになってきたかもしれません。とか言いつつ、シダの時と同様、わかったつもりになっているだけで、間違っているかもしれませんが。

雪深い林道を歩いていると、前方に真っ赤な丸い看板のようなものが見えて困惑しました。「消火栓」とか「火の用心」とでも書いてあるのでしょうか? この森の中に、看板なんてなかったはずなのですが…。

怪訝に思って、近づく前にカメラでズームしてみました。夏場でも、景色に違和感があったら、ズームしてみることにしています。だって近づいたにクマだった、とか嫌なので。

拡大して見ると、どうやら、木の切り株の断面のようでした。しかし、真っ赤すぎたので、アカウロコタケでも生えているのだろうか、と思いました。しばらく歩くうちに、ようやく全貌が見えてきて…、

普通に切り株でした。林業関係者が切り倒したもののようです。おそらく去年の秋に伐採され、わたしが散歩していた時期には雪に埋もれていて、最近、雪解けとともに姿を現したのでしょう。

切り株は根こそぎ倒れていたので、もともと倒木だったのが、邪魔だったので伐られたのかもしれません。

それにしても、この真っ赤な断面…、いったい何の木だろう? すぐに思いついたのはケヤマハンノキでした。アイヌ語で「ケネ」。血の木を意味し、赤い染料が取られていました。

切り株の脇から出ていたひこばえの冬芽を調べてみたら、確かにケヤマハンノキの冬芽でした。本当にこの木の子どもか、それとも脇にくっついていただけかは観察しそこねたのですが…。また大事なところをおろそかにしてしまった。

樹皮自体は滑らかでトドマツのようにも見えるのですが、トドマツの断面はこんなに赤くないと思います。

前にケヤマハンノキを伐採した人のブログ記事を読んだことがあって、そのときの記事からするに、ケヤマハンノキもトドマツと同じで、樹皮はかなり滑らかなようでした。断面の色も似ているし、やっぱりケヤマハンノキで合っているのかな。

それにしても、本当に血のような朱色でした。ちゃんとひこばえの出どころを確認しなかったのも、血生臭く見えて少し気圧されてしまい、近づきがたく感じられたからかもしれません。手で触れることさえはばかられてしまいました。

もし本当にケヤマハンノキだったとしたら、あの樹皮を煎じたのが古代の染料の色。なかなか貴重なものを見れました。

(追記 : 後日改めて観察したところ、やはりケヤマハンノキでした。また、トドマツの樹皮や断面とも比較してみて、樹皮だけなら両者がよく似ていることも発見しました)

結局17時前まで森の中でゆっくりしていましたが、鳥が増える気配はありませんでした。いないわけではありませんが、期待していたほど多くはいませんでした。この前の晴れた日はキツツキとか見放題だったのに、いったい何の条件が違うんだろう…?

森に入ったころは、とても暖かくて心地よく、このまま何時間でもぼーっとしていられる、と思いましたが、17時ともなると、少し肌寒くなってきました。

驚いたのは、帰りは地面がシャリシャリして、かなり歩きやすくなっていたこと。わずか数時間でも、雪質や路面状態ってこんなに変わるものなのか、と驚きました。行きよりもかなり楽に帰ることができてありがたかったです。

さて、明日は流氷が残っているようなら、オホーツク海まで出てみたいですが、果たしてどうなることか?

2021/03/05金

春の陽気でうたた寝するエゾシカ

残念ながら、朝起きて調べると、流氷はひと晩で沖へ流されたようでした…。こんなに晴れているのに。せっかく用事がなくて遠出できる日なのに!

迷いましたが、晴れた日の海を見るだけでも気持ちいいし、道中で動物や野鳥を見れるかもしれないから、行くだけ行ってみることにしました。

なんと気温はプラス10℃! いきなり春になりました。すぐに気づきましたが、道路脇のヤナギの花があちこちで一斉に咲き始めていました。いや、咲いているのではなくて、芽鱗が脱げてつぼみになっているだけか。

あまりに多いので、どこでも撮れると思っているうちに、撮るのを忘れてしまいました。どのみち明日以降撮れるでしょう。

そして、ちょっと山間の地域に差し掛かると、先月オホーツク海に出たときもそうでしたが、今日もエゾシカがたくさん! 天然のサファリパーク状態で、道路脇にあっちにもこっちにも。

しかも、こんな無防備に木の皮を食べたり、挙句の果てにはうたた寝していたり。

真っ昼間からウトウト寝てるシカなんて初めて見ました。道路沿いでうるさくないのだろうか。それが気にならないほど春の陽気で眠かったのか。

木の皮まで剥いで食べているといっても、特に痩せている様子もなく、幸せそうで何よりです。

これからの季節は、野生動物の飛び出しにも注意しないといけません。わたしは制限速度を守って安全運転しているので、真に恐ろしいのは後ろから猛追してくる爆速ドライバーをいかにかわすかということのほうなのですが。

帰り道でも、やっぱり巨大なシカが道路脇にいるのを目撃。立派すぎる角を持った雄ジカで、木の芽をむしゃむしゃ頬張っていました。

わたしに気づいても慌てることなく、のっしのっしとゆっくり引き上げていく落ち着きっぷり。しかし、こんなに立派な長老のような風格なのに、寿命からすると、たぶん10年も生きていないのでしょう。わたしよりもずっと年下だと思うと、なんだか複雑な気持ちです。

ついに目撃! 空の王者オオワシ!

往路の道中、うたた寝するエゾシカを見てからしばらく走っていると、前方の空に何羽かのワシが舞っているのが見えました。トビだろうかと思いながらチラチラ見ていると、白い羽が見えたので、オジロワシだ!と思い、車を停車させました。オジロワシは特に珍しい鳥ではありませんが、何度でも撮りたい。

ところが、車を停めてよく見ると、肩から腕にあたる部分が白いように見えました。ということはもしかすると、オオワシ!? 一度も見たことがなかったけれど、まさか本当に…?

ここから10分以上にも及ぶ挑戦が始まりました。なんとかして、初オオワシをカメラに収めたい。しかし遠くの空すぎて、60倍ズームでやっと写る距離。ファインダーに収まっても、ピンとを合わせる間に消えてしまいます。人間の目のピント合わせ機能はなんて良くできているんだろう。

ピントが全然合わないまま、時間だけが過ぎ、焦りが募ります。その間、後ろから車が何台も現れ、カメラを空に向けているわたしを怪訝な表情を向けながら追い抜いていきました。

幸いなことに、ワシたちは遠くの山の上を旋回して、ずっと同じところをぐるぐると飛んでいました。普通なら、すぐいなくなってしまうのに、今日はなぜかまだチャンスがある。決して近い空ではありませんが、それ以上遠くに離れていくこともありませんでした。

それでも全然映らず、オオワシもついに見えなくなってしまったので、戦い敗れて車に戻りました。ピンぼけの写真しか撮れず、ダメだったか…と気落ちしたのも束の間、また姿が見えたので、車から出て第二ラウンド開始。

作戦を変更して、60倍ズームできれいに撮るのは諦めて倍率を下げ、とりあえず姿を写すことに専念することにしました。

またカメラのピント合わせも、普段森の中で撮るための設定(中心にピント合わせする)から、オートフォーカスに戻してみました。障害物だらけの森と違って、何もさえぎるもののない大空ならこっちのほうがいいはず。

あまりピントが合っているようには思えませんでしたが、手当り次第に写した感じでは、ぼやけてていても姿が判別できる写真は撮れただろう、という手応えがありました。

また二度目にオオワシが視界から消えましたが、このたびは満足して車内に戻りました。遠くに離れたふうではなかったので、そこでさらに待てばオオワシがまた見えたかもしれません。

でも、わたしは写真家ではないから、なんとなくオオワシだとわかれば、思い出を記録できさえすればそれでいいのだ。そう思ったので満足でした。

では実のところ、どんな写真が撮れたのか。帰ってSDカードからデータを出してみると…、

申し訳程度ながら飛んでいる動画。

これだけ撮れていたら十分! 予想以上の写真に嬉しくなりました。元データではもっとオオワシの姿は小さく写っていますが、さすが光学60倍だけあって、拡大しても解像度が高いので、はっきりと姿を捉えることに成功していました。

もちろん、写真家だったら、とても満足のいく出来ではないでしょうが、ブログに思い出をつづるだけのわたしにとっては最高の出来です。すばらしい思い出になりました。

ちなみに一緒に飛んでいたもう一羽のワシはオジロワシでした。早い段階で気づいて、オオワシのほうを積極的に追っていたので、あまり写真は撮っていませんが、オジロワシだと判別できる写真も何枚かありました。

2年前からずっと、いつかオオワシを見てみたい、と願っていただけに、思わぬ場所で見れて感無量です。きっと海沿いだったら、そこまで珍しい鳥ではないのでしょうが、内陸にも出張してきてくれることがあるんですね。

もし、車を運転しながら、空のワシを見て、どうせトビだろうから見ても仕方ない、と思っていたら。あるいは、オジロワシだと気づいたとき、オジロワシなんて何度も見ているから、わざわざ停車してまで撮らなくてもいい、と思っていたら。こうしてオオワシを見れることはありませんでした。

その前のシカだって、エゾシカなんていつでも見れる、と思ってスルーしていたら、うたた寝している貴重な姿は見れませんでした。

何度見かけたとしても、決して当たり前のものとは思わず、毎度毎度愛おしく感じるからこそ、今日の出会いがありました。これからもこの感受性を大切にしたいです。

流氷が去ったオホーツク海。海藻や海鳥がいた

さて、肝心のオホーツク海の流氷は、前情報どおり、もう去った後でした。一日早ければ接岸していたのかもしれませんが、用事があったので仕方ありません。今冬は二回ともタッチの差でした。

でも海岸には、接岸の名残と思われる流氷が座礁していました。手前の低いところにある流氷が昨日接岸したもので、奥の高いところにある黒ずんだ流氷が1月末に接岸したものでしょう。

2月に来たときに比べ、砂浜の雪解けは急速に進んでいて、ほとんど砂が見えていました。砂浜と聞いてイメージするような藁色の砂粒ではなく、黒っぽい細かい砂からなる海岸です。

前回と同じく、砂浜には色とりどりの石や貝殻が落ちていて、無心になってビーチコーミングを楽しめました。

どういうわけか、ここの海岸には、いかにも「貝殻」という形の貝殻はなく、湾曲して研磨された破片が見つかるだけでした。完全な形の二枚貝や巻貝の殻は全然見つかりませんでした。

砂の粒子も細かいし、オホーツクの荒波に揉まれると、原型をあまりとどめないのでしょうか? それとも時期が悪いだけ? 貝の生息分布と関係がある? 海については何も知らないのでわかりません。

「オホーツク海 ビーチコーミング」で検索してみると、わたしが拾ったのと同じような色とりどりの石と、破片になった貝殻ばかりの写真ですね。でも巻貝がないわけでもなさそうだから、もっと探せばあったのでしょうか。

ほかには、海藻や海草の漂着も見られました。ほとんどはコンブのような褐藻類でしたが、小さな緑藻類や紅藻類も落ちていて、3色並べて写真を撮ることができました。

コンブのような褐藻類は、かなり長いものも漂着していて、根元の付着根も観察できました。海藻は維管束植物ではないので、根のように見えて、じつはただの固定用の部位です。(と先日読んだカーソンの「海辺」で学びました)

赤い花のような紅藻類。陸上の地衣類を思わせる形と色です。軽く調べてみましたがわかりませんでした。海藻がこんなに種類が多いとは思わなかった。もし海の近くに住むなら海藻・海草図鑑が必要です。

下の写真は別の海藻。違う種類? 濡れてるだけ?

もっとしっかり葉の形がわかるよう平たく伸ばした写真を撮れば判別できそうには思えます。似てる、と思っても、分布域を見ると南の海の海藻だったりするので難しい。「北海道海藻図鑑」とかないものか。

流氷はもう水平線上にしか見えませんでしたが、なぜか取り残された氷山がぷっかりと浮かんでいて、その近くに海鳥がたたずんでいました。オオセグロカモメでしょうか。

その後、別の鳥が近くまで飛んできて、すぐ目の前に着水して、しばらく姿を撮らせてくれました。流氷はないけれど、カモメを撮っていきなさい、と言わんばかりの至近距離でした。

そして、目の前で豪快な大あくびをしてから飛び立っていきました。今日はみんな眠そうです。

拾ってきた石と貝殻とビーチグラス。なかなか素敵な色合い。冬のオホーツク海のいい思い出になりました。

2021/03/09火

ハンノキの樹皮、アカエゾマツの葉、ヤナギのつぼみ

先日、断面の赤い色からしてケヤマハンノキだと思った樹木。しかし、樹皮がトドマツに似ているような気もしたので、本当にケヤマハンノキだったのか、トドマツとの違いを調べてきました。

ケヤマハンノキと思われる伐採された木。相変わらず血のような赤い樹皮。しかし、樹皮が滑らかで、トドマツに酷似しているので、本当にケヤマハンノキなのか?と疑問符がついていました。

伐採された断面。めちゃくちゃ辛いスナック菓子みたいな色。

よく見ると、樹皮から小さな枝が生えていました。冬芽は小さくてわかりにくいですが、明らかに互生であることはわかります。トドマツなら対生なので、やっぱりこれはケヤマハンノキだったのだ。

一方、近くを歩いていると、伐採されたトドマツも見つかりました。断面は白っぽくて全然違いますね。

しかし、まだ謎は残る。果たして、ケヤマハンノキの樹皮は、こんなにもトドマツの樹皮と似ているのでしょうか。しげしげとケヤマハンノキの樹皮を観察したことがなかったので、この機会に調べてみることにしました。

ちょうどトドマツがメインの混交林を歩いていたので、一本一本見上げて樹皮と枝ぶりを確認しながら歩いていきます。あれはトドマツ。これもトドマツ。そしてこれは…、

一見、後ろにあるトドマツと同じような、地衣類がたくさん付いた滑らかな樹皮。しかし頭上を見上げてみると、

全然トドマツじゃない! ぶら下がっている実や雄花も確認できたので、ケヤマハンノキだとわかりました。トドマツ林の中にケヤマハンノキが混じっていたら、意識して観察しなければ気付かないほど、樹皮がよく似ていました。

若いハンノキはサクラに似た樹皮ですし、ある程度太くなっても、縦に小さな割れ目が入るので、それがトドマツと区別できるポイントかな、とも思いました。しかし、別のもっと太いハンノキを見つけたら、縦の割れ目も全然なくて、いよいよトドマツそっくり。

樹皮だけでトドマツとハンノキを区別するのは無理そうです。幸い、広葉樹と針葉樹だから樹形はまったく違うし、冬芽を探したり、枝が互生か対生かを見たりするだけでも区別できるので、現実に似ていると感じることは全然ありません。

というより、普段全然似ていない木だからこそ、切り倒されて枝葉がなくなってしまったら、樹皮がそっくりだ、ということに驚かされました。樹木を見分けるのに樹皮をアテにしてはいけない、というのがわたしが自然観察で実地で学んだ教訓ですが、ここでもまたしかり。

そのハンノキは、いよいよ大きくなってきた雄花が鈴なりでした。もうすぐハンノキ花粉が一斉に散布される、花粉症の人にとっては辛い季節が到来しそうです。

さて、マツの木が植林されている林を通ったとき、樹皮の色からして、今までじっくり見たことのないアカエゾマツではないかと思ったので、立ち止まって調べてみました。

樹皮はこのように赤みを帯びていて、ウロコのようにひびわれています。この時点で、常緑マツでもトドマツではないことがわかります。

高い場所にある葉は観察できませんでしたが、地面に折れた枝が落ちていたので、葉を調べてみました。冬芽を撮ろうとしたつもりが、小さすぎてルーペなしの接写ではうまく映りませんでした。エゾマツの仲間の冬芽は3mm程度と極小らしいので仕方なし。

葉は一本ずつ付いているので、本州や海外産のアカマツ・クロマツではないとわかります。北海道産のエゾマツ、アカエゾマツ、あるいはヨーロッパトウヒのいずれかに選択肢が絞られます。

区別の決め手になるのが葉の断面。平べったければエゾマツですが、これはひし形なのでアカエゾマツかヨーロッパトウヒです。

ヨーロッパトウヒは樹皮が黒っぽくて、葉がしだれ気味になるという特徴があるので、外見からわかります。ということで、アカエゾマツみたいですね。葉っぱも非常に短く、たった0.5-1.0cmほどしかないショートカットなのがアカエゾマツらしさです。

マツの枝ぶりを観察するに、どうやら下のほうの枝は早々と葉が落ちてしまうようですね。一本だけ立っている場所なら違うかもしれませんが、森の中だと陽が当たらなくなりますから。

だから、大きなマツは葉っぱを観察するのが難しいし、エゾマツの新芽でコーディアルを作りたくても、手の届く下枝のあるエゾマツがなかなか見当たらなくて苦労してしまうわけです。

道路脇ではネコヤナギの花のつぼみが咲く準備を始めていました。底抜けの青空によく映えます。

まだ冬芽の芽鱗が残っているのが咲き始め感あっていいですね。

コブシの木のお茶の感想

帰ってから、先日採ってきたコブシの枝を乾煎りしてお茶にして飲んでみました。非常に良いエキゾチックな香りが立ち上って、同属のホオノキの実を煮出したお茶とよく似ています。

これは美味しいに違いない! そう信じて飲んでみると…、

一口目は確かに美味しい。ほんのりと苦味がありますが、美味しい漢方薬のような味。これならいける。わざわざホオノキの実を採ってこなくても、コブシの枝で十分だ。そう思いました。

しかし、飲み終えた後に、口の中に広がる後味の悪さ…。木や土を思わせるような泥臭い味。枝を煎じているのだから当たり前なのかもしれませんが、これでは飲めない、と思うほど変な後味でした…。

コブシの樹皮や枝はアイヌが煎じて薬や茶として飲んでいたという記述があります。しかし現代では、お茶にする場合は、もっぱら花芽を摘んできて使うそうです。やはり樹皮とか枝では、香りはよくても味がまずくなってしまうということなのでしょう。

森の中にあるコブシの木は、おおかた背が高すぎて花芽が採れないか、若木すぎて花芽がついていないかのどちらかで、花芽の採取はかなり難しそうです。運良くちょうど良い高さの花芽に手が届くコブシが見つかれば、ぜひお茶にしてみたいですが、どこにあるのやら。

(追記 : その後、4月12日に、コブシの花芽と葉芽でお茶を淹れて飲んでみました。枝の時と香りの良さは同じでしたが、苦い土のような味はせず、とても爽やかな飲み心地でした。コブシの花芽がなかなか手に入らないという問題点を除けば十分実用性のあるお茶です)

森の中でもふもふのキタキツネと出くわす

森の奥(と言っても雪のない季節なら車でここまで来れるので入り口)まで歩いてきて、少し休みながらあたりを見回していると、少し低い場所をキツネが歩いているのを見つけました。向こうはまだ、わたしに気づいていません。

慌ててカメラを構えてズームしましたが、木々に遮られてなかなか姿をとらえることができません。そうしているうちにわたしのいるほうへ登ってきて…、

不意にわたしの姿を見つけて心底驚いたようで、一目散に逃げていくところを動画に撮影することができました。こんがり小麦色の、なんてもこもこした可愛らしいキツネなんだろう!

このキツネも特に痩せている様子はないので、今年は大雪だからといって、特別食糧難だったわけではなさそうですね。というより、近年にしては多いだけで、昔は当たり前だったくらいの積雪量なので、これで食糧難になってしまったら大変です。

そういえば、その近くに何かの鳥の羽がたくさん散らばっていました。色からするとカラ類? まさかここでキツネに食べられてしまったのでは…?

しかしこの場所には複数枚の羽が散らばっていたとはいえ、鳥の死骸や血の跡はみられなかったので、このたびは間一髪逃げおおせたのかもしれません。野生動物の世界は大変です。

新作の絵「希望を胸に」を描きました

日曜の朝に突如構図が降ってきたので、久しぶりの新作絵を描きました。

希望を胸に Hold the Hope
暗闇に差し込む希望の光

2021/03/10木

町なかの公園にいたヤマゲラ

色々用事があって、町内を歩いていたら、不意に役場の前でヤマゲラの鳴き声が響きました。忘れもしないキョッキョッキョキョキョ…という悲しげな声です。

時間がないから見に行けないなぁ…と思いましたが、すぐ近くの公園から響いてくるようです。何度も何度も繰り返し鳴いていたので、急いで行ったら見れるかも? 

とりあえず公園まで行って、雪の壁を乗り越えて進入。スノーシューがなくても堅雪になっていて問題なく歩けます。

しかしパタリと声がやんでしまう。もう飛び去ってしまったのだろうか…、これ以上探す時間もないし、仕方ない。

そう思って帰ろうとすると、また鳴き声が。さらにもう一回。まだすぐ近くにいるようです。それで、角度を変えて公園の木々を眺めてみると、中央のハリエンジュらしき木にいました!

空が曇っていて逆光ぎみでしたが、レンズに光が反射してヤマゲラを刺激してしまわないよう完全に逆光の方角から撮るのは避けて、太陽に対して直角くらいの場所から撮りました。

鳴いているところを動画にも撮りましたが、急いでいたせいで、わずかにピントがぼけていて失敗でした。気温は0℃なのに手袋もはめていないほど急いでいたものだから仕方ない。

ちょっと珍しい真正面からのヤマゲラも。側面や背面から見ることが多いので、オスの頭がこんなに真っ赤だとは思わなかった。いつものずんだ餅カラーも見えないので、別鳥のよう。

ハリエンジュの木らしい実が見える公園樹を、器用にぴょんぴょんと下って降りていきました。

公園にいることも多いヤマゲラですが、こんなに町の中心部に近い小さな公園にいるなんて意外でした。盛んに鳴き声をあげていたけれど、果たしてメスには届いたのでしょうか…。

2021/03/11木

家の裏の道路にいたキタキツネ。ヒバ林のハシブトガラ

家の裏にある道路を歩いていたら、前を歩くキタキツネの背中見えました。町なかにキツネがいるのは珍しくもなく、野良犬のようなもので、家の周りにもよく足跡が残っています。でも、この場所で姿を見かけたのは初めてでした。

少しお腹が痩せ気味でしょうか。でもキタキツネは夏だともっとガリガリに痩せているので、こんなものだろうか、という気も。冬は毛並みがもふもふになるから丸く見えるだけで、本体はスリムです。

森にほうに消えるでもなく、さらに町なかへと向かって消えていきました。

町の中心部の役場の近くで見かけたこともあるので、キツネにとっては庭みたいなものなのでしょう。 ゴミは高床式ボックスに入れる方式なので あされないはずですが、何か美味しいものでも落ちてるのかな?

公園のニオイヒバ林を通りかかったとき、中から小鳥の声がしました。ヒバの常緑の茂みを覗いてみると、可愛らしいつぶらな瞳のハシブトガラがいました。くちばしの咬合部は白いように見えるので、コガラではなくハシブトガラが合っているでしょう。

丘の南側斜面が早くも雪解けして地面が見えてきていました。着実に春が近づいている気配が感じられます。

2021/03/12金

またまたまんまるエゾライチョウ発見

今日も快晴。今冬は全然晴れませんでしたが、3月に入ってよく晴れる日も増えてきました。遠くの山々もくっきり。今夜はほぼ新月なので、すばらしい星空が見れそうです。

森の中の雪は、だいたい50cmくらい積もっていましたが、場所によっては溶けてぬかるみになっていました。もうあと二週間もすれば、山菜も芽吹いてきそうです。暖かいので手袋を脱いで散策しましたが、まったく寒さはありませんでした。

森の中でふと見上げると、たくさんホオノキの実の殻が目に入りました。これを見るたびに、もし採れたら美味しいお茶が飲めるのになぁと思ってしまいます。もっと低い位置にあればいいのに、決まっててっぺんについています。メインのお客様が鳥なので仕方ない。

今まで気付かなかった場所に、絵本に出てくるような、たくさん丸い穴の空いた木を発見。もしかすると、モモンガの高層マンション?

ズームして撮ってみましたが、穴の中には何も見当たりません。もしモモンガが住んでいるのだとしても、夜行性だから姿は見れないでしょう。

ガサガサっと音がしたので見ると、エゾライチョウが近くの木にとまっていました。もう一羽飛び去っていく影が見えたので、もしかしてご夫婦だったのかも? 前に二回見た場所からそれなりに近いので、同じ個体かもしれません。

相変わらずのまんまるボディ。どうしてこんな形をしているのか。ベルクマンの法則のせいなのか? いつ見ても不思議で可愛らしいメルヘンチックな鳥です。

それにしても、この付近で三度も見るということは近くに巣でもあるのだろうか、と見回したら、あちこちの木に鳥の巣がありました。でも後で調べら、エゾライチョウは繁殖期に地上に巣を作るのみで、冬は雪にもぐって寝ているそうです。

ほかにはカラ類、ウソ?、コゲラなどの鳴き声が聞こえましたが、姿は見えませんでした。一度キツツキのドラミングも聞こえましたが、遠すぎて見えません。今日はあまり鳥がいないな、と思ってとぼとぼ帰路につくと、

思いがけず、頭上の枝にミヤマカケスがとまっているのを発見。いつでもいる鳥ですが、姿は美しい。今日は鳥が見れなかったと思うような日にさっそうと姿を見せてくれる救世主。

まったく鳴き声をあげず、身じろぎもせず泰然自若。色合いもほとんど木と同じで半ば同化しています。それなのによく姿を発見できたものです。

星空は30分目を慣らすとよく見える

夜は友だちを誘って、コロナなので車は別々で集まって、一緒に星を見に行きました。期待通りの満天の星空でした。(写真の下側に星が映り込んでいるのは、車のボンネットに反射しているせいです)

上の写真の方角(南)では町の明かりが入ってしまっていますが、下の写真の方角(東)は明かりが少ないです。さらに、北の方角は真っ暗で、ほとんど光害がありません。写真的には少し光があったほうがグラデーションが映えるのですが。

いつもなら10分くらいで帰ってきてしまいますが、友だちが一緒だったし、気温も0℃前後と暖かかったので、ついつい喋り込んでしまいました。30分くらい星を見ながら談笑していたと思います。

するとあら不思議、到着したときより、星がくっきりと美しく見えるではありませんか。目が暗闇に慣れてくると、星明かりでもお互いの姿を識別できるばかりか、水筒のお茶を注いだりすることもできます。友人はナンバープレートが読めるとさえ言っていました。

今まで、満天の星空を一瞥するだけで美しいと感動していましたが、目が慣れてくると塵粒のような星が無数に見えて、星座もくっきりと浮かび上がり、一段違うプレミアムな星空を楽しめました。これから星を見るときは、少なくとも30分、じっくり眺めるようにしたいです。

ところで、夜、星空を見に出かけるときは、これまで毎回、何らかの野生動物に出会うというジンクスがありました。シカ、タヌキ、キツネなど。だから夜道では40キロを超えるスピードで走ることはしません。

しかし今日は、何の動物にも出くわしませんでした。今までにないことです。往路で動物を見ないときでも、復路で出くわしたりするものなのに。ついにジンクスが破られてしまった。

ところが、家の前まで帰ってきたとき。なんと夜道の歩道をキツネが歩いていました! 暗がりの中、どこかへ歩いていく姿を目撃しただけなので、写真は撮れていませんが、なんともシュールな姿でした。まだまだジンクスは続きそうです。

2021/03/13土

南斜面でサラダバーを楽しむエゾシカたち

昨晩、みんなで星空鑑賞に行ったとき、体が温まるチャイを持っていきました。しかし、その水筒の蓋を暗闇のなか落としてしまったようで、今日の昼に探しに行きました。

家からほんの10分ほどの場所ですが、道中の山肌にはあっちにもこっちにもエゾシカたちが!

昨日の晩、一匹も飛び出してこなかったのが不思議なほどです。やはりこの場所はスピードを出してはいけません。

実は去年、まったく同じ場所で、同じ時期にエゾシカの群れを見ていました。改めて日記を見返してみると、3/7(土)でした。わずか5日の誤差です。

去年は雪が非常に少なく、今年は比較的多かったはずなのに、これほど差がないのが不思議です。去年に比べて、今年が暖かいことを意味しているのかもしれません。地球温暖化が進むと、北海道は気温が上がるとともに、晴れた日が減り、ドカ雪が増えると予想されていますが、今冬はその通りでした。

エゾシカたちの群れは、山肌の草をはんでいました。この場所は南斜面なので、いち早く雪が溶けて、草地が露出します。今年はササもしっかり覆われていたので、シカたちにとっては久しぶりのサラダバーでしょう。

こうして見ても、かなりの草地がすでに露出していて、雪解けが急速に進行しているのを感じます。これから山菜が現れるスケジュールは去年とほぼ同じになるでしょう。

去年の日記のときも撮っていた橋からの風景。比較してみると、雪の積もり方はほぼ同じに見えますね。平地は雪で覆われていますが、遠くの山々がすでに白くないところがよく似ています。温暖化が着実に進行していて、今年も暑い夏になりそうです。

昼間はこのようにすばらしい晴れ空でしたが、夜になるにつれ薄雲が現れ、昨日のような星空はまったく見えませんでした、温暖化の予想に従うと、今後の冬は晴れた夜がますます減るでしょうから、満天の夜空はますます貴重になりそうです。

2021/03/14日-2021/03/16火

シマエナガの群れに遭遇するもシャッターチャンスを逃す

ここ数日、とても忙しいので、あった出来事の簡単なメモのみ。

14日は午前中はビデオ会議。午後から名寄市内で用事をすませてから、越冬野菜の掘り出しのため友人の畑地まで。窓の外にいたヒヨドリの写真。

15日は別の友人がスノーシューで森を歩きたいというので、3時間かけてヒグマの爪痕を見せに行く。色々ガイドできて楽しかったけれど疲れた。

道中、何度もシマエナガの群れに遭遇して、全員が至近距離で目視できたものの、素早すぎて写真には撮れず。結局またもヒヨドリを撮ったのみ。

夜は快晴で素晴らしい星空でしたが見に行く余裕なし。

今日は自転車を夏タイヤに換装。明日と明後日も用事が入っているので、ゆっくり自然観察に出かける時間を取れるかどうか不透明です。

2021/03/17水

何かの芽が萌え出てきた

体調があまりよくなく、常に頭痛があり、目がとても疲れています。寝ても睡眠が浅く、疲れがとれず、変な時間に起きてしまいます。一時的なこんな状態になることがしばしばあるので心配していませんが、理由はよくわかりません。

洗面所に行くと、大きなクモがいてギョッとしました。夏のオニグモほどのサイズでした。いったいどこで生き延びていたのか…。

なぜか春は毎年。洗面所にさまざまな昆虫やクモが毎日のように出現し、夏頃には出なくなります。どこから現れるのか謎。虫が苦手なわたしにとっては試練のシーズンです。

家の前の道路の花壇が雪解けして、何かの芽が萌え出てきていました。ユリ科の園芸種だと思いますが何だろう? チオノドクサ(ユキドケユリ)でしょうか? それとも赤いからチューリップ?

近所の小川の様子。まだあまり雪解けしている感じはしませんが、水の流れが強くなっています。

あちこちでネコヤナギがふわふわの花をのぞかせていて、咲き誇る準備を整えています。

2021/03/18木

一人で森を歩く時間は大切

今日はやっと森に一人で出かける時間を取れました。ここ一週間、友達を自然ガイドで案内したり、星空を見に行ったりしましたが、やはり独りの時間は大切です。

季節の変わり目だからか、体調が優れない日が続いています。ずっと頭痛がしますし、外でも時々くしゃみが出るのはハンノキ花粉でしょうか。それでも家のなかにいるより森にいるほうが快適です。
森の中の雪はシャーベット状に凍っていて、ほとんど沈みません。

でも靴のまま歩くと不安定で足首を痛めそうなので、スノーシューは履きます。履いたほうがわずかに歩きやすいですが、どちらにしても地面が硬くて膝や股関節に負担がかかります。

真っ白だった雪は、遠目には茶色く汚れているように見えます。よく見ると、表面がでこぼこに溶けていて。カラマツの落ち葉や松ぼっくりが混じっています。

真冬なら苦労しない道も一苦労。動物たちの足跡もありますが、輪郭がはっきりせず、歩きにくそうです。

体調が今ひとつなこともあり、すぐ疲れ果てました。早々に引き上げようか、と思いましたが、せっかく森にこれたのにもったいない、と思い直します。立ち止まって鳥の声に耳を澄ましていると、次第に回復して、また歩き出せます。

少し歩いては立ち止まり、また少し歩いては休み、スローペースで深呼吸しながら森を楽しみました。幸い、気温は0度くらいと暖かく、動き続けなくても消耗しませんでした。

それにしても、冬じゅうずっとスノーシューで歩いていましたし、なんなら去年の春からひたすら森を歩いているのに、体力がつかないのは悲しいことです。

体力の問題ではなく、自律神経機能の問題であり、わたしの体調が根本的に改善したわけではないことを物語っています。でも、だからこそこうして定期的に森に出かけ、環境によって体調を整えることが大事なのです。

初めて見た! 樹皮に擬態した小鳥キバシリ

鳥たちの鳴き声が聞こえますが、目にするのはカラ類ばかりで、他にヒヨドリの甲高い声が響き渡るくらいでした。それでも、特に当てもなく森の中をよろよろと散歩して、休みがてらカラ類の撮影をしてみました。

カラマツ林を飛び交っているのはハシブトガラばかり。肉眼では一瞬白くてシマエナガかも?と思わせる鳥もいましたが、ジュルジュルという声はしないので、十中八九ハシブトガラだけでしょう。

と思っていたら、すぐ前方のカラマツの幹を、何か小さな鳥が駆け登っていくのに気づきました。ゴジュウカラのような動きです。でもカメラでズームしてみると背中に樹皮のような模様が見えました。

この鳥は何? 初めて見る鳥かもしれない、と思いました。知っている範囲内で考えて、キツツキの仲間でいまだに見ていないアリスイではないか?と推測しました。でも、普通にコゲラかもしれません。あとで動画を確認してみないことには分かりません。

初めての鳥を見たかもしれない、という高揚感で少し元気になり、森の中の頂上地点まで登って、夏場に歩いていた道を一周して戻ってきました。さすがにもうヒグマが起きている可能性があるので、冬限定の森の奥のシカに水飲み場方面までは足を伸ばしませんでした。

道中、クマゲラの食痕を5ヶ所くらい確認してみましたが、いずれも木くずが落ちておらず、もう使われていないエサ場のようでした。ここに来れば見れるかもと思っていたのですが残念です。

ほかに鳥がいないか探しましたが、トドマツの青々もした葉の中でしきりにカラ類がさえずっているだけで、姿はほぼ視認できませんでした。鳥の巣のようなものはたくさん目にしましたが、使われているものかどうかわかりませんでした。

充実感のある森歩きでしたが、森から出るころには足腰がよれよれでした。2時間半もさまよっていたようです。

帰ってから動画を調べてみたら、見たことのない鳥が映っていました。少なくともコゲラではありませんでした。アリスイも調べてみたら違っていて、そもそも夏鳥でした。道理で見ないわけです。

コゲラよりもさらに小さなサイズ。また、コゲラの模様も木の樹皮に似ていますが、それよりもっと樹皮に擬態している、蓑を背負っているかのような背中の模様。たまたま動いているのが目に入らなければ気づけなかったでしょう。

くちばしの形が非常に面白く、細い鉤爪のように湾曲しています。これこそ「アリスイ」の名にぴったりだと思ったのですが、調べたら本家アリスイは舌が長く、くちばしは普通の形でした。

わからないのでGoogle Lens先生に聞いてみたらキバシリだと判明! そういえば名前はどこかで見たことがあったけれど、実物は初めて見ました。

ちょこまかと幹を駆け巡るさまはゴジュウカラのようですが、ゴジュウカラのような重力を物ともしない幹を下向きに逆走する芸当はできないそうです。しかし木の上を素早く走ることから「キバシリ」の名がつきました。

動画で見ると、しきりに細い鉤爪のようなくちばしを樹皮に差し込んでいるのがわかります。小さな虫や、虫の卵を食べているそうです。

キバシリは、四国以北の亜高山帯の森で、一年中観察できる留鳥だそうです。道北では常に観察のチャンスがあるので、珍しい鳥ではありませんが、スズメ以下のサイズと擬態した模様のため、狙って見つけるのは難しいようです。

クモの巣を絡め動物の毛を敷くというオシャレなねぐらを見つけるとか、鳴き声を覚えるとかすれば、見つけやすくなるらしいですが、ハードルは高そう。

調べてみたら地鳴きは「ジリィィィ」という秋の虫の音のようでした。何回か聞く機会があれば覚えられるかもしれません。

久しぶりに新しい鳥を発見できて嬉しかった! 相当小さな鳥なので、高倍率のカメラがなければ姿を確認できなかったでしょう。やっぱりカメラは買ってよかったです。

これから春になるにつれ、次々に新しい夏鳥を見ることになると思うので、カメラで観察できるのが楽しみです。

2021/03/19金

フキノトウ初確認!

今朝方、ナルコレプシー様の睡眠麻痺症状が再発して、へんてこりんな夢を見ました。

ナルコレプシーの夢は金縛りと共にリアルな幻覚が生じるという特徴があり、わたしにとっては恐怖です。なぜか仰向けで寝ると起こりやすく、最近は意地でもうつ伏せか横向きで寝るよう気をつけていたのですが…。

目を閉じているのに風景が透過して見える、リアルな触覚がある、夢の中で何十にも夢を見るという入れ子構造などがあって、解離が強い時期は、毎日そんな夢ばかりでした。

懐かしく思うと共に、辛さがよみがえります。脳幹部の疲労に起因すると思われる頭痛も寝ても治りませんし、やはり疲れているのでしょう。

そのようなわけで、あまり遠出はよくないと思ったので、今日は町なかの公園を散歩してきました。体調不良のせいか、はたまた道路の雪が溶けたせいか、真冬より肌寒く感じます。

そろそろ何か芽が出ていないかと道路脇の地面を眺めながら自転車に乗っていると、ありました。ついに今年もフキノトウが!

日当たりがよく、雪が溶けて地面が露出しているところには、早くもフキノトウが出始めているようです。

去年フキノトウを初確認したのは23日だったので、ほぼ同じ頃合いです。今年は去年の二倍くらいの積雪があるはずなのに、こうも早く芽を出すなんて、温暖化の進行が感じられます。本州でも観測史上最速のサクラの開花だとか。

去年は町の付近でも、冬は使われていない道路沿いとか、川べりに出てきたフキノトウは積極的に採って味わっていました。

しかし、森の中に遅れて生えてきたフキノトウが一番美味しかったので、今年はそれを待って味わうことにします。4月半ばくらいでしょうか。やはり腐葉土に育てられたものが一番美味です。

そろそろヤドリギの花も咲く頃だろうか、と思って観察してみましたが、まだ早いようです。開花時期は3から4月とされていますが、道北では4月になってからなのかもしれません。

地味な花なので、注意していないと見逃しそうです。カツラやハルニレの花も早春すぐ咲き終わってしまうので、これから数週間、何度も見に来ようと思います。

なぜか折れたヤドリギの枝が雪の中に埋まっていて、そちらは赤い実が冷凍保存されて新鮮なまま残っていました。この枝からアイヌがデンプンを採って食用にしていた思うと不思議です。

家の前の電線に見慣れぬ鳥が止まっていたので、ズームして見ると、ハクセキレイでした。地面に降りると駆け足で走り回るのですぐ判別できます。

このあたりでは夏鳥ですが、もうやって来ているんですね。ハクチョウやアオサギもそろそろ来るころでしょう。いよいよ春めいて賑やかになってきました。

2021/03/20土

雄武港の流氷接岸

天気が良かったし、時間もあったので、オホーツク海沿いの雄武町までドライブしてきました。昔、大都市に住んでいたころ、雄武産の海産物を生協で買っていましたが、まさか自分が行く日が来ようとは。

道中の山道では、あっちこっちでエゾシカの群れが雪解けで露出した枯れ草をはんでいました。シカ公園のような状態です。

不思議なことにシカたちは、車で徐行すると一斉にこっちを見て、停止すると逃げ始めることが多いです。車に人間が乗っていて、車が停まると人間が降りてくる、という因果関係を認識しているように思えます。

その点ハクチョウは、車から降りて姿を晒せば逃げていきますが、車の中にいれば、まったく気に留める様子がありません。シカのほうがハクチョウより賢いのでしょうか。それとも飛べないがゆえの知恵?

海が見えてくると、驚いたことに、一面、流氷がびっしり接岸! もうとっくに流氷は去ったと思い込んでいたので、まったく期待していませんでした。調べることすらしなかったので、思わぬサプライズ!

今冬は3回オホーツク海に出ましたが、先の二回は地平線にしか流氷がありませんでした。ちょっと残念に思っていたので、三度目、冬の終わりにこんな見事な接岸に出くわすことができて感激です。

雄武町に着いたら、とりあえず道の駅に停まって一休み。車から降りると、カラスと喧嘩している二羽のオジロワシが、空中戦を展開しながら、すぐ頭の上をもつれあって旋回していきました。

思わずカメラを構えましたが、動くものを撮るのは苦手なカメラなので、写すことはかないませんでした。

しばし空を眺めると、オジロワシがあちこちで飛んでいるだけでなく、カモメたちが盛大に歌声を張り上げて往来しています。さすが漁師町。鳥がとても身近です。

道の駅には高さ7階建てのビルに相当する展望タワーがあって、流氷が接岸した港と市街地を一望できました。

人口4600人の小さな町ですが、大きなスーパーやパチンコ屋があって、わたしが住んでいる自治体より、よっぽど都会だ!と思ってしまいました(笑)

そこから徒歩で雄武港へ。ほんの5分くらいの距離です。気温は0℃付近で、潮風が肌寒く感じられました。

海鳥たちのパラダイス

防波堤にカワラバトがとまっているのが見えて、なぜか思わず写真を撮ってしまいました。都会では嫌というほど見るのに、こっちに引っ越してからはあまり見ないものでつい。都会のハトより凛々しい気がします。

わたしが住んでいる道北の場合、おそらくハトは夏鳥なので、冬はまったく姿を見かけませんし、夏場も都会のように大量にいることはありません。

湾内は岩礁海岸で、防波堤を乗り越えて、海辺まで降りていくことができました。海岸沿いなので、雪はさほど多くなかったようで、すでに雪解けしていました。

岩礁海岸で、地元のおじさんが手にかごを持って何やら集めていました。浅瀬の海藻でも集めているのでしょうか。遠目にはわかりません。どれが食べれるものなのか、漁業権の対象外のものなのか、という知識もありません。

湾内には何十羽もの海鳥が集まっていて、オオセグロカモメが翼を震わせて水浴びしていました。羽の間にはさまったゴミを洗い流しているのでしょうか。

このたびもオジロワシが現れ、波止場で休んでいたので写真を撮ることができました。冬のオジロワシは、海沿いの町では全然珍しくなく、ありふれた鳥だということがよくわかります。

羽がボロボロになったオジロワシも飛んでいます。換羽のシーズンはまだなのでしょうか? それとももう老齢なのかな。

カモメに混じってコガモもぷかぷかと浮いて、時々頭から水に突っ込んで何かを食べています。オスの派手な繁殖羽が鮮やかです。

岩場の上をずっと歩いていけば、もう少し流氷と鳥たちに近づくことができます。でも潮が満ちてくるのに大丈夫でしょうか。すぐ引き返せば大丈夫だと考えて、岩の上を歩いていきました。

岩場の上から眺めると、流氷の近くに、たくさんの鳥たちの群れが集まっています。

水浴びしたり、食事をしたり、さながら鳥たちのパラダイスのようでした。海がいかに豊かに鳥たちを養っているかがわかります。

岩場の上で大きなウニをくわえて飛んでいくオオセグロカモメ。

その後、もっと遠くの海鳥たちを見ていたら、同じ個体ではないとは思いますが、オオセグロカモメがウニを丸呑みするのを目撃してしまいました!

じっと見ていると、群れの中に背中が白いカモメもいることに気が付きました。一番色が濃いのはオオセグロカモメ、ちょっと薄いのがセグロカモメ、そして白いのはシロカモメだそうです。

いつも散策している森の小鳥たちのさえずりに比べて、はるかに活気に満ちあふれてる流氷の海。森の中がカフェだとしたら海は市場です。

たまにこうして遊びに来るのは楽しいけれど、海辺に住んでいたらエネルギーに圧倒されてしまいそう。住むならやっぱり森のそばでいいのかも。

謎の海藻や漂着物

岩場の上には、貝殻や海藻や謎の有機物が点々と落ちています。わかるのは、陸の植物であるマンネングサとおぼしき細かい多肉植物の絨毯くらいです。

ただの岩場と思っていた足元も、よく見るとびっしりとフジツボやタマキビのような貝が張り付いています。全部無機物ではなく生き物だったのです。しかし、だからといって踏まずに歩くなんて不可能です。

名前のわからない海藻たち。赤っぽいのはツノマタでしょうか。

海岸に落ちていた白骨のようなもの。有節サンゴモのカニノテに似ていますが、北海道には分布していないはずなので、その近縁の別種?

岩場には貝殻の破片が散乱していました。海鳥たちが空から貝を落として割って食べるのでしょうか。よく見るとウニの貝殻の破片も混じっています。

名前のわからないものが多すぎる! 誰か海の生き物に詳しい人が海岸をガイドしてくれたら楽しいのにと思いつつ、今の自分の知識の浅さを嘆きました。

日ノ出岬から眺める一面の流氷

しばらく散策した後、車に戻って、10kmほどの場所にある日ノ出岬へ。

到着してみると、観光客がちらほら。一面ガラス張りの展望台がありましたが、コロナ禍なので、同じ空間に入らないよう気をつけて、まずは岬の先端まで歩いていくことにしました。

人がいなくなってから展望台にも入りましたが、中からだと風景が曇って見えました。寒風に耐えながら、岬の先端まで直接歩いていって、その雄大な景色を味わったほうが、ずっと素晴らしかったです。

岬の岩場は、いわゆる柱状節理と呼ばれる、マグマが冷えてひび割れた奇岩で、たくさんの柱が組み合わさったような芸術的な形でした。

青白く光る流氷のそばを泳いでいるのは、今冬に何度も見てきたホオジロガモでしょうか。

足元に目をやると、細かい多肉植物や地衣類がびっしり生えていて見とれてしまいます。これほど景色のよい岬で足元に注目する人などわたしくらいでしょう。

このバラのような多肉はなんだろう? 帰って調べてみたら、残念ながら外来種のセダム(コーカサスキリンソウ?)だったようです。

こちらの地衣類は天然物かな? ハナゴケの仲間のトナカイゴケを思わせますが、細かい種類の同定はできません。

こちらは海辺に多いとされる地衣類のハマキクバゴケかも。

前から気になっていたのですが、岬付近の海沿いには、妙に背の低い曲がりくねった木々が生えています。いったい何の木なのだろう?とズームして撮ってみたら、どうやらミズナラかカシワのような葉です。

ということは、独特の樹形をした種類の木が生えているのではなく、ありふれた木なのに海岸だと形が変化してしまうということでしょうか。

例えばマツでも、森に生えているとまっすぐ力強い杉のような形ですが、海沿いだと日本画によく描かれる曲がりくねった低い樹形になります。海辺の厳しい潮風で姿が変わってしまうのでしょう。

16時頃、なぜか急に続々と車が到着しはじめました。知り合い同士の団体でもなさそうなのに、なぜ次から次に? 見るからに地元の人のようですし、自治体のSNSで流氷が美しいと投稿されたのでしょうか。

わたしもそろそろ帰らないと、日暮れまでに家にたどり着けません。道中の山道は野生動物が出やすいので、視界一面を覆い尽くす流氷を名残惜しく感じながらも帰途につくことにしました。

帰りの山道でオオワシと出会った!

帰りの山道は、安全運転を心がけ、ゆっくり走りました。というのも、エゾシカたちの群れが、頻繁に道路を横断しているからです。

車が見えても、まだムシャムシャと道路脇の草を頬張っているエゾシカもいました。仕方ないので、ゆっくり低速で近づくと、ピョンピョン跳ねて道路を譲ってくれました。

少し薄暗くなってきた中、曲がりくねった山道を運転していると、ふと右前方の木の上に、何か大きなワシのような鳥がとまっているのが見えました。

トビだろうか、と思いましたが、どうやら尾が白く見えたので、車を降りて確認してみることにしました。

オジロワシにはしては大きいな、と感じてカメラでズームしてみると、太い黄色のくちばし! まさか!?と思って、肩の色を確認すると白! なんとオオワシではありませんか!

思いがけない出会いに興奮して、音をたてないよう気をつけながら、夢中になってカメラで観察しました。

先日飛んでいるところは遠くから目撃しましたが、こんな近くから木にとまっている姿が見れるなんてびっくり。威風堂々たる巨大な体躯。鋭い眼光と鉤爪。

顔が木の枝に隠れてしまうので、もっと別の角度から見ようと思い、道路脇の雪の壁に登ったら、しまった、地面が存在しない!

ずぼっと沈みこんでしまい、もがいて脱出したところで、オオワシも気配に気付いたのか、バサバサと飛び去ってしまいました。

翼を広げた立派な姿を目の前で見れたのは幸運でしたが、その瞬間をカメラに収められなかったのは不覚でした。もっと忍耐強く、同じ場所からじっと動画を向けていたほうがよかったかも。結果論ですが。

それにしても、家からそんなに遠くない場所で、あんなに立派なオオワシに出会えるなんて! 

毎度のことながら、運転しながら野鳥や動物や山菜を発見できる自分の観察眼にも驚いてしまいます。もちろん、脇見運転をしているわけではなく、自動車学校で習ったとおり、視野全体に注意を向けているという意味です。

一点に注意を集中できないせいで、日常生活ではあれこれ失敗してしまいますが、そのおかげで面白いものを目ざとく発見できると思えば、悪くはありません。

それから、行きにエゾシカが群れをなし草を食べていた場所を通りましたが、まだ同じように食べ続けていました。頭数も増えていて、道路にあふれて出していたので、また徐行して道を譲ってもらいました。

さらに、家の近所の河川敷を橋の上から眺めてみると、ここにも大小さまざまなエゾシカの群れが佇んでいました。

こちらが橋の上にいるからか、すぐに逃げようとはせず、じっと見つめてくるだけでした。いったい何を考えているんだろう、と思わずにはいられないつぶらな瞳の視線です。

あっちにもシカ、こっちにもシカ。そしてオジロワシ、カモメ、最後にオオワシ。春が近づいて力強く躍動する野生動物たちの息吹が感じられた一日でした。

2021/03/21日

公園にいたウソと頭ぼさぼさのミヤマカケス?

よく晴れた昨日から一転、今日は雨模様でした。雨だからすぐに雪が溶けそうなものなのに、まだ50cmくらい積もっているので、もしかすると4月下旬くらいまで雪が残っているかもしれません。

公園に散歩に行ったら、雨の中、マツなどの木立の中にウソの姿が見えました。肉眼では、小鳥がいる、というシルエットしかわからない距離から、ズームすれば色も形も判別できるとは、やはり60倍カメラ様様です。

コブシの木にはカケスがとまっていました。いつでもどこでもいるような鳥ですが、懲りずにカメラを向けてみると、んん?

なんだか髪型が変な気がします。まるでヒレンジャクの冠羽のように逆毛だっています。実はカケスではなかった?と帰宅後一応調べてみましたが、やはり体の模様はミヤマカケスです。まるで寝起きのようなボサボサ頭…何があったのか…。

カケスがいたコブシの木の下を通りかかってみると、折れた枝が散乱していて、その中にひとつだけ、花芽がついたままの長い枝がありました。

公園の木だけど、折れて落ちている枝なら、持って帰っても構わないでしょう。ちょうど5個花芽がついていたので、ハーブティー一回分の量があります。葉芽もたくさんついていたので、試しに両方むしり取ってみました。

干し器に入れて乾燥させてみて、後日お茶にして飲んでみたいと思います。前に森で採ってきた枝でお茶を入れてみたとき、香りは良いことがわかったので、後は味が大丈夫かどうか。楽しみです。(追記 : 4月12日に飲んでみました)

2021/03/22月

アキグミの実でマフィンを作る

冬に逆戻りして軽く吹雪く天気。冷凍してあったアキグミの実を解凍して種取りをしました。

もっと小さい種なら食べれるし、もっと大きい種なら取り除きやすい。しかしアキグミの種は最も面倒なサイズで、種取りも一苦労。焼酎に漬けないと渋みもある。

どうして一般に食用として採取されないかがわかった気がします。カップケーキに練りこめば美味しいですが、労力に見合うほどのものではありません。

後日、アキグミの実のマフィンとエスプレッソでティータイム。まるで、どこかのカフェみたいですね(笑)

無価値な医者について考える

夜、鼻うがいをしていて、ふと思い出したこと。

子供の時から鼻詰まりに悩まされていて、近所で人気の耳鼻科によく通いました。ところが、その耳鼻科の先生は人格が最悪で、わたしの言うことをまともに受け取ってくれませんでした。

例えば、明らかに鼻が詰まっているのに、鼻息鏡を持ってきて、「ほら何も問題ないでしょう、気の持ちようです」といったことをよく言われました。

しかし、今になって鼻うがいをするようになって、わたしの鼻詰まりは、左右の鼻腔をつなぐ部分が詰まっていたようだと気づきました。

「鼻が詰まっている」という感覚のとき、生理食塩水を入れると、反対の鼻から出てこなくて詰まってしまいます。鼻の構造に詳しくないので、なぜそうなるのかはわかりませんが、明らかに詰まりは確認できます。

片方ずつで見ると鼻は詰まっていないので、鼻息鏡だと問題ないという結果になるでしょうが、別の箇所が詰まって、違和感を引き起こしていたのです。

こんな簡単なことにも思い当たらないなんて、とんだヤブ医者だったのだと思います。

思えば、「人気のある医者」=「まともな医者」でないことは何度も見てきました。あるとき知り合いに紹介された鍼灸師は、明らかに信仰治療のような施術で、すぐ馬鹿げているとわかりました。それなのに、いつも満員でした。

国立精神神経センターで検査してもらったときの担当医は、医者自身が人格障害と呼べるレベルの傲慢で鼻持ちならない人でした。「パーソナリティ障害」ではなく「人格障害」と呼ぶにふさわしいほどに。

パーキンソン病の友人がかかっている阪大の「名医」は、白い巨塔を思わせるほどのナルシストの自己愛性人格障害で、いつも患者の側が気を遣って苦しめられていました。

医者なんてそんなものです。心から患者のことを気遣う本当の医者がいることは知っていますし、わたしの長年の主治医はまさにそんな人でした。でも、わたしの体感では、そんな人は医者の1割にも満たないでしょう。

そもそも、本当に心身相関を理解していたら、患者に対して不遜な態度は取れないはずです。

どんな「身体的な」病気でも、患者が脅かされていると感じれば身体の警戒反応が促進され、治癒しにくくなります。逆に、安心できると感じられれば、免疫力が向上し、自然治癒力が促進されます。

つまり、医者の態度は統計的には治療成績に結びつくはずなので、医者が横柄な態度をとるメリットはないはずなのです。

しかし「名医」とみなされる人の多くは、治療成績ではなく利権や学会での立場によって権威を得ているので、患者がどう感じようが、治療成績が悪かろうが痛くも痒くもないのでしょう。

権威を笠に着て弱い立場の人たちを食い物にするこうした人々には、本当に胸が悪くなります。

できることならばわたしは、このまま人間の医者ではなく大自然のもとで治療していきたいですし、できる限り既存医療の世話にならないですむよう、健康的な生活を送るよう心がけたいものです。

2021/03/23火

ヤナギのつぼみが春を告げる天塩川

友人が、先日伐り出したミズナラにシイタケの種菌を植えるというので、手伝いに行ってきました。その途中で立ち寄った天塩川に架かる橋からの風景。

川岸はまだしばらく雪が残っていそうですが、川面はもう完全に雪解けして増水しています。橋の上は冷たい風が吹いていましたが、春の陽気のおかげで寒くはありません。

見渡しても鳥の気配がしませんでしたが、橋の下から3羽のカモが飛び去っていきました。ピンぼけですが、頭の色からしてマガモのオスでしょうか。

川岸の木の冬芽。ドロノキなのかヤマナラシなのか。樹皮から判断するにヤマナラシのようで、冬芽も丸みを帯びているように見えます。

満開のヤナギの花…、ではなくつぼみ。まだカラフルな雄しべや雌しべの色が見えないので、芽鱗が取れただけのつぼみの状態です。しかし「咲いている」と表現しても差し支えないくらい華やかです。

ふわふわの綿毛が陽光に映えています。背後を光らせて見栄え良くする絵の技法の名前はなんでしたっけ? 思い出せません。

ハロー効果ではなくて…、そうだ、グロー効果でした。まるでグロー効果を駆使して描いた絵画のようにヤナギのつぼみの縁が明るく輝いています。

シイタケの種菌を植え付ける

それから、友人の家でシイタケの種菌の植え付け。電動ドリルで穴を開けてから、市販のコルク栓のような形の種菌を差し込み、槌で叩いて塞ぎます。

穴を開ける作業はそこそこ体重をかけて力を込める必要があり、疲れます。原木も乾燥させたとはいえ重いので数をこなすのは大変です。

市販のシイタケの種菌。こんなものが売ってるなんて都市で暮らしていたら一生知らなかったかも。なんとなくキャラメル菓子みたいで美味しそうですが、もちろん食べられません。

ドリルでひたすら開けた穴に、コルク栓のように種菌で蓋をします。しっかり塞いでおかないと雑菌が入ってしまいます。地衣類のたくさんついた新鮮な木なので、どこに穴がを開けたか探すのも一苦労です。

金槌で叩いて押し込んでいますが、もっと軽い木槌で十分でした。

かなり頑張って種菌を植えましたが、まだ3分の2の分量の木材が残っていました。これから雪解けと共に忙しくなる農家の仕事に向けての肩慣らしだと思って、手伝いました。

外の畑の風景。いったいどこの絶景かと見紛う雄大な空。まだ雪解けにはしばらくかかりそうです。

家の中で栽培されている種は、タマネギがごく小さな芽を出したところです。こういうのはスマホに接写レンズをつけて撮ったほうがよかったかも。

2021/03/24水

ヒバの葉の観察、ハンノキ花粉症の時期

すばらしい快晴でしたが、あいにく用事があって遠出はできませんでした。

隙間時間に公園で観察したハルニレの冬芽。先が分かれて、かすかに葉を展開し始めています。

公園に落ちていたニオイヒバと思われる木の実と小さな種。

ヒバの葉。サワラ、ヒノキなど近縁種とは、気孔線の有無や形状で見分けられます。どのみち、いずれも道北では自生していないので、公園樹や防風林として植栽されたものです。

ヒノキやサワラなら、白い気孔線がありますが、ヒバの場合はそれが見えないことで区別できるようです。

確かに気孔線がないので裏表がわかりにくいです。どっちが裏でどっちが表だろう?

ケヤマハンノキの実と雄花。そろそろ咲き始めているように見えます。そのせいか、鼻水が出るし、頭が少々痛い。花粉症の時期です。でもハンノキ花粉症の主役のシラカバの開花はこれからです。

ちょうど一年前の日記を見ると、やはりハンノキ花粉症が出てきて体調が悪いと書いていました。

去年はこの時期に、フクジュソウの花や、キレンジャク、ベニヒワなどを見ていますが、今年は雪が多いせいか、早春の花や渡り鳥は少なめです。

しかし、気温の推移は去年と似ていて、着実に温暖化しているようです。今年の夏も暑くなるのかと思うと、今からすでに少し憂鬱です。

帰ってきた夏鳥ムクドリとアオサギ。

近所で見かけたトビ。自動車の運転中に、ミズナラの木に止まっているのを見かけて停車して撮りました。

トビは大きい鳥だというイメージだったのですが、先日見たオオワシと比べると半分くらいのサイズ感でした。トビはカラスの1.5倍程度の背の高さ。ということはオオワシはカラスの3倍はあったかも。

雪解けしてきたからか、空を旋回して獲物を探しているトビの数が急に増えたように感じます。

電線に止まっていたムクドリ。前回見かけたのは10月で、冬の間は見かけませんでしたが、こちらも雪解けと共に姿を現しました。調べてみると、道央以南では越冬しますが、道北では夏鳥のようです。

丸々としたふくよかな体躯なので、冬の間、食料が十分にある場所で暮らしていたのだろうとうかがえます。

昨日、そろそろ夏鳥のアオサギが来ているかもしれないと思って、家の近所のアオサギのコロニーを見に行ってみましたが、何もいませんでした。

それで、まだ来ていないのだろうか、と思っていたら、今日、公園で、突如、アオサギが目の前を滑空して横切っていきました。

慌ててカメラを構えましたが、60倍カメラは急な動きには無力なので撮影できず。アオサギは川のほうへ消えていきました。

しかし、姿が見えたということは、やはりコロニーにすでに到着しているのかもしれない、でもまだ子育ては始まっていないので、日中はコロニーに滞在していないだけなのかも。

そう考えて、夕方ごろアオサギのコロニーを再度見に行ってみました。

すると、

いました! 7羽ほどの大きな鳥の群れが、コロニー上空を旋回していました。今年は60倍カメラなので遠くからでも撮れるだろう、と少し離れた空き地に車を停めて降りると、なぜかアオサギたちはどんどん離れていきます。

かろうじて撮れたのが以下の何枚か。距離が遠い上に、動くものにはピントを合わせにくいので、オオワシの時と同様、少しボケてはいますが、よく撮れたほうです。

ただ旋回するだけで戻ってきてくれたら、さらに動画なども撮ろうと思っていましたが、その願い虚しく、川のほうに群れで飛び去っていきました。

わたしが車から降りたから逃げたように見えたのですが、距離は遠かったので、警戒されたとも思えません。もしかすると、ちょうど出かけるところだったのかもしれません。だとしたら、少しでも姿を見れたのが幸運だったのでしょう。

どのみち、近所にアオサギのコロニーは数箇所ありますし、これから何ヶ月もの間、そこかしこで見かけるようになる鳥です。観察の機会は今後いくらでもあるので、今日は姿が見れただけで満足です。

オオアカゲラの赤い頭頂部

帰りに近くの公園に寄って、地面が溶けていないか、何か早春の植物が出てきていないか探しました。雪が溶けて土が露出している土場所はあちこちにありましたが、まだこれといって植物は見つけられませんでした。

野鳥はゴジュウカラやハシブトガラ、そしてオオアカゲラなどがいました。オオアカゲラは、よくある下からのアングルの写真だけでなく、

ちょっと首をかしげて、わりとレアな頭のてっぺんの写真を撮らせてくれました。

先日ヤマゲラのオスの頭のてっぺんを正面から見たときにも感じましたが、赤い部分ってこんなに面積が大きかったのかと驚きます。横や後ろからだとちょこんと赤いだけに見えるのに。

まだ、本格的な春は始まっていませんが、去年もヤナギのつぼみとフキノトウだけの期間が2週間くらいあった記憶があります。

その間、春の兆しを探してはじれったく感じるのですが、いざ春の草花が萌え出てくると、次から次に圧倒されるほどのエネルギーです。今はちょうど、春の嵐の前の、束の間の静けさなのです。

2021/03/25木

面白いクチバシのイスカの群れ

うちの庭の分厚い雪が、コンポストのそばだけ、ほんの少し溶けていました。そこに現れていた謎の芽吹き。葉柄の付け根が袋状になって裂け、そこから次の葉が出るという構造に、なんとなく見覚えがあるのですが…。この場所はオダマキ? そのうち何の芽だったかわかるでしょう。

家から5分の森に通じる道路がやっと雪解けしていたので、スノーシューで回り道しなくても入れるようになっていました。もうそろそろ熊鈴が必要か?と思いつつ、入り口のあたりまで見に行ってみると、渓流が流れ込む池の氷が溶けていました。

山菜の時期になると、この渓流沿いにエゾノリュウキンカが咲きますが、まだそんな気配は微塵もありません。まだまだ、腐葉土には雪の毛布が分厚く覆いかぶさっていて、溶けているところといえば木の周囲か、日当たりのいい斜面くらいです。どうして木の周りは溶けて空洞になるのだろうい?

雪が溶けた場所には、ササの葉や、懐かしのシダ植物が姿を見せていました。これはトラノオシダでしょうか? 裏側に胞子嚢がついているものもありました。また種の見分けと格闘する悩ましい季節がやってきます。

このようにところどころ雪解けしている地面はあれど、森はまだ毛布に包まれてまどろんでいるように思えました。植物たちが、早朝の鳥のさえずりによって夢から引き出され、勢いよく目覚めるまでは、まだもう少し時間がありそうです。

帰りに公園に寄ってみると、植栽されたヨーロッパアカマツやカラマツの実を、ボリボリと音をたてながら夢中で食べている鳥の群れがいました。

試しにズームして見てみたら、真っ赤な体! 今まで見たことのない鳥だと気づきました。これまで赤い鳥というと、ベニヒワは去年見たことがありましたが、それよりもっと赤い。

名前だけ知っているベニマシコに違いない。新しい鳥が見れてラッキー!と思って写真を撮っていました。

しかし見ているともう一種類別の鳥がいることに気づきました。地味な茶色っぽい色ながら、羽は黄色っぽい色で目立ちます。

黄色っぽい春の鳥というと、カワラヒワが思い浮かびます。キビタキほど黄色くはありません。しかしクチバシが太いように見えたので、もしかするとシメではないか?とも感じました。

というわけで、目の前にいる鳥はベニマシコ、カワラヒワ、シメあたりの混成の群れではないか、と思いました。

ところが、帰ってからいつものGoogle Lens先生に訊いてみたら、まさかのイスカ。名前だけはどこかで聞いた記憶がありましたが、どんな鳥なのか全く知りませんでした。

イスカについて調べてみたら、オスは赤色、メスは黄色でした。色んな鳥の混成だと思っていた群れは、実はイスカ単独の群れだったのです。とても意外でびっくりでした。

イスカという鳥は大陸からの渡り鳥ですが、毎年必ず日本に来るわけではないようです。一般には冬鳥とされていますが、ここ道北では冬に見かけないので中継地なのかもしれません。あるいは日本でも場所によっては夏鳥として見られることもあるそうなので、大陸に帰らず道北で夏を過ごす可能性もあるのかも。

ユニークなのはクチバシの形で、先が互い違いに曲がっています。写真でもじっくり拡大してみると、確認することができます。ことわざの「イスカのハシの食い違い」はこれに由来しています。

もう少し調べてみると、イスカという名前は、古語の「ひすかし」と関係しているようで、「ひずみ」「ひずむ」などの形容詞のようです。クチバシが歪んでいる鳥ということのようですね。

この形状のおかげで、マツの実を食べる名人なのだそうです。実際にマツの実をくわえて飛び去る姿をじかに見ることができ、動画にも撮れたので説得力がありました。マツの実をちょこんと咥えて飛ぶ様子がとても可愛い。

別のオスからマツの実を奪い取るイスカ。なんともコミカル。

上に張った写真を切り出した元動画。マツの実をもぎって飛んでいくイスカのメス。鮮やかな手つき、ではなく口つき。

イスカの群れを眺めて写真を撮っていると、遠くから、しきりにヤマゲラの鳴き声とドラミングが響いてくるので、誘惑に負けて探しに行ってみることにしました。音を便りに歩いていくと、公園の外の道路沿いにいるらしいことがわかりました。

ものすごくよく響くドラミングを手がかりに、道路脇の木を探してみましたが姿が見えません。でもこの音からすると目の前にいるはずなのに…。

ふと見上げるとそこには電信柱が。まさか?と思って探してみると、その瞬間に電信柱から飛び立つヤマゲラの姿が見えました。妙に響き渡りすぎるドラミングだと思ったらそういう…。

しかもそのヤマゲラ、そこから飛び去った後、今度は鉄塔に飛んでいって、またものすごい音でドラミングしていました。自然の音では満足できなくなってしまったヤマゲラ界のロックシンガーなのだろうか?

とんでもない音を響かせますが、彼の頭が大丈夫か心配です。きっと命を削ってロックの魂を燃やしてメスにアピールしているのでしょう…。

2021/03/26金

まだ雪に覆われている森の中

季節が逆行したかのような肌寒い日。雪は降っていませんが、どんよりとした曇り空。

森に出かけてみたら、点々と落ちているカラマツの実のうち、幾つかがエビフライになっていて、リスたちが活動しているのがわかります。でも数が少ないような…。イスカが来ているくらいだかせら、相対的にマツが豊作で実が多かったのかもしれませんが。

ヤマブドウのつるを見てみると、食べ残されて萎びた実が見つかりました。でもここまでカラカラになってしまったら、あとは枯れて土に戻るのみでしょう。去年のヤマブドウは不作で、採って味わうのもはばかられるほど少量しか見つかりませんでした。

森に群れていた何十羽もの小鳥たち。背の高いカラマツ林から、一斉に飛び立っていきましたが、何の鳥かは判別できませんでした。カラ類かもしれないしアトリ科の小鳥かもしれない。

森の入り口付近の木を縦横無尽に駆け回っていたゴジュウカラ。ロマンスグレーの羽色が、見る角度によって光沢が変化して美しい。首のない丸い身体はネズミのようで、わたしならキバシリならぬキネズミという名をつけてしまいそうな鳥です。

この後、公園に寄ったり、別の森を歩いてみたりもしましたが、ことごとく何もいませんでした。季節が逆戻りした寒さに、動物たちも閉じこもってしまったのでしょうか。せっかく時間ができたからうろうろしたのに…。自然を相手にするとは、気まぐれさも受け入れるということですね。

2021/03/26土

ボコボコと出てきたフキノトウ

昨日と一転、よく晴れた暖かい日。

川沿いをサイクリングしてみたら、フキノトウがあちこちにボコボコと出てきていました。家の前の道路沿いの花壇にも出ていました。去年と同じ頃合いです。しかし、森の中に美味しいフキノトウが出るまでは採って食べることはしません。

満月を楽しみにしていましたが、残念ながら今日も明日も夜は曇りの予報でした。朧月くらいは見えるかもしれない、と淡い期待を抱きましたが、分厚い雲に遮られて何も見えませんでした。そういえば去年の3月の満月も何も見えず、そのころからコロナ禍が始まったのでした。

2021/03/28日

マツの実を食べるイスカ、シメ、アトリ

今日は公園で、埼玉と淡路島の友人とZoomで話しました。久しぶりに近況を聞けてよかったです。Zoomは疲れますが、屋外で参加するなら、まだなんとかなります。

わたしの体調について訊かれたので、一般人を100とするなら、10年前(知り合ったころ)は10、数年前の東京在住のころは1(死にかけ)、今は30くらいと言っておきました。健康な成人の3割しかない、というとひどい状態に思えるかもしれませんが、学生のころの3倍、死にかけていたころの30倍なのです。信じられないほどの好転ですし、わたしはこれで満足です。

この前イスカの群れを目撃した、公園のヨーロッパアカマツの林に行くと、またもやマツの実をポリポリと食べる音が響いてきて、イスカの群れがいることがわかりました。

今回は、あの特性クチバシで、上手にマツの実を食べるイスカの姿を動画に撮ることができました。名人芸です。

イスカの群れに混じって、白っぽい鳥が見えたので、たぶんイスカのメスだろうと思って、ズームして撮ってみると、イスカとちょっと雰囲気が似ていますが、例のクチバシの特徴がないことから別の鳥だとわかります。

なんと濃い歌舞伎顔と太いクチバシの鳥、シメでした。冬場はクチバシの色が肌色ですが、繁殖期にはクチバシが鉛色になって、春が来たことを教えてくれます。

少し離れたマツの木にいた謎の鳥。群れていましたが、ほとんど姿を視認できず、ようやく撮れた動画もピントが合っていませんでした。コウテイペンギンのような配色の正面姿ですが、Google Lens先生によって多分アトリだと判明しました。画像解析技術すごい。去年も春めいてきたころに、別の公園で見たのを覚えています。

公園にいたヒガラ、シマエナガ、ヤマゲラ

一瞬目の前の公園樹に止まってすぐ飛び去っていったカラ類。後でわずか1秒の動画を確認してみたら、今季初目撃のヒガラでした。

目の下だけ白いパンダ柄はシジュウカラとも似ていますが、

正面から見ると、シジュウカラのようなネクタイではなく、三角形のナプキンをつけています。つぶらな瞳。

去年見たヒガラは頭の冠羽が逆毛立っていましたが、このヒガラはきちんと整った髪型です。ヒガラなら必ずトサカがあるのかと思っていましたがそうではないようです。黒い部分の模様で判断するほうが確実でしょう。

ジュルジュル声がするので、きっと近くにいるのだろうとは思っていましたが、すぐ目の前に現れて、カメラを起動する10秒くらいの間もちゃんと待っていてくれた素晴らしいシマエナガ。

背中側から撮ったので、可愛らしい正面顔を見れなかったのは残念ですが、こんなに撮らせてくれたのは貴重です。改めて見てみるとびっくりするほど長い尻尾です。

そして、この公園によくいるヤマゲラ。もしかすると先日人工物をドラミングしていたのと同じヤマゲラ? でも今日は普通にサクラやマツの木を渡り飛んでいました。違う個体なのだろうか。

タテハチョウの仲間。エルタテハでしょうか。

調べてみたら、春に現れるのは休眠して越冬した個体らしいです。道理でまだ食草も出てきていないのに、と思いましたが、いったいどうやってあんなに厳しい冬を越せるのだろう?どこに隠れていたのだろう? 休眠するのは卵? 幼虫? 蛹? 成虫?

後で知りましたが、いつもお世話になっている帯広市のオンラインの生き物図鑑によると、エルタテハやシータテハは、成虫で越冬と書いてありました。細い隙間に潜り込んで、冬越しするようです。どうしてそんなことが可能なのか。生き物の設計の神秘には目を見はります。

咲き始めたネコヤナギ、アオサギの巣

去年とほぼ同じ時期に咲き始めたネコヤナギの雄花。去年と同じ場所で撮りました。ここの川沿いの木は自動車道路から開花を確認できる上、低い場所に花をつけるので写真が撮りやすいです。

外周部は赤い葯の皮膜が残っていて、中心部は黄色い花粉に覆われてます。花火のようで美しいグラデーションです。いったい中の構造はどうなっているのだろうと不思議に思いつつも、こんなに綺麗に咲いているのを分解したくありません。

アオサギの巣の様子も見に行ってみました。数羽がギャオギャオと鳴きながら巣で休んでいました。あまり刺激したくないので、遠くから望遠で撮って観察するだけにしました。オルニトミムスのような曲がりくねった首を見ていると白亜紀にタイムスリップした気になれます。

ここ数日、ハンノキ花粉症なのか、頭痛がひどく、鼻の中も荒れて、まったく集中力がありません。日記をしっかり書けるほど思考がまとまりません。実にひどい状態です。頭を使う作業以外ならこなせるので、アレルギーの薬は飲んでいません。去年もそうだったので時が過ぎるまで辛抱です。

2021/03/29月

ミズバショウが芽を出し、ハクチョウも飛来。シラカバ樹液採取

昨晩は鼻の中が晴れて、痛くてなかなか寝られませんでした。今日友人にそのことを話したら、鼻の中にワセリンなど保湿剤を塗ると花粉症予防にいいよ、と聞いたので、ダメ元で試してみようかと思っています。調べてみたら、そういう対策を推奨している医者がいるんですね。

一方、22(月)に書いたように、ここ二週間くらい、鼻うがいをするともう片方の鼻から生理食塩水を出せないくらい、詰まっていて、副鼻腔に残留した生理食塩水も水抜きできないほどでした。だから鼻うがいの生理食塩水を250ml作っても、半分も使わずに捨てなければなりませんでした。

ところがなぜか、その症状は昨日今日と改善して、鼻うがいを始めたころの状態に戻っています。鼻うがいも快適です。鼻翼のあたりが腫れて痛いのに、鼻甲介のあたりの詰まりは解消しているという奇妙な状態です。いったい何が鼻炎を左右しているのが全然わかりません。

さて、昨日撮ったシメの写真の背後に写っているカツラの花か実らしきものが気になったので、同じ場所に行ってみたら、地鳴きしているシメを見ることができました。

後ろに写っていたのは去年のカツラの実でした。さすがにまだ、今年の花が咲くには早いでしょうね。去年のアルバムを見返してみたら5月初頭だったようです。

友人の畑で越冬野菜を掘り返します。キャベツとハクサイ。雪が溶けてしまってハクサイの雪室が水浸しになっていましたが、雪解け水の中で新鮮に保存されていました。

その後、シラカバの樹液採取の装置をセットしに行きました。時期的にはそろそろだと思うのですが、まだ早いかも。今年が初体験なので、とりあえず試しに一つだけ設置して結果を待ちます。

森の中の沼地では、早くもミズバショウらしき芽が現れていました。

ハンノキの花は満開で、黄色い花粉がびっしりついています。カメラのピントが全然合わず、結局鮮明には撮れませんでした。このカメラは倍率は素晴らしいですが、ピントは異常に弱いので、去年のようなスマホ+望遠レンズも併用すべきかもしれません…。

近隣にはハクチョウも飛来していて、喧しい鳴き声が響いていました。二度ほど飛んでいくハクチョウの群れを見ましたが、すでに薄暗くなっていたので写真は撮れませんでした。これから何度も目にするでしょうから、今日のところは飛来したことを記録しておくにとどめます。

帰りの夜道では、なんとウサギ二羽、キツネ二匹を見かけました。ウサギはまだ白い毛のように見えました。夜行性なので、めったに見ない動物です。ドライブレコーダーに写っているかと思ったら、また故障していたことが判明。修理しないといけません。

2021/03/31水

庭にフクジュソウが咲いた

昨日は全国的に黄砂が大量に飛散して、北海道も例外ではありませんでした。わたしも外出は控えて、家の用事をこなしていました。年々、環境破壊が進み、住みにくい世の中になっていくものです。

一日外出しない間に、庭の雪解けが急速に進み、フクジュソウの花が咲いていました。雪が溶ける前から、雪の下で咲く準備を整えていたのでしょう。雪解け後、一番最初に咲く生命力には恐れ入ります。

葉もない段階で、花だけ咲かせている姿は、まるで腐生植物のようにも見えます。こう見えて有毒植物なので、花の後に展開する葉は、シャクやニンジンと間違えやすいので気をつけなければなりません。

北海道のフクジュソウは、無印フクジュソウと、キタミフクジュソウに分類されるそうです。キタミフクジュソウは、一つの茎に一つの花だけが咲く、赤紫色の萼片が花びらより少し長い、葉裏に毛が密生する、といった特徴で見分けられるそうです。

庭のフクジュソウは、葉はまだ観察できませんが、一つずつ花をつけ、萼片が長い上、地域から言ってもキタミフクジュソウであろうと思われます。

フクジュソウが真っ先に咲くと、他の植物も次々に咲き始めます。近いうちにユキドケユリやエゾエンゴサクが開花し、いよいよ早春の山菜のシーズンが幕を開けるでしょう。

フクジュソウが現れる前から生えていた謎の葉は、少し成長しましたが、まだ謎めいています。葉の形がおぼろげながら見えてきたので、場所からしてオダマキかもしれません。

森に行ってみると、雪解け水が轟々と音を立てて流れていて、普段はちょろちょろと水が流れるだけのぬかるみが、渓流と化していました。周囲を調べてみましたが、まだエゾノリュウキンカなどの萌芽は確認できませんでした。

林道の脇の雪解けした地面には、フキノトウが少しずつ生えだしていました。味見したい気持ちに駆られますが…、まだ我慢の時。森の中に出たもののほうが間違いなく美味しいのです。いま食べてしまうと、本当に美味しいのが出るころには飽きてしまいかねません。

公園に寄ると、先日と同じく、シメの群れが陣取っていました。

クチバシの色は…、まだ鉛色、というほど黒光りしていませんね。肌色から鉛色に変化する過渡期でしょうか。一昨日夜道で見たユキウサギもまだ白っぽかったので、夏モードに変化するには、いま少し時間がかかるのかもしれません。

公園にはこんな謎の足跡も。丸いので、誰かがカンジキで歩いたのでしょうか? 

 

でもこんな完全な円形で、ダビデの星のような紋様のつくカンジキなんてあるの?と調べてみたら、こちらのサイトに載っていました。縄の張り方も足跡も一致しています。

わたしはカンジキは履いたことがないので、一度使ってみたいなと思っています。斜面を登ったりするなら、カンジキのほうが歩きやすいと聞きますし、この同じ模様の伝統的な形状のを見つけたら買ってみたいですね。

3月のまとめ

ついに今年も春がやってきました。フキノトウが生え、フクジュソウが咲き、アオサギやハクチョウが飛来すると、もう怒涛のごとく春へ突き進んでいくのを感じます。

毎年、春が来ると、大好きな雪景色が消え、虫が現れ、苦手な暑い日々がやってきて、ヒグマの脅威にさらされ、花粉症も始まるので憂鬱ですが、3年目ともなると、覚悟を決めて楽しむしかないことがわかっています。大変なこともありますが、山菜やスプリングエフェメラルや諸々の楽しみは代えがたいものです。

この3月は念願のオオワシを2度も見ることができ、オホーツク海で流氷も楽しめ、キツネやシカやウサギや、イスカ、キバシリなど初めて知る鳥とも出会えたので、すばらしい月でした。体調面ではしんどかったけれど、自然界が心を高揚させてくれるので、こうして生き延びることができています。

また、久しぶりに絵を一枚描き上げ、旧友たちに手紙を送れたので、肩の荷が降りた気分です。やはり一年に一度くらいは絵を描いて挨拶を送るべきですからね。

4月もすでに、畑仕事の手伝い、山菜採り、樹液採取、夏鳥のウォッチング、近所の滝めぐりなど、やりたいことがほどあります。体力的には限られていますが、こうして新しい経験を他喜びのうちに歓迎できているうちは、生きていくことができそうです。

世の中の情勢は、相変わらずコロナの流行が拡大しているようで、第四波と噂されています。先週、大阪の友人が一家でコロナ感染したこともあり、油断してはいけないと気を引き締めています。ワクチンの摂取が進めば、来年の今ごろは終息しているかもしれませんが、まだ警戒を解くべき時ではありません。

 

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投稿日2021.03.04