雲の上から急旋回! Flying a Steep Turn!


「さあしっかりつかまって」
空の上からゆめくじら

ぐいんとからだを傾けて
雲の下へといっちょくせん!

ゆめくじらのきゅうせんかい
落ちないように気をつけろ!

地平線がいっかいてん
どっちが上で下だろう

まっすぐ前を見つめたら
目的地はすぐそこだ

ゆめくじらに乗って急旋回している絵を描きました。

久しぶりの空の旅

10日くらい前に下書きはできていたのに、なんだかあまり体調がよくなくて描くのに時間がかかってしまいました。やっぱり季節の変わり目は苦手です。

今回ふと思い浮かんだのは、空を飛んで急旋回するイメージ。フライトシミュレーターのゲームなんかでよくある、急旋回すると地平線がぐんと傾くのが好きなんです。急旋回するゆめくじらのひれ(翼)と地平線がX字にクロスしている構図が思い浮かんだので、これはぜひ描いてみたいなと思いました。

それがなかなか完成しなかったのは、体調がいまいちで、絵を描くことに集中できなかったから。

わたしの場合、絵を描くときは、思い浮かんだら一気にババッと仕上げてしまうスタイルで、「旬の時期」を逃すとイメージがどこかに飛んでいってしまうので、完成させにくくなってしまいます。

この絵もそんな感じになりかけて、もたもたしている間に次の絵のイメージが浮かんでしまったから、そちらに取り掛かっていました。でもそちらも行き詰まってしまい、結局どちらも中途半端なまま、9月は一枚も絵を完成させられずじまいでした。

今日は久々に絵を描けそうだったので、なんとかもともと描いていたこの絵に戻ってきてなんとか完成させることができました。もうひとつの絵のほうは空花物語の絵なんですが…どうしよう完成できる気がしない(^_^;)

ゆめくじらの絵を描いたのはすごく久しぶりで、過去に似たイメージの絵だとこんなのがあります。

雲とくじらの交差点 A Crossing of Whale and Cloud
くじらに乗って空を飛んでいる絵を描きました。
はるかな旅路のゆめくじら A Long Journey of Dream Whale
ゆめくじらに乗って北の果てまで旅をする

どちらも、前方からゆめくじらを描いているので、後方視点で描いたのは今回が初ですね。後ろからの構図というのは、顔を描きにくいぶん難しく、今回の絵もゆめくじらの表情はまったく見えていませんが、その代わりに体の躍動感で存在感を出せたかな、と思います。双子を後ろの視点から描くのもわりと難しくて、どんな姿勢がいいかは試行錯誤しました。ちょっとは上達してるといいんですが(笑)

遠くの風景の塗り方は、ちょっと今回も課題が残ってしまったかな。空気遠近法を使ってかすんでいる感じを出したいので彩度を落として青みがかった感じで塗ったんですが、どうものっぺりした感じに。空気遠近法は、輪郭線で縁取る描き方とは相性が悪いので、本当はスフマートみたいな技法で描いたほうがいいんでしょうが、水彩でそれをやるのは難しいです。まだまだスキルが足りない。頭の中のイメージに絵の技術が追いつかない。

頭のなかの訪問客

ちなみに、今回の絵の主役のゆめくじらというのは、わたしの絵に前から出てきているピンクのくじらです。勝手にいつの間にか現れたので、何者かよくわかりませんが、空を飛べます。なんでゆめくじらって名前なのかは、ゆめちゃんが名付け親だからみたいで(笑) 有名な「いけちゃんとぼく」に出てくる いけちゃんみたいなものだと思ってもらえれば。

本当は、わたしの空想世界の登場人物を全員定期的に描いてあげたいんですが、小学校のころから数えたら、ひとつの町が作れるくらいの人数(人じゃないのも多いですが)いるので、泣く泣くたまに描けるだけの状態です。

過去の記事にも書いたけど、わたしが創作しているのって、わたしの頭の中にある世界を少しでも形にしたいというか、創作することで、そこにいる登場人物たちに現実の体を与えてあげたいっていう動機なんですよね。実体を持たない彼らは、わたしが形にすることでしか現実に足跡を残せないので。

芸術が得意な人の持続的空想―独自の世界観とオリジナリティの源
国語や美術が得意な人は子ども時代から空想傾向を持っている

今描いている絵の登場人物だけじゃなくて、このサイトにも載せてるような推理小説の主人公もいるし、小学校のときに描いてたSFマンガの主人公とか、格闘家とか、お姫さまから博士から、はたまた火力発電所の職員まで、わたしの頭のなかにやってきた訪問客リストは大変なことになっている。

空花物語あたりは夢の中から登場していますが、つい先日もひとつのラノベを書けるくらいストーリーの濃い夢を見てしまって、とりあえずメモはしといたけど、どうしたものか考え中。さすがに形にはできないかなー。

やたらめったら たくさん思いつくし、わたしの頭にやってくる訪問者は数知れないのだけど、現実の人づきあいと同じで、みんなと付き合うことはできないので、自分の限界を認めてこれまでどおり細々と創作していくしかなさそうです。ああ、でもまた推理小説とか書きたいなー…(^_^;) ほんとにキリがありません(笑)