裸療法の方法

西式甲田療法のやり方について分かりやすく解説するシリーズの第14回目です。今回は、服の脱ぎ着を繰り返して肌を鍛える裸療法について解説します。

▼シリーズ記事「西式甲田療法とは」
この記事は、シリーズ記事「西式甲田療法とは」のひとつです。CFSに効果があるとされる西式甲田療法についてまとめています。

裸療法

別名「大気浴」「空気温冷浴」「風療法」。フランスのロープリが考え出しました。着衣と脱衣を繰り返すことで肌を寒暖に強くし、代謝を整えます。

方法

下記の時間にしたがって、服を脱ぎ着します。

? 裸になる 服を着る
1 20秒 1分
2 30秒 1分
3 40秒 1分
4 50秒 1分
5 1分 1分半
6 1分10秒 1分半
7 1分20秒 1分半
8 1分30秒 2分
9 1分40秒 2分
10 1分50秒 2分
11 2分 着衣のまま
平床で5-10分休む

これを一回3セット。がん患者の場合は12回行う。

最初は6番までから始め、1日に1回づつ増やして7日目から11回すべてを行う。

メリット

◆乾布摩擦と異なり、皮膚を痛めることなく鍛えられます。

胃腸が刺激され、消化吸収・便通がよくなります。

◆血液循環、皮膚呼吸を整え、有害物質の代謝を活発にします。アトピー性皮膚炎や、化学物質過敏症、がんの治療に用いられます。

ひとことメモ

◆裸といっても、必ずしも丸裸になる必要はなく、必要に応じて下着をつけて構いません。

◆着衣のときも、毛布をまとうことで手早くこなすことができます。

◆服を脱いでいるときは体を動かし、着ているときはじっとしています。

体調の悪い人は寝転んだまま、毛布をかぶる、よけるを繰り返します。

◆できれば、服を脱ぐときは窓を開け、着るときは閉めます。

◆日の出前と日没後に行うのが理想的です。

◆食後30分、入浴後40分は行えません。

◆一回の裸療法の後は30分、間隔を置きます。

テープやプログラムタイマーを使うと時間計測が楽になります。テープやCDは少食健康生活サポートセンターさくらで購入できます。わたしはフリーソフトを使っています。

わたしの感想

時間がかかるためほとんどできていない、という現状です。また、冬場は効果がありそうでやる気が起こるのですが、夏場はどうしても、やっても無駄かな、と思ってしまいます。がん患者の方と比べると大したことのないノルマなのに、情けない思いです。六大法則をしっかり続けることができるようになったら、再度取り組みたいと思います。

以上が裸療法の説明です。化学物質が発症に関わる慢性疲労症候群の方は積極的に取り入れてみると良いかもしれません。