「怠け病」ではない起立性調節障害。「頭の中に綿が詰まっていたみたい」

2週間も前の記事ですが、起立性調節障害(OD)がニュースになっていました。

朝日新聞デジタル:「怠け病」じゃないんだよ – 神奈川 – 地域

中学2年のころにODだったという方の「頭の中に綿が詰まっていたみたいでした」という言葉は印象的です。

なかなか珍しい表現だと思います。頭痛やめまいを表した言葉とおもいますが、霧がかかったようだ、というCFSの表現とはまた違うのでしょう。

わたしの場合は、サランラップで顔をぐるぐるまきにされたような感覚だったので、人によっていろいろ表現があるのだと思います。興味深いです。

さいたま市の西部総合病院の小児科部長、数間紀夫という先生がODの解説をされています。

50年も前から提唱されている病気なのに、いまだ認知度が低いというのは残念なことですね。CFSは…まだネバダミステリーから30年くらいなので、まだまだですね。

ネバダミステリーを解明「慢性疲労症候群(CFS)」 – 日本製薬商事株式会社オフィシャルサイトはてなブックマーク - ネバダミステリーを解明「慢性疲労症候群(CFS)」 - 日本製薬商事株式会社オフィシャルサイト

学校に通えず高卒認定試験を選択した方の話も出ています。

NPO起立性調節障害ピアネットAliceによる支えあいについての話で記事は終わっています。こうした活発な患者会があるのは、親子双方にとっていいことだと思います。

起立性調節障害(OD)の理解が浸透するのはそう遠くないことだと思います。

ちょうどこのあとに起立性調節障害のPOTSと慢性疲労症候群(CFS)の関係についての記事がありました。そちらもご覧ください。

慢性疲労症候群(ME/CFS)の27%は体位性頻脈(POTS)を持っている
CFS患者と体位性頻脈(POTS)の患者には互いに重なり合っている部分があるようです。