徹夜をすると、神経特異エノラーゼ(NSE)とS100カルシウム結合タンパク質B(S100B)が増加するという、脳損傷の際に起こるのと同じ反応が見られるそうです。
神経科学者のクリスチャン・ベネディクトによると「睡眠不足は神経変性を促進するのかもしれない。十分な睡眠は、脳の健康維持に不可欠なのかもしれない」と書かれています。
睡眠不足で脳にダメージ?スウェーデン研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
睡眠不足に関しては、最近のウォール・ストリート・ジャーナルの記事も参考になりました。
睡眠の質を高めるには―有能な人の睡眠時間は平均8時間36分 – WSJ.com
熟達化の研究で有名なK・アンダース・エリクソン教授が実施した調査では、最も能力を発揮する人々は1日あたり8時間36分睡眠をとっていることが分かったそうです。
ひと昔まえの労働者階級では、睡眠が真っ先に削ぎ落とすべきコストであるとされていたそうですが、「睡眠を犠牲にすることは、もはや強さの証しとはならない」と結ばれています。