ファイザー製ワクチン2回接種終わったので体験記

ととい8/24に、新型コロナウイルスのファイザー製ワクチン(コミナティ筋注)の2回目接種を受けました。ようやく副反応から回復したので、体験記を書いておこうと思います。

わたしはワクチン接種の副反応が出やすい20~30代の世代で、なおかつ元々は重い慢性疲労症候群だったので、とても心配でした。

はじめはワクチン接種を見送るつもりでしたが、諸々の情報を調べた結果、接種することにしました。

8/23には人口の4割が2回目接種を終えたというニュースがありましたが、ほとんどが医療従事者と高齢者なので、まだこれから接種する若い世代の人は多いと思います。

わたしは、医療従事者でも、高齢者でもなく、優先接種の対象となる基礎疾患も患っていません。しかし、小規模自治体なので、比較的早く予約が回ってきました。

ワクチンの副反応は十人十色で、同じ年齢だから、同じ病名だから、といった共通点がほとんどないため、他人の体験記はあまり参考にならないでしょう。

でも、頭ではそう分かってはいても、ワクチン接種前になると、いろいろな人の体験記を探してしまいました。それで、自分の体験記も公開しておくことにしました。

以下の内容は、日記のほうに書いたものを再構築したものです。個人的記録が主な目的なので、冗長な点はご容赦ください。

ためらっていた理由

まず、ワクチン接種をためらっていた理由について。

以下のような複数の理由から、当初はワクチン接種を見送るつもりでいました。

(1) 感染リスクが低い地域に住んでいること
わたしは人口密度の低い道北地方に住んでいます。居住する自治体で発生した感染者は、全期間を通して、今のところ1人だけです。

公園や森に散歩に行っても、どこもかしこも貸し切り状態で、他の人と遭遇することはめったにありません。屋外ではマスクなしで移動するのが普通です。

仕事の関係上、定期的に顔を合わせる人が数人いますが、屋外や通気性のよい場所での農作業が主なので、三密になることはありません。

道北は観光空白地帯なので、いま大変なことになっている沖縄のように、観光客が押し寄せて感染が広がるという事態も考えにくく思います。

それで、デルタ株の流行前は、リスクを冒してワクチンを受けなくても、気をつけていれば大丈夫、と考えていました。

(2) 元慢性疲労症候群(CFS)患者であること
わたしは学生のころから、10年以上の長きにわたり、ほぼ寝たきり・引きこもり状態の、重い慢性疲労症候群でした。障害年金が支給されるレベルの症状なので、社会活動は不可能でした。

それが、ここ数年である程度回復し、普通の人ほどの体力はないものの、初めて生活を楽しむことができています。(詳しい経緯は別の記事にて)

ところが、気がかりなことに、新型コロナ後遺症で慢性疲労症候群が増えているというニュースが繰り返し報道されています。

従来より慢性疲労症候群の原因は多様で、すべての患者が同じ原因によって発症しているわけではない、多因子疾患だと考えられています。

多様な原因のひとつに、ウイルス感染を契機に発症する「感染後CFS」があります。引き金となるウイルスは多岐にわたり、COVID-19でも発症しうることが報告されています。

Long-COVID──回復後に起こる筋痛症性脳脊髄炎/慢性疲労症候群:日経メディカル

また、どの程度関連性があるかは分かりませんが、慢性疲労症候群の原因の一つに慢性上咽頭炎があるのではないかと従来より言われていました。新型コロナウイルスの後遺症でもその症状が見られるようです。

【識者の眼】「COVID-19後遺症の陰に慢性上咽頭炎」堀田 修|Web医事新報|日本医事新報社

わたし自身の症状については、原因はウイルス感染ではないだろうと推測しているのですが、確実なことはわかりません。

そのような体質である わたしがコロナウイルスに感染するのは非常に危険そうに思えますし、ワクチンでも悪化しうるのではないか、以前のひどい体調に逆戻りするのではないか、という不安がありました。

もちろん、ウイルスに直接感染することと、ワクチンの接種は全く異なるので、これは根拠なき不安です。

(3) 副反応が強い世代であること
持病抜きにしても、20代、30代はワクチン副作用が強いとあるので、該当する年齢のわたしは強い不安を感じていました。

体験談によると、40℃以上の高熱が出る人もいるということでした。

前に書いたように、わたしは慢性疲労症候群のころ周期性発熱の症状があって、一番ひどいころは一ヶ月半ごとに40℃近い熱を出していました。

周期的にくり返す偏頭痛,高熱,腹痛などの謎を解く―手がかりは「凍りつき」の生物学的役割にあった
オリヴァー・サックスの片頭痛の研究から、凍りつきや解離が持つ生物学的な役割について考えました。

しかし、ここ2年半ほどは起こらなくなっていて、この点でも体調の回復を実感していました。

おそらく、騒音、化学物質、人混みなど、現代社会で普遍化している多種多様な環境ストレスが大きく軽減されて、体に慢性的にかかっていた負荷が取り除かれたことが理由だと考えています。

でも、環境ストレスで40℃も出てしまうなら、新型コロナのワクチンを体に入れたら、もっと危険なことにならないかという、これも根拠なき不安がありました。

以上の3点がワクチン接種をためらっていた理由でした。

接種することにした理由

しかし、デルタ株の感染力の強さや、実際に感染した人の体験談、副反応の経験談を調べて、メリット・デメリットを考慮した結果、ワクチンを受けることにしました。

これも3つの理由に分けてまとめておきます。

(1)感染した場合の軽症や後遺症より、ワクチンの副反応のほうがまし
最大の決め手は、たとえ副反応で40℃の熱が数日出ようが、感染した場合の軽症や後遺症よりはるかに軽い、という点でした。

副反応による40℃の発熱は、自分の免疫機能によるものです。おそらくわたしが以前、頻繁に経験していた周期性発熱と同じような症状なので、辛いけれども耐えられると思いました。

ワクチンによる死亡例などは確かに不安ですが、利用可能性ヒューリスティック(大々的に報道されるせいで、実際よりはるかに頻繁に起こっているかに感じられる)の典型例です。

ワクチンの副反応によって致命的な影響が出る確率より、ウイルスにかかって後遺症を含む問題を抱える確率のほうがずっと高いです。どちらにしてもリスクがあるなら、確率が低いほうを選んだほうがましだと考えました。

(2)ワクチン接種しないと感染リスクが相対的に増加する
ワクチンが普及した諸外国では、社会活動が再開された結果、ワクチンを受けていない人の感染のリスクが相対的に増していることも、今のうちに受けておいたほうが良いと思わせる理由でした。

接種を決めた7月頃、ワクチン接種が進んだイギリスとイスラエルでは、感染者が急増する一方、重症者と死者の比率は激減していると報道されていました。

つまり、ワクチンには、デルタ株の感染を防ぐ効果はあまりない一方、重症化は抑えられるという意味でした。

これは朗報でしたが、一方でワクチンを接種しないという選択のリスクが、かなり増大したと見ることもできました。

ワクチンを接種しない人は、他の大多数がワクチンを接種することによって集団免疫が達成され、ウイルスの流行が終息することを当てにしていると思います。わたしが当初打たない予定でいた時の算段もそうでした。

しかし、大勢の人がワクチンを接種したイギリスやイスラエルでは、ワクチン接種が進むにつれ感染者が減るどころか、大幅に増える傾向を示しています。期待とは真逆です。

【期待した経過】
ワクチン接種が進む→集団免疫で感染者が減る→ワクチンを接種していない人も安全になる。

【現実の経過】
ワクチン接種が進む→接種を終えた人たちが社会活動を再開して感染者が増えるが当人たちは軽症→しかし接種していない人にも感染させやすくなって危険。

という結果になっています。

こうなると、ワクチンを接種しないことを選んだ人たちは、以前よりも感染する可能性がかえって高くなりますし、ワクチンによる症状軽減もないので重症化リスクにさらされやすくなってしまいます。

一説によると、コロナウイルスは今後インフルエンザや風邪のように社会に残り続けるとも言われていますから、問題は一時的ではなく、恒久的になるかもしれません。

もし本当にずっと残り続けたら、ワクチンを受けていない人が、受けた人たちと一緒に行事に参加したり、働いたりするのは、危険性が高いでしょう。

受けた人は、自身は症状は強く出ないものの、ウイルスを容易に他の人に移すからです。当然その人たちはマスクなどの予防措置をあまりしなくなっているでしょう。

現に、わたしが住んでいる道北では、ワクチン接種が進んでから、マスクをしない人も増えてきました。これまで大丈夫だったから、これからも大丈夫と感じているのかもしれません

でも、デルタ株は水痘レベルの感染力とされるので、今までと同じではありません。すでに大都市で感染が拡大しているので、いつ無症状感染で伝播してきてもおかしくありません。

それで、今後の感染リスクの増加に対処するには、ワクチンを受けておいたほうがよい、という結論になりました。

(3)病気の友人たちの動向
病気つながりの友人たちの決定はさまざまで、年上の慢性疲労症候群の友人はしばらく様子見するとのことでした。

自分は喘息、アレルギーなどの持病があるから、ワクチンは怖いと考えて、接種を見送っている人もいました。

同じくらいの年齢の重い統合失調症持ちの女性は、わたしと同時期にワクチンを受ける決定をしていました。後日聞いたところ、ほとんど副反応はなかったそうです。

ほかにも、もっと年齢は上ですが、リウマチ持ちの友人が2人受けたことも聞いています。副反応はありましたが、それほど重くはなかったようです。わたしより体調が悪い人でも、必ずしも副反応が重く出ているわけではありませんでした。

慢性疾患を持つ友人の多くは、主治医に相談して決めたようです。その結果、ワクチン接種を控えるよう言われた人もいれば、重症化リスクを防ぐために、ワクチン接種を推奨された人もいました。

わたしはもう医者にかかっていないので、相談することはできませんが、厚生労働省のサイトを参考にしました。

それによると、基礎疾患を持っている人、免疫の機能が低下する病気にかかっている人は、ワクチン接種を見送るどころか、逆に優先することが奨励されています。万一、ワクチンなしで感染した場合に危険だからです。

一方、病状が悪化していたり、全身が衰弱している、血が止まりにくい、けいれんを起こしやすいなどの場合は、接種を見合わせたほうが良いかもしれない、とあります。しかし、いずれも今のわたしの体調には当てはまりません。

これらの点を考えた結果、接種を受けない場合のリスクより、受けた場合のリスクのほうがまだましだ、という結論になりました。

しかしながら、今後、接種の有無によるリスクがどう変化するかは極めて不透明なので、誰も確実なことは言えません。

イスラエルでも、8月になってから、ワクチンの効果が薄れて、ブースター接種を始めたと報道されています。

ワクチンを接種するかどうかは個人の選択であり、結局のところ自分の決定の責任は自分で負うことになるので、できる限りよく考えて決めるしかないのだと思います。

1回目の体験記

ワクチン接種1回目は8/3でした。残念ながら、あまり体調はよくありませんでした。

今年の道北は、7月から何週間もの間、100年に1度と表現される異常な酷暑と干ばつに見舞われていました。

渇く北海道 「災害級」干ばつ 深刻な農作物被害 / 日本農業新聞

猿払でイトウ大量死 記録的高温、渇水で酸欠か:北海道新聞 どうしん電子版

わたしの住んでいる場所も、毎日のように全国気温ランキングのトップ10入りし、近隣の自治体は全国1位を記録していました。屋外の気温計の表示が40℃を上回る日が何度かありました。

それだけでなく、シベリアで未曾有の森林火災が起こり、そのPM2.5が何度か飛来していました。

シベリア火災で北海道の空かすむ│ UHB 北海道文化放送

ワクチン接種の前日も、頭がフラフラしていて、軽い頭痛が絶え間なくあり、喉も痛く、こんな状態で本当に大丈夫なのだろうか、と思いました。

でも別の日に変えれば調子がよくなるわけでもなく、いつもどこかしら不調はあるので、そのまま挑むしかありませんでした。

以下、時系列順に出来事を記録します。

【当日14:15】
接種会場に行く道中で気温計を確認したら外気温は35.5℃。会場は自宅から5分の所ですが、高温下で自転車に乗ることの影響を恐れて、自動車で行きました。

会場に着いて検温サイネージで熱を測ると36.5℃でした。昨日から顔が熱いので微熱がある可能性を危惧していましたが、単に暑さのせいだったようです。

昔、大阪市大の慢性疲労外来で、診察のたびに熱を測っていたころを思い出しました。あのころはいつ測っても37.1℃から37.4℃くらいの微熱があったものです。間違いなく元気にはなっています。

それから受付をすませ、待合室で待機。

一日に60人ずつ接種しているそうですが、時間帯がずらされているので、摂取前の待機者は5人くらい。接種後に経過観察で待機している人は10人くらい。年齢は20代から50代くらいに見えます。

10分くらい経つと、医師の診察に呼ばれました。手短な問診を受けて、すぐに接種。

筋肉注射は痛いとニュースで読んだ記憶がありましたが、予想に反して全く痛くなかったです。血液検査と同じか軽いくらいでした。さすが自治体のほとんど全員に接種してると思われる敏腕看護師さん。

ここまであっという間だったので、気持ちの準備をするような余裕もありませんでした。でも、ドキドキして怯えるより、早く済んだほうがよかったです。

それから経過観察で15分待機。アナフィラキシーのような深刻な副作用が出る可能性もあるので、正直いって不安でした。

10分くらいしたころから、注射した部位がチクチクし始めて、腫れてきたのを感じました。

それよりも待合室が暑い。窓は開放されていましたがクーラーはありません。断熱がいいので、うだるような暑さではなかったものの、室温30℃くらいあったかもしれません。

ぼーっとして、ふらふらしてきましたが、副反応が出ているのか、単に暑さのせいなのかわかりません。それで、セルフタッチしたり、持ってきた本を小声で音読したりして意識を保ちました。

もともと体調がすこぶるよいわけではなく、常に軽い頭痛や身体の痛みや疲れなどはあるので、いつもある症状と、新しく出てきた症状を区別する必要があります。

特に、昨日今日と、なぜか普段より体調が悪めで頭がふわふわしていたので、慎重に体調をモニタリングしました。

頭がぼーっとしたのは、ワクチン接種後の注意点にも書かれている血管迷走神経反射も少しはあったのかもしれません。背側迷走神経から解離を起こしやすい体質ですから、可能性はあります。

そうしているうちに15分経ったので、帰宅を許可されました。外に出ると、暑い部屋でじっと座っているより涼しく感じました。

家もすぐそこだから帰るのは楽。こういうとき、小さな町のありがたみを感じます。14:50に帰宅しました。

わたしが打ったワクチンはファイザー製でしたが、厚生労働省の統計(新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査(コホート調査))によると、副反応はモデルナよりは少ないようです。

特に1回目での発熱は3.3%なので、もしここで強い反応が出るようなら前途多難です。

ファイザー(コミナティ筋注)統計の簡易メモ(発熱以外の数値はおおよそ)
・接種部位疼痛…1回目、2回目ともに90%以上
・発熱…1回目3.3%、2回目38.1%
・頭痛…1回目25%、2回目60%
・倦怠感…1回目25%、2回目75%

(追記 : モデルナ 目立つ発熱、2回目接種後80%…解熱剤適切に、休める環境を : ニュース : 関西発 : 地域 : 読売新聞オンラインという8/19付の記事に、もっと詳しく正確な割合の表が載せられていました )

【18:30】
接種した肩が腫れ、腕を上げようとすると痛くなってきました。動かさなければ痛くありません。

【翌日9:00】
腕が痛い以外の症状は現れていません。筋肉痛は悪化しており、腕がまったく上げられません。昨日と同じく、動かさなければ痛くはありませんが、自動車、自転車などの運転はできません。

体調そのものは昨日より良く、頭がすっきりしていました。頭がフワフワしていたのは、今思えば、ワクチンに対する不安で解離がぶり返していたのかもしれません。

発熱、倦怠感、頭痛はいずれもまったくありません。ファイザー製の場合、1回目の接種でこれらが出る確率は約25%でしたから、幸先はよいと感じました。

でも、1回目から副反応が出る人は過去に無症状感染歴があるのではないかとされているので、これが普通なのかもしれません。

【20:00】
接種から丸一日以上経過しましたが、肩の筋肉痛はあまり変わりません。明日まで持続すると思います。

体調はよいので、夜に涼しくなったころに外をサイクリングしようと出かけました。しかし自転車のハンドルまで手を伸ばすことができず、片手運転になってしまい不安定だったので、すぐに帰ってきました。

【翌々日13:00】
朝9:00の時点では、まだ腕は痛くて半分までしか上がりませんでした。しかし、そこからの回復が意外と早くて、昼過ぎには腕が完全に上がるようになりました。

接種部位の痛みは残っていますが、日常生活にもう支障はありません。接種からまる2日でおおむね回復となりそうです。

1回目の接種による症状は、結局、腕の痛みのみでしたが、個人的にはかなり大変でした。

わたしは仰向けに寝ると睡眠麻痺(金縛り)が起こりやすいため、横向きに寝ることが多いです。

しかし、接種した腕を下にして寝るのは痛すぎて無理ですし、反対向きに寝ても布団がこすれるだけで痛いので、苦労しました。寝返りを打つことができないので、同じ姿勢で寝るしかなく、睡眠の質がかなり妨げられてしまいました。

たった2晩のみの辛抱でしたが、ワクチン接種後2日くらいは、(1)睡眠が悪化する(2)自動車・自転車など運転はできない、という状態になる可能性を考慮して予定を組んでおいたほうがいいと感じました。

2回目の体験記

同年代の人たちの体験談を幾つか読んだことで、2回目の接種では最悪40℃発熱することを覚悟していました。

それで、接種前に、以下のような準備をしておきました。

2回目接種前の準備
・ロキソニン(NSAIDs)とカロナール(アセトアミノフェン)を何とかして確保。
・氷枕を冷やしておく。(外気温が涼しく、窓をずっと開けていられたので使いませんでした)
・大量に飲み物を準備。りんごジュースがたくさんあったので、それを冷やしておくことに。また、めったに食べないアイスを少し買っておきました。
・接種する週の予定のうち、キャンセルできるものは早めに断っておく。キャンセルできないものは週の後半に移す。
・長時間寝返りできなくても大丈夫なように枕やベッドを調節。
・過去の周期性発熱の時の経験から、高熱が出て吐く可能性を考慮して、当日は朝にスープ一杯飲むほかは何も食べないようにして、水分のみ摂取する。

また、しばらく外出できないかもしれないので、前日に森歩きに行ってきました。わたしが今元気なのは、定期的に森を歩いているからだと思っています。一週間に最低2回くらいは行かないと、体調が悪化してしまうからです。

うっそうとした森の中を歩くのは、確かにリスクもあり、熊鈴や熊撃退スプレーなど完全装備が必要です。しかしそれを上回る喜びや発見があり、森の新鮮な空気は心身を回復させてくれます。

ちょっと歩くつもりが、キノコを20種近くも発見してしまい、同定にかなり苦労して、まだ終わっていません。でも、とても爽やかな気分で、ワクチン接種に臨むことができました。

以下、当日以降の時系列順の記録です。

【当日14:15】
今回も予約時間は14:15でした。やはり自転車に乗ることで悪化したら困るので、近所ですが自動車で行きました。

昨日まで最高気温30℃の暑さがぶり返していましたが、今日はなんと最高気温22℃。とても過ごしやすく体が楽でした。

入り口の検温サイネージで計測した体温は36.4℃。5分ほど待ったら、すぐに診察室に呼ばれました。

注射する看護師は前回とは違いましたが、遜色ない手腕で、全然痛くありませんでした。「注射怖くない?」「熱出たら病院でも薬出せるからね」と優しい気遣いの言葉をかけてくださり、嬉しかったです。

摂取後15分待機。前回のような暑さはありません。椅子が硬くて疲れましたが、フワフワした感じもありません。1回目は待ち時間の時点で接種部位の痛みが出ていましたが、今回は痛みはありませんでした。

14:50に帰宅し、まだ何も症状が出ていませんでしたが、安静にするよう努めました。

【17:00】
腕は今のところまだ痛くありません。前回は筋肉痛とは別に、注射針が刺さった箇所が早くから痛んでいましたが、今回はそれがありません。

1回目の注射もさほど痛くありませんでしたが、2回目の看護師さんはさらに上手だったのかもしれません。

軽く頭痛がしてきたので、さっそく遠慮なくカロナール200mgを飲みました。

【翌日 3:00】
目覚めると、腕が本格的に筋肉痛になって痛くなり、上がらなくなっていました。前回も翌朝に上がらなくなっていたので同じです。

寝返りを打てない状態のためか、なぜか接種していないほうの肩や、全身あちこちが痛いです。歯茎もかなり腫れていました。

熱は依然としてありません。もしかして軽い副反応を引いた?と淡い期待を抱きましたが…。

頭痛はそこそこありますが、普段のずっと続いている軽い頭痛の延長線な気がしました。集中して何かを考えるのは無理なレベルです。

出し惜しみしても仕方ないので、カロナール200mgを飲んで寝ました。

【7:30】
腕は完全に上がらなくなっていて、動かそうとすると痛いです。歯茎の腫れは少し引いてきました。

熱は37.7℃と少し上がってきました。二日目に副反応が強く出やすいと看護師さんも言っていたので、これから上がるのかもしれないと戦々恐々です。

多少悪寒がしますが、窓は開けたまま寝ています。外気温18℃ですが、冬用の羽布団を二枚重ねで寝ているので、顔は涼しく体は温まってちょうどいいです。

【14:15】
ワクチン接種から、約一日が経過。熱は10:30に38℃を超え、13:00には38.6℃になり、それ以降は高止まり。

体に不必要な衝撃が加わると、頭がズキッとひどく痛むので、まるでコップの水をこぼさないよう気をつけるかのように、そろりそろりと歩くことしかできません。

どこまで上がるか気になって薬を飲まずにいたのですが、頭痛もひどいし、ここでカロナール200mgを2錠服用しました。

カロナールの効果は服用してから30分から60分くらいで出るとされていますが、その後、15:00には38.7℃まで上がりました。

【18:30】
37.8℃まで下がりましたが、38.7℃の時よりも激しい頭痛があり、体感では熱が下がった気がしません。カロナールの効果で、上辺だけ熱が下がってみえるだけかもしれません。

おそらく今後吐くほどには悪化しないと思ったので、春に摘んで冷凍保存してあったイラクサのスープを飲みました。コショウと塩がよく効いてホッとする味です。その後、歯を磨いて就寝しました。

【21:30】
しばらく寝て目覚めると、頭痛はあまり感じませんでしたが、またもや38.6℃まで上がっていました。カロナールの作用時間は2~6時間とされているので、ちょうど完全に切れたころです。もう一度、200mgを2錠、追加で服用しました。

【23:30】
熱は37.5℃に下がりました。しかし頭痛はまだ強いので、カロナールで見かけ上、下がっているだけのような感触です。

肩はまだ腫れているものの真上に上がるようになりました。やはり前回より回復が早いと感じます。

【翌々日 4:00】
目が覚めると、かなり体が楽なのを感じました。熱は37.1℃。カロナールは切れている頃なので本当に下がったのでしょう。

腕は変化なく、真上には上がりますが、まだ腫れて痛みはあるります。

ずっと窓を開けて寝ながら副反応と闘ってきましたが、一晩中エゾエンマコオロギと他の虫たちのオーケストラが響いていて、とても癒やされました。

【19:00】
熱は37.0℃。その後、36.9℃から37.3℃の微熱が続き、まだ治りきってはいません。腕の腫れも変わらず。

頭痛はいつも感じている程度まで落ち着きました。体の節々も痛いけれど、これはいつものことな気もします。

寝返りを打てなかったせいか、摂取したのと逆側の肩のほうが痛いです。また、初日から腫れていた歯茎がただれていました。高熱の影響で悪化したのかもしれません。

【翌々々日 6:00】
熱は36.1℃でやっと平熱化しました。まだ腕の腫れと痛みは多少残っていて、体の節々も痛いです。その後、昼の12:00には肩の痛みもほとんど消失しました。接種からまる3日くらいで、ほぼ回復することがわかり、安心しました。

しかし、平熱に下がっても、ちょっとした運動で息切れする、汗をかきやすい、フワフワする軽いめまいなどの症状はまだ残っていて、完全に戻ったと感じたのは1週間後でした。

免疫ができるのは接種から2週間後です。免疫ができたとしても、感染予防効果は4割~6割程度、重症化予防効果は8割~9割程度なので、油断はできません。

それでも、病院や歯医者など、どうしても感染リスクがありそうな場所に行かなければならない場合に、ワクチン接種していると、若干 気が楽だと思います。

ワクチン接種を終えて

大勢の人がもうワクチン接種を終えていることを思うと、わざわざ体験記をまとめて公開するほどのものだろうか?という気持ちはありました。

個人個人によって副反応の違いが大きすぎるので、体験記を書いたからといって誰かの参考になるわけではないかもしれません。

でも、わたしにとっては悩みに悩んで、かなり覚悟して挑んだ、ストレス負荷の高いイベントでした。だから、自分自身のためにも記録を残しておきたいと思いました。

恐れていた副反応は、接種からまる3日ほどで8割方回復しました。40℃出るかもという想定よりは軽く、過去の周期性発熱と比べても耐えやすかったものの、3回目以降の接種が思いやられる結果になりました。

大都市では接種の予約さえ大変だと聞いています。美味しいスイーツを順番待ちで買うなら嬉しいけれど、やっとのことで順番が回ってきたのに副反応におびえるというのは本当に理不尽です。

しかも、数カ月後には3回目の接種をすることにもなるでしょう。おそらく、今後、年の1回~2回の頻度でワクチンを受け続けることになるのではないでしょうか。

現時点のイスラエルからの報告では、3回目の副反応は2回目と同等かそれ以下とされています。日本人の場合もそうなるのかわかりませんが、そうであってほしいものです。

今後、世の中がどうなっていくかわかりませんが、良くなることは考えにくいでしょう。今年道北で生じたような酷暑と干ばつも日常茶飯事になるかもしれません。

これほど自然豊かな場所に住んでいながら、川が枯れ、魚が死に、森の池が枯渇して、エゾサンショウウオたちが心細そうに肩を寄せ合っているを見るのは、とても辛い気持ちでした。

新型コロナウイルスの流行は偶然ではなく、一連の環境破壊や気候変動と密接に関連している、とする専門家もいます。

悲しいことですが、このような危機的な時代に生きている以上、さまざまな苦労や苦痛はつきものです。

年に1~2回ワクチンの副反応に苦しむことくらい、この時代を生き抜くための必要経費や保険料だと思えてしまう日が来るのかもしれません。異常気象や災害が毎年当たり前になったのと同じように。

先行きを考えると暗い気持ちになりますが、身の回りにある大自然の風景に目を向けると、今あるものに心満たされてホッとします。

これからキノコと紅葉のシーズンに森歩きできるのがとても楽しみです。異常気象で今や確実に降ってくれるとはいえませんが、冬の幻想的な雪も待ち遠しいです。

先のことばかり考えて不安になるのではなく、今ある良いものに目を向けるのは大切です。破壊されてしまったものではなく、まだ残っている豊かな自然に目を向けることも。

ささやかな幸せや楽しみを見つけて、少しでも日々の暮らしを楽しめるようにすること、それがコロナや気候変動の厳しい時代を生き抜くために、自分でできる確かなことだと思います。