厚労省の薬食審医薬品第一部会は、SNRIサインバルタカプセルに対する「線維筋痛症」の効能追加を承認したそうです。
薬食審・第一部会 2製品の効能追加承認を了承 サインバルタに線維筋痛症 イリボーは女性投与可能に│ミクスonline
薬食審・第一部会 サインバルタ「線維筋痛症」イリボー「女性投与可能」の効能 追加承認を了承
サインバルタカプセル20mg、30mg(デュロキセチン塩酸塩)に、「線維筋痛症に伴う疼痛」の効能・効果を追加し、用法・用量は1日1回60mg(うつ、糖尿病性神経障害は40mg)。開始用量は20mgで、1週間以上の間隔を空けて20mgずつ増量するとされています。
サインバルタは国内2番目のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI:Serotonin-NorAdrenalin Reuptake Inhibitors)です。セロトニン系とノルアドレナリン系の神経にだけ選択的に働き、それらの濃度を高める効果があるそうです。
▼2016/03/18追記:
「慢性腰痛症に伴う疼痛」の効能も追加されました。
三ヶ月以上続く腰痛で、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が効きにくい患者を対象に、二重盲検試験が実施されたところ、50週間の長期投与試験でも、長期間にわたる鎮痛効果が認められたそうです。