このブログについて

名称: いつも空が見えるから

管理者: yuki

総文字数: 13,615,447

プロフィール

学生時代に慢性疲労状態になりました。慢性疲労症候群(CFS)と診断されてしばらく専門医にかかっていましたが、まったく改善しないので、自分で原因や治療法を探すことにしました。

やがて、わたしの抱えていた不思議な症状の数々は、ほんとうはありふれたものなのに、これまでほとんど注目されていなかった領域の問題だと知り、わかったことをまとめるためにブログを書き始めました。

このブログは客観的な書き方をしてはいますが、基本的には、ほとんど当事者研究とその周辺の話題です。

特定の分野にとらわれず、広い範囲の情報を集めることにしたので、コンテンツの内容はその時々によって変化しています。

もともと自分の体調の分析から始めたせいで、医学的な記事が多いですが、しだいに医学の視点に疑問を持ち始め、オリヴァー・サックスの著書などを通して、もっと多様な視点が必要な理由がよくわかりました。

誤字脱字は見つけ次第修正していますが、どうしても見落としてしまうようです。

長くて読みにくい記事も多いかと思いますが、読み物というより、物忘れがひどい自分のための備忘録として書いているので申し訳ありません。

各記事冒頭の「目次」や、右上に配置した「上へ戻る」ボタンを有効にご活用ください。

リンク

記事へのリンク:
このブログはリンクフリーです。どの記事にリンクを貼っていただいてもかまいません。

SNS:
長らく使用していましたが、諸事情により利用をやめました。フォローしてくださっていた方々にはご不便をおかけして申し訳ありません。

情報の取り扱い

著作権:
このブログの文章は以下の条件の範囲内であれば、連絡なしに引用していただいて構いません。

(1)出典を明記する
(2)改変しない
(3)営利目的に使用しない

当ブログの文章そのものに他の方のブログや書籍からの引用が含まれている場合もあることにご注意ください。

引用文の扱い方:
書籍やWebページからの引用は<blockquote>タグでくくってあります。

引用文中の三点リーダー(…)は省略・中略を示し、角括弧( [ ] )でくくっている箇所は、文脈を理解しやすいよう、わたしが補った挿入句です。

またWeb上の画面でも読みやすくするため、引用元では改行されていない場所でも、一文ごとに改行を追加している場合があります。

責任の所在:
このブログでは特定の書籍、治療法、製品を紹介することがあります。しかし、それらは情報として参照しているに過ぎません。

情報に基いて行動し、損害を負われた場合における責任は一切負いかねます。何を用い、また用いないかという決定は、読者の皆様ご自身の責任のもとに行うようになさってください。

いち個人が趣味で運営しているブログであり、各研究機関や患者会、支援団体とは一切関係ありません。わたしはいずれにも所属していません。

個人ブログである都合上、もし不慮の出来事がわたしの身に生じるなどした場合、サーバーの契約期限が切れた時点で、ブログ内容もすべて消えることになることをご承知おきください。

正確さ:
情報は正確を期すよう努力しますが、わたしは当事者であって専門家ではありません。単なる素人がネット上で書いている備忘録にすぎないことをご理解ください。

各記事にはできる限り出典を載せているので、読者の皆様ご自身でも、複数のソースを直接ご確認になるようお勧めします。

信憑性については半信半疑の気持ちで読んでいただくのが最善と思います。わたしの理解が誤っている可能性がありますし、引用元の書籍や専門家の見解そのものが間違っている可能性も十分にあるからです。良かれと思って発展した研究が後々覆されることはよくあります。

わたしの考えとしては、個々の当事者はそれぞれ異なる問題に直面している以上、医師などの専門家、特定の書籍やウェブサイト、さらには仲間の当事者からのアドバイスや情報を鵜呑みにせず、それぞれが自分で調べて結論にたどりつく必要があると思っています。万人に当てはまる説明や治療法などどこにもなく、一人として同じ人間は存在しません。

当然ながら、詳しく調査するにつれ、以前とは考え方や理解が変わっていく部分も少なからずあります。過去の記事の内容には、今なら同意できないものも含まれています。誤りに気づいた場合には修正や追記を行っていますが、すべての記事に反映させることはできません。

できるだけ新しい記事から読んでいただくほうが、より考察を深めた理解に近いと思いますが、その内容もまた、そのうち新しい理解に取って代わられる可能性があります。いずれにしても正確さの点で、完璧を期すことは不可能であることをご承知おきください。

記事には、わたし個人の浅い知識に基づいた考察を含めている場合が多々あります。その場合は、チャールズ・ダーウィンが人間の由来(下) (講談社学術文庫)の中で述べている次の言葉を念頭に置いて読んでいただければ幸いです。

間違って認識された事実はしばしば長く持ちこたえるので、科学の進歩に大きな害を及ぼす。しかし、間違った考えは、それが何らかの証拠に支えられていたとしても、それほどの害は及ぼさない。

なぜなら、誰もがその間違いを証明することに健全な喜びを感じるからであり、それがなされたときには、誤りへと続く道が一つ閉ざされると同時に、真実への道が開かれるからである。(p470)

表記について:
複数の表記がある概念については、記事の内容やテーマに応じて、おおむね読み手によってわかりやすいものを用いるようにしています。表記ゆれがあるのは、その時々の状況に合わせているからです。

例 : 「障害」「障がい」の表記について
近年、発達障害などの「障害」という漢字表記が望ましくない印象を与えるとして「障がい」や「障碍」といった表記を用いるケースがあります。そうした意見があることは承知していますが、当ブログでは引用している書籍でそれらの表記が使われているのでない限り「障害」に統一しています。

その理由は、障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本の著者が書いている内容と同じです。まず、表記を変えたくらいで人の意識を変えられるわけではないこと。また、近年、障害は「社会モデル」(個人ではなく社会における多数派、少数派から生じる)によって解釈されてきており、ハンディのある人たちが社会のせいで「障害」を被っているのは事実であるということです。(p82-84)

同様の点は目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)(p204,211)や 閉じこめられた僕 難病ALSが教えてくれた生きる勇気(p163)でも指摘されており、「障害」を「障がい」と書き換えるなら、障害はあくまでその人自身の問題であるという旧来の「個人モデル」に注目させてしまいます。表記を変えて問題を先送りするより、「社会モデル」の概念を知ってもらうほうが長期的に見て益になると考えます。

わたしの「障害」に対する見方は、ダーウィンが提唱した適応進化の概念にのっとっています。ダーウィンは生物は、自分が置かれた環境に適応して、ある能力は発達させ、ある能力は退化させると考えました。

人間において、正常や障害とみなされているものは、これと同じものであり、それぞれが、各々置かれた環境に適応しているにすぎません。虐待された子どもの愛着障害でさえ、過酷な環境を生き抜くために脳を最適化した適応だと言われています。

これはつまり、どんな「障害」を負う人も、ある能力が退化している反面、置かれた環境で生き抜くための能力には特化していることを示唆しています。健常者に対して障害者が劣っていることなどありえず、ただ多様性があるだけだということです。

例 : 改定された呼称について
またDSM-IVからDSM-5に移行するにあたり、「自閉症スペクトラム障害」が「自閉スペクトラム症」になるなど、呼称が変わったものについては、新しいほうを用いることがあります。

しかし、新しい呼称がまだあまり普及しておらず、専門家も積極的に用いていないために一般的でない場合(たとえば「発達障害」→「神経発達症」、「解離性障害」→「解離症」など)は、かえってわかりにくくなるので旧来の名称を用いています。もちろん、今後 普及するようなら、過去記事の用語を一括で置換する可能性があります。

その他の事項

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