原因不明の「慢性的な息苦しさ」の理由―自律神経系のポリヴェーガル理論から考える
検査に現れない原因不明の息苦しさについて、凍りつきの症状という観点から考えます。
検査に現れない原因不明の息苦しさについて、凍りつきの症状という観点から考えます。
慢性疲労と解離の記事の補足5
解離と慢性疲労は深く関係していて、不動系という生物学的メカニズムによって引き起こされているという点を、不登校や小児慢性疲労症候群の研究と比較しながら分析してみました。
自分の病気に対して「当事者」として向かいあう姿勢から学べること
人の顔が覚えられない、何度会っても見分けられない。それは10人に1人が抱える相貌失認(失顔症)かもしれません。ルイス・キャロル、ソロモン・シェレシェフスキー、オリヴァー・サックスなどの有名人の事例を交えて、相貌失認の原因や対処方法を解説しています。
アトピー性皮膚炎は細菌の異常繁殖で起こるそうです。
彫刻家、金子健二さんによる「芸術がなぜ認知症を改善するのか」という本の脳科学の研究を通して、なぜ芸術療法(アートセラピー)に効果があるのか、3つのポイントをまとめました。
本来、病名は治療のための名札にすぎないはずですが、さんざん苦労を経験した末に診断された人の中には、病名にアイデンティティを求めてしまう人がいます。この記事では、慢性疲労症候群の場合でも、そうした問題が生じうるかもしれないという点を考えています。
わたしは慢性疲労症候群の発症と同時に、概日リズム睡眠障害も発症しました。いろいろな睡眠薬を試しましたが、どれも効果がなく、唯一、一般に降圧薬として知られる薬だけが効果がありました。概日リズム睡眠障害とはどんな病気で、どんなことが困るのか、またなぜわたしの場合は、1つの薬しか効果がなかったのか、わかっていることをまとめたいと思います。
不登校・慢性疲労症候群の子どもが不幸にも「自分は怠けているのだろうか」という考えに陥ってしまうときの3つの原因と役立つ考え方のアドバイスについて書いています。
子どものころからCFSを患っておられる、御田村陽子さんという方による、「CFSがわたしに与えたもの」という手記を見つけたので読んでみました。
わたしたちは自分が経験して知っていることほど想像することが苦手です。慢性疲労症候群(CFS)の病名が誤解を招きやすいのもそのためです。どうやってふつうの疲れとは違うということを伝えればいいのでしょうか。
疲労と老化はよく似ていると言われるので、両者を比べて考えてみました。
病気を経験することと、病気から学ぶこととは、まったく別です。CFSになって学んだ教訓のひとつは、見かけから分かることと実情は異なる、ということでした。
わたしたちは、なかなか動き出せないこともあれば、無意識のうちに限界をわきまえずやりすぎてしまうこともあります。この状態は、錆びついた重いレバーを切り替えることに似ていると思いました。
子どもの慢性疲労症候群など本当にあるのだろうか。子どもの立場で疲れるなんて生意気だ、大人はもっと大変なんだ。そう思いますか? 学校過労死とも呼ばれる子どもの慢性疲労症候群について2007年の記事から考えます。
不登校と呼ばれ、今またCFSとして闘病しているわたしの現在の気持ち、すなわちブログの設立記念日である今日時点での素直な気持ちを書き留めておきます。
不登校はみな同じ対策で治るのでしょうか。そもそも「不登校」という言葉は、学校に行けなくなった子どもの状況を正しく伝える言葉なのでしょうか。「不登校」という言葉がもたらしてきた弊害、その代わりとして三池輝久先生が提唱してきた小児慢性疲労症候群(CCFS)という医学的な名前の意義について考えます。
東日本大震災から2年になります。わたしたちは、辛いできごとによって人生が一変したとしても、未来へ歩んでいくことができるでしょうか。震災後わたしが励まされたエピソードとして、二枚貝のアサリについての話を紹介したいと思います。災害や病気によって人生が一変してしまったとしても、再び力強く生きていける、という勇気を与えてくれる話です。
医者が治せるのは、病気の11%にすぎないと言われています。今の時代、病気と闘うには、わたしたち一人一人が工夫し、賢い患者とならなければなりません。書籍「現代の養生訓―未病を治す」から賢い患者となるための3つのポイントを紹介したいと思います。