「白壁の緑の扉」が閉じる時―役目を終えたイマジナリーコンパニオンは眠りについた
解離が薄れ、人格が統合されていくとき、どんな感じがするのか。H・G・ウェルズ「白壁の緑の扉」を読みながら、空想世界やイマジナリーコンパニオンについての自分の体験を書きました。
解離が薄れ、人格が統合されていくとき、どんな感じがするのか。H・G・ウェルズ「白壁の緑の扉」を読みながら、空想世界やイマジナリーコンパニオンについての自分の体験を書きました。
複数の人格を抱え持つ多重人格(解離性同一性障害)は奇病のようにみなされがちです、しかし実際にはスイッチングというグレーゾーンの現象を通して、普通の人たちの感覚と連続性をもってつながっている、という点を考えます。
解離につい学べる絵本「私の中のすべての色たち」から、解離した子どもたちが勇敢で強いといえるのはなぜか、解離と創造性はどうつながっているのか考えました。
オリヴァー・サックスの少年時代の自伝「タングステンおじさん」に描かれた、一風変わった空想の友だちとの不思議な出会いの物語
創造的な作家たちが思いつくアイデアは、「内なる声」の聴覚イメージや、「内なる別世界」の視覚イメージに支えられている、という点を脳科学の観点から考えてみました。
文化結合症候群としてイマジナリーコンパニオンについて考える
視力障害を抱えた年配者に現れやすい不思議ん幻視体験「シャルル・ボネ症候群」(CBS)とは何か、その周辺体験も交えて考察してみました。
学童期以降に、イマジナリーコンパニオン(空想の友だち)と無意識に「出会う」人、意識的に「作る」人の文化の違いを、愛着スタイルの違いという観点から考えてみました。
スペリーとガザニガの分離脳研究はわたしたちには内なる複数の自己からなる社会があることを浮きらかにしました。「内的家族システム」(IFS)というキーワードから、そのことが愛着障害やさまざまな心身の病気、解離性障害といかに関係しているか考察しています。
解離症状が強く出る解離型自閉症スペクトラム障害(解離型ASD)の人たちの7つの症状と、社会の少数派として生きることから来る安心できる居場所のなさという原因について書いています。
イギリスの詩人A・F・ハロルドによる児童文学「ぼくが消えないうちに」の紹介です。忘れられた空想の友だち(イマジナリーフレンド)が、大切な友だちを探すという異色のストーリーが魅力的でした。
エレイン・N・アーロン博士が提唱した生まれつき「人一倍敏感な人」(HSP)の四つの特徴について説明しています。アスペルガー症候群やADHDと何が違うか、また慢性疲労症候群などの体調不良との関わりについても考えました。
心の中に別の自分を感じる、空想の友だち現象について、子どものイマジナリーフレンド、青年期のイマジナリーフレンド、そして解離性同一性障害の交代人格にはつながりがあるのか、という点を「心の理論」「愛着トラウマ」「解離」「発達」といった4つの観点から更に考察しました。
普通の人の裏表や二面性と、多重人格はどこが違うのでしょうか。解離性同一性障害(DID)の別人格の8つの特徴と、別人格の創られ方についてまとめてみました。空想の友だち(イマジナリーフレンド)との関係についても考察しています。
解離性同一性障害(DID)やイマジナリーコンパニオン(IC)の別人格は、一人の人間として尊厳をもって扱われるべきなのか、という難問について、幾つかの書籍から考えた論考です。
ある人たちにとって、イマジナリーフレンドは親友・恋人のような存在だといいます。そのような無条件の愛を伝える救済者人格が生まれる起源について、アリソンの内的自己救済者(ISH)を参考に考えます。
解離性同一性障害(DID)、つまり多重人格について、さまざまな専門家の本から、原因やメカニズムについて理解が深まる8つのたとえ話と治療法についてまとめました。
イマジナリーフレンドに「作り方」はあるのか。イマジナリーフレンドとタルパはどう違うのかを説明しています。
遭難事故などの危機的状況で現れる「サードマン」と、子どもや若者が経験する空想の友だち「イマジナリーフレンド」。両者を経験する人たちの5つの共通点を説明しています。
イマジナリーフレンドや解離性同一性障害の別人格は、本人を補う「助け手」や「理解者」としての性質を帯びることがあります。一つの脳からにまったく性質の異なる別人格が生じる理由を防衛機制としての「補償」や「喪失効果」の観点から調べました。