腸内細菌の絶滅が現代の慢性病をもたらした―「沈黙の春」から「抗生物質の冬」へ

2015年の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたマーティン・ブレイザー教授の「失われていく、我々の内なる細菌」から、抗生物質や帝王切開などによってもたらされている腸内細菌(マイクロバイオーム)の消失がいかに深刻な問題であるか、現代増加するアレルギー・自己免疫疾患・自閉症などとどう関わっているのか、という点を紹介しています。

自閉症や慢性疲労症候群の脳の炎症は細菌などの不在がもたらした?―寄生虫療法・糞便移植で治療

感染症の減少と同時に増加してきているアレルギー、自己免疫疾患、自閉症。その背後には、抗生物質の乱用や衛生改革がもたらした、微生物の生態系のバランスの崩壊による人体の免疫異常があるのかもしれない、といする説を「寄生虫なき病」から、紹介しています。

不登校にも役立つ『「うつ?」と思ったら副腎疲労を疑いなさい』

慢性疲労症候群や線維筋痛症、不登校などにも関わっているとみられる副腎疲労。幸いにもメカニズムや治療法はある程度分かっており、自宅でできるセルフケアもあります。『「うつ?」と思ったら副腎疲労を疑いなさい 9割の医者が知らないストレス社会の新病』に基づいて、副腎疲労とはなにか、ほかの病気とどう関係しているのかを取り上げています。