定型発達は本当に“ふつう”なのか―コケの生態学からふと考えた発達障害やHSPのこと
定型発達という概念の不自然さについて、コケの生態学について学んで考えたこと。
定型発達という概念の不自然さについて、コケの生態学について学んで考えたこと。
リチャード・ルーブが提唱した「自然欠乏障害」という概念とADHDのつながりについて、豊かな自然が脳機能や自律神経にもちらす効果、母なる自然に対する愛着障害、微生物生態系(マイクロバイオーム)の多様性の減少、という3つの観点から考察しました。
オリヴァー・サックスの「左足をとりもどすまで」、およびサックスがその中で引用している聖書のヨブ記の記述から、トラウマのシャットダウンとそこから回復するときの体験について考察しています。
ポリヴェーガル理論など、近年の科学的研究に基づき、畏怖の念とは何か、どんな生物学的機能があるのか、大自然の中で味わう畏怖の念によってどのようにトラウマから回復できるかを考えました。
わたしたちがごく当たり前だと感じている都市生活が、脳に慢性的な負荷をかけているといえる5つの理由を紹介し、大自然との触れ合いがストレスを癒やし、トラウマを回復させる理由を考察しました。
ジェラルド・エーデルマンの神経ダーウィニズム(神経細胞群選択説:TNGS)の観点から、脳がコンピュータとまったく異なるといえるのはなぜか、「私」という意識はどこから生じるのか、解離性障害が「意識の疾患」と呼べるのはなぜか、といった点について考えてみました。
わたしたちの才能は、遺伝子によって運命づけられているわけではない、ということを「プルーストの記憶、セザンヌの眼―脳科学を先取りした芸術家たち」という本を参考に3つの科学的発見にもとづいて解説しています。
学習障がいや発達障がいの人が、多様性や公平さについて考えることで、どのように見方が広がるか、という点をLD教授上野一彦先生の本をヒントに考えてみました。
感染症の減少と同時に増加してきているアレルギー、自己免疫疾患、自閉症。その背後には、抗生物質の乱用や衛生改革がもたらした、微生物の生態系のバランスの崩壊による人体の免疫異常があるのかもしれない、といする説を「寄生虫なき病」から、紹介しています。
民泊やホースセラピーなど自然の力に期待が寄せられています。
シャープがバイオミメティクスを応用して家電を開発したストーリーが語られています。
体内時計に合った環境を与えれば、能力が最大限に発揮されるそうです。
東日本大震災から2年になります。わたしたちは、辛いできごとによって人生が一変したとしても、未来へ歩んでいくことができるでしょうか。震災後わたしが励まされたエピソードとして、二枚貝のアサリについての話を紹介したいと思います。災害や病気によって人生が一変してしまったとしても、再び力強く生きていける、という勇気を与えてくれる話です。
想像を絶する過酷な環境、たとえば“地獄の大釜”の中で、力強く生きていくことは可能でしょうか。ビオラ・ケイランティフォリア(Viola cheiranthifolia)はまさにそのような環境で生きている花です。このひたむきな花の特徴と、そこからわたしたちが学べることを紹介したいと思います。
単細胞生物に過ぎない粘菌に知性が見られるのはなぜでしょうか。書籍「粘菌 その驚くべき知性」から“自律分散方式”とは何か、人間社会はどのような教訓を学べるか、ということを書いています。
わたしたちはみな、どうあがいても逃げることのできない逆境に面することがあります。そのようなとき、逆境に積極的に対処してきた植物の手本は参考になります。この書評では「植物はすごい – 生き残りをかけたしくみと工夫」から学べる、逆境に生きるポイントを3つ紹介します。
“虹を見る目”は、つらい状況にいるすべての人にとって、なくてはならないものです。虹を見る目とは何でしょうか。それはどのように苦しみを乗り越える助けになりますか。“虹を見る目”を養うには、どうすればいいのでしょうか。
慢性疲労症候群のもとでも目標を達成するにはどうすればいいでしょうか。最近の研究よると、サケは水流の抵抗をうまくそらして、極力疲れないように賢く泳いで、川をさかのぼるそうです。この記事では、体力を節約し、疲労を軽減するのに役立つ5つの具体的な知恵を紹介します。
カタクリの花は、「スプリング・エフェメラル」(春のはかないもの、春の妖精)と呼ばれ、独特なライフスタイルで知られています。カタクリのユニークな生き方を紹介し、そこから学べる、あきらめず、努力を続けることの大切さを書いています
干ばつにより乾ききり、何年もの間、雨の恵みから見放された木は、再び花を咲かせることができるでしょうか。モロッコに自生するアルガンというユニークな木から、わたしたち長年病気と闘ってきた人が学べる教訓を紹介しています。