大自然から感じる「畏怖の念」を科学するー凍りついた人を生き返らせる逆PTSD効果
ポリヴェーガル理論など、近年の科学的研究に基づき、畏怖の念とは何か、どんな生物学的機能があるのか、大自然の中で味わう畏怖の念によってどのようにトラウマから回復できるかを考えました。
ポリヴェーガル理論など、近年の科学的研究に基づき、畏怖の念とは何か、どんな生物学的機能があるのか、大自然の中で味わう畏怖の念によってどのようにトラウマから回復できるかを考えました。
光過敏症の日常を文学的につづったアンナ・リンジーの「まっくらやみで見えたもの」の感想。
ポジティブシンキングがほめはやされる中で、ネガティブなのに成功する人たちがいることもわかってきました。この記事では「防衛的悲観主義」という戦略とは何か、それはどのようにHSPと関係しているか、この戦略は本当にネガティブなのか、といったことを考えました。
あんまり現実というものが苦しいので、絶えず瞑想のうちに逃れていたが、これはどうやら無駄なことではなかったらしい。 今、僕は以前思っても見なかった望みや希(ねが)いを持っています。(p255) これは、生きるための哲学 ( …
トラウマ経験をきっかけに人間として成長する人たちは、「心的外傷後成長」(PTG)という概念として知られています。PTGはどのような状況で生じるのか、心的外傷後ストレス障害(PTSD)とはどう関わっているのかを考えています。
ベートーヴェン、ラヴェル、チャンドラセカール。絶望的な逆境に直面しても決してあきらめることなく、むしろ斜め上の解決策でクリエイティブに乗り越えた人たちのエピソードから、逆境に対処する方法を考えます。
ネガティブな考えや感情は有害だと考え、何でもポジティブでなければならないと考え人たちが陥りやすい問題点について、バランスの取れた考え方を「脳科学は人格を変えられるか」などの本に基いて論じています。
自分の病気に対して「当事者」として向かいあう姿勢から学べること
難病など極めて困難な試練から奇跡の生還を遂げる人たちは、共通の特徴「内的統制」を持っていることが明らかになってきました。「がんが自然に治る生き方」「奇跡の生還を科学する」などの本から、人生を自分でコントロールしているという感覚の大切さに迫ります。
ノーベル賞受賞者の益川敏英博士と山中伸弥博士の対談について書いた、『「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子』という本から、「神のせい」にするという短絡的な思考や、「科学」を鵜呑みにするという落とし穴について考えました。
俳優マイケル・J・フォックスは29歳という若さでパーキンソン病になっても絶望しませんでした。彼の楽観主義の秘訣を「脳科学は人格を変えられるか」という本から紹介します。カギとなるのは、ポジティブ・シンキングという自己啓発の嘘と、楽観的なリアリズムです。
楽しい記憶を刺激するとうつ状態が和らぐそうです
病気や死を招く「学習性無力感」とは何でしょうか。それを克服し、問題を乗り越えるのに必要な「学習性楽観」を身につけるにはどうすればいいでしょうか。ポジティブ心理学の第一人者マーティン・セリグマン博士による「ポジティブ心理学の挑戦」をまとめています。
病気の人はポジティブシンキングを身につけるようよくアドバイスされます。しかし意外にも、ポジティブに見える人ほど病気が重いというデータもあるのです。「身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価」という本から、危険な偽りのポジティブシンキングを紹介しています。
病気の子どもを持つ親は、とても悲しく思います。子どもに幸せを感じてもらうために何ができるでしょうか。『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』という本と、わたし自身の慢性疲労症候群の経験を参考に、すぐ実践できる3つのことをまとめました。
マウンテンバイクでツアーを先導する盲目の人、顔に手を触れて話していることを理解する盲ろう者。人間に秘められた能力は驚くべきものものです。最近の研究によれば、それらの能力は決して特殊なものではなく、脳の比類のない適応能力である「可塑性」によることがわかってきました。書籍「最新脳科学でわかった 五感の驚異」から脳の可塑性について感動した点をまとめています。
苦しんでいる我が子の姿を見るのは、何にもまして辛いことです。家族の幸せな日常生活が失われたとき、わたしたちはふたたび楽しく生きていくことができるのでしょうか。「ふたたび楽しく生きていくためのメッセージ【改訂増補版】」を紹介します。
若くして若年性パーキンソン病と診断されたマイケル・J・フォックスが今年ついに本格復帰を果たしました。彼が未来へと踏み出すことのできた秘訣は何でしょうか。書籍「マイケル・J・フォックスの贈る言葉―未来へ踏みだす君に、伝えたいこと」を通して考えます。
首から下はもはや二度と動かすことができない。そう告げらけたのはかつてスーパーマンを演じ全世界のヒーローとなったクリストファー・リーヴです。彼はいかにして絶望の淵から立ち上がり、人々に希望を与えるまでになったのでしょうか。彼の著書「あなたは生きているだけで意味がある」を通して考えます。
“虹を見る目”は、つらい状況にいるすべての人にとって、なくてはならないものです。虹を見る目とは何でしょうか。それはどのように苦しみを乗り越える助けになりますか。“虹を見る目”を養うには、どうすればいいのでしょうか。