ADHDは「自然欠乏障害」なのだろうか?ー自然不足が脳,自律神経,愛着,腸内微生物にもたらす影響
リチャード・ルーブが提唱した「自然欠乏障害」という概念とADHDのつながりについて、豊かな自然が脳機能や自律神経にもちらす効果、母なる自然に対する愛着障害、微生物生態系(マイクロバイオーム)の多様性の減少、という3つの観点から考察しました。
リチャード・ルーブが提唱した「自然欠乏障害」という概念とADHDのつながりについて、豊かな自然が脳機能や自律神経にもちらす効果、母なる自然に対する愛着障害、微生物生態系(マイクロバイオーム)の多様性の減少、という3つの観点から考察しました。
17000人以上のデータから子ども時代の逆境体験と成人後の体調不良の関連性を導き出した画期的なACE研究の取り組みをもとに、幼少期の経験がわたしたちの一生にわたり、心身の健康にどんな影響を及ぼすか考えます。
神経寄生生物学の知見から、愛着やトラウマの問題を腸内細菌を中心に読み直してみました。
HSPの子は右脳が活発、という知見にもとづき、右脳と左脳の役割や二つの記憶システム、愛着、解離など、HSPの人が知っておくと役立つ話題をまとめました。
子ども虐待のサバイバーたちが、だれからも理解されず、「人類から切り離されて、宇宙でひとりぼっちのように感じる」理由について、異文化のもとで育った異邦人として捉える観点から考察します。
スペリーとガザニガの分離脳研究はわたしたちには内なる複数の自己からなる社会があることを浮きらかにしました。「内的家族システム」(IFS)というキーワードから、そのことが愛着障害やさまざまな心身の病気、解離性障害といかに関係しているか考察しています。
友田明美先生のTED「Attachment – A guide for parents and children」(愛着―親と子のためのガイド)の視聴メモです。
わたしたちの脳は「バーチャルボディー」と呼ばれる内なる地図を作り出しているという脳科学の発見から、解離性障害、幻肢痛、拒食症、慢性疼痛、体外離脱などの奇妙な症状を「身体イメージ障害」として読み解きました。
失敗したり、恥をかいたりすることへの恐れが強すぎて、人との関わりや新しい活動を避けてしまう。そんな悩ましい葛藤を抱える「回避性パーソナリティ」は決して心の弱さではなく、良くも悪くも感受性の強さによるものであり、うまくチャンスをつかめば鋭い感性として生かすこともできる、ということを解説しています。
岡田尊司先生と咲セリさんの「絆の病」を参考に、「不安型」「とらわれ型」の愛着スタイルを持つ人の感情や葛藤の原因についてまとめました。
脳科学的には正反対の反応とされるPTSDと解離。両者の違いと共通点を「愛着」という観点から考え、ADHDや境界性パーソナリティ障害とも密接に関連する解離やPTSDの正体を明らかにしました。
心の中に別の自分を感じる、空想の友だち現象について、子どものイマジナリーフレンド、青年期のイマジナリーフレンド、そして解離性同一性障害の交代人格にはつながりがあるのか、という点を「心の理論」「愛着トラウマ」「解離」「発達」といった4つの観点から更に考察しました。
子ども時代のトラウマは従来の発達障害よりもさらに深刻な影響を生涯にわたってもたらす…。トラウマ研究の世界的権威ヴァン・デア・コーク博士が提唱した「発達性トラウマ障害」(DTD)という概念について解説しています。
見知らぬ人に対して親しげに振る舞いながらも、心の中では凍てつくような恐怖と不信感が渦巻いている。そうした混乱した振る舞いをみせる無秩序型、未解決型と呼ばれる愛着スタイルとは何か、人生にどれほど破壊的な影響をもたらすか、どう対処できるかを解説しています。
解離性障害は深刻なトラウマ経験がなくても発症することがあり、ADHDやアスペルガーのような発達障害、愛着障害とも関係していると言われています。解離性障害の専門家の本から、役立つ10のポイントをまとめてみました。
あなたは、ささいな言葉に傷ついてしまう「拒絶感受性」(RS)の強い人ですか? この記事では傷つきやすさに関する研究や対処法、ADHDや境界性パーソナリティ障害との関係について扱っています。
トラウマ経験をきっかけに人間として成長する人たちは、「心的外傷後成長」(PTG)という概念として知られています。PTGはどのような状況で生じるのか、心的外傷後ストレス障害(PTSD)とはどう関わっているのかを考えています。
子ども時代の慢性的なトラウマが、統合失調症や双極性障害と見分けにくい様々な問題をもたらすことや、その治療法としてトラウマフォーカスト認知行動療法、自我状態療法などが注目されている点についてまとめました。
解離性障害の幻覚とナルコレプシーなど、解離と睡眠障害には多くの類似点が見られます。様々な専門家の意見を参考に、脳の局所的な睡眠として解離を捉え直すことで、解離のメカニズムを考察してみました。
友情関係には「共依存」として互いに足を引っ張り合う悪友と、「安全基地」として互いの成長を助ける親友の二種類があります。どうすれば本当の友情を育めるかを、いくつかの本を参考に考えました。