リティコ-ボディグー苦しみと死を運命づけられた人々は尊厳を失わず生き抜いた
「リティコとボディグ」それは、グアム島のチャモロ人を襲った難病でした。オリヴァー・サックスは現地を訪れ、呪われた運命のもとで懸命に生き抜く人々の様子を記録しています。どうして彼らは恐ろしい病気のもとでも尊厳を保てたのか、どんなことを参考にできるか、といった点をまとめました。
「リティコとボディグ」それは、グアム島のチャモロ人を襲った難病でした。オリヴァー・サックスは現地を訪れ、呪われた運命のもとで懸命に生き抜く人々の様子を記録しています。どうして彼らは恐ろしい病気のもとでも尊厳を保てたのか、どんなことを参考にできるか、といった点をまとめました。
ダーウィンの信念について、彼の自伝や他の資料から考察してみました。
わたしたちがみな知らず知らずのうちに陥っている、本当は何も知らないのに知っている気になってしまう「知ってるつもり」の錯覚について考えました。
鈍感な医者が、いかにさまざまな害を患者にもたらすか、芸術的感性をもつ医者はどのように一人の人間としての尊厳を強めてくれるか、という点ほ考えました。
ダニエル・タメットのエッセイ集「ぼくと数字の不思議な世界」から人間が持っている多様性について考えてみました。
あんまり現実というものが苦しいので、絶えず瞑想のうちに逃れていたが、これはどうやら無駄なことではなかったらしい。 今、僕は以前思っても見なかった望みや希(ねが)いを持っています。(p255) これは、生きるための哲学 ( …
わたしたちが考えている「健常者」と「障害者」の違いは、実際には「多数派」と「少数派」の違いかもしれません。全色盲、アスペルガー、トゥレットなど、一般に障害者とみなされている人たちの豊かな文化とユニークな世界を通して、多様性を尊重する大切さについて考えます。
解離性同一性障害(DID)やイマジナリーコンパニオン(IC)の別人格は、一人の人間として尊厳をもって扱われるべきなのか、という難問について、幾つかの書籍から考えた論考です。
自分の意見に固執して、他の人の新しい意見を無視してしまう傾向は「アインシュテルング効果」と呼ばれています。わたしたちが無意識のうちに自分の考えの裏付け証拠ばかり探していることや、ダーウィンなどの偉人がそれを避けるために用いた方法などを考えます。
ネガティブな考えや感情は有害だと考え、何でもポジティブでなければならないと考え人たちが陥りやすい問題点について、バランスの取れた考え方を「脳科学は人格を変えられるか」などの本に基いて論じています。
全力を尽くしていないと自分には価値が無いと思ってしまう。休んだり、遊んだりすることに罪悪感を抱いてしまう。そのように感じてしまう人は、自分の限界を超えてやりすぎてしまいます。その原因はどこにあるのか、どう対処すればいいのかを愛着と安全基地の観点から解説しています。
エド・キャットムルによる「ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法」から多様性を意識することがクリエイティブに役立つ理由について考えています。
学習障がいや発達障がいの人が、多様性や公平さについて考えることで、どのように見方が広がるか、という点をLD教授上野一彦先生の本をヒントに考えてみました。
LDやADHDの強い個性を、社会でつまずく「障がい」ではなく、「才能」として育てるにはどうすればよいのでしょうか。LD教授、上野一彦先生の「LDを活かして生きよう―LD教授(パパ)のチャレンジ」を読んで、心に残った13の点をまとめてみました。
世の中にはライフハックや勉強法や仕事術があふれています。それぞれ合う合わないがありますが、発達障害の人は特に注意が必要です。アスペルガーやADHDの人がライフハックを選ぶときの注意点や、マインドマップ・GTD・イメージトレーニングといった具体例についてまとめています。
難病など極めて困難な試練から奇跡の生還を遂げる人たちは、共通の特徴「内的統制」を持っていることが明らかになってきました。「がんが自然に治る生き方」「奇跡の生還を科学する」などの本から、人生を自分でコントロールしているという感覚の大切さに迫ります。
ノーベル賞受賞者の益川敏英博士と山中伸弥博士の対談について書いた、『「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子』という本から、「神のせい」にするという短絡的な思考や、「科学」を鵜呑みにするという落とし穴について考えました。
「慢性疲労症候群の患者は30万人もいます」。これはよく見られる説明ですが、統計的事実は人の心を動かしません。感情を動かすのはたった一人のエピソードです。ダン・アリエリーの「お金と感情と意思決定の白熱教室: 楽しい行動経済学」という本から、なぜ多くの人が抱える問題より、たった一人の悲劇のヒロインのほうが注目されるのか、説明しています。
最近、テロのニュースが頻繁に報道されています。ノーベル経済学賞のダニエル・カーネマンの本「ファスト&スロー」によると、こうした報道は利用可能性という落とし穴につながるかもしれません。利用可能性カスケードとは何か、問題を置き換えるヒューリスティックとはなにかについて書いています。
「ゾーンに入った」「エクスタシー」「過集中」…。時間を忘れて何かに没頭した極度の集中状態は、古今東西、いろいろな言葉で表現されてきました。学問的には、特に「フロー体験」として、ミハイ・チクセントミハイによって研究されているそうです。「フロー体験入門」から、フローを見つけるのに大切なポイントを8つまとめてみました。