病名・診断名にアイデンティティを求めないということ―慢性疲労症候群の場合
本来、病名は治療のための名札にすぎないはずですが、さんざん苦労を経験した末に診断された人の中には、病名にアイデンティティを求めてしまう人がいます。この記事では、慢性疲労症候群の場合でも、そうした問題が生じうるかもしれないという点を考えています。
本来、病名は治療のための名札にすぎないはずですが、さんざん苦労を経験した末に診断された人の中には、病名にアイデンティティを求めてしまう人がいます。この記事では、慢性疲労症候群の場合でも、そうした問題が生じうるかもしれないという点を考えています。
NHKハートネットTV「リハビリケア新時代 脳からの挑戦」。第一回は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)とBMI(ブレインマシンインターフェース)についての特集。患者の衣川昌一さんとその家族のエピソードを中心に解説されています。最後に感想を記します。
宇宙と同じほど複雑、と言われることもある脳はどのように研究されてきたのでしょうか。脳の研究はわたしたちにどんな益をもたらしてきたでしょうか。わたしたちが人間が何者であると明らかにしたでしょうか。「脳の科学史 フロイトから脳地図、MRIへ 」を紹介します。
若くして重い病気を発症した人は独特の苦悩に直面します。将来は、仕事は、家庭はどうなってしまうのでしょうか。そうした苦悩のもとで生きるあらゆる人に勇気をも与えてくれる本「若年者パーキンソン病を生きる―ふるえても、すくんでも、それでも前へ!」を紹介します。
わたしたちは本当に“脳科学”を信じて良いのでしょうか。そもそも科学そのものをどう見るべきでしょうか。脳科学の礎を築いた科学者の一人である小泉英明博士がそうした問いに答える「脳科学の真贋―神経神話を斬る科学の眼 」 を紹介します。
「住む人が健康になる“本物の家”」この表現は、わたしたちが住む比喩的な家である地球にも当てはまるのではないでしょうか。日本の住宅事情から引き起こされている健康問題を地球規模の問題に当てはめて考えてみました。
東日本大震災から2年になります。わたしたちは、辛いできごとによって人生が一変したとしても、未来へ歩んでいくことができるでしょうか。震災後わたしが励まされたエピソードとして、二枚貝のアサリについての話を紹介したいと思います。災害や病気によって人生が一変してしまったとしても、再び力強く生きていける、という勇気を与えてくれる話です。
今のやり方はどう考えても間違っているように思う。しかしこのやり方を変えることは不可能だ。みんながやっているのだからしょうがない。そんな状況に出くわすことはよくあります。農薬まみれの作物を作っていたある人物は、農業というとても伝統的な分野で、この問題に直面しました。彼はどのように行動したでしょうか。「いのちの林檎」で有名な木村秋則さんの著書「百姓が地球を救う」を紹介したいと思います。
謙虚であることは、わたしたち病気の人にとっても大切です。問題を抱えていると、自分のことで手一杯ですが、自己中心的になってしまうわけにはいきません。の書評では、元国連事務総長のダグ・ハマーショルドの著書「道しるべ」から、本当に謙虚な人の13の特徴を考えたいと思います。
病気の人は社会的に役に立たないお荷物だとみなされることがありますが、実は重要な役割を果たしている価値のある人たちだ、ということを説明しています。
生まれ持った障害や慢性的な病気と付き合いながら日常生活を送るにはどうすればいいでしょうか。書籍「アスペルガーですが、 妻で母で社長です。」を通して、“自分トリセツ”の作り方を考えます。
想像を絶する不調のもとで、希望を保ち、生きる意味を見いだすにはどうすれば良いでしょうか。科学者パスカルの名著パンセから、わたしたちが学べる点を考察しています。
「自分を信じてさっと行動する」。これは病気や障害を持つ人にとっては特に難しいものです。身体的な問題に加え、病気のために何もできない、という心理的な問題もあるからです。このエントリでは書籍「スタンフォード・インプロバイザー」から一歩を踏み出すための実践スキルを紹介します。
書籍「そうまでして生きるわけ―線維筋痛症だからといって、絶望はしない」の書評です。線維筋痛症を患う橋本裕子さんの闘病記から、難病のもとでも絶望しないための秘訣を3つ要約しています。