わたしの好きな物寂しい・物悲しい曲調のゲーム音楽BGMリスト+明るい曲も少し

ときどき、好きな音楽は何ですか?と聞かれます。わたしは残念ながら、アイドルの曲や、流行の歌はまったく知りません。アニメの主題歌も知りません。クラシックは一時期聞いていましたが、それほど詳しくありません。

しかしわたしはゲーム音楽と一緒に育ってきた世代なので、ゲームBGMには、いろいろ思い出のある曲があります。基本的にメジャーなRPG中心とはいえ、それなりに多くの曲を聞いてきたほうだと思います。それで、簡単に好きな曲と感想を書いておきたいと思います。

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物寂しいゲーム音楽BGM

特に意識していなかったのですが、最近、友人に好きな曲は何か、と聞かれて整理してみたら、わたしの好きなのは物寂しさを感じさせる曲だとわかりました。共通する調があるのかはわかりませんが、どれも寂寥感や切なさのこもった曲です。

ちなみに、人はなぜ悲しい音楽を愛するのか | ライフハッカー[日本版]によると 物悲しい曲が好きな人は『「共感的配慮」のレベルや、他者の感情への共感能力が高く、他者に慈愛、思いやり、同情の気持ちを感じやすい』 んですって!(笑)

ゲームのタイトルは人気のあるものばかりですが、その中でも、多くの人に好かれる曲とは、少し趣向が違っているようで、マイナーな部類に入るかもしれません。同じような趣味の人にとって役立つかと思ってまとめてみました。

ゲームの曲なので、BGM単独で聞いて良かったわけではなく、プレイ中のシチュエーションとの相乗効果で気に入ったものが多いです。曲だけ聞いてもピンとこないものも多いかもしれません。

また、ゲームに用いられるボーカル付きの曲の中にも好きなものはありますが、ゲーム内でボーカル付きとして流れる曲は除外しています。ボーカル付きが存在するものの、ゲーム内でボーカルなしのメロディとして流れるもの(たとえばMOTHER2やDQ5のエンディング曲など)は含めています。

■ロンドン3 (レイトン教授と最後の時間旅行) DS

レイトン教授シリーズは好きな曲が多いですが、一番好きなのがこの曲。サビの部分の盛り上がりが切なく、感情をかきたてられます。「レイトン教授のテーマ」なども好きですが、心が揺さぶられる点ではこの曲にかないません。

■隠れ村ファルガバード (ファイナルファンタジー3) FC

ファイナルファンタジーシリーズで一番好きな曲。…なのですが、プレイ中の記憶はまったくないです。それほど場面に合っていて、のめりこんでいたということでしょうか。どこか寂しげな辺境の村を感じさせるメロディです。

■果てしなき大海原 (ファイナルファンタジー3) FC

同じく3から。一面海に沈んだ世界に放り出されたときに流れる、海の広さと物寂しさを見事に表わしている曲。ストーリーとも画面ともマッチした名曲です。一時的にしか流れないというのも、演出上の好ポイント。特にファミコン音源の寂寥感が好き。

■いつか帰るところ (ファイナルファンタジー9) PS

FF9は、メインテーマである、「Melodies of Life」も好きなのですが、物寂しさと雰囲気づくりという点では、タイトルテーマのこの曲も素敵です。寂しげですが、とても美しい響きで、物語のはじまりを予感させます。

■ぼくが想い焦がれた場所 (FFCC リング・オブ・フェイト) DS

これはエンディングテーマなだけあって明るい曲です。悲しさも寂しさも辛さも、物語で味わったすべてのことが報われてハッピーエンドを迎えた感慨がこもっています。途中、少しテンポを落として寂しげな曲調になるところが、過去を回想しているようでぐっと来ます。

■結婚ワルツ (ドラゴンクエスト5) SFC

これもエンディングテーマ。明るい曲調ながら、ところどころに織り込まれた少し悲しげな雰囲気が、辛いことを乗り越えてハッピーエンドにたどり着いた主人公の波乱の物語を思い出させてくれます。公式歌詞も気に入っています。

■フォークダンス (ドラゴンクエスト6) SFC

ドラクエ6の祭りの曲。一見、ものさびしさとは無縁で、小じんまりとした楽しい雰囲気を醸し出している村祭りにぴったりの曲ですが、ストーリーを遊んでみると、終盤、非常に切ないシチュエーションで流れます。真実を知ることで、小さな幸せの日々が失われ、儚く消えてしまう。そんな切ない悲しみを演出する名曲です。

■失われた世界 (ドラゴンクエスト7) PS

ドラゴンクエストシリーズの中で、一番好きな曲。ドラクエで最も物寂しい曲といえば、この曲を挙げる人が多そうです。DQ7は進んでも進んでも、悲しい世界が待っていて、各地のストーリーとこの曲がマッチしすぎています。物語の没入感を高める思い出の曲です。

■七英雄バトル (ロマンシング・サガ2) SFC

七英雄の生い立ちの悲しさが込められたような、それでも戦わなければならないという切なさを感じさせるドラマチックな曲です。それでいて、あの七英雄の恐ろしいまでの強さをも思い起こさせる緊張感もあります。

■ポドールイ (ロマンシング・サガ3) SFC

雪に閉ざされた街の曲。寒々とした雪がちらつく暗い街を、うまく表現した寂しげな曲で、印象に残っています。

■魔王への叙曲(ライブアライブ) SFC
SFC時代のスクウェアの隠れた名作ライブアライブから、魔王への叙曲。ネタバレになってしまうので詳しく書きませんが、終盤のとあるショッキングなイベントの後に流れる疾走感のある曲。ドラマティックな本作の中でも、特に哀愁漂う名曲で、曲とシーンががっちり噛み合っていて印象に残ります。ライブアライブでは、やはりドラマティックなシーンで流れる功夫編の鳥児在天空飛翔 魚児在河里游泳のすばらしい名曲なんですが、大人になってから、魔王への叙曲の物悲しさの魅力に気づきました。

■ホームタウンドミナ (聖剣伝説LOM) PS

どこかジブリ作品を感じさせる、懐かしさと切なさが入り混じった曲。メロディのループは短いので、口ずさむと、同じ部分ばかりになるのですが、それでもこれだけの雰囲気を演出できるのがすごいです。

■みどりの思い出 (クロノトリガー) SFC

クロノトリガーは良曲ぞろいで、「時の回廊」や「風の憧憬」など、有名な曲がいろいろあります。しかし、ゲームのサウンドテストモードで聴いていたとき、一番リラックスできたのが「みどりの思い出」でした。心地よい高音に癒やされます。

■街並みを君と (ワイルドアームズXF) PSP

民族調の少し寂しげな街の雰囲気を醸し出す曲。後半になるにつれ、街が賑やかになって、楽しげな曲調に変わるのも、魅力的です。

■古跡ノ樹海 (世界樹の迷宮2) DS

最初の迷宮の曲。物語のはじまりを感じさせる独特なイントロがすごく気に入っています。メロディも、長時間、森の樹海を探索するのに合っていて、ずっと聴いていられるほどしっくり馴染みます。1~4の一層の曲の中で一番好きです。

■かぜのさかな エンディングバージョン (ゼルダの伝説 夢をみる島) GBC

どこか切なく不思議な物語全体を貫くメインテーマであり、エンディングで真価が発揮される印象深い曲。物語の要所要所で奏でられ、少しずつ音が加わっていき、最後に哀愁漂うフィナーレを見事なまでに演出してくれる名曲です。

SMILES and TEARS (MOTHER2) SFC

これは説明する必要のないほど屈指の名曲。有名なエンディング曲です。公式歌詞を知ると、より感慨が深まります。長い冒険のさまざまな思い出がよみがえります。

■メインテーマ (ゼノブレイド) Wii

前半から後半にかけての盛り上がりがものすごいテーマ曲。最初はおとなしい曲で、少し寂しげな印象ですが、少しずつテンポも音量もアップしていき、最終的にはドラマチックな曲になります。背景が変化していく画面にマッチしていました。

■オープニング (SDガンダム外伝2円卓の騎士) SFC

曲名が合っているかわかりませんが、タイトル画面前のデモの曲。悲しさを織り交ぜた高貴な雰囲気のある美しい曲です。円卓の騎士の曲は、どれも独特の気品が漂っていて非常に記憶に残っています。

■君がいるから (魔装機神 LOE) SFC

主人公の背負った重い使命を表すかのような、勇ましく、それでいて切なさを伴ったフィールド曲。一曲のループが長く、少しずつ少しずつ盛り上げていき、感情を圧倒します。

■不死の国 (ブレイブリーデフォルト) 3DS
名曲ぞろいのブレイブリーデフォルトですが、この曲はタイトルどおり、不死の国「エタルニア」で流れる切ない曲。町のBGMとは思えないほど琴線に響く寂しげな旋律です。

Child of Light – Aurora’s Theme (チャイルドオブライト)WiiUなど

チャイルドオブライトのメインテーマであり、主人公のオーロラ姫のテーマでもある。鳥肌がたつように美しい水彩画のようなグラフィックの世界観に、これでもかというくらいマッチしている儚げな名曲。タイトルデモを繰り返し見て、ひたすら聞いてました。あの美しくも物悲しい雰囲気のレムリア王国のファンタジー世界の思い出がよみがえる。ボス戦の曲も必聴。

■お化け屋敷のうごく床 (スーパーマリオ3Dワールド) WiiU

寂寥感に満ちていて、バックで雷の音とかが聞こえそうな、古めかしい館を想像させる曲。お化け屋敷というより、廃墟の探索にもってこいのイメージです。マリオ3Dワールドは名曲ぞろいですが、あえて、この曲が一番感動しました。聞いていて落ち着く。

■どうどうめぐりのラビリンス (ヨッシーウールワールド)WiiU

ヨッシーウールワールドは、毛糸のふわふわしたグラフィックに合った柔らかい曲が多いのですが、この曲の流れるステージは、雪の降りしきる迷宮を探索するというもの。寂しいというイメージとはまた違い、むしろ独りで迷宮で迷っているのに、ぬくもりと安心感で寂しさを埋めてくれるような曲です。なんだか懐かしく、大切なものを探して歩いているような。地味な曲ですが、印象に残りました。

明るいゲーム音楽BGM

明るい曲やかっこいい曲も好きですが、あまりレパートリーがないので、こちらにまとめておきます

■メインテーマ (スーパーマリオギャラクシー2)Wii

マリオギャラクシーシリーズは、勇ましくかっこいい曲が多いのですが、特に2のメインテーマは好きです。宇宙を股にかけた冒険が始まるというワクワク感をいやが上にも高めてくれます。

■モルド・ゲイラ (ゼルダの伝説 風のタクト) GC

流砂に足を取られながらも華麗な身のこなしで戦うボス戦に見事にマッチした祭囃子のような一曲。軽快なテンポの笛が印象的ですが、曲芸団の踊りのような、一歩踏み外せば奈落の底へ、という緊張感も伴ってボス戦を盛り立てます。

■待ち合わせは噴水広場で (テイルズオブレジェンディア)PS2

ディズニーランドのような明るくてきらきらしたメロディが印象的です。非常に豪華でいろいろな楽器が鳴り響いているように感じます。

■この星をかけた魂の戦い (星のカービィトリプルデラックス)3DS

イントロがとてもかっこいい曲。その後の疾走感や、グリーングリーンズのアレンジも盛り上がります。

■眠らずの戦場 (新世界樹の迷宮 ミレニアムの少女)3DS

最終戦の曲。いよいよ最後なのだ、という感動をかきたて、怒涛のごとくエンディングへとなだれこむような勢いを感じさせる、盛り上がる曲です。

■箱舟に乗って (ドラゴンクエスト9,10)DS/WiiU

ドラクエの空飛ぶ汽車、あるいは鉄道の曲。最初はそんなに好きでもなかったのですが、10で流れるオーケストラ版を聴いて気に入りました。汽車の雰囲気が出ている楽しい曲です。

■メインテーマ(Wii Sports Resort)Wii

Wiiスポーツリゾートのタイトル画面で流れて、そのほかのところでもいろいろアレンジされているメインテーマ曲。マリカ7のウーフーアイランドコースでも流れてましたね。この曲を聞くと、すごく体を動かしたくなります。わくわくする。宮本さんのウーフーアイランドキャラクター化計画が進んでいないことだけが気がかり。

■メインテーマ (わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!)3DS

曲名が分かりませんが…。ガルモ2で、頻繁に流れるあの曲といえば、プレイした人にはわかるのではないかと。起動時のアイコンでも流れますし、要所要所でアレンジして流されます。なんだか夢を感じさせる曲で好きです。

Hooked (スプラトゥーン)WiiU

三人組のバンドHightide Eraが演奏している設定のバトル曲。スプラトゥーンは、独特なイカした曲が多いですが、バトル曲で一番好きなのはこれです。アップデート告知の5番目のCMが初出で、初めて聞いたときに心をつかまれました。走り回りたくなるような軽快なピアノがいいですね。

■ドッサリ雪にごようじん! (ヨッシーウールワールド)WiiU

ヨッシーウールワールドの雪のステージで流れる、とても楽しげでわくわくする音楽。グラフィックの柔らかとあいまって、踊りだしたくなるような笑顔になる曲です。

ほかにもいろいろあった気がしますが、今思い出せるのは、こんなところです。

ゲームをたくさんやっていたのは昔の話なので、最近の曲は少なめですが、こうした曲を聞いていると落ち着く気がします。

うちの親が言うには、わたしがおなかの中にいるとき、ドラクエをやっていたそうで、モーツァルトならぬゲーム音楽で胎教?していたそうです。そのせいでゲーム音楽が落ち着くのかも(笑)


Categories: その他。2015.05.17