昨年オープンした、大阪の新しい観光スポット、エキスポシティ。万博記念公園を舞台にショッピングモールや観光施設などが集まって賑わいをみせています。
昨年12月には、さっそくその中の施設のひとつ、も海遊館がプロデュースした体験ミュージアム「ニフレル」に行ってきて、その感想を書きました。
そして今回は、今年1月29日にオープンしたオービィ大阪(Orbi Osaka)に行くために、再度エキスポシティを訪れました。
ド迫力の映像だけでなく、音や振動、においなど、さまざまな感覚を通して、大自然のただ中にいるような臨場感を味わえるという触れ込みで、とても楽しみにしていました。
今回も、友だちと連れ立って4人で向かったので、その感想を書きたいと思います!
オービィ大阪に入るまでのエキスポシティ探索の部分も書いたので、オービィ大阪の感想だけを見たい人は、下の目次から「オービィ大阪体験!」に飛んでくださいね。
もくじ
ふたたびエキスポシティへ!
まだまだ寒い2月の月曜日。今朝、地元では雪がちらついていました。
このたびも、遠方に住んでいるわたしたち2人と、万博記念公園の近くに住む2人の友人とで、エキスポシティのショッピングモール「ららぽーと」で合流して、4人でオービィ大阪に行く計画でした。
わたしたちのほうからすると、大阪の万博記念公園まで出て行くのはけっこう遠い道のり。でも、途中で物珍しいモノレールに乗れたりするので、前回同様わくわくした心地です。
わたしも連れも、モノレールや鉄道にそんなに詳しいわけではないので、景色を楽しむくらいしかしていませんが、好きな人は好きなんだろうな―(前のときも書いたような…笑)
万博記念公園では、前回は晴れた青空でしたが、今回は、真っ白に曇った冬空。小雨もも降っていて、前回ほど人も多くなく、比較的静かな様子でした。
「また来ちゃったね―」「なんか懐かしいね―」と話しながら、エキスポシティへ向かいます。いや、この前12月に来たばかりですが。エキスポシティは、駅の目の前なので、すごく近くてアクセスしやすいです。
前回行ったニフレルはエキスポシティの入り口にでーんと構えているので、すぐ見えますが、オービィ大阪のほうは、はてどこにあるんだろう?という感じ。
去年12月の時点ではオービィ大阪はまだオープンしていなかったので、まったく場所もわかりません。二人とも適当なので何も調べてこなかったし(笑)
「たぶん前に行ってないところにあるんだよね」という結論になって、正面まっすぐにショッピングモールへと続いている通りからひとつずれた脇道のほうに歩いて行ってみました。
すると、まずは英語勉強施設のオオサカ イングリッシュ ビレッジがあって、「ぜんぜんお客さんいないね」「だって英語なんてめんどくさいもん」とか英語のできない二人で言いつつ…(笑)
その奥にオービィ大阪のオフィシャルショップを発見! 入り口に置かれた動物たちのぬいぐるみが可愛い!ということで写真を撮りましたが、どうやらそちらは出口っぽい。
階段を上がったところで、ようやくオービィ大阪の入り口を発見。またまた可愛い動物たちの巨大ぬいぐるみがあって、とりあえず中に入ってすぐのところに置いてあったパンフレットだけもらって待ち合わせ場所に行くことにしました。
「なんかお客さん少ないよね―」「なんかここ裏道みたいでわかりにくいしねー」とまた勝手なことを言いつつ、すぐそばの入り口からショッピングモールの中に。
巨大ショッピングモール「ららぽーと」探索!
今回地元の友だちとの待ち合わせ場所は、前回と同じく、ショッピングモール「ららぽーと」内のロフトの前の休憩所。
14:00に待ち合わせだったのですが、わたしたちは何を間違ったのか、12:30にエキスポシティに到着。まぁ二人とも、時間配分は日頃からいい加減なので…。
仕方がないので、待ち合わせ時間まで、ショッピングモールを探索して、いろいろとお店を見て回ることに。
「こんだけ時間があったら、全部見て回れるよねー」「じゃあ三階から順繰りに行こっか」と気楽に笑って話していたのですが…このころはまだ「ららぽーと」の広さを知らないのであった…。
「ららぽーと」の3階から、ちょっとバッグや服などを店から店へと見て回りつつ、フードコートをのぞいて、メニューを見て回る。
でも二人とも、特におなかは空いていなかったので、冷やかしだけで。なぜか昔ながらの駄菓子屋さんがあって、その雰囲気に二人で盛り上がりました。お面とか売ってるの見ると、お祭り行ってたの思い出すな―。
すぐとなりには、ひつじのショーンのアミューズメント施設「ひつじのショーン ファミリーファーム」とオフィシャルショップが! 前回エキスポシティに来たとき、パンフレットに書いてあったものの見つからず、どこにあるんだろう?と言ってたんですが、こんなところにあったんですね。
わたしは3DSのニンテンドービデオで見たことがあったので、「ひつじのショーン見たことあるの?」ときくと、「うーん、ちょっとだけ。ひつじのショーンって見た目は可愛いけど、けっこう悪い顔するよねー」と言いながら、巨大なフィギュアをちょんちょんつついていました。
近くのゲームセンターも一通り見て回る。わたしは子どものころゲームセンターに夢中になっていた時期もあったので、そんな思い出を話しつつ。それにしても最近のアーケードは全身を使う感じですごいですね。マリソニのリオオリンピックのを見て、「あれって実際に走ったりするんだろうか…」って思案したり。
このあたりで、だいぶ歩いた気になっていましたが、なんとまだ3Fの半分くらいしか歩いていないことに気づく二人。
「もしかして…ここ、めちゃ広くない?」「うん…。でもまだあと1時間あるし…」
というわけでせっかくだから、見れる限り見て回ることに。
外国の老舗の服飾メーカーから、有名ブランド、聞いたこともないような雑貨店など、本当に色々あるんですね。あとで調べたら305店舗とのこと。そりゃ広いはずだわ…。
途中美味しそうなベリーのお店とか、おしゃれな靴を売っている店とかで、ちょっと中に入りましたが、ほとんど店の前を通り過ぎながら、色々と感想を言い合っていました。
「この民族衣装っぽい店のセンスやばいね」「あのフクロウの顔のまんまみたいなリュックしょって外出したら、めちゃ注目されそう…」とか。何を話してるんだか。
けっきょく、1時間ちょっとかかって、ちょうどいい頃合いに、ロフトの前にたどり着き、地元の友人たちと合流!
いやー、けっこういい運動になりました。広すぎ(笑) 最近の都会のショッピングモールってこんなのばかりなんですかね。
オービィ大阪体験!
やっとこさ、ついにオービィ大阪へ。
地元のほうの二人も、なんにも調べてないというので、さっき取ってきたパンフレットをとりあえずわたす。無計画な似た者同士(笑)
4人で連れ立って「ららぽーと」の中を通り抜けて、さきほど見つけた入り口のある裏道?のほうへと向かいました。雨は止んでいる様子でしたが、今日は一日中曇り空でどんよりです。
まずは、入り口のところでみんなで写真を。
巨大なライオンとぞうのぬいぐるみを見て、「これYuKiさんの描く絵のどうぶつに似てますよね。特に目元のあたりが」と言われて、「そうかなー」と笑って首をかしげるわたし。
入り口を中に入ったところには、もっと大きなキリンが立っていて、そこでも写真を撮りました。これは大迫力でいいなー。(冒頭に載せた写真)
チケットを買うときは、いろいろ注意事項の説明がされます。持病があったりすると、危険かもしれないとのこと。そんな大変なアトラクションなの?
注意欠陥多動性障がい(ADHD)があったら配慮が必要なので申し出てくださいと書かれていましたが…わたしはADHDだけど、あれは、多分子どもの話ですよね(笑) じっとしていられないと困る場面があるのかな。
入場料を払うと、チケットはなくて、その代わりに、手首につける時計みたいなバンドをもらいます。館内では、時計型リストバンドを使ってデータを記録するとのこと。
入り口の改札?もリストバンドの時計にあたる部分を読み取り機器に近づけてピッと音がなると、開いて通れる仕組み。ハイテク! …とみんなで感動したものの後になってPiTaPaと変わらないことに気づく笑)
友だちの一人が読み取り機器にうまく当てられないでさっそく受付のお姉さんに手伝ってもらっていました(笑) いや、慣れると難しくはないんですが、戸惑いますよね。
入館するドアも、なんと、リストバンドをドアに近づけるとスッと自動で開きます。みんなで「おおー! ハイテク! 未来的!」と盛り上がる。
…いや、あとになって考えてみれば、手を近づけないでも開く自動ドアを普段から散々経験しているはずなのに、なんであんなもので大盛り上がりしたんでしょうね。そんな熱しやすい集団です。
ちなみに写真撮影OKかどうか聞いたら、施設内はOKで、シアター内だけ禁止とのこと。
大迫力スクリーン「シアター23.4」
最初は、ここの施設の目玉とされる、大迫力スクリーン、シアター23.4へ。ちょうど上映時間がもうすぐだと教えてもらえました。
入場は、これまた腕時計リストバンドをタッチして改札をくぐるというもの。これだけではしゃぐわたしたち(笑)
ほんの2,3分待っただけでシアター内に入場します。シアター内は撮影・録音・飲食禁止です。
シアターは、一般の映画館などよりははるかに小柄ですが、正面スクリーンが特徴的で、観客席を包むように半円形に湾曲しています。さらに、右後ろ、左後ろにも大きめのスクリーンが。DSの二画面を超える三画面の豪華な構成。
席は階段状になっていて、どこに座ろうか話し合った結果、空いていたので、真ん中のほうの列の後方に。なんでも友人が言うには、こういうのは後ろの上のほうが迫力があるのだとか。ほんまかいな。
上映が始まると、まず最初にびっくりしたのが、音の大きさ。騒音と呼べるくらいに大きくてヤバい。いきなり前に座ってた子が泣き出して、お父さんがその子を連れて退避していました。
まあ、最近の映画とかアミューズメントパークとかでは、音が大きいのは知っていますが、正直なところ、子どもの耳にはよくないでしょう。難聴になりかねない。
ちなみにわたしは、映画とかライブとかでは、ユニバーサルイヤープラグという騒音域だけをカットできる特殊な耳栓をつけて行っています。おかげでけっこう快適に楽しめました。自衛は大切。
さて、物語のほうは、BBCearth制作の「ウミガメ ロキシーの冒険」という物語。実写のウミガメの映像に、オリジナルのストーリーをつけて、子どもでも楽しめる冒険物語にしていました。
ウミガメのロキシーの夢は、お母さんになってタマゴを産むこと。そのために産卵に適した島を探して海洋をわたり歩くというもの。
けっこう映像自体はおもしろく、見どころが沢山。ロキシーがもしゃもしゃとクラゲを食べてるシーンは、なんかコミカル。
ウミガメの天敵、ホオジロザメが出てくるところは、スクリーンいっぱいにホオジロザメが泳ぐので、あまりの巨大さにちょっと感動。
スクリーンは幅40m、高さ8mということだったので、そこを横切る巨大ホオジロザメを見て、古代のメガロドンってこんな大きさだったのかなーと一人思っていました。
そのほか、火山島の場面では、煙を表しているのか、客席の前から、水蒸気が噴き出してきて、どんどん前の席が曇っていく。
わたしたちは後方の席に座っていたんですが、前方の席に座っている人がみんな霧の中に包まれて、「ちょっ、前の人ら煙ってる!!」と小声でとなりと爆笑していました。すごくシュール(笑)
別の島の場面では、島の生物がドアップで映しだされて、イグアナとかはまあ良かったんですが、その中には、「小さなモンスターたちも」とかいうナレーションとともに、虫のどアップも!
幅40mのスクリーンを横切っていく超巨大ムカデがヤバい!
これはあれだわ…、かつて石炭紀に生息していたとかいう、3mもある超巨大ムカデ アースロプレウラを思い出しました。これはやばい、やばすぎる…。
一瞬しか映らなかったけど、あの超圧倒的迫力は、ウミガメ ロキシーの冒険とかすっかり忘れるほどインパクトが大きかったです…。 嫌いな人はトラウマになるんでは?(笑)
最後は、ロキシーが産卵して、生まれた子ガメたちが海へ向かって走っていく映像。ここが本編かと思うほど、生き生きと可愛く撮られていたんですが…。
ここまで残酷な場面とかなかったし、ホオジロザメもまったく襲ってこなかったのに、ここに来て捕食動物が子ガメたちに襲いかかる! うわー(>_<)
結局、なんとか1匹だけ生き残って、その新しい子ガメ、ルビーが、お母さんのロキシーと同じように、大海原の旅を始めるところで、ストーリーは終わったのでした。
いやー…自然界の厳しさとか考えたら、あれは至極まっとうなんだけど、前半ひたすらメルヘンなのに、後半いきなり弱肉強食になるのはどうなのか…。
わたしも友人たちも、終わってからちょっと無言。やっと出た言葉が、
「ウミガメも大変だよね…」「うん…」。
シアターを出たところでは、涙ぐましい努力をしたBBCスタッフのメイキング映像が放映されていました。確かに映像は頑張ってましたよね。
ちなみに…後ろのスクリーンを合わせた3画面はほとんど活かされていませんでした。ほとんど意味がなかった。巨大スクリーンの恩恵もあまり感じられず。いたって普通のドキュメンタリーを見た気分。煙とか揺れとかの演出はちょっとありましたが。
じつはこのシアター23.4、これだけを1000円で体験できる割安チケットが出ているんですが、うーん…。
普通に2000円払って、館内ぜんぶ体験したほうが絶対にいいです。これだけ体験しても、あんまり楽しくない。
地球色見本「アースパレット」
次は、そのとなりにあった、「アースパレット」へ。
ただの丸い部屋なんですが、部屋の周囲ほぼ360度がスクリーンになっていて、たくさんの動植物の映像が映っています。
じつはこれは、真ん中のテーブルの上に置いた布切れの色と同じ動植物の映像が一斉にバババッと映しだされるというもの。
たとえば緑の布切れをテーブルに置いたら、カメレオンやエメラルドツリーボアみたいな緑色の生物がズラーと出てきます。
すごい! …けど、それだけ。
中央のテーブルのところには、4色(赤、青、緑、黄)の布切れが置いてあるので、とりあえず順番に4色載せたら色々表示されるだけ。
布切れ以外のものでも反応するはずと思って、持っていたハンカチとかを載っけてみたものの、ほぼ単色でないと反応しないのか読み取られず。そんな都合のいい色の持ち物を持ってないですよね…。
一応、4色だけでなく、机の上に赤色と黄色の布切れを同時に載せたら、オレンジ色の生物が表示されました。混色も読み取るんなら赤と青を同時に載せたら紫? と思ってやってみたら普通に青でした。あらら…。黄色と青色を載せたら緑にはなったけど、緑はもともと布切れがあるしなぁ…。
おもしろいことはおもしろいし、まわりに表示される生物が個性的で見ていて楽しいんだけど、肝心のゲーム性が浅すぎて、とてももったいないアトラクションでした。
これなら、Google画像検索で、色指定で検索したほうが楽しめるかなー。
コンマ数秒に挑め! 「タイムスライス」
続いては、その近くにあった、写真撮影室みたいなところで、ハイスピードカメラを使った遊びができる「タイムスライス」へ。
一室しかなくて、順番待ちが必要ですが、幸い?今日はガラ空きだったので、特に待たずに挑戦。
ハイスピードカメラで撮られた動物たちの1秒間の超速パフォーマンスと、その場で撮ったわたしたちの1秒間の動きの速さとを動画で比較できるというアトラクション。
比較できる映像は5つほどあって、クマがブルブルブルっと体を震わせているのとか、キツツキが木を突っついているのとか。
わたしたちが選んだのはハチドリの羽ばたき。画面の指示に合わせて、ハチドリみたいに手を上下に羽ばたいているところをハイスピードカメラで撮影してくれます。
外に出て、今の結果をモニターで確認すると、ハチドリが羽ばたいているところと今自分たちが必死にやったパフォーマンスとが比較されています。後ろにも人がいるのにこれは恥ずかしい(笑)
当然ながら、ハチドリさんは優雅ですが、わたしたちは、滑稽すぎて(笑) でも4人で行ったから、まあ、みんなで笑えるってもんです。かなり盛り上がって、ここまでで一番でした。これ一人で行ったら嘆かわしい…(>_<)
友だちは、「腕を振るんじゃなくて、手首だけ動かせばよかったかも」と真剣に反省していました。何を競っているんだ…。
わくわく合成写真!「エクストリームフォトスポット」
そのとなりにも、似たような写真撮影のアトラクションが。こちらは二部屋あります。これもまた、ほぼ待たずに体験できました。
画面の指示にそってリアクションすれば、その様子を動物の迫力ある写真と合成してくれるというもの。こちらも「びっくり」とか「ジャンプ」とか「またがる」とか、色々とリアクションを選べます。わたしたちは「びっくり」しているところに。
ここは演技派の魅せどころ! と俄然やる気スイッチが入ったわたくし。みんなが普通に驚いたポーズをとっているところ、撮影と同時に驚きすぎて吹っ飛ぶリアクションを敢行!
外に出てみんなでわくわく確認。やりました! わたしだけ驚きすぎて宙に浮いているみたいでした(笑)
3枚ほどの動物と合成されて、ミイデラゴミムシの噴射スプレーに驚いてのけぞっているのと、コモドドラゴンに襲われているのと…あと一つは…
ゴ キ ブ リ!?
ゴキブリの大群に出くわして驚いている写真!? わわわわ…これはモザイクかけないとヤバすぎる。 家族連れがたくさん来るであろう施設にこんなの仕込んでいて大丈夫なのか??
ちょっとやり過ぎな感じもありましたが、これもまたものすごく盛り上がりました。
わたしの演技力にみんなが感動して株が上がったのは言うまでもありません(何
動物顔に変身!?「アニマルセルフィー」
お次は、デジタル鏡に映って、メイクをほどこしてもらえる「アニマルセルフィー」。
全身が映る鏡みたいなモニターの前に立つと、顔を認識して、映っている顔が変化する、ちょっとしたAR(拡張現実)みたいなものですが、これが面白すぎる(笑)
モニターの前に立つと、自分が映っているのに、顔にヒョウの仮面がついてたり、頭にアフリカスイギュウの角が生えたりするんですよね。(上の写真はわたしではないですよ)
やってる当人より見てるほうが面白すぎて、友だちの頭にヘラジカの角がニョキッと生えたりすると爆笑。リアルタイムでパンダの顔になったりシマウマの顔になったり。
しかも人によって似合うのがちがう。スタイルの細い友だちはヘラジカの角が異様に似合っていたり、丸顔の友だちはビッグホーンの角一択だったり。
これまでのところで撮った写真は、リストバンドに保存されて、あとで買うこともできるんですが、一応写真撮影許可エリアなので、自分で自前で撮ってもいいっぽい?感じでした。もちろん、公式のを買ったほうがよほど綺麗だとは思いますが。
時空を超えてゾウの群れの中に!「エレファンツ」
続いては、アフリカゾウの群れの中にいる感覚を味わえるという体感アトラクション、「エレファンツ」。前々からこれは楽しみにしてたんですよね―。
軽快なスタッフのお兄さんの案内に沿って、アフリカゾウのクイズなども楽しみつつ、左右に巨大モニタかついた室内へ。
設定上、時空を超えてアフリカゾウの群れのただ中に突入できる「オービィ号」に乗り込んだとかいう小話があります。時間は関係なくて、空間を超えるだけでよかったんじゃー…(笑)
オービィ号の左右の巨大モニタに映し出される映像は左右別々で、アナウンスがゾウの群れについて解説してくれます。中央に立って、まわりを見回す感じで鑑賞します。
途中で砂竜巻が来たら、強風が吹いてきたり、スコールが降ると、水滴が降ってきたりという体感アトラクション。
アフリカゾウの群れが、荒野を旅してオアシスにたどりつくまでのショートストーリーです。
ただ…たしかにけっこう映像は迫力があって、アフリカゾウが川の中を泳いでいるところを左右の巨大モニターで見れたりするのは楽しかったですが…
ちょっとアトラクション性が欠けるというか、友だちの感想としては、「ゾウはかっこよかったけど、拍子抜けだったよね」とのこと。
USJみたいなライドを経験している世代なので、演出が非常に物足りないんですよね…。「オービィ号」に乗っているという感覚が全然なかったです。期待していただけに残念。
極寒体験?「マウントケニア」
次は赤道直下ケニアの高山マウントケニアの一日の気温変化を体験するアトラクション。
マサイ族とかのイメージで暑い国と思われているケニアですが、高山の上はすごく寒くて独自の生態系が生まれているのを体験するということでした。ジャイアントセネシオとか秘境植物好きには有名ですよね。
山頂はなんと-20度で、凍りつくような寒さなので、今日体調不良のある人はやめるようにとか、足元に気をつけろだとか色々と注意されて、「これほんとに大丈夫?」と顔を見合わせるわたしたち。
そういえば、最初にオービィ大阪の前を通りかかったとき、中学生くらいの子たちが、入り口の案内を見て「ここ何?」「やっば! 極寒体験とか書いてある!」「やめとこやめとこ!」とか言い合って立ち去っていました。
しかもこのアトラクションでは、体を慣らすために、まず10度の部屋に入って、それから-25度を体験するとか。
そこまで準備が必要なのか…と肝を冷やすわたしたち。
長い説明と注意事項が終わって、いざ極寒体験!
ひとつめの部屋は、「まあこれくらいは寒いけど、普通だよね」という程度。
そしていよいよマウントケニア山頂へ! 強風が吹くので、しっかり手すりにつかまってくださいというアナウンスが! 身構えるわたしたち!
…。
…あれ?
「終わりでーす」とのことで外へ。???
いや、寒かったけど? 顔を見合わせて、「なんか普通だったね」「うん、これなら今朝の雪のほうが寒かったよね」という程度。
そもそも-25度の部屋が、ただのクーラーと扇風機がギンギンにかかっている冷凍庫みたいな殺風景な部屋で、ケニア山頂ぽい雰囲気もなく。しかも15秒で終わり。
ううむ…。一番寒かったのは、間違いなく、注意事項を聞いているときでしたね!
このあと、帰り道で、寒い北風が吹いてきたとき、「これマウントケニアより寒いやん!」と言い合うネタが生まれました。それでいいのか…。 一番残念だったけど、一番長くネタにされそうな気がする(笑)
海底で寝転ぶ「ブルーレイヤー」
気を取り直して、次は、海中プラネタリウムこと「ブルーレイヤー」へ。
特に待ち時間とかはなく、自由に入場できるシアターですが、青い光が照らす暗い部屋で、巨大モニターに数分間のムービーが流れています。
座る席だけでなく、寝転べるクッションも用意されていて、これが快適。プラネタリウムみたいに天井に映像が映るわけではないですが、ゆったりとした雰囲気が気持ちいい。
流れるムービーは短いけれど、深海に潜っていくというコンセプトでセンスがよかったです。
深海に潜っていくにつれて色んな面白い生き物が大画面に現われるので、幻想的で不思議な気持ちになります。
生き物はけっこうマニアックで、深海で光を反射する赤いクシクラゲや、熱水噴出孔にたむろするコシオリエビなど。名前も知らないのもたくさん。映像はすごく美しい。
わたしの深海好きによる贔屓目も入っているとは思いますが、短いムービーなのがもったいない、すばらしい癒し空間でした。みんなも気に入って、二周見てしまった。
ここまでのシアター系のアトラクションの中で、みんな一番の好評価。ちょっと疲れてきたところで寝転がれて楽だったのがよかっただけかもしれませんが(笑)
等身大図鑑「アニマルペディア」
1Fのホールの中には、超巨大スクリーンに、動物たちが映しだされていて、ちょっと操作できる要素がある、「アニマルペディア」。
スクリーンの前は、体験ポイントが5つくらい並んでいて、そこに立つと手をかざすよう指示され、スクリーンに手に動きと連動するマウスポインタみたいなのが現れます。
手を動かしてポインタを動物に合わせると、動物の説明が出てきたり、豆知識が見れたりする、ちょっとした体験型アトラクションです。
ちょうど、手がWiiリモコンみたいになって操作できると言うとわかる人にはわかるかな。
散々Wiiリモコンを使いこなしていたわたしはすぐに要領をつかんで、わりと早く飽きてしまったんですが、連れや友だちはほぼ初めての体験なのか、微妙な操作に苦労していました。
でもかえってそれが楽しかったようで、コツをつかんでくると、みんなハマりだして、延々とこればかり。
先に飽きたわたしはみんなの写真を撮る役を引き受けたりしていたんですが、やっぱりWiiリモコンの発明は偉大だったんだなあーと改めて感じました。普段ゲームしない人が夢中になるんですよね。
飛び出す4Dシアター「マウンテンゴリラ」
残すところ、未体験のものはあと2つ。もう17:00ごろです。けっこう遊んだな―(笑)
みんなアニマルペディアをあと一時間くらい楽しめそうでしたが、そろそろ次に行こうと急かして、4Dシアター「マウンテンゴリラ」へ。
この施設内で唯一の3Dメガネをかけて鑑賞するシアター。立体視好きのわたしとしては、けっこう楽しみにしていたものです。
シアターの説明をしてくれるお姉さんが超ノリのいい面白い人で、ゴリラのクイズなどをして、最後に「じゃあ皆さんシートベルトをご確認くださいね―」
えっ、シートベルトなんてあったのか、気づかなかったと一斉に座席を探るわたしたち。あれっ?ないぞ…
「シートベルトは冗談ですよー」と去っていくお姉さん。騙された―!(笑)
シアター内容は、新米カメラマンと女性学者がマウンテンゴリラの群れに潜入するというもの。
のっけから、ジャングルの立体視映像が臨場感すごい! これですよ!こういうのが見たかったんだー!
可愛いゴリラの子どもたちや、巨大なシルバーバックの動きが、すべて3Dで迫ってくる大迫力。
ほんの数分の短いシアターですが、途中緊迫感ある場面もあって、なかなか良かった!
まあこれも立体視好きのわたしの贔屓目かもしれませんが、シアター系最後の締めとしては、期待以上で満足でした。
だけど売りの4D?というのは特に感じなかったかな。途中ちょっと座席の背もたれがボコッと動く演出があったくらい?
出たところで、ゴリラのぬいぐるみがあったので、友だちと記念撮影。
地球旅行「アースクルージング」
最後に残ったのは、空を飛んでいる気分になれるという地球旅行「アースクルージング」。
待ち時間とかはなくて、部屋に入ったら、足元のほうへ湾曲した巨大モニターに飛行機からの空撮映像のムービーが映っていました。
映像はきれいで疾走感があるし、風が吹いているなど臨場感を高める工夫も感じるんだけど…。
コンセプトとしては、USJのハリー・ポッターのライドと似てると思うんですよね。あちらもライドに座って大空を疾走するのを味わうので。
でもあちらは座席が左右に動くから飛んでいる感じがあるし、映像も3Dだから迫力がある。
それに対してオービィ大阪のは、ただ巨大モニタの映像だけなので、臨場感がぜんぜんないです。もちろんかけれる費用とかが桁違いだろうから比べてはいけないんでしょうが、せめて3Dにしてくれたら高さの迫力があったろうになぁ…。
でも最後ということで、みんなまったりと楽しんで、「遊びつくしたね」と確認しあって帰ることにしました。全部回って、3時間くらい楽しんだかな。
そのほか、巨大カメレオンやシロクマが投影される、不思議な形の立体スクリーンや…
ユニークなメニューがあると言われていたけれど、行く余裕のなかったカフェ
リストバンドに保存した写真を購入できるフォトダイアリーなど。
施設内は広くなく、むしろかなり狭いんですが、いろんなアイデアがギュッと詰め込まれている話題のつきないミュージアムでした。
発想はいいけれど、あと一歩足りないミュージアム
出口から出ると、最初に見つけた、1Fの公式ショップに。ここでしか買えないオリジナル商品もいろいろということで、各自おみやげを買ったり。
オービィ大阪とは何の関係もないけど、巨大メンダコのぬいぐるみを見つけて、ついつい撮ってしまった…(笑)
となりにオリエンタルなレストランもあって、みんなで夕食を楽しんで帰りたかったのですが、ちょっと時間的な都合が悪く、そこで解散となりました。
北風に吹かれて「寒い…」「マウントケニアより寒い…」と言いながら、モノレールに乗って帰るわたしたち。途中で買ったポップコーンを食べつつ、冬のエキスポシティを後にしたのでした。
オービィ大阪の感想としては、発想はいいけれど、あと一歩足りない感じがぬぐえない。
わたしたちは4人でわいわい行ったからかなり楽しめたものの、2人だとどうかなーと思うし、もし1人で行ったら壊滅的かも。
もっと遊園地みたいに座席もガタゴト動かしたり、ぜんぶ3Dにしたり、4D演出を強化したりすればいいのに、と思うのに、どれもすごく控えめなんですよね。音量以外。
あれかなー。過剰な健康確認とか、やたらでかい音量とかを考えるに、家族連れが、(耳の遠い)おじいちゃんおばあちゃんを連れて来るのを想定してるのかなーとか本気で思ったり。
BBCの映像そのものはすばらしいし、各所にたくさんある超巨大スクリーンも魅力的なのに、コンテンツ作りが古臭く、チャレンジ精神が乏しいように感じました。
ニフレルもまあこぢんまりとした施設ではあったけど、実際の動物と触れ合えることを思うと、個人的にはニフレルのほうが楽しかったですね。ただニフレルは動物たちが可哀想という意見もけっこう聞くので、気になる人はオービィ大阪のほうがいいかな。
わたしは動物好きだし、アニメやマンガより自然界のほうがよっぽど面白いコンテンツだと思っているので、ニフレルもオービィ大阪も、取り組みはすばらしいと思っています。
ゲームやアニメに出てくる動物モチーフの架空のキャラクターが子どもたちに人気があるいっぽうで、その元になっている本物のトラとかゴリラとかが絶滅しそうになっている今の社会はおかしいと思います。
ポケモンや妖怪ウォッチの種類に詳しくなるのが悪いとは言いませんが、子どものころ恐竜博士で、今に至るまで生き物好きなわたしとしては、今の子どもにも、実在する生き物にもっと詳しくなってほしいと思っています。
モンスターとか幻想生物とか作らなくたって、WiiのForeverBlueみたいに、自然界を題材にした楽しいゲームだって作ろうとすれば作れるはず。ジャングルを探索して実在の生物を発見しながら謎の遺跡を冒険したり、サバンナの秘境を求めて冒険するオープンワールドゲームがあってもいいじゃない。
深海生物とか古生代の生き物とか調べたら、ゲームのキャラクターよりよっぽど奥深いし、デザインも豊富で楽しいと思います。学べることもたくさんある。
そんなことを常々考えているからこそ、オービィ大阪みたいに、実在する生き物が身近になるデジタルコンテンツの登場は、すごく嬉しかったですし、とても楽しみにしていました。
結果として、もう一歩足りないなーと思ったものの、こうした取り組みを心から応援しています。こんな施設が増えていって、互いに研ぎあって質を高めてほしいなーと願うばかりです。