明るさ過敏について疲労度検査を受けたら謎な結果が出たので考察

前に明るさ過敏のため、濃い色のメガネ(サングラスっぽいやつ)作った話を書きましたが、その番外編として。

このたび明るさ過敏の自律神経機能をはかるということで、疲労度計で実験することになりました。疲労度計というと、何年か前にグランフロント大阪で受けたあれです。懐かしや。

グランフロント大阪で理化学研究所開発の「疲労度計」を体験してきました
疲労度計の測定体験のため、グランフロント大阪の健康科学イノベーションセンターに行ってきました。

簡単に言えば、両手の人差し指の加速度脈波から、自律神経機能のバランスを見て、疲労度を弾き出すというもの。

加速度脈波っていうと、任天堂の岩田社長が自信満々で発表してたWiiバイタリティセンサー思い出すなぁー…結局あれは商品化されずじまいだったけど、疲労と睡眠のQOLプロジェクトのほうに続いてるっぽいから楽しみです。

さて、その疲労度計で、今回3パターンのデータを取ってもらったんですが、予想と反する謎な結果が出てしまったので、そのことの覚え書きと考察を。

“明るさ過敏について疲労度検査を受けたら謎な結果が出たので考察” の続きを読む

明るさ過敏や目の疲れの正体を探りに筑波大学に行ってきた話(終)

全五回にわたって書いてきたわたしの光過敏の正体を探る体験記。いよいよ今回が最終回です。

先回の第四回では、光過敏に対処するための色付きレンズのフィッティングがいよいよ大詰めを迎えましたが、より慎重に決定すべく、後もう一回、フィッティングの面接を行うことに決めたところまで書きました。

また、わたしの場合は、単に光に対してだけ過敏なのではなく、さまざまな感覚への感受性が強い、HSPと呼ばれる生まれつきの敏感さがあるのだろう、ということにも触れました。そして、それがわたしのADHD傾向のおおもとではないか、ということも考えました。

感覚過敏から気づいたことと2回目のレンズのフィッティング

第五回となるこの最後の記事では、レンズのフィッティングの顛末を書きたいと思います。

そして、前回の記事に引き続き、その結果からわかる、わたしのこれまでの半生に関する考察をまとめて、感覚過敏にまつわる不思議な旅のひとまずの終着点としたいと思います。

 

“明るさ過敏や目の疲れの正体を探りに筑波大学に行ってきた話(終)” の続きを読む

明るさ過敏や目の疲れの苦労の正体を探りに筑波大学に行ってきた話(4)

子どものころから悩まされていた、まばたきの多さや目の疲れ、明るさ過敏の原因を探るうちに見つけた光の感受性障害、「アーレンシンドローム」という概念。これは、その真偽を確かめるべく、筑波大学の専門機関へと赴いた体験記の第四回です。

前回までのところで、アーレンシンドロームのスクリーニングテストや、色つきレンズのフィッティングの結果、どうやら思っていたより、かなり強い明るさ過敏があるようだ、という事実が明るみに出ました。

アーレンシンドロームの色つきレンズのフィッティングに行ってきた

これは、アーレンシンドロームの可能性を疑って専門機関へと出向いたわたし自身にとっても予想していない意外な展開でした。そして、このできごとをきっかけに、まるでバラバラだったパズルのピースがはまるように、これまでの人生のさまざまなキーワードがつながりはじめました。

今回の第四回の感想では、まず、前回の体験を契機に、わたし自身のこれまでの人生について明らかになったことを色々と書いています。わたしが持っているADHD傾向と、今回、明らかになった光の過敏性、そしてこのサイトに載せている絵の世界などの芸術的創造性をつなぐミッシングリンクがついにはっきりしたように思います。

そのあと、筑波大学での3回目の面接で、色つきレンズのフィッティングをさらに進めた感想について書きたいと思います。

“明るさ過敏や目の疲れの苦労の正体を探りに筑波大学に行ってきた話(4)” の続きを読む

明るさ過敏や目の疲れの正体を探りに筑波大学に行ってきた話(3)

子ども時代から続く明るさ過敏やら眼精疲労やらの意味不明な症状が、じつはアーレンシンドロームという光の感受性障害にあるのではないか!?ということがわかって、専門機関に行った体験記。

前回の第二回では、スクリーニング検査を受けてみたら、思ったより症状が強いみたいで、なんと、わたしが描く絵の色使いの傾向にまで影響を及ぼしていたらしい、という衝撃の事実が明らかになりました。

明るさ過敏や目の疲れの正体を探りに筑波大学に行ってきた話(2)
筑波大学でアーレンシンドロームのスクリーニング検査を体験

それだけでも十分驚きだったのですが、今回、色つきレンズのフィッティングに行ってみて、さらに唖然とするような事実が発覚。もうこれまでの自分の人生に対する理解が根本から覆されるような発見に、動揺を隠せません。

自分でもまだ心の整理が十分ついていないのですが、とりあえず順を追ってお話ししたいと思います。

 

“明るさ過敏や目の疲れの正体を探りに筑波大学に行ってきた話(3)” の続きを読む

明るさ過敏や目の疲れの正体を探りに筑波大学に行ってきた話(2)

子どものころから明るさ過敏に悩まされ、読書が難しくなったり、目の疲れに悩まされてきたわたしの問題の正体は何なのか。

前回の記事では、これまでの出来事を振り返り、その原因がもしや、アーレンシンドロームという光の感受性障害にあるのでは?と気づくまでのいきさつについて書きました。

幼少期からの明るさ過敏の原因を知るまでの苦労話

今回は、実際に、アーレンシンドロームのスクリーニング検査のために筑波大学の発達心理学教室に行ってきた話を書きたいと思います。そこで待っていたのは、とても意外な衝撃の事実、そして、なんとわたしの絵の個性とも関係があるかもしれない、という驚きの発見でした。

“明るさ過敏や目の疲れの正体を探りに筑波大学に行ってきた話(2)” の続きを読む

明るさ過敏や目の疲れの正体を探りに筑波大学に行ってきた話(1)

わたしは小学生のころから、やたらとまばたきの多い子どもでした。明るい光が苦手だったり、目が疲れてしぱしぱしたり、いつも目の不快感に悩まされてきました。でも、視力はよくて斜視などもなく、眼科では原因不明でした。

本をいろいろ読んで、文章もたくさん書いているので、きっと意外に思われるでしょうが、じつは本を読むのが苦手で、一時期、失読症(ディスレクシア)らしき症状とも闘っていました。

最近、そんな長年の目の疲れや明るさ過敏、読書の苦労の原因が、「アーレンシンドローム」という光の感受性障害にあるのではないか、と気づきました。

アーレンシンドロームの人は特定の色の波長に対する感受性が強すぎて、ひどいまぶしさに悩まされたり、人一倍目が疲れたり、読書のとき文字や行を追うのが難しくなったりするそうです。

この光過敏のせいで、自分でも理由がわからないまま、学校の勉強に付いていくのが難しかったり、本を読むのがしんどかったりして、学習障害や不登校になってしまう子も多いといいます。

わたしの場合も、おそらく、この光過敏が一つの原因になって、不登校に追い込まれたのだと今になって気づきました。

アーレンシンドロームは筑波大学で検査してもらうことができ、見えやすくするレンズもフィッティングしてもらえると知って早速行ってきたので、その感想を何回かにわけて書こうと思います。

まず最初の記事では、わたしが明るさ過敏や読書困難のせいでどれだけ苦労してきて、どうやってアーレンシンドロームのことを知るに至ったのかを書きたいと思います。

実際の筑波大学に行ったときの話は続く記事にて。意外にも、わたしが書いている絵のスタイルとも大いに関係があるっぽいので、そのこともおいおい書いていこうと思います。

“明るさ過敏や目の疲れの正体を探りに筑波大学に行ってきた話(1)” の続きを読む