ドラクエ30周年ライブスペクタルツアー感想! ド派手な演出で織りなす父と子の王道物語!


ラゴンクエスト30周年のイベント、「ドラゴンクエスト ライブスペクタルツアー」に相方と行ってきました。

子どものころからのドラクエファンとして、30周年のイベントにはガンガン行きたいなーと思っていたので、まずはライブツアーとやらに申し込んだ次第。

日本中でやるみたいですが、わたしたちが行ったのは「さいたまスーパーアリーナ」のイベントでした。

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本当はコンサートなどが好きなので、ミュージカルみたいなイベントだと聞いて、どうだろうなー?とは思ってたんですが、そこはまあドラクエクオリティ。子どもから大人まで安心して楽しめるハイレベルなイベントになっているはず、ということで期待していました。

今回のライブは、残念ながら公演中は撮影禁止だったので、周辺の写真しかありませんが、文面で伝えられる限り、雰囲気や感想を書いていきたいと思います。

終わってすぐからチマチマ感想書いてたんですが、3ヶ月くらい経ってようやく書き終わった…(^_^;) セリフとかBGMは簡単にメモしたのを頼りに書いてるので、けっこう適当ですが、ご容赦ください。

 

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さいたまスーパーアリーナへ

今回の30周年記念ライブは、日本全国をツアーでめぐって行われるそうでず、わたしたちが行くことになったのは埼玉公演。さいたまスーパーアリーナというところで行われます。

といっても、地元ではないので、炎天下の中、けっこう時間をかけて向かうことに。道中では、ポケモンGOなども遊びながら電車の景色を楽しみつつ、知らない場所でしたが、まったりと小旅行の気分を味わうことができました。といってもいくらなんでも暑すぎましたが…。

さいたまスーパーアリーナというのは、場所も知らないし、どんなイベント会場なのか、まったく前知識がなくて、現地に行ったらわかるだろう、的なノリでとりあえず会場へ。

近くには大宮公園とかいうのがあって、ここ最近、ポケモンGOのブーバーの巣として有名だったこともあり、相方と行けたら帰りにでも寄りたいね―と話していました。

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駅に着くと、ちゃんと、そこかしこに案内板や地図みたいなのがありました。

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駅から街路に出ることもなく、遊歩道みたいなルートで直通で行けるみたい。

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雨上がりのため、水たまりができていましたが、並木道に反射して素敵な雰囲気でした。

いよいよさいたまスーパーアリーナが見えてきて、そのどデカさにびっくりするわたしたち。幕張メッセみたいなイベント会場かと思ってたら、ドーム型の巨大な会場なんですね。大阪ドームとかと似ているのかな。

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遠くからスライムを三匹発見!! テントでしょうか。ドラクエ色が出てきて、がぜんわくわくしてきます。

近づいてみると…

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「道具屋」。たくさんお店が出ていて、ドラクエグッズを売っていました。

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30周年の記念アイテムもたくさんあって、かなりの人だかりができていました。わたしたちはちらっと見ましたが、もうあまり時間がなかったのと、グッズには特に興味がないのとで、雰囲気を味わうだけで通り過ぎました。

遠くから見えていたスライムのテントのほうは…

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なんとスライムのかき氷屋でした! 暑いからぜひ食べたかったんですが、残念なことに売り切れ…。もっと在庫用意しておいてほしかった…。

ものすごい人だらけで、どこへ行っていいのかよくわからなかったんですが、とりあえず入り口に並んだらいいんじゃない?ということで、並んでみることに。入り口も幾つかあって、特典付きチケットを持ってる人は、グッズ引換所のほうに並ぶみたいでした。わたしらは…もちろん一番安いチケットです(笑)

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入り口に並ぶものの、なかなか入れない(笑)

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写真には写っていないですが、左手のほうに、キングスライムやゴーレムの等身大モニュメントみたいなのが置いてありました。だけど、人だかりすぎて、キングスライムの頭の王冠とか、ゴーレムの顔くらいしか見えないという…(笑)

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中に入ると、チケットのレベルごとに、階層が決まっている様子。レベルとかいうと、なんともドラクエチックな感じだけど、もともとまさいたまスーパーアリーナの表示ですよね(笑) わたしらは安いチケットなので、アリーナ席ではなく、かなり上のほうまで上がることになりました。

途中で、オフィシャルガイドブックが売っていたので、記念にこれだけは買うことに。2800ゴールドと高価でしたが、けっこう分厚くずっしりしていて、中身も写真やイラストが豪華だったので、それだけの価値はあるかなーと。こういうのは思い出なので、そこまでケチっても仕方ないですし。

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そうして、ドーム内のかなーり上のほうの席に到達。中に入ってみると、ものすごく広い! 上のほうの座席だから、会場下のアリーナ席の人たちは豆粒みたいです。

残念ながら、会場内は、休憩時間も含めて、写真撮影が一切禁止とのことで、係員のかたが、注意してまわっていました。

会場内は暗めの照明になっていて、シンプルなドラクエの音楽がいろいろ流れていました。座席には、何やらよくわからない白くて丸いアイテムが。下の写真は帰りに返却するまでの間に撮ったものです。

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とりあえずよくわからないけれど、白くて丸い大福餅みたいな形をしていて、リストバンドがついていて、腕にはめれるようになっていました。何かの演出用のアイテムっぽいね、と話し合う。

そうしていると、開催時間になって、トルネコ役の人がまずは公演の注意点などを話しはじめました。すぐ終わるのかと思いきや、これが意外と長い。どうでもいいようなことをツラツラとしゃべって、盛り上がってもいないのに、盛り上げる練習をさせられたりして非常に興ざめ…。

相方と二人で思い出したのは、USJに行ったときのウォーターワールドのショー。あれも、やたらと長い前座があって、強制的に盛り上げる練習をさせられるのが退屈でつまらなかったです。

なんで始まってもいないのに、盛り上がったらみんなで一斉にこうしてくださいね、とかいう練習をさせられるのか。みんなでウェーブをつないで、芸人の人がアリーナ一周するのとどちらが速いか競うとか、「我らの力も!」とかいう場面が来たら叫ぶようにとか意味不明の茶番。

そんなのはいざ公演が始まってから、みんなが思い思いにやればいいことだし、行動を指定したいなら、公演内の演出でうまく誘導したらいいじゃない。

最初っからこんなのじゃ先が思いやられる…まさかずっとこんな調子じゃないよね? コンサートじゃなくてライブという時点で、どうかなーと思ってたけど、まさか地雷だった??

…なんてことを思っていると、一人ひとりに名前があるのは、名前をつけてくれた人に感謝ですね! とか子どもたち相手に茶番をやってたトルネコの語り口が、自然になんだかおごそかになっていき、それに合わせて、照明が暗くなり、物々しい音楽が流れ始め…。

第一幕

「いつの間にか変なところに迷い込んだ」という意味深なナレーションとともに、会場内が真っ暗になったかと思うと、青い光で包まれ、本当に別世界に来たかのように。さっきまで茶番だと相方に愚痴ってたわたしも、巧みな演出に、すっかり引き込まれました。この導入部の自然な流れは本当にしてやられた!と思いましたね。茶番のばからしさも含めて、対比を印象づける演出だったのかなーと。

そして天井から十字型のノレンみたいな巨大スクリーンがドーム中央の舞台の上に降りてきた。十字型で裏表だから、どの角度から見てもちゃんと見えるんですね。

ドラクエのオープニング映像みたいに、迫力ある雲がなびいて、雲間に竜が飛んで行く。

そして、そんな闇の世界に光をもたらす勇気ある者、その名は勇者! みたいなナレーション(うろおぼえ)とともに、舞台にスポットライトが当たり、歴代1-10の勇者たちが紹介される。一人ひとりの紹介文が「竜の王に立ち向かった者」「仲間を導き戦った者」とかで、なにこのカッコいい演出!

5の主人公とか厳密には勇者じゃないと思うんですが細かいことは気にしない(笑) あっ、だから、勇者を「勇気ある者」と言い換えてたのかな。

バラモス 対 勇者オルテガ

そして場面はものものしい戦いのシーンへと。中央の舞台の上で相対するのは、見慣れない格好の勇者とバラモス! …の人形(笑) いや、人形とか言っても、演出のおかげで、迫力あってカッコいいんですよ! …冷めた目で見なければ…(笑)

バラモスの攻撃をかわして、ワイヤーで吊られて、バギクロスを仕掛ける勇者。舞台の上に吊られたノレン状のスクリーンとかぶるので、スクリーンにド派手なバギクロスの演出が映しだされます。役者と人形と、そしてスクリーンのド派手な映像との一体感がすごくて、ドラクエの迫力をうまく魅せていました。

しかし奮闘むなしく火口に落ちてしまう勇者。そう、彼は勇者オルテガ、ドラクエ3の主人公の父親だったのです。

オルテガは、「息子よ我が遺志を継げー!」と叫びながら火口の中へと消えていくのでした…。 

「なまえを入れてください」

このオルテガの叫びから場面は一転、過去のシーンになって、舞台には、オルテガと子供時代の主人公が。そこでオルテガは、主人公に名前をたくします。

ここでついに流れだす序曲! いよいよ物語の始まりです!

そして中央スクリーンに映しだされるあの、「名前を入れてください」の画面! 今回のオルテガの息子である勇者には、もちろん公式の名前はなし。観客一人一人が、自分の名前を入れてください、ということなのだろう。ドラクエを遊んできた世代の気持ちをよくわかっている粋な演出。

ドラクエが他のゲームとは一線を画しているのって、やっぱり主人公が(ちいさなメダルが当たってイテッとか言うのを除いて)ほぼまったく喋らず、個性が出ないように徹底されているので、プレイヤーが主人公に自分を重ねあわせることができる、というところだと思います。だからこそ、ドラクエはロールプレイングゲーム、つまり役割を楽しみ、別の人生を体験するゲームの王道であり続けるのでしょう。

勇ましい序曲に合わせて舞台では街の人たち?がダンス。そしてスクリーンに映されるのは城の風景。そう、ここはアリアハン城。

アリアハン王の前に出た勇者は、志半ばに消息を絶った勇者オルテガの遺志を継いで魔王バラモスを倒すよう命じられ、いざ旅立ちます。没入感のある、そしてドラクエファンのハートをくすぐる、わくわくするような始まりですね。

集う仲間たち

そして流れ始めるのは、ドラクエ3のマップ音楽「冒険の旅」。定番でありながら、これほど勇ましく盛り上がる曲もなかなかありません。

バトルが始まって、モンスター相手に孤軍奮闘する勇者。

そこへ現れたのは、アリーナ姫! 正拳突きとばくれつけんでモンスターたちを一掃!

さらに襲ってくるシルバーデビルの群れ!そこへテリーが助太刀に現れ、はやぶさ斬りでなぎ倒す!

さらに襲い来るミイラ男を背後からかぶと割りでやっつける盗賊ヤンガス!

さらにさらに一発ギャグをかましながら戦場をかきまわす遊び人パノン。みんなを楽しませるのが仕事だとか。

そして最後は、勇者の魔法ライデインでとどめ! モンスターたちを退けて、レベルアップ音が鳴り響きます。

一転して平和な雰囲気になり、3の「街」のBGM。勇者たちは6つのオーブを集めるために世界を旅しているのだと説明されます。仲間一人ひとりが紹介され、なんでも旅立ちのときにルイーダの酒場で出会ったのだとか。元の世界で名前を叫んだら、この世界に召喚されたそうです。今回の話は「名前」がキーワードみたいですね。

元の世界の帰る方法を探すアリーナや、強いやつと戦えればどこでもいいとかいうテリー。すっかり主人公を兄貴と慕っていて、8主人公のことはいいんかい!とツッコみたくなるヤンガス、そして「このスイカ うすいか安いか」なんてギャグをひたすら飛ばしているパノンと、個性派揃いではあるものの、みんな勇者を慕って団結しているようです。

スライムとの戦い

そうしているうちに舞台セットの橋の下からスライムの着ぐるみが(笑) みんな話そっちのけでスライムに注目して会場が盛り上がる。

すると、最初のバトルとやらの回想シーンに。スライムやらホイミスライムやらがわらわら出てきて、最初はファミコン風音源の3の「戦闘のテーマ」が流れだす。

ある程度倒すと、今度はオーケストラになって、スクリーンにSFC版3のようなにバトルの背景と、スライムたちの映像が。これはなかなか燃えるシチュエーション! そして倒しても倒しても集まってくるスライム! スライムたちが合体してキングスライムに! BGMもドラムが入ってきて盛り上がる!

中央舞台の真ん中から、キングスライムの人形がせり上がってきて、パノンに乗っかったりして、そのすきにみんなで倒して勝利。最初のバトルからキングスライムだったのか! ってな感じですが、まあ歴戦の勇士たちだからお茶の子さいさいだろう(笑)

ジパング・イシスの回想

続いては、5つのオーブを集めた思い出の回想。って、もう5つのオーブ集めちゃったのか!!という拍子抜け感(^_^;)

ジパングとかイシスも冒険したよねーという回想モードで、東洋とか中東っぽい舞台演出になって、 あの例の民族調の雰囲気てんこもりの曲に合わせて、それらしい衣装をまとった人たちずポールダンスを披露。曲名は「ジパング」「ピラミッド」だったかな?

ここだけ見たら、音楽に衣装に舞台のライトアップなどの演出も、怪しげな東洋の曲芸団のステージみたい(笑) なかなかの見事なものでした。

サマンオサ王の正体を暴け!

そして回想が終わると、いよいよ、6つ目のオーブを探す旅、ということで、現実に戻ってきて、サマンオサ城へ。サマンオサ城といえばあれだなー、とすぐ思い浮かぶんですが、なぜかBGMは、7の「哀しみの日々」だったかな? あの悲しげで荒廃した雰囲気漂う街の曲ですね。

まあ元のサマンオサの曲よりもよっぼど場面に合っているのでナイスチョイス。7大好きなわたしは、つい興奮して相方に、7来たよ7の曲!!とか言い出して、公演中だから黙れみたいな目でたしなめられました(^_^;)

街の人たちは「サマンオサをお救いください」とか、なんか王様が突然豹変して、国がぼろぼろになってるみたい。まあ、あれですよねー(笑)

曲が7の謎の神殿の曲の「時の眠る園」になって、みんなが四方にわかれて情報集めを始める。7づくしで嬉しい限り。 

情報集めに行ったアリーナが、「ブライ、ブライじゃないの!? こんなところで会えるなんて! 懐かしいわ!」とか言い出したけど、実は、髪型似ているだけのただの街のおじいさんだったところは爆笑でした。それとか、キラーピアスつけてる街の人見かけて手合わせ願いたいとかも言ってたな。街の人はピアス振り回して会心の一撃連発したりしませんから!!

そんな中、モンスターが王様に化けているのでは?という情報が。ですよねー。

というわけでは今度は、モンスターが人間に化ける方法を街の人に情報収集…と思いきや、なんとアリーナ席にいる、一般観客に対して情報収集するという参加型イベント。おおーさすが値段が高い席は違うなー、とはるか上の階上席から眺めてました(笑)

さすがによく訓練された観客というか、手を挙げて当たった人は、「へんげの杖」だと答えてました。モシャスと言うかと思ったら、さすがそこは押さえてるな。3や4やった人は、たとえば4は変化の杖でモンスターに化けてピサロの会議に出たりするイベントもあったから印象深いですよね。

それから、じゃあどうやって見破るか、ということをまた観客に聞いて、今度は「ラーの鏡」と。シリーズ定番ですよね! わたしとしては、サマンオサのときもそうだったけど、5のニセたいこうの正体あばくときの印象が思い出深いかなー。

それでラーのかがみを探しに行くことになるか、果たしてどこにあるのか。パノンがなにやらしゃしゃり出てきて、「おや、ここにどうのくつ」が、とか言い出す。どうくつかよ!! さらに、「みんなみてる…みんなみ」とかセンスもへったくれもないオヤジギャグ?的なヒントを言い出して、観客がみなみのどうくつだと一斉に答えてました。なんかアリーナ席楽しそうだな(笑) …上のほうから眺めてるだけのわたしらは取り残されてますが(^_^;)

そんなわけで洞窟にGo。場面切り替わるときには、例の、ダッダッダ、という階段の音が入るという芸の細かさ。こんな効果音あるだけで、一気にドラクエっぼくなりますよね。SEは偉大だなぁー。

洞窟内では、BGMは3の「ダンジョン」に。おどろおどろしい底知れぬ迷宮感が出てる。

たいまつを掲げながら、ヤンガスがとうぞくのはなでお宝を探しながら歩く。パノンが宝箱を見つけるも、「これまで全部ミミックだっただろ! 寄り道せず勇者の通った後だけ行くんだ!」 とかテリーに怒られてたり(笑) 全部宝箱ミミックのダンジョンとかひどすぎだろ…(笑) 

にしても、あのツンデレというか、クールでニヒルなテリーさんが、勇者のことだけは全面的に認めてる描写がいいなーと感じたり。あのテリーさんに認められるとか、勇者がほんとに実力者なんだなーと感じますもの。

そんなテリーに怒られたにもかかわらず、隊列を乱して はぐれるパノンさん。洞窟の奥にだれかいるのを見つけて話しかけますが…

「へんじがない ただのしかばねのようだ」

ぎゃー!!! 冒険者の死体だー!! いつの間にか敵に囲まれていた御一行。おばけキノコの甘い息でヤンガスが眠らされてしまう!! そしてマドハンドたちに囲まれてしまい大慌て。これは眠らされてる上にマドハンド無限増殖して全滅ルートだわ…と思ったら、パノンがマドハンド相手にじゃんけんを始めて、うまく同士討ち?みたいにさせて難局を切り抜けます。遊び人も役立つ時があるんだなー…ゲームではこんなうまく行きませんけどね!(笑)

なんとか敵を退けて、洞窟の奥にたどり着くと、8の「神秘なる塔」のBGMに変わって、おごそかな雰囲気に。ラーのかがみが空中に浮いていて取れませんが、「ラーの鏡は信じる者の手に」とかいうヒントがあって、勇者が見えない階段を登っていって無事入手。あれかな、5のラーのかがみがあった神の塔のイベントと引っ掛けて、「神秘なる塔」のBGMなのか。神の塔でも、最後に見えない足場を歩くイベントありましたもんね。細かく考えられてるなー。

そしてリレミトによって一瞬にして脱出。街に戻ると、8の街の曲「穏やかな街並み」。さっそくラーのかがみを試してみよう!ということで茶番…じゃなかった、観客参加型イベントがまたしても。

ラーのかがみで観客を映すと、なんと舞台のでっかいスクリーンに顔がアップで映し出される。これは恥ずかしい(笑)

どういう流れだったか忘れたけど、ホイミよりもすてきな呪文がありますよ、それは「いつもありがとう」です、みたいなことをパノン?アリーナ?だったかが言ってて、なるほど名言だなーとか思ったり。

スーパーハイテンションの人を探して映してみると、なんと人間じゃなくキメラの姿がスクリーンに映し出されるというご愛嬌も。そのあとのフォローが、「心にモンスターを飼っているんですね、でも、いつか モンスターのモンがいつか取れてスターになれますよ」みたいな感じで、パノン今回オヤジギャグ冴えてるじゃん!と珍しく感動しました(笑)

さて、茶番…じゃなかった、アリーナ席限定ふれあい広場が終わると、また怪しげなムードになって、いよいよサマンオサ城へ。というか、まだ荒廃したまのまのサマンオサ城下町であんだけ明るく楽しくやれるんなら、別に王様倒さなくていいじゃん(笑)

BGMは確か9のボス曲の「負けるものか」だったか? ちょっと記憶があいまいですが、ラーのかがみを王様に当てると、巨大なボストロールに!! 正体があらわになると、音楽がさらに変化して、6のボスの曲の「魔物出現」に。相変わらず、曲のタイトルと場面をうまく合わせているのがすごい(笑)

でもボストロールはしょせん小物というか、タイミングあわせてテリーの真空斬りなどで撃破されました。だけどパノンが変化の杖でスライムにされてしまって、カジノの「スライムレース」の曲で、負けたときの情けない音楽で終わるというオチ(笑)

そのあと、無事サマンオサを魔物の手から解放できたということで、7のエンディング曲「凱旋、そしてエピローグ」だったかが流れました。最初サマンオサに来たとき7の「哀しみを胸に」だったから、7のエンディングで締めということかな。確かにモンスターに支配された哀しみの街って、いかにも7のエピソードの一つのありそうだから、雰囲気合ってましたね。

闘技場に集うゲストキャラたち

そこでスライムレースの流れかはわかりませんが、5の「カジノ都市」の曲に変わって、一転して闘技場の場面に。

カジノということで、ミネアとマーニャがゲスト出演して、「ジプシー・ダンス」の曲がかかって、さっきのジパングとイシスみたいなリボンダンスの大道芸。

そこになぜかいたクリフト。「いや~探しましたよ、姫様」ってお前はサマルトリアの王子か!!(笑)

そのままノリでアリーナとクリフトがモンスター闘技場に参加することに。赤と青に分かれてチームバトルということで、実況パノン、解説テリーでお送りしますとのこと。なんだこの流れは(笑)

最初のバトルはアリーナ、クリフトチーム対、バーサーカーの群れ。曲は4のバトル曲の通常バトル「戦闘―生か死か―」。会心の一撃を連発する相変わらずなおてんば姫と、ザラキを連発しまくって、「しかし効かなかった」を繰り返すダメAIのクリフトさん(笑) スクリーンにも効かなかったのメッセージが映し出される懲りよう。完全に公式にネタにされてるやん。ダメ神官は役に立たないので、アリーナがばくれつけんで蹴散らして勝利。いまさらだけど、最近のアリーナは特技も使うんだな―(笑)

そしてお次は、またまたゲスト出演の、ピアンカ vs フローラの花嫁バトル。いつか決着をつけたいと思っていたの、とただならぬ雰囲気…怖い(^_^;) 曲は5の通常バトル「戦火を交えて」。

やばすぎる気迫でイオナズンとメラゾーマをぶつけ合うお二人。スクリーンにものすごく派手な魔法のエフェクトが飛び散って、紛れもなく今日これまでで一番のド迫力の戦い(笑) あー、この二人メインだったから、ここの闘技場は5のカジノの曲だったんですかね(笑)

そんな凄まじい解説を、いつもの軽妙なノリで解説するパノンですが、「けなげな幼馴染みのー」とか言ってビアンカ支持っぽい発言をしてしまったがためにフローラから睨まれ、それを言い訳してフローラ支持っぽいことを言っちゃってビアンカに「うるさいわねー」と言われ、二人から特大魔法をくらってKO!

いつの間にか共闘してパノンをやっつけちゃった花嫁二人は、燃えカスパノンを尻目に、勝負おあずけ、とのことで、「お茶でもしていかない?」とやたら仲睦まじくステージから去っていきましたとさ。なんだかんだいってライバルだけど仲良しっていう終わり方がグッドですね! パノンが噛ませ犬というか踏み台になりましたが(^_^;)

そのあとの第三戦は、ヤンガスとテリーが組んで、悪魔神官と死霊の騎士との対決。8のバトル曲の「雄叫びあげて」だったかな? でも勝負がつかないうちに、なんとなんとトルネコ乱入!! トルネコが「一時間ぶりですなー」とか言って、もうそんなに経ったのかと思い出す。

ヤンガスがトルネコに「おっさんいつの間に!」 ここで来たか(笑) トロデじゃなくてトルネコに使うとはなるほどなるほど(笑) サマルトリアの王子化したクリフトといい、ファンが喜ぶ名言をうまく違和感なく盛り込んでくるわ―。

そして闘技場のバトルなんてどこいった、みたいな風情で、いきなりステテコダンスを踊り出すトルネコ。

ちょっと、ちょっと、ダンスがキレッキレで華麗すぎるんですけど!! 公演はじまる前の前座で練習させられたステテコダンスの振り付けで皆さんもご一緒に!!とのことで、会場みんなで座りながらではあるけど、ステテコパンツをはためかせるようにして踊りだす。練習のときは恥ずかしくてこんなんやってられっか、という感じだったけど、なんとここでは曲があのトルネコのテーマソングの「武器屋トルネコ」で、しかも不思議のダンジョンばりにアレンジされまくってノリノリなんですよね。

何しろステージ上は異様なほどキレッキレのトルネコがテリーやヤンガスもみんな含めて踊りまくってるわけですし、もう会場一体になってノリノリで楽しみました。これはうまいわー。演出次第でこうも恥ずかしくなくなるのか(笑) 間違いなく今日ここまでで一番楽しくて盛り上がった。

そして最後はなんと、トルネコひとりだけになって、これからはわたしのソロステージだとか言い出して、観客は手拍子に変わって、ストリートダンスも真っ青のダンスパフォーマンスを披露。あのトルネコがですよ!? あの太っちょのトルネコが超キレッキレでカッコイイとさえ思えるほどのノリでダンスして、これならソロでも納得だわ、と言わざるを得ない会心の出来でした。この一日ぜんぶ思い返しても、前半のハイライトでしたね。

超盛り上がったところで、クリフトとはお別れ。アリーナが「ライアンによろしくね」とか言って、あっ、ブライもそうだったけど、ライアンの出番これだけか、と察しました(笑) 名前が出るだけマシとも言えるけど(笑)。そして、ノリノリでトルネコと踊ってたテリーは、実は不思議な力で踊らされていたと告白したり(笑) キャラのイメージ壊さないようにしてるのね(笑) 

そして…すっかり忘れてましたが、ここで3の「王宮のロンド」が流れて、本物のサマンオサ王と謁見。サマンオサの話まだ続いてたのかよ! というかそういや最後のオーブを探すために来たんだっけ、ということで、サマンオサ王から、「そなたらならあるいは…」と最後のシルバーオーブが眠るのは幽霊船だという情報ゲット。

ゆうれい船のシルバーオーブ

そんなわけで、幽霊船へと向かう一行…と思いきや、なんでも一番勇気のある者が独りだけで行かなきゃいけないのだとか。なんでここで地球のへそイベント?? でもまあオーブが眠っているわけだし変でもないか。

だれが行くのか、とかいう議論はまったくなくて、もちろん勇者ということに。「仕方ない、頼んだぞ」とあっさり勇者に任せるテリーのキャラがやっぱりいいな(笑) 世界一の剣士を目指しているテリーが自分も行きたいけど、勇者が適任だと認めるってだけで勇者がすごくカッコよく見えてくる。

舞台は薄暗く青くなって、スクリーンには煌々と輝く満月が。

BGMは最初は3の「幽霊船」だったけど、ところどころのあの印象的なモチーフは…そうか、6のダンジョン曲「暗闇に響く足音」かな? アレンジがすごくて、一瞬何の曲かわからない。しかも途中からアップテンポになって、同じようなメロディを使った6の塔のBGM「迷いの塔」に変わっていく。重厚な低音と、ドラムがじゃんじゃん鳴り響いてアレンジかっこよすぎ!!

そしてさらに6のバトル曲の「勇気ある戦い」。そして勇者に群がる白いオバケみたいな敵たち。…なんだこれ?? 2ゆうれいか?? それにしては白いし、1のまほうつかいか? 、ドラクエにこんな敵いたっけかな…(^_^;) なんだろう?  買ったガイドブックの紹介見てもらしき敵いないし…?? うーん…

まあ、そんな感じで、勇者が無事に幽霊船を踏破してシルバーオーブ入手。すると…。

目覚めよ不死鳥ラーミア

曲がドラクエ3の「ほこら」になって落ち着いた雰囲気に。勇者といつの間にか集まった仲間たちの前に、神の使いとしての竜の女王が登場! ああ、あの光の玉をくれて息絶える人か…。というか3では空飛ばないと行けないところの人だったはずだけど、順番が逆に…(笑) 

そして、6つのオーブに願いを込めると、ラーミアの曲「おおぞらをとぶ」が流れ出して、双子の巫女が現れ、「今こそ目覚める時 目覚めよ不死鳥ラーミア」と!! ここにきラーミアなのは盛り上がるなー!!

だが…舞台の上に飛んできたラーミア、ハリボテだし!!  しかも思いっきりワイヤーで吊られてるし!!

ちょっとゲンナリするけれど、そこは演出と勢いで乗り切る感じ(笑)

ラーミアに乗って、険しい山を超え、いざバラモスの城へ!! スクリーン一面が夕焼けになって、「おおぞらをとぶ」がなおいっそうの盛り上がり。 本当の戦いはここからだ!!

…といいところで、前半の第一部終了。20分休憩とのこと。

いやー、なかなかのボリュームと迫力だった。ついのめり込んでしまいました。ドラクエをあんまり知らない相方も、かなり楽しめていたみたい。ゲーム知ってるとわかるネタは随所に散りばめられているけど、何も知らなくてもミュージカルとして十分楽しめるから、家族連れでも満足なできだろうなーと感じました。

相方が、「色んなキャラ出てきて、よくわからないけど賑やかだったね」と。確かにキャラはファンサービス意識しすぎて、ゲスト参戦のがカジノ編で色々出てきたから、知らない人はちょっと混乱しそう。

あと、「勇者が全然しゃべってなくてキャラがよくわからない」と言うので、「いや、あれは原作再現というか、ゲームでは主人公イコール自分だから、わざとしゃべらないようになって没個性にしてあるんだよー、だれでも感情移入できるように」と説明しておきました。

まあ、ゲームだと違和感ないんだけど、ミュージカルだと、確かになんでしゃべらんの?って感じはあるよね。無口だけど実力はすごい背中で語るリーダーみたいな性格に見えてしまう(笑) リメイク版3の主人公の性格でいえば…「がんこもの」あたりか? (^_^;)

「そういえばこの腕輪使わんかったね」と言われて思い出したけど、このリストバンドは第二幕で使うんかね。

とりあえず休憩時間は、BGMがいかにうまく各作品から引っ張ってこられていたかを熱く相方に解説しときました。本当は公演中にもボソボソつぶやいてたんだけど、黙れって小突かれたもので(笑) 特にサマンオサ編での7のBGMラッシュはよかったなー。

第二幕

休憩時間が終わって第二幕。最初に腕輪を装備してくださいというアナウンスが。やっぱりそろそろ使うのね。というか、この流れだと腕輪の効果はアレしか考えられない(笑) あと「装備」っていう表現が定番だけどいいなーと。

バラモス城の決戦

第二幕は、前半のダイジェストからスタート。3のマップBGM「冒険の旅」で前半のあらすじが回想されて、いよいよラーミアでバラモスの玉座へ…というところから。

ここでのBGMはもちろん「戦いのとき」。リメイク版3で追加されたパラモス戦の曲ですね。

何者かの巨大な影が映し出されて、あのいよいよ決戦が始まるというような特徴的な前奏がじっくり流れてカッコいい!!

リメイク前のオリジナル版では確かこの曲なくてバラモスが通常戦闘曲だったんでしたっけ(^_^;) あとこの前奏もスーファミのリメイクのときはなかったんだっけ。いろいろ時代とともに洗練されてきた曲ですね。長い前奏が刻一刻と雰囲気を盛り立てていきます。

そしてついに姿を現すバラモス!! その瞬間、前奏がメロディに切り替わる!! いやー手に汗握る演出!! そして、お前たちのはらわたを食い尽くしてやる!!と豪語するバラモス! いざ決戦のとき!

バラモスは…最初にオルテガと戦ってたときと同じで、ハリボテ…もとい人形で、ラーミアと同じく吊られてますが、そこは演出とエフェクトのカッコよさで押し切る!(笑) バラモスのイオナズン、そしてメラゾーマ! すさまじいエフェクトが…! って、これさっきビアンカとフローラが使ってたのと同じやん(笑) 二番煎じなのでどうにもインパクトが…やっぱりバラモスはバラモスでしかなかったか…(^_^;)

アリーナのばくれつけん、テリーのジゴスパーク、ヤンガスの蒼天魔斬、そしてみんなの力を勇者に集めてミナデイン!という各最強技のフルボッコを受けて、あっけなく撃破されてしまうバラモス様…(^_^;)

「わしはあきらめぬぞ」という捨て台詞とともに城が崩れ出し、「暗黒の地下世界へつきおとしてやる」と勇者たちを道連れに!

そのとき…

「バラモスよ あとは我にまかせよ」と何者かの声が!

来たか…ついに…!

「もう一つの世界アレフガルドへ!」

その言葉とともに、大魔王ゾーマが姿を現す!! 曲は4のラスボス戦「悪の化身」かな? 最後の強敵が正体を表すにふさわしい曲だなー!!

もう一つの世界アレフガルドへ

次の瞬間、勇者たちがいたのは、闇に支配されたもう一つの世界。

曲はもちろん、1のマップBGM「広野を行く」。それか3でアレンジされた「アレフガルドにて」でもあるかな。原点にして頂点というか、正真正銘のアレフガルドの曲ですね。ただのオーケストラではなくて「あーあーあー」というコーラスで構成されてるのがまた哀愁を誘うなー。寂寥感あるBGNで闇に支配された哀しみの世界にふさわしい。

確かこの曲って、すぎやま先生が、初代ドラクエのBGMを作ったとき、最初はこんな曲合わないと言われたけど、ゲーム画面に合わせてみたらビッタリだったとかいう逸話があったような覚えが。

そして、アレフガルドの住人たちと話す勇者たち。人々は絶望のあまり「無駄だ」「ゾーマには勝てない」と口々に話す。ヤンガスが「希望を取り戻すでがす」とか言ってるけど人々の心には通じない。というか、ヤンガスがアレフガルドにいるとか夢の共演にふさわしいすごい場面ですよね(笑)

そんな中、ゾーマの城に渡るにはたいようのいし、あまぐものつえ、せいなるまもりの三つが必要だという話を聞き出す。ドラクエ1と3の重要アイテムですね。今思うと、なんてロマンチックで素敵なネーミングセンスなんだろうと思う。この言葉のセンスが、ドラクエのファンタジー王道の座を確かにした要素の一つなんだろう。

3つのアイテムを集めるために四方に散る勇者一行。7のバトル曲の「血路を開け」で、シルバーデビルや ガーゴイルと戦う。いよいよ下の世界ともなるとモンスターも強敵だ…。あっ、どろにんぎょうも出てきたのでそうでもないか(笑)

けっこう、あっけなく3つのアイテムが手に入り、6の「精霊の冠」のBGMに合わせて精霊ルビスが登場。ほんと相変わらずうまく曲名とリンクさせてくる。いや、まあ「精霊の冠」は6にも出演してて、実は最初から最後まで陰ながら主人公らを見守っていたルビスのテーマソングともいえるから、リンクさせてるというより順当な曲選びなのかな。

「精霊の冠」がコーラスになって、ここで、3つのアイテムを合わせて「虹のしずく」が誕生!

そしてルビスの、「虹のしずくをかかげて一緒に願って!」という声とともに、装備してた腕輪が七色に輝き始める!! おおっ、ここで使うのか! てっきりゾーマ戦のあれかと思ってたのに! しかも七色に光るとはびっくり。てっきり一色だけかと思ってました。座っている場所ごとにまとめて色を指定できるみたいで、ドーム内が虹色の波のように色が変わっていってとても美しい…。たまに色がずれてて周りと違う色になってる人が混ざってましたが(笑)

そしてゾーマ城への橋がかかり、8のエンディング曲「空と海と大地」。雰囲気に合ってるなー。精霊ルビスの加護を受けながら、いざ絶望的なゾーマとの戦いに赴く切なさと勇ましさのこもった曲になってて、原作よりも臨場感が出てました。

勇者オルテガvsキングヒドラ

そして場面は、ゾーマ城の中の様子に。

スクリーンに映し出された巨大なキングヒドラと懸命に戦う独りの男。

駆けつけた勇者たちは、その戦いを見て、「あの構えは…!」と驚く。

「帰りを待つ妻や息子のために!」と意気込んで、恐ろしい敵に果敢に挑むその男。そして唱える呪文は「ライデイン」!

勇者たち一行は気づく。「あれは勇者にしか使えない呪文 ライデイン!」

それは勇者の父、かつてバラモスに戦いを挑んだが火口に落とされ行方がわからなくなっていた勇者オルテガだったのだ!! 息絶え絶えでキングヒドラを倒すも力つきるオルテガに駆け寄る勇者。

「誰かそこにいるのか…もう何も見えない…。もしアリアハンに行く事があったなら、どうか息子に伝えてほしい…父がこう言っていたと。平和な世にできなかった父を許してくれ…」

そう言って事切れる偉大な勇者オルテガ…。父の亡骸を抱きしめて悲しみにくれる勇者…。BGMは3の「回想」に5の「哀愁物語」が入ってる? 父を亡くす悲しみに場面にこれほどぴったりな曲はない…。

最後の戦い! 大魔王ゾーマ!

しかし悲しみにくれる間もなく、5の黒幕であるラスボス ミルドラースの曲「大魔王」が流れ出す。姿を現したのは、ミルドラースどころかもっと強大なあの大魔王、そう、大魔王ゾーマ!!

悲しみに包まれる勇者を励まし「さあ、父親の剣で戦え!」と叫ぶテリー! 

勇者はオルテガの剣を手に取り、大魔王ゾーマと相対する!! ここでついにゾーマの曲「勇者の挑戦」に!!  ドラクエ史上最も勇ましいラスボス曲といえる「勇者の挑戦」には最高に盛り上がります!!

ゾーマの曲は、いてつくはどう、そしてマヒャドを繰り出してくる!! バラモスのイオナズン、メラゾーマと違って、マヒャドは今回はここが初出だから、いかにも氷の大魔王の必殺魔法という演出がされていてものすごくカッコいい!! マヒャド大好きなんですよマヒャド。

そして、さっきバラモスを倒した最強技を繰り出す勇者たちだが、どの技も効かない…。

そのとき、ゾーマの闇の衣を剥ぐために、「光の玉をかかげるのです!」という声が!! 精霊ルビス? いや、ガイドブック見る感じでは竜の女王なのかな?

みんなの腕輪が白く光りだし、全員で一斉に光の玉を掲げる!! 虹のしずくのときとはまた違う白一色で美しい! さらに赤く光って、闇の衣が消えていく! これでついにゾーマを打ち崩せる!

しかし…。

それでもまったく歯が立たない勇者たち…ええー? (^_^;) そして仲間がひとりまたひとりと倒れ、ついに勇者ひとりだけになってしまう…。

「いま目の前で起こっていることが信じられないか? 一人では何もできまい…」と嘲るゾーマ。

勇者は父オルテガの剣を地面に落としてうなだれる…。

「絶望したか…。おまえも闇の一部となれ。我は闇を吸収して力を手に入れた。闇に飲まれ我とともに…」といった言葉とともに、勇者に引導をわたそうとする大魔王ゾーマ。ここまでなのか…。

そのとき。

どこからか「どうか名前を思い出してください。あなたに思いをたくしたすべての人々のことを」という声が。

そして、「息子よ! 自分の名前を忘れるな!」というオルテガの言葉が脳裏に響く! ここで流れる曲は…これは…リメイク版ドラクエ3の「まどろみの中で」か!! 最初に主人公である勇者の名前を決めて、性格が決まっていくときのあの曲! ここでそれをもってくるのかー!

ここで、勇者が始めて声を出して、「俺の名前は…」とつぶやく。

勇者の「俺の名前はー!!」の叫びに呼応して、スクリーンに映し出されるさまざまな名前のうず! ここで、勇者に、自分の名前を重ね合わせろ!ってことなのね! 最初にトルネコが名前がどうのこうの言ってたけど、ここにつながってくるとは! 

そしてその声に答えるがごとく、舞台の周囲に、突如、最初に登場した歴代の残り9人の勇者が姿を現す!! 

歴代勇者の「我らの力も!」の言葉を受けて、再度腕輪の光の玉が輝き出すので、会場一体となってかかげる!

「勇気という剣を持ち、闇に立ち向かう者、人はそれを勇者という!」との口上と共に、ゾーマに再び立ち向かう勇者! 何か饒舌に喋りだした!(笑)

そしてギガデイン、ギガスラッシュの怒涛の演出とともに超強力技の嵐。勇者が覚醒したー! 最後はギガブレイクでとどめ!! ついにゾーマを倒したのだった!!

激しいBGMが一転、3のエンディング曲「そして伝説へ」に変わる。 

…うん、すごい迫力だった…。だけど最後は…うーん、最近ギガブレイクとかの新しい技が増えてるのは知ってるけど、そこはミナデインで押さえてほしかったな。勇者にさらに上位の専用技を追加する前に、パーティー全員の合体技のミナデインを強化してくれたほうが雰囲気出るのに…。

結局仲間は倒れて、勇者一人で勝っちゃった感が…(^_^;) 最近のドラクエやってなくて、3の思い出メインの人はギガブレイクなんて出てもポカーンとするだけだろうしなー。

それと、最後のあたりは流れ的に、大声で自分の名前叫ばされるのかと思った(笑) まあさすがにそれは恥ずかしすぎるか。

この道わが旅

最後に再び語り部役のトルネコ登場。なんでこんな大役にトルネコが抜擢されてるんだ(笑) 

登場人物が全員紹介され、最後に勇者オルテガと主人公が。そうかー、これは父と子の物語だったんだな。本筋はドラクエ3だけど、父と子をテーマにしたドラクエ5色の濃い物語構成だった。

「くじけることのない勇気の道、明日へとつづくはるかなる旅路へ。そして会場につどいし勇者の皆さん、道を見失ったときには、あなたの大切な名前を掲げてください。そうすればいつも会えるでしょう。我々のはてしない冒険はつながっているのですから」という言葉で終幕。(※うろ覚え)

トルネコかっこいいなー。いったい誰なんだよ、中の人が違うんじゃないの?と思いつつも、演出と雰囲気の圧倒的な盛り上がりで、感動してうるうるしてしまいました(笑) 言葉で書くと薄っぺらいけど、音楽と映像であれほど絶妙に盛り上げられると、否が応でも感動させられてしまうわ…。

そうして余韻にひたろうと思ったら…

なんかトルネコが「これからを担う次世代の勇者たちです!」とか紹介して、地元のダンサーの学生たち?が舞台に出てきて、楽しい音楽で手拍子とともに踊りだす。

ええー? いや、学生さんたちにとやかく言うつもりはないけど、いきなりドラクエとは何の関係もないダンスの服装で出てこられて、ドラクエとは何の関係もないBGMで踊られても…感動ぶち壊しというか…。 ちょっとこれは…(^_^;) 最後の最後に興ざめ感。せっかくファンタジーの世界に浸ってたのに、無理やり現実に引き戻された感がハンパない。

うーん…公演開始前の前座も茶番だったけど、公演後も茶番に付き合わされるとは…なんかなー、このあたりの構成がちぐはぐすぎて。ミュージカル部分構成した脚本家と、公演全体の流れを構成した脚本家が違うんじゃないだろうか。公演前の前座で練習させられたウェーブの呪文?とかもまたく出てこなかったし、なんか乖離してるなー?? 正直ミュージカル部分だけのほうがよかったと思う。茶番のせいで、トルネコのキャラが若干崩壊してるし。

学生さんにドラクエ風の衣装着せてあげて、ドラクエのBGMに合わせて踊るようにしてあげるだけで全然違っただろうに、もったいない。

…とかなんとかぶつくさ思ってたら、ダンスに続いて、高校のマーチバンド部の赤い服の学生さんたちが出てきて、おやっと思ったら、ここで「序曲」を演奏てくれた! メドレーになっていて、続けて2のマップ曲「遥かなる旅路」、それから3のエンディング曲「そして伝説へ」に行って、最後は「序曲」の終わり部分へと。

さらにさらに、本当のラストは2のエンディング曲「この道わが旅」で締め! ちょっと興ざめしていたのがすっかりドラクエの世界に引き戻してもらえて、気分よくなったのでした。

いつまでも色褪せぬ王道ファンタジー

最後にトルネコが「この道わが旅」に合わせて、「これから皆さんが人生という旅に戻っていくとき、たったひとつ必要のないアイテムがあります」とか言い出して、なんだろう、絶望とかあきらめとかでも言うのかな、と思ったら、

「今 装備してらっしゃる腕輪です。次の福岡の勇者のために入り口で返却してくださいね。この会場の外では光ったりしないので」とか言って、会場爆笑。ただ返却しろと言うより、これはうまかったなー(笑) エンディングに合わせて、リストバンドもキラキラ七色に光っていたので、最後はいい雰囲気で終えることができました。

で、帰りに最初に載せた腕輪の記念写真だけ撮って出口で返却。相方と一緒に、「楽しかったねー」「うん、ドラクエファンとして来てよかったわー」としゃべりながら外に出ると、案の定ものすごい渋滞してた(^_^;)

2016-07-31 17.18.19

まあ、混雑してるなか、慌てて帰っても仕方ないし、ポケGOでもやりながら、ゆっくりしてから帰りました。

相方に感想聞いてみたら、「ドラクエはあんまり知らないけど、みんなが夢中になるのがわかった気がする」とのこと。キャラとか呪文とかは知らないけれど、世界観の雰囲気が、これぞファンタジーという王道で、引き込まれたそうです。難解なストーリーじゃなくて、魔王を倒す冒険というわかりやすい内容で、父と子、仲間との絆、といった誰にでも分かる物語を描ききっていたのが楽しめた、ということでした。

確かにそうした王道の勧善懲悪ストーリーって最近減ってるんですよね。ゲームにしても映画にしても、敵味方両方に正義があるとか、ややこしい話ばっかりで。でもそういうのは、世の中は単純じゃないと言いたい大人のエゴだと思うし、子ども向け、家族向けの物語は、いつもドラクエみたいなのが王道であり続けるんじゃないかなーと思います。

そんなわけで、わたしも相方も、心から楽しめたドラクエ30thライブでした。さすがにけっこう疲れて、時間も押してたので、帰りに大宮公園に寄るのはできなかったけど、寄ったところで人でごった返してただろうから、まっすぐ帰ってよかったんだろうなーと思います。ドラクエだけで十分お腹いっぱいでした。

またドラクエのオーケストラコンサートとかあれば、一緒に行きたいね―と話しつつ、我々も人生という旅路に戻ることにしたのでした。来年発売のドラクエ11もほんとに楽しみです(^^) 改めてドラクエ30thおめでとう!

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