ドラクエビルダーズが楽しすぎて熱中しすぎた感想(4)ラダトーム編とエンディング

ドラクエビルダーズの感想レビューの最終回、ラダトーム編だよー。前回のマイラ・ガライヤ編はこちら。

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ラダトーム編

さあ、いよいよ最終章、ラダトーム編。いきなりおどろおどろしすぎる光景にあぜんとさせられる。

なんじゃこりゃー!!! リムルダール編の死の大地も毒々しかったけど、ラダトーム編はやばい。まず色がない。ぜんぶ枯れてて無機質。なんか真っ赤な血のような地面、そしてあちこちをどしどし歩いてるトロルみたいな大型モンスター。最初見ただけどこれはヤバイと直感する壮絶さ。

いつもと違って、精霊ルビスの声も届かない。装備も貧弱極まりなく、武器も防具もなく素手状態。ゲーム開始時に匹敵する何もなさ。しかもまわりを壊してアイテム入手しようにももろくなものが落ちてない。

何もない死の大地を進むと、一人の老人が。

なんと予言者ムツヘタ。ドラクエ1の説明書に名前だけ登場する伝説の! なんでもこの何もない大地でかすみを食って生き延びていたらしい。もう人間やめてるやんか!!

姫様の石像のまわりだけは呪いが及ばなかったということで、ムツヘタが作ったちっこい家を拠点にして、周囲を探索するんだけど、もう何もかもが絶望的。ゲームしてて気分が落ち込むくらい陰鬱。どこまで行っても骨だらけ。水くみに使うのも、2章みたいな木のバケツじゃなく、骨組みバケツ。まったく色のない世界って見てて息苦しくてやばい。

ムツヘタの導きのもと、浄化のふんすいを見つけて、やっとまともな水を組めるように。食料品もないから、おなかがへったらムツヘタから口移しでかすみを分けてもらうしかない! なにそれ嫌過ぎる!!

聖水を作るために、シャナク魔宝台を探し求める。途中に力尽きた死体が転がっているとかリアルすぎて精神的に辛い。隠された洞窟の奥深くに進んでいくと、ドラクエ1で姫が囚われていた部屋を思い出させるドラゴンに守られた部屋の中に、シャナク魔法台が、いつかくるビルダーのために置かれていた。

食べ物もないし、装備も貧弱だし、キメラのつばさみたいな帰還アイテムもないしで、ちょっとしたダンジョン探索の緊張感がとんでもない。プレイヤーがサバイバルに慣れたころを見計らって、こんなストーリー展開入れてくるのってすごいね。

なんとか無事に帰還したら、魔法台と水使って、聖水を作成。その聖水を大地に振りまけば、あら不思議、なんとモノクロだった大地に緑がよみがえり、花が咲き乱れ、水が浄化される!! ここまで陰気極まりない死の大地を延々と見せつけられていたから、この演出には鳥肌がたったよ。ほんと美しい。今までのドラクエ全シリーズの中でも屈指の演出じゃないかな。自分の手で死の大地をよみがえらせていくビルダーってのが最高にかっこいい。ビルダーズ第一作目にして、最高の演出使い切っちゃったんじゃないかな(笑) ビルダーズ1もいずれ原点にして頂点と呼ばれるようになるのかもしれん・・・。

その聖水の力で、姫様の石像の呪いを解くと・・・

なんと姫がよみがえる! 姫様はりゅうおうの呪いとかで石にされていたわけではなく、初代勇者が裏切った世界に絶望して自らを石に変えてしまったらしい。この姫様、たぶん初代のローラ姫その人なんだよね・・・。なら勇者が最後の最後に裏切った絶望感ってのはすさまじかっただろうなー。

ここで旅の扉を入手して、ようやく町の拠点となる世界に行けるんだけど、そこでも勇者の裏切りのことがルビスから言及される。

勇者じゃなくて、とある戦士なのね・・・。もしドラクエ1の勇者が、りゅうおうの誘いに乗ってしまったら? という世界観の物語。勇者が世界を救わなかったらここまで世界が絶望に包まれるというのは相当リアルだよね。考えてみればドラクエ各作ってどれもかなり絶望的な世界が描かれるけど(ドラクエ6の絶望の町とかドラクエ7のふきだまりの町は顕著)、あれは一応、まだ魔王と勇者が相対してる時点での話。世界から勇者さえも消えてしまったらこうなっちゃうんだな、と思うと空恐ろしい。

そして、最後の拠点となるのは、廃墟になったラダトーム城。

ルビスはなぜか、主人公はビルダーであって勇者ではないと再三強調してくる。これが今回の物語の一番重要なところになってくる。

このラダトーム城の復興がこれまためちゃくちゃ大変。まずは、ここが拠点であることを示す希望の旗からして取りに行かないといけない。魔物の城の奥深くに封印されているというので、乗り込む必要があるけど、いきなり敵は最強クラスなので、装備を整えてからじゃないと無理。ということで素材集めに奔走する。

最初のエリアのドラゴンがいた洞窟内に、2つほど火を吹く石像があるので、それを取ってくるとすごく楽になった。1章でロロンドのおっさんに教えてもらった火を吹く石像戦術だけど、敵の前に置いとくと勝手にもやしてくれるから、うまく石像二体を配置して敵をそこに誘導することで、強敵でも倒せる。これがビルダーズのバトルのおもしろいところ。

あとは、聖水で各地の呪いを解きつつ、鉱石などを入手していけば、最終章だけあって、この時点で早くも強力な装備が作れるようになる。装備をかためて、回復薬と焼ききのことかを大量に準備して、やっと魔物の城に突入。

内部には、かなり体力の多いガイコツがたくさんいるなど、この時点での最強装備を整えていても、まともに殴り合うとつらい。てことで、火を吹く石像を最大限活用して進んでいく。城の頂上にはトロルがいるんだけど、屋上に出る出入り口の中から火を吹く石像で攻撃しているだけではめ殺ししてしまった(笑)ロロンドのおっさんありがとう!

希望の旗を入手して、拠点に戻れば、ようやく街づくりを開始できて、ムツヘタのじいさんとローラ姫も引っ越してくる。それに加えて、なんかラスタンとオーレンという兵士どもが仲間になる。この兵士どもがまたこっちの気持ちを逆なでしてくる煽りキャラで、ビルダーをばかにして、次の勇者はいつ現れるかのかばっかり言ってくる。ここに来て、プレイヤーとしては、なんとなーく、裏切った勇者の心境がわかりかけてくるという、うまいストーリー。

で、このムツヘタと兵士たち三人の頭がかたい勇者信奉者みたいなのに囲まれて辟易しているところに、ビルダーを助ける三賢者が来ているので助けに行くようにとのクエスト。三賢者ってなんなの?と思いつつ行ってみると・・・

アメルダさん!? なんで姉御がここに?? 

なんとビルダーを助けに来る三賢者の一人ってのは姉御だった!! 殺伐としたストーリー展開で心がすさんでいただけに、ここで旧知の友に出会えてがぜんやる気が出てくる! そりゃさ、3章はあんまり楽しくなかったって書いたし、アメルダさんもちょっと苦手だったけどさ、それでもあの戦乱の大地を一緒に戦い抜いた仲。信頼関係は強いし、4章の兵士どもに囲まれて孤独だったところに会いに来てくれたら燃えないはずがない。

しかも魔法の大砲と、超げきとつマシンをおみやげに持ってきてくれるという大盤振る舞い! いっきに戦力アップで、超げきとつマシンのおかげで移動もラクラクに!  早速超げきとつマシンに乗って、残りの二人を探しに行く。まず行ってみたのは毒沼地方。溶岩地方にアメルダさんがいたってことは、毒沼なら当然・・・

メインヒロインのエルさんきたー!!!! 相変わらず思い込み激しくて突っ走ってるけど、そこがいいエルさん! ラダトーム城で形見の狭かった主人公だけど、ここに来てアメルダさんとエルさんという見方が二人も来てくれて一気に気持ちが楽になったし、町が華やかな印象に。アメルダさんとエルさんって絶対、意気投合して仲良くなりそうなタイプだよね(笑) 二人そろうとだれにも止められない最強タッグになりそう。

そして・・・3人目はもちろんピリンちゃんだわーとワクワクしながら助けに行く。

すると、石の中にだれか埋まっとる。嫌な予感・・・このしゃべり方は・・・

おまえかー!!!! なんでアメルダさん、エルさんと来て、3人目がロロンドのおっさんなんやー!!!! しかもオリハルコンの岩の中に閉じ込められていて、まほうの球で粉砕しないと出てこれないとかどんだけ・・・てかまほうの球の直撃受けて、なんでピンピンしてるんですかね・・・。しかも・・・

お告げ受けたのがピリンちゃんなのに、なんでロロンドのおっさんが来るねん!!! ルビス様のチョイスとしてはピリンちゃんだったはずなのに・・・もう最後まで楽しませてくれるわ、ロロンドのおっさんは! まあ正直いうと、1章で最初に出会うのはピリンちゃんだけど、キャラが立っていたのはどう考えてもロロンドのおっさんのほうだから、助けに来てくれるのはおっさんのほうがおいしいんですけどね。あのいけすかん予言者ムツヘタと兵士二人組に対抗するのに、さり気なく毒舌ピリンちゃんくらいでは不安が残るからなー。ここはゴーレムに踏まれてもピンピンしてそうなロロンドのおっさんくらいの耐久性でなければ。

三人が来たことで、これまで主人公だけ孤立してたラダトームの人間関係がすっかり逆転。

姫様もうらやむ仲のよさですよ。ロロンドのおっさんがみんなとうまくやって行けるかは若干不安ではあるが、エルさんはゲンローワのじいさんで免疫あるし、姉御はそもそもあらくれどもまとめてたんだから、全然問題ないよね! かえってピリンちゃんとかのほうが姉御となじまなさそうだから、やっぱロロンドのおっさんでよかった気がする。

ロロンドのおっさんがいた近くにあった洞窟を探索していると、変なやつもいた。

チョビとかいうドロル。1章のスラタンに続く魔物の住人・・・なのだけど、町に来てしまうと人間の兵士に化けてしまうためちょっと残念。というか兵士が三人に増えちゃってかえってしんどい。なぜか兵士共って、不眠不休で見張りしてて、夜もベッドで寝ないんだよね。せっかくベッドホテル作ったのにもったいなくてつまらんし、常識的に変。このへんは次回作だと昼間に寝るとか、もう少し生活感のある設定に変えてほしいところ。2章のミノリさんはまともな兵士だったのに、なんで終章はこんな変な兵士しかおらんのか・・・。

これが我がラダトームだ!

いよいよ最終決戦前ということで、町づくりも大詰め。ラダトームの再建は、これまでの町づくりと比べても、かなり大変だった。まず、初期の城壁が建っている位置が、町の境界線より内側なので、そのまま城壁を活用しちゃうと、町の面積が狭くなってしまう。そのため、町を作り始める前に、まず城壁を全撤去して作り直すところから始めないといけない。しかしこの城壁かなり高くまで作られているから、壊すだけでも一苦労。

とりあえずまっさらにしてから、新生ラダトームの町を建設。これまでの経験すべてを生かして、複雑すぎないけど立体的な都市構造を目指してデザインした。

リムルダールみたいに、地下迷宮は作ってないけど、全部の部屋が2階建てになっている。地下はすべてつながっているのではなく、表から階段通路で入れたりと工夫している。

まず城壁入って正面には、希望の旗を覆う白壁の柱廊が。

今までも希望の旗のところには高台を作ったりしてたけど、内部が暗くなるという問題点があった。しかし今回は、中央の天井部分にシャンデリアっぽく壁掛けたいまつを配置することで、ほんのり光が差し込むような明るさを確保している。希望の旗のまわりは、水路にすることで、おしゃれな柱廊にもなっている。

柱廊は、玉座のある部屋へと通じていて、お姫さまに謁見する通路の役割も果たしている。ちなみに柱廊の上には聖なるほこらを置いといた。柱廊の上にはツタなどで登れるようになっているので、見張り台の役割も果たしている。

玉座のある部屋は、もともとのストーリー進行上の設計図だとやたら狭くて圧迫感があったので、デザインはそのままに前方のスペースを広くした。玉座は二階部分になっていて、左側には姫様の寝室、右側には主人公の部屋がある。相変わらずビルダー特権でいい個室を用意(笑)

2階建てになっているので、玉座には地下があり、地下は宝物庫になっている。

地下は横方向につながっていて、姫様の寝室の地下はファイヤールーム、主人公の個室の地下はビルダー用工房になっている。主人公の個室を上から見るとこんな感じ。なつかしの竪琴とか浴室も完備しているリッチな個室。

正面から見るとこんな感じ。入り口から二階の個室にあがることも、地下の工房に降りることもできる。工房の入り口は白壁で囲うデザインにした。左右対称のデザインではないけど、反対側の姫様の部屋の地下の入り口も白壁で目立つように統一している。

しかし個室にしてるのになぜか他のキャラがずかずかと土足で上がり込んできて、ムツヘタのじいさんとかの徘徊ルートになってしまってるのは納得がいかん・・・

続いて門を入って左側の建物群。こちらにはメルキドガーデンを設置。

今回の町は、ほとんど地面を舗装してしまったので、町の入り口付近の左右に庭園を設けることで緑を確保している。写真では木に隠れて見えないけど、メルキドガーデンの奥には、隣の二階部分の食堂に直通できる階段がある右側に見えてるのは、表から食堂に登る階段と、地下に降りる階段。

食堂はこんな感じ。一番残念なのは、かざり料理が、ダンジョンの中から取ってきた食器がひとつあるだけってこと。最終章ではなぜかかざり料理がなにも作れない。ぜんぜんおいしそうなところにならないのが辛い。2章の森と木のカフェがうらやましい・・・。

最終章の食堂は、本来はエルさんが提案してくれる教会を作ることになるんだけど、食堂とベッドホテルを分けたかったので、教会は完成後すぐに取り壊されました(笑) レンガレストランの地下は、ムツヘタとかエルさんがシャナク魔法台であれこれする部屋になっている。ここまでは門を入って左側。反対側の右側のほうは、メルキドガーデンと左右対称になる位置に、こちらも庭がある。ここの庭は、最初にあった「アレフガルド歴程」をそのまま保存するために残した保護地区。ビルダーズの本って、一度取り壊してしまうと、ただのアイテムの「本」になってしまい、書いてあった内容が読めなくなってしまう。3章とかでも拠点に最初から本が置いてあるんだけど、町を作る過程で取り壊しちゃってたんだよね。でも今回はせっかくの最終章だし、歴史の重みのあるアレフガルド歴程はいつでも読めるようにしておこう、ということで保護した。ちなみにこの庭には、希望の旗入手前のセーブポイントであるボロボロの旗も立っている。希望の旗入手したからもういらないんだけど、なぜか壊せないんだよね・・・。見た目に殺風景であれだから、木の影にひっそり隠すようにした。そういうシステム的意味でも、ここは取り壊しできないので、開発せず庭のまま残しとくしかなかったともいえる。庭の横には、ベッドホテルが併設されていて、ベッドホテルのガラス窓から庭を見下ろせる構造になっている。このベッドホテルも2階建てで、地下は旅のほこらになっていて、庭から直接入ることができる。    

とまあ、ラダトーム城の建物の解説はこんなところかな。これまでの経験を生かして、かなり気に入ったデザインができたよ。1章メルキドで挑戦した中央高台、2章リムルダールで挑戦した地下室のある立体的な構造、3章マイラ・ガライヤで挑戦したシンプルなデザインと床の舗装や庭。それらをぜんぶ盛り込んで、集大成として作ることができた。

他の人たちの復興例を見てると、そのままお城みたいな町を作ってたり、もっとすばらしい力作はたくさんあるし、地下に制限があるぶん、上方向にはもっと積み上げようと思えばできるんだけど、それがしはこれくらいで満足かな。このゲーム、屋根をつけてしまうと室内のカメラが見にくいこともあるから、2階建て構造くらいがシンプルさという意味では限界な気がするんだよね。それにフリービルドモードじゃないから、使える家具とかが限られているしね。使える素材の範囲を考えれば、十分すぎるほど魅力的な町が作れたんじゃないかな。

いざラスボス戦へ

さあ、街づくりの総決算も終わったから、いよいよ、ラスボス戦へ。まずは、闇落ちした勇者との決着! エルさんもずっと悩んでたけど、この闇落ち勇者との決着は、勇者の心境を考えれば切ない。

りゅうおうの誘いに乗ったことで勇者が手にした世界の半分とは・・・

死の大地の中心にある、牢獄のような建物だった・・・。てっきりせめてお城みたいになっているのかと思ったら、入り口にカギかかってて、部屋もひとつしかない、完全に牢屋みたいな建物だったよ・・・

そしてその中にいたのは・・・

かつて勇者だった裸の王様。ロトの紋章の入った武具が悲しい・・・。なんで覆面マスクの外見なのか、って気がするけど、考えてみれば、ドラクエ1の勇者って、3の勇者の子孫で、3の勇者の父親は覆面マスクのオルテガだからね。血筋のなせるワザか・・・。

名前が****っってのは、プレイヤー自身が四文字で名前を入れれたことの再現だろうね。てか、もしかしたら、最初はこの結末が伏せられてて、ゲーム開始時に勇者の名前を入力するって構想があったりは・・・さすがにトラウマすぎるからないか。それやっちゃうと、まんまライブアライブのオルステッドだもんなー。

じっさいプレイしてて感じたけど、この勇者の境遇って、ライブアライブのオルステッドにらかなりかぶるよね。勝手に勇者としての役割を押しつけられて、他のみんなは自分勝手で。ムツヘタとか兵士どもを見てると、世界は勇者が救うもんだからまかせとけばいい、って思考がにじみ出てる。オルステッドの場合も、ぜんぶ勇者にまかせて国民は何もしないってあたりが、前世代の勇者ハッシュがひねくれた原因として描かれてたもんね。たった一人にぜんぶ背負わせた結果、勇者が破滅してしまった物語としての共通性を感じる。まあライブアライブと違って、こっちの場合はローラ姫は勇者を裏切ったわけじゃないけど。

闇落ちした勇者は、超げきとつマシンに轢かれてあっけなくやられちゃいました・・・。

ここで、竜王の島にわたる虹のしずくが完成するんだけど、主人公はもうビルダーとしての使命は果たし終えた、という扱い。

もう竜王と戦うような体力は残されておらず、普通の人として幸せに暮らすように、と言われてしまう。そして竜王退治は、いつか何百年後かに現れるだろう勇者に任せるようにと。

しかしそれでは納得がいかないということで自分で竜王を倒しにいくことに。その決定はルビスに理解されず自殺行為だと愛想をつかされてしまう。でもローラ姫やかつての仲間たちは、主人公なら竜王を倒してくれると期待をかけている。主人公は己の命をかえりみず、一人で竜王と戦いにいくことに。

このへん、人任せなのはやっぱり変わっていなくて、一人で竜王と戦いにいった初代勇者の孤独な気持ちと自分を重ね合わせるのを狙ってるんじゃないかと思う。だって今までだと、相手の側から攻めてきて防衛戦やってたんだもんね。それが最終章だけ、防衛戦じゃなく主人公がひとりで乗り込まないといけないというのは、ひとりで竜王の立ち向かった初代勇者の再現なんだろうなーと。

だけど、初代勇者と違うのは、エルさんやロロンドのおっさんやアメルダさん、そして各地の町のみんなが一緒に町を守って闘ってくれたのを知っているということ。要所要所では一人で戦わなければならなかったけど、いつも仲間と一緒に町を盛り上げてきた。住民たちは初代勇者のときみたいな独りよがりではなく、いつも友として主人公を支えてくれた。だってさ、マインクラフトみたいなものづくりゲームでありながら、ドラクエビルダーズが味気なくなかったのって、ぜんぶ個性豊かな住民たちのおかげだもん。ビルダーはいつだって一人じゃなかった。

そして超げきとつマシンを乗り回しながらついにたどりついた最深部。待ち受けていた竜王は、かつて勇者にしたのと同じ誘いを投げかけてくる。

ラライが言ってた言葉を思い出す。これから先重要な選択があれば、君はどちらを選ぶのだろうと。もちろん、答えは決まってる!

決意を示した主人公に、てっきり愛想をつかされたと思った精霊ルビスも語りかけてきてくれる。勇者でなくても、今まで作り上げてきたものづくりの力がきっと役立つだろうと。

そして、初代勇者と違って、竜王と戦う主人公は、一人じゃないことを教えてくれる。勇者だけが一人で竜王を倒すんじゃなくて、みんなで力合わせて倒すんだ!

いざ竜王との対決! 第一形態時は、いつもの超げきとつマシン無双である。

サクッと第一形態は倒して真のすがたを拝む。ところが・・・!

なんとすべての持ち物を失ってしまった! 持ち物がなければ、勇者じゃないビルダーにすぎなん主人公にはもうどうすることもできない。しかし、

ルビスが助けを与えて、仲間を召喚したくれる。一緒に町を復興してきた仲間たちが、かつて主人公が作ったものを届けてくれる! 何この超熱い展開! そうだ、たとえ勇者じゃなくても、ビルダーには、みんなと一緒につくりあげてきたものがあるんだ!

竜王の強烈な噛みつき攻撃を防ぐためにメルキドシールドを届けてくれるロロンドのおっさん。おっさんがメルキド録を読み解いて作り方を教えてくれたメルキドシールド、ゴーレムを倒したときにも大活躍したなぁ。

ピリンちゃんはうさまめバーガーをさしいれしてくれる。そういや、ピリンちゃんのリクエストで、ハンバーガーつくったんだっけね? 土煮込んだりミミズ料理してたピリンちゃんがうさまめバーガーなんてまともな食べ物を作れるようになるとは・・・まずそうだったら持って帰ってロロンドのおっさんに食わせよう。

薬草を山盛り届けてくれるゲンローワのじいちゃん。2章はゲンローワさんのおかげで回復薬の在庫がとんでもないことなってて、3章で何もなくなってじいさんのありがたみに気づいたのを思い出したよ・・・。一家に一台ならぬ、一町に一人ゲンローワさんがほしかった。

エルさんは海鮮鍋を支給してくれる。守備力もアップするありがたい料理。2章は病気との戦い辛いトラウマストーリーだったけど、釣名人のリリパットに魚釣り教えてもらったり、やたら料理が充実したりして楽しかったよね。リムルダールの町は、病との戦いの疲れた人を癒やす憩いの空間だった。

ほかにも写真撮るの忘れたけど、姉御がまほうの大砲を持ってきてくれたり、ゆきのへさんが積み上げて攻撃回避するためのブロック渡してくれたり。そしてガロンがまったく役に立たないダンベル置いていったり!! 今まで仲間とともに過ごした月日がよみがえる最高のラストバトル!!

勇者じゃない主人公はレベルアップによって成長しない。だからレベル20になったら竜王に安定して勝てた勇者みたいな楽はできない。竜王の一撃で何度も瀕死になる。だけどビルダーである主人公には、みんながアイテムを持ってきてくれる。だから何度でも立ち上がることができる。ついに竜王を倒し切るそのときまで!!

そしてついに竜王を撃破!!

世界に光が戻り、ラダトーム地方に明るさが戻りました。

ルビスによれば、もう主人公は力を使い果たして、消えてしまう寸前らしい・・・。勇者でない者でも竜王を倒すことはできる。でもその代償は・・・。

エンディング

なんとか帰還した主人公をみんなが祝福してくれる。これは一人の勝利じゃない。だってみんなラストバトル時には駆けつけてくれたもんね! (予言者と兵士ども除く)

最後まで相変わらずのロロンドのおっさん。抱きしめられたくはないけど、喜んでくれるのは素直に嬉しい。そして、ついに明かされるロロンドの驚きの秘密とは・・・! 詳細はCMの後!!

へ!? 20万ページ???? め、めるきど録っていったいどんな書物なのさ!!! 古代の文献で20万ページとか、いったい何巻なんだよどうやって保管してるんだよロロンドのおっさんて実はすごい人なの? ツッコミが追いつかないがロロンドのおっさんだから仕方ない。

エルさんは最後まで闇落ちした勇者のことを気にかけていた。 

だよねー。魔王を倒すというのがあらかじめ決められてたんだもんなー・・・。運命が決められている、選択の自由のない生き方。最後にちょっと自分の好きなようにしてみたくなったんだろうか・・・。

(でもそれって、勇者がローラ姫に「はい」「いいえ」で答えるとき、「はい」を選ぶまで「そんな、ひどい・・・」で無限ループさせて有無を言わさず選択の自由を与えなかったローラ姫にもめちゃめちゃ責任あるんじゃないですかね・・・勇者としてみれば、あれがあったせいで、どうせ竜王の誘いに乗っても無限ループするだけだと勘違いしたんじゃないの? じつは姫様がすべての原因だとしたら、やっぱライブアライブのオルステッドと同じってことになるんじゃ・・・このローラ姫が勇者と出会っていたのかはいまいちよくわからなかったんだけども。この推測はあまりに恐ろしすぎるので黙っておこう・・・)

その当の姫様は・・・

め・・・名言なのだけど、今の流れでこれはちょっと(笑)

いや、気持ちを切り替えよう。世界は救われたんだ。

かつての勇者は、最終章が始まったあたりで、ルビスによって「とある戦士」とか言われてたよね。MPあって魔法も使えるのに戦士っておかしくない? って思ったりするけど、「勇者」じゃなくて「戦士」よばわりなのは、彼はまだ何かを成していないから勇者になっていなかったってことか。それに対し主人公はただのビルダーだったけど、竜王を倒したことで勇者になったんだね!

・・・やっぱり勇者にもなっていないのに勇者としての使命を押しつけられていた初代主人公が不憫でならない(`;ω;´) 

この「なにかをなしたから勇者」という解釈をつきつめたのが、ドラクエ6やドラクエやの世界観になるのかもなー。あの2つのドラクエでは、血筋としての勇者はいなくて、だれでも資格を満たせば勇者に転職できるもんね。あるいは、称号としての「伝説の勇者」しかなくて、職業としては存在しないドラクエ9もそうかな。その真逆をいくのが生まれながらに天空の剣を使えることで勇者の使命を背負うことになったドラクエ5の男の子とか、ドラクエ11の主人公になるよね。

世界観つながりでいえば、ロト三部作と、その流れをくむドラクエ11は、ぜんぶ生まれながらの血筋としての勇者なんだよね。その世界観だからこそ、ムツヘタと兵士二人みたいな思想が生まれるんだろうし、この姫様の一言が重みを持っているともいえる。ある意味、ロト三部作の設定へのアンチテーゼとしての物語とも感じる。ライブアライブ中世編もドラクエみたいな王道RPGへのアンチテーゼだったしね。

さて話を戻して、こうしてついに、ビルダーの長き物語は終わりを迎えることに。最終章のチャレンジは・・・

なんか色々抜けてる(笑) 特に四番目がよくわからん・・・これは攻略サイト見るしかないかね・・・。これまでと比べると日数も少なめ。最終章は、今までよりも探索できる範囲やイベントが少なく感じたよね。最後の竜王の島なんか超げきとつマシンで走っただけだしなー・・・。そのぶん、濃いイベントはたくさんあったけど、

結局ローラ姫、ムツヘタ、ラスタン、オーレンとは最後まで溝があったような感じで、今までみたいな住民と信頼深めていく過程はすっとばされて、すでに親交深めた三人が合流することで補っていた感じね。それはそれで、初代勇者がなぜ闇落ちしたのかをうまく表現してたとは思うけれど、ちょっとやるせなさも残ったなぁ・・・欲を言えば、こうした人たちが、自分たちの何が初代勇者を追い詰めてしまったのかに気づいて心を入れ替えていく過程まで描いてほしかったかな。

エンディングでは、もう死にかけていて余命残りわずかだと言われていた主人公。

その後どうなったのか気になるところだったけど、初代のエンディング曲に合わせたスタッフロールがまず流れる。このエンディング曲、初代のやつそのままにオーケストラアレンジなので仕方ないっちゃそうなんだけど、1ループが短すぎて、長いスタッフロールのあいだひたすら同じのを繰り返すのはちょっとね。ドラクエといえばスタッフロールの尺に合わせた壮大なエンディング曲なんだし、最後ちょっと残念だった。

そしてスタッフロールが終わると・・・

その後のエピソードが!

ちょっとだけだからよくわからなかったけど、主人公は無事に生き延びていて、しかもビルダーとしての力も失わず、元気にアレフガルド復興していた! よかったー!!! ご都合主義で何があったのかはよくわかんないけど、このわりかし重いストーリーのドラクエビルダーズで、最後まで重い結末だったらちょっと救われなかったからね。

重めの話はいろいろ折り込みつつも基本明るい感じでギャグもまじえながら進むさじ加減がドラクエのストーリーのいいところだと思っているので、この終わり方はほんとにうれしかった!! たぶん終わり方どうするか、議論もあったと思うんだよね。でもちゃんとハッピーエンドでしめてくれてほんとよかった!! こんな楽しいゲームをありがとう!!

ほんとはもっと書きたいことあったはずなんだけど、後から振り返って書く感想だから、全部の感想書ききれないのは残念。でも、こうして思い出を記事に残せてよかったな。正直いうと、だいぶ前から書こうと思ってたけど、思い出多すぎて書けないかと思ってたくらいだったの。なんとか書けてめでたしだー。

ここまで楽しんで時間を忘れて熱中できたゲームって、最近なかったと思う。ゼルダBotWとかマリオオデッセイとか、没頭しまくった超名作もあったけど、それらとは別ベクトルの次元で童心にかえって楽しめたゲームだった。ものづくりの楽しさをまた教えてもらった。今まで遊んできたドラクエの世界、ドラクエの町を自分で作れるなんて、こんなすばらしいゲームないよ。

そうこうしてるうちに、なんと今年中にはドラクエビルダーズ2が発売されるらしく、今から待ちきれない。主人公の外見変わるらしいし、また別の名前でやろうかと思ってたけど、なんと引き継ぎ特典で今作の見た目を再現できる帽子もらえるんだってね! ドラクエ制作スタッフはほんとこういう細かいところまで配慮が利いててプロフェッショナルだと思う。FFが迷走してる中。ドラクエはいまだに名作ちゃんと作ってくれるしね。

そんなわけで、ドラクエビルダーズの感想、四回にわたって書いてきたけど、これで終わり。また続編でビルダー生活をこれでもかと楽しみたいな!

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投稿日2018.05.13
かてごりー: ドラクエとか懐かしのJRPG