深海も探検できる海洋探索ゲーム「FOREVER BLUE 海の呼び声」感想レビュー!!


たしがこれまでやってきた無数のゲームの中で一番好きなゲーム、それがFOREVER BLUE 海の呼び声はてなブックマーク - FOREVER BLUE 海の呼び声です。

エメラルドグリーンに輝くさんご礁、透き通る宝石のような氷の中に秘められた空洞、凍てつく寒さに閉ざされた謎多き深海、はるか昔に忘れさられた海底遺跡。

広く深い海には、ロマンに満ちた場所がたくさんあります。不思議と発見に満ちた海の神秘を手軽に体験させてくれるのが、FOREVER BLUEです。

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どんなゲーム?

ジャンルはダイビング・アドベンチャー。普通なら行けないような海の世界を潜って、探検するという箱庭探索型のゲームです。巨大生物と遭遇したり、小さな生き物を愛でたり、謎を追ったりして、神秘的な海の世界を好きなだけ探検できます。

▼あの巨大生物に会える!

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▼有名な深海生物も

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海洋生物はどれもかなリアルです。種類は非常に多く、一年以上やっていても、全生物コンプリートができていません。ほとんどが知らないものばかりであり、このゲームをプレイするだけでかなり博識になれます。

ストーリーと呼べるほど濃密なものではありませんが、ほどよいくらいの物語が設定されています。人によっては物足りないかもしれませんが、わたしの場合は緊張感もあって楽しむことができました。

ストーリーに伴って、キャラクターの個性づけもほどよく行われています。各キャラクターの掘り下げはほとんどありませんが、一緒に潜るパートナーとして魅力を感じるような個性やエピソードがあります。

登場人物のオセアンヌが熱心に勧めるものだから、いつの間にかダイオウグソクムシやセンジュナマコのファンになってしまいました。実際触ってみたくはないけど、見るだけならOKですね笑

G.G(ガストン・グレイ)やハヤコ先生といった一人ひとりのキャラクターは、海に一緒に潜ることもでき、プレイしているとおのずと愛着が湧いてきます。

アクションゲームやアドベンチャーゲームとしてとらえると、物足りないかもしれません。しかし、雰囲気を楽しむゲームとしては他の追随を許さないまでの魅力があります。疲れたときに目的もなくダイビングしても、時間を忘れて楽しめるほど。一度行ったことのある場所を何回訪れても飽きないし、いつでも新しい発見や感動があります。

地味にプレイできる要素が多く、やりつくすことはなかなかできません。財宝探しや、コイン集め、魚のマメ知識の開放、レジェンド生物探しなどたくさんできることがあります。それぞれの要素はあまり濃くありませんが、海の雰囲気を楽しむことを目的にして、ついでにそれらをこなそうとするなら、末永く遊べます。

レジェンド生物探しは、ロマンあふれる、とてつもない生物がいたりして、本当に楽しいです。普通より巨大な魚、というものが多いですが、色が違っていたり、そもそも存在するはずのない魚だったり、と楽しいです。発見イベントが挟まれることもあって、とても盛り上がります。

魚の名前やマメ知識など、動く海洋図鑑としても、とても勉強になります。自分で楽しむからこそ覚えるし、だれかとの会話やテレビなどで、覚えた魚の名前が出てくると嬉しくなります。

とりあえず、わたしの場合はこのソフトで深海の有名生物の名前をひと通り覚えました。

▼謎の海底古代遺跡にも潜れる

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前作よりよくなった点

一般にファンの間では、前作FOREVER BLUEのほうが雰囲気がいい、と言われているようです。

しかし、わたしは、海の呼び声→前作とやってみて、海の呼び声のほうが優れていると思いました。

■海の魚の数
前作FOREVER BLUEの舞台となっているマナウライの海は、海の呼び声に比べるととても魚が少なく、やっと見つけても同じ種類ばかりなので、とても物足りなかったです。寂しすぎて、場所によっては死の海のようになっています。またアジなどの魚群は、レオ・レオニのスイミーのように一体になってしまっていて、魚の群れという感じにあまり見えません。

それに対して今作、海の呼び声のほうは魚の密度が濃く、種類も多く、魚群もリアルなのでやっていて飽きません。

■グラフィック
それほど差はないと聞いていましたが、実際にプレイしてみると、差は歴然だと思いました。前作はグラフィックがのっぺりしていて、作り物感を感じます。たとえば、イルカショーのグラフィックを見ると、海の呼び声がいかにリアルかがわかります。

前作のほうが深海の雰囲気がよいと言われることがありますが、初回、部屋を暗くして海の呼び声の深海をプレイしたとき、その圧倒的な雰囲気に飲まれそうになりました。不気味さだけでなく、すばらしい音楽の演出により、人間が行ける最果てに挑んでいるのだという神秘的な雰囲気を感じました。

両作とも、映画館のように部屋を暗くしてプレイするのがおすすめです。深海の探索のときに部屋を暗くすれば、圧倒的な不気味さを楽しめることうけあいです。

前作では船の周りしか泳げませんでしたが、海の呼び声では海域全体を泳ぎ回れるようになりました。海の広がりを感じやすくなったかもしれません。

どちらとも言えない点

■コミュニケーション
前作のほうが、魚をなでたりつついたりは気軽にできるので、魚のさまざまな反応を楽しむことができます。

つかむとスミをはくタコや、つつくと威嚇してくるカグラザメなどがいます。海の呼び声でもそれは可能ですが、餌ツールを起動しないとなでたりつついたりできない上、手のアイコンが3Dの手首に変わってしまって、撫でているのかどうかわかりにくくなってしまいました。実際、前作FOREVER BLUEをするまで、海の呼び声で魚とスキンシップがとれることに気づかなかったほどです。

前述のように、前作では手のアイコンだったのが、3Dで手首から先だけが描画されるように変更されています。わたしは違和感はありませんでしたが、気持ち悪いという人もいるようです。

■ミュージック
音楽は、前作はヘイリー・ウェステンラの曲、海の呼び声はグループで歌うケルティック・ウーマンの曲。どちらもすばらしいですが、個人的には、さまざまな雰囲気の曲がある海の呼び声のほうが好みです。

しかし一番好きな曲はということになると、ヘイリーのPrayer。前作のほうは、音楽を選ぶ機能があり、SDカードの音楽も流せます。海の呼び声では、ジュークボックスを買えば音楽を選択できるようになります。ほとんど不便は感じませんが、前作のシステムのほうが便利なのは確かです。

■危険生物の襲来。
前作と海の呼び声とで変更された大きな点。海の呼び声では、たいていどこのマップでも何らかの危険生物がいて、近づくと警告音が鳴るので、ホラーゲームより怖いのではないかと思うときがあります。わたしはかえってそれが楽しいと思っていましたが、前作の平和なマナウライの海を探索してみると、危険生物の有り無しを選べても良かったのではないかと思うようになりました。たとえばミツクリザメを近くでじっくり見たいのに、危険生物の警告音のため、それができません。

■拡大縮小機能。
海の呼び声から前作をやってみて、個人的に、一番劣化していると思える点は、魚を見ているときに、拡大縮小する機能がなくなったことです。

魚のサイズによっては、本当はもっと大きいのに水槽の熱帯魚ほどにしか見えないものや、そもそも小さすぎてよく観察できないものもあります。そんなとき前作ではズーム機能が役立ち、魚の大きさを感じられるよい方法になっていました。

海の呼び声でも、一応カメラモードにすれば、ある程度拡大縮小できるが、あまり使えません。

FOREVER BLUEは両作とも、巨大生物があまり巨大に見えないというちょっとした弱点があるので、新作が出るなら、なんらかの効果を使って工夫されることを期待しています。

今作の悪い点

■操作メニューの細かい点
操作がやりにくいです。魚をつついたりなでたりするにもいちいち餌ツールを選ぶ必要があります。

他のツールを使っているときにマップを見ると、ツールがキャンセルされます。つまり何かをしながらマップを参照することができません。前作FOREVER BLUEでは、マップ参照している最中は方向転換しかできませんでしたが、今作は移動もできるので、少しは改善されています。

-(マイナス)ボタンでキャンセルすることが多いですが、Bボタンでも可能。しかし-ボタンでしかできない場面もあり、統一されていない印象を受けます。

遊泳方法
全体的に操作方法には慣れが必要。3D空間の移動が苦手な人やせっかちな人には向きません。しかし操作感の悪さのため、遊泳や雰囲気を楽しめないということはまったくありません。すぐに慣れるか、ちょっと不便という程度です。

お金集めがしんどい
クリア後にお金をためる必要が生じますが、半年くらいコツコツちょっとずつプレイして貯めることができました。財宝をサルベージしつつ、どこかに移動する際には必ず水族館に寄るという方法でためました。水族館ではプロデュースの報酬をもらうことができ、水族館バグというお金を得やすくなるものがあります。

▼海の呼び声のほうでは陸上生物とたわむれることもできる

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癒やしを求めている人に

このゲームは癒やしを求めている人にこそお勧めしたいと思います。そしてわたしのように、実際にダイビングしたいけれど、それができない人にこそうってつけです。

▼南国のサンゴ礁で

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▼海に沈んだ巨大建造物の中で

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雄大な海に包まれて、心地よいメロディーに誘われて、しばしの間、幻想的な世界を満喫できます。

唯一かつ最大の悩みは、Wii U版が出ていないことです。今のところ出るという噂はありません。

しかし、制作元のアリカは、EverBlueシリーズから始まり、ずっとダイビングゲームを作ってきた会社です。看板タイトルとして、これからも新作が出るのではないか、というほのかな期待を寄せているところです。

新作が出るのが最善ですが、スクリーンショットが取れるWiiU対応HDバージョンや3D立体視対応3DSバージョンでもいいので、何らかの動きはあってほしいなあと思っています。



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