プログラミングやったことないのにヒューマンリソースマシーンにハマりすぎて寝不足に


グーの惑星と、リトルインフェルノが楽しすぎたので! 勢いに乗ってヒューマンリソースマシーンも購入しちゃいました!! トゥモローコーポレーション三部作制覇!(グーの惑星は会社が違うけどまあ同じみたいなもの)

気軽に買って後悔。でも・・・

グーの惑星は物理演算系パズルで、リトルインフェルノは雰囲気ゲーだったのに対して、ヒューマンリソースマシーンは、購入画面の説明だとプログラミング系ゲームってことで、うわー、これ大丈夫かなー??って不安になったけど、まあ、今までの二作が当たりだったからこれもどうせ聞けば天国歌えば極楽でしょ、と思って買ってみれば・・・

なんじゃこりゃーーー!!!!! 難しすぎるやないかー!!!

というのが正直な感想。最初の数ステージですでにきつい。頭が沸騰して火を吹きそうになる。ショップの説明見たら、プログラミングゲーだけど、そんな難しくないし、知識なくてもいけるからだいじょーぶみたいなこと書かれてるけど、蓋を開けてみれば、ガチのプログラミングゲーじゃないですか!! いやさ、確かに本物のプログラミングに比べると超シンプルらしいけど(というか本物のプログラミングを全く知らないからわからん)、完全に数学の証明問題みたいな緻密なステップと発想力が求められるから、もう序盤からきついのなんのって。

特に困ったのが、グーの惑星みたいに、解けないステージはスキップするという機能がないこと。まあグーの惑星のときもスキップは一度しか使わなかったけど、スキップがあるから解けなくてもエンディングまで行けるだろっていう精神的余裕があった。なのに今回は、解けなかったらここで行き詰まって、積みゲー一直線になるという恐怖がありまして。もち攻略サイトとかあるんだろけど、そんなん見たら負けやん!! という意地っ張りなもので。

とまれ、このゲームにステージスキップ機能がない理由はおいおいわかってきたんだけどね。グーの惑星みたいに、一面一面違う発想が求められるタイプのゲームじゃなくて、スキルの積み重ね系パズルゲーだから、ちゃんとステージクリアできなきゃ、どうせスキップしたところで次の問題なんて解けないんですよこれが。いやでも、それってそもそもゲームなの? 学校のテスト勉強とかじゃないの?って疑問がひしひしと。実際、クリアした今となっても、これはゲームじゃなくて教材みたいなものだと思う。でも、逆に言えば、勉強って一種のゲームみたいなものだし、うまくなってくると面白くなってくるからな。DSで色々勉強とゲームの境目があいまいなソフトが出てたけど、これはその系譜を次ぐやつだよね。

スキップできないとはいっても、全部のステージがそうなわけじゃなくて、スキップ機能の代わりに時々分岐ステージが。分岐ステージのほうは高難易度になってるらしく、そっちはクリアせずほっといても先に進めるようになっている。「らしく」というのは、プレイしてみて高難易度かどうかよくわからなかったから。正直いって、本筋のほうも分岐もどっちも難しかったので(笑)

最初につまって絶望しかけたのは、ステージ17。分岐先の高難易度のやつのほうで「同じならゼロ」というステージ。でも詰まったのは、難しかったからではなくて、問題文の意味がわからなかったから。数学の文章題とか証明問題って、時々何を言おうとしてるのかよくわからんやつがあるけど、これがまさにそうで、問題の意味がわかるまで一日放置してしまった。「出てくる数字のプラス、マイナスが同じならo、違うなら1を出力せよ」とかそんな感じだったんだけど、プラス、マイナスが同じってなんよ?と思って。数字が2つ流れてきたとき、プラスしてもマイナスしても解が同じになるかそうでないか、という意味か思ってプログラム組んだけど全然駄目で。結局そうじゃなくて、同じ符号がついてたら、という意味だった。大半の人は素直にわかると思うから、こっちが考えすぎてるだけなんだけどね。ほかの部分の翻訳はわかりにくのもあれどそこまで迷わなかった。でもやっぱ数学の表現ってわかりにくいわ・・・。それを想定してか、解答例を見れる機能があるにはあるんだけど。

あと毎ステージごとの上司との会話テキストは、前作同様ユーモア利いててうまかったけど、しょせんブラック企業の上司との会話だから、読んでて面白いかと言われると・・・。ゲームとしての雰囲気やテキストは圧倒的にリトルインフェルノのほうがよかったかな。

慣れてくると達成感がハンパない

で も ! ! !

このゲームをそんなことでバッサリ切り捨ててしまうのはもったいなさすぎる!!! 

ステージ20台でとたんに難しさが跳ね上がって、いったん買ったことを後悔した。前二作がおもしろすぎたから買ったけど、やっぱネットの評判とか見てからのほうがよかったかね・・・と。しかし、試行錯誤やってるうちにそこもクリアできちゃって、そのときの達成感というか爽快感がとんでもないくらい気持ちよかった。「あっこれそれがし天才じゃね?」というゼルダでよく感じるあの気持ちのさらに強いバージョン。

ステージが30台に入ってくると数字だけじゃなくアルファベットも出てくるようになったり、変数の間接指定(うまく説明できん)ができるようになったりするけど、難易度のほうは落ち着いてくる。ほんとに難易度が落ち着いたのか、難所攻略できたことで頭がプログラミング脳になったからなのかは不明。でもその勢いのまま、わりとサクサククリアして、結局2日ほどで全クリしてしまった。

最後のステージ39と40は別格ともいえる難しさだったけど、解けたときは本当に嬉しかった。あれだけ超ムズイ問題も全部解いてこれたんだから、これまでの経験を駆使すれば、絶対エンディングも見れるはず!という自信が、難題にもひるまない勇気を与えてくれた。これってもうプログラミングの問題とかじゃなくて、持てるスキルのすべてを駆使して挑むラスボス戦そのもの。あれっ、このソフト、ゲームじゃないってさっき書いちゃったけど、やっぱりゲームじゃね? もうホントに、プレイすればするほど、ゲームとはなんぞやという概念がゲシュタルト崩壊してくるほどの異色のゲームだった。内容はどう考えてもゲームというよりテスト勉強である。だけどプレイしたときの感動は間違いなくゲームである、みたいな。最後のステージ40を解いたときのリザルトはこんな感じ。

もう完全にスパゲッティコードで、読みやすさもへったくれもありゃしない。もうなりふり構わずに捨て身で解いたのが伝わってくる成績。だけど、あとでネットで感想見てみたら、とちゅうで挫折してる人も多かったし、最後まで解ききった人ってプログラミング畑の人ばっかだったから、プログラミングの知識ゼロで購入して、2日でエンディングまで全問解けたってわりと自慢してもいいんじゃない?と思いましたとか。

このゲーム?やって初めて、あの天才プログラマー岩田聡が、なぜ天才と呼ばれるのかもわかった気がする。それがしの頭だと、最終問なんかは二時間くらいかけてスパゲッティコードにならざるを得なかったけど、岩田聡なら、最適化された超整然としたコードをバシッと一瞬で叩き出したんだろうなーって。てか岩田さん生きてたら、ぜひこのゲームやってほしかった。きっと社長業終わって帰宅した後で徹夜でクリアしちゃうに違いない。

それがしのコードなんてもはや暗号レベルだし・・・

せっかく解けたと思ったら、汎用的なコードじゃないとかて突っ返されまくって泣きそうになるし・・・

こうしてたどりついたエンディングはシンプルだけど、この会社のゲームらしい締め方ですごくよかった。皮肉が利いてるけど、最後は絶対後味のいい終わり方で締めてくれるよね。ここの会社のゲームは。リトルインフェルノと違っていつでも何度でもエンディングは繰り返し見られるのもよかったかな。クリアできて嬉しかったから4回くらい見てしまった。

クリア後の最適化が楽しすぎた

クリアまでけっこうたいへんだったから、もうこれ以上やり込むのは無理かな―と思ってたけど、なんか頭がプログラミング脳になっちゃったのか、その後もしばらくSwitch起動してはヒューマンリソースマシーンプレイしちゃうように。このゲーム、クリア後要素は同社の他のゲーム同様なにもないんだけど、いつもどおり、恐怖のやりこみ要素は存在。それぞれのステージごとに、コードを短くするサイズ目標と、コードの手数を減らすスピード目標と、二種類のやりこみがあって、それぞれクリアすると、ステージ名の横のランプが点灯する。

サイズ目標とスピード目標は似てるようで正反対で、サイズ目標は繰り返しループを使って似たようなのをひとまとめにしてコードの行数を減らす効率化、スピード目標はあえて条件分岐を多くして手数を減らすことで達成できる高速化。両方同時に達成できるやつもあるけど、後半の問題になってくるとどちらかしか達成できなくなってくる。そのためか、それぞれの問題にはコードを三種類書けるようになっていて、別々に達成してもOK。ひとつのステージで三回遊べるってことだ!!

どれも上級プログラマー向けとか書いてあるから、最初はやるつもりはなかったけど、クリア後に最適化初めてみると、これがめちゃ楽しい! いちから頭ひねってコード考えなければならんかった初見のときと違って、すでに解き方わかった上で、効率化を考えるのは、完全にパズルゲームと化するので、このゲーム、珍しくクリア後やりこみのほうが面白いとまで思えた。いっこいっこ着実に最適化していって、気づけば残りは後半の難関9問を残すのみ。さすがにそこまでまるとちょっと難しすぎて越えられない壁にぶち当たった感じだけど、ここまでこれただけでも最高に楽しかったし、そのうち気が向いたら、残りのやりこみもしたいなーと思える楽しさだった。

こうしてトゥモローコーポレーション系のゲーム三種を立て続けにプレイしたけど、どれも超個性的かつ面白くてよかった!! 個人的ランキングとしては、一番はやっぱ雰囲気ゲーとして確立されてたリトルインフェルノ、二番は新たな分野の楽しさを教えてくれたヒューマンリソースマシーン、そして一番下になっちゃうけど、並のゲームよりよっぽどよかったグーの惑星って順番かな。ヒューマンリソースマシーンは、もし今年マリオとゼルダがなかったら、個人的GOTYに選んであげたいほどだった。プレイする人を選ぶゲームなのは間違いないけど、ハマる人はとことんハマる系ゲーム。途中で投げ出しちゃった人もあきらめず考えつづけてほしい。クリアできたときの達成感はハンパないから。

そんなわけで、

今後、ここの系列のゲーム出たら、発売日に即買います! それほどトゥモローコーポレーションの虜になっちゃったこの一週間でございました。

▽続編出るらしいよー
なんとこの路線の続編出るとか。開発中の画面見てるだけで頭痛いけど気合入れて買いますよ

会社での単純作業をプログラムするパズル続編『7 Billion Humans』発表。Steam/ニンテンドースイッチ向けに日本語対応で発売へ | AUTOMATON

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