ヒューマンフォールフラット感想。実況者のネタ提供用という新ジャンルのゲーム

フレンドさんが、なんかCo-opできるゲームないかと言うので、ヒューマンフォールフラットっていう有名なのが、近々コンソール版もオンライン対応するみたいだよーって言ってたら、続々と買っちゃうフレンドさんが出てきて、それがしもやることになってしまった(笑) まあプレイ動画とか見たら面白そうだしやってもいいかー・・・と思って買ってみたのだが。

まず、ソロでプレイしてみて、その操作感の悪さに驚く。はっきり言って手が筋肉痛になるレベルで操作がムズい。単純な操作ではあるものの、けっこうシビアなタイミングとか動作が求められるので、ゼルダの伝説スカイウォードソードを思い出した。あれもあちこちのボタン同時に押さなきゃいけなかったよなーと。

慣れてきたら、それなりに自由に動かさせるようにはなってきたけど、操作が独特だから、慣れるまでがわりと長かった。

不安がよぎりながらも、たぶんオンライン対応したら楽しいはずだ・・・と自分に言い聞かせていたのだが・・・。

バグだらけのフレンド合流マラソン

Switch版がやっとオンラインマルチに対応したと思ったら、バグだらけでまともにオンラインできないの!! (※追記 : ここに書いた現象は9/21のアプデで解消されたよ)

まずフレンド合流機能がない!! スペランカーみたいに部屋作ってリストからホストの部屋選択して合流するという形式なんだけど、部屋作ってもリストに名前が出ない!! やっと出たと思ったら、野良さんが大挙して入ってきてフレンド入れない!! たとえ運良く這入れてもラグひどくて動けなくてエラーで崩壊する!! ってなバグのバーゲンセール状態。

それでもフレンドさんと遊びたいからと、いろいろみんなで調査した結果・・・

(1)ホストが作った部屋は、作ってからしばらくしてからリストに現れる。どうもサーバーの混み具合によるみたいで、平日昼間とかなら15分くらいで出てくるが、平日夜だと30-40分、祭日夜だと1時間くらいかかる。遊園地のアトラクションの順番待ちかよ!!

(2)リストに表示されるのは全国同時なので、当然野良さんが入ってきてすぐ満員になる。しかしホストは、名前を選択してYボタンでキックできるので、野良さんをひたすら追い出しながらフレンド合流を待つことになる。キックの鬼。野良さんが入ってきてる状態でも満員になりにくくするために人数は最大の8人設定にしとくこと。

(3)たまにバグでホスト側にも名前が表示されない野良さんが入ってきたりする。その場合はロビーで、ひたすら動かず放置し続けることで勝手に出ていってくれるのを待つしかない。

(4)フレンド側は、ひたすらリストを再読み込みし続ける。一回につきリストに一部屋しか表示されないとかザラなので、下手すると100回以上再読み込みしないとフレンドの部屋が出てこない。フレンドの部屋を引き当てるまでの再読み込みガチャ。

(5)フレンドがそろって野良さんをキックしつくしたらステージ開始。ステージ進行中は合流不可の設定にすることで晴れてやっとフレンドだけでプレイできるようになる。部屋設置してから遊べるまでに1時間かかるとかどういうことなの?

(6)人数が多くなるとラグがひどくなるのでフレンドは4人くらいまでがいい。ホストは回線の強い人(有線など)が担当すること。ただしサーバー側の問題が大きすぎるので、回線強い人でも崩壊するときは崩壊する。崩壊したらまた(1)からやり直しなので、プレイできるようになるまでに1時間かかる・・・こんなの絶対おかしいよ。

▽追記 テヨンジャパンのツイート
ローカライズしてるテヨンジャパンが、公式Twitterでやり方をツイートしてた。

だけどなー、公式Twitterでこういう明らかにユーザーが個人的にやるようなのを文面にしちゃうってまずいよね・・・。最近公私混同してる公私アカウント()が増えてるけど、テヨンジャパンもそうなのかって感じ。

確かにこの方法で間違いはないんだけど、フレンドと遊ぶ人に役立つ方法ってだけで、この方法が広まったら野良さんはキックされまくりになっちゃうよね。一方の声の大きいニーズだけ考えて、他方のニーズ(たぶん野良さんのほうが圧倒的多数派)のことを忘れてる。

あくまでプレイヤー側の窮余の策としてこっそり共有されるべき手法であって、公式が「裏合流のテスト」とか言っちゃうのは変だよー。

▽追記2 パッチが開発されたらしい

その後アプデされて、ここに書いた問題点は解消されました。

実況動画で大ヒットしすぎちゃったゲーム

フレンドとただ遊ぶためだけにここまでやらなきゃいけないとか意味がわからん。よくこんなものを製品として発売したなーってレベル。公式Twitterアカウント(英語)や、ローカライズしたテヨンジャパンのアカウントにクレーム入れてる人も多いけど、なんせ弱小インディー開発会社だから対応がまったく追いついてない。数ヶ月後に改善されるかなーっていうくらい。

あまりにお粗末だけど、開発会社を批判する気にはあんまりなれないかな。そもそもヒューマンフォールフラットは元々ただのインディーゲームなのに、全世界400万とか異常な大ヒットしてしまったのが問題なのであって、会社の限界超えてるんだろうなーと思う。ポケモンGOの配信初期を思い出すよね。あれも想定以上にヒットしすぎて、対応が後手後手すぎて1年くらい経たないとまともに回らなかったからなぁー・・・。スプラトゥーンの初回フェスもサーバー落ちまくってやばかったなー(遠い目

ヒューマンフォールフラットは、自分でフレンドさんたちと遊んでみてわかったんだけど、ゲームとしては過大評価されすぎてる。操作感は肩凝るし、バグだらけだし、BGMは辛気臭いのばっかで盛り上がらないし、何から何まで不安定。(Steemではナインパーチメンツが今532レビューで6/10なのに対し、ヒューマンフォールフラットは15694レビューで9/10と圧倒的高評価だが、プレイしてみると過大評価としか思えない)

しかし、このゲーム、フニャフニャ挙動のおかげで、動画映えして、はたから見てるぶんには超面白そうに見える。Co-opゲームとしてはよっぽどしっかりしてるゼルダの伝説トライフォース三銃士があんまり売れなくて、ヒューマンフォールフラットが爆売れしてるのは間違いなくSNSや動画でシェアされたときの見た感じの面白さのせい。

このゲームは、タイトルにも書いたけど、「実況者のネタ提供用という新ジャンルのゲーム」だと思う。ゲームの質そのものはイマイチなのに、ものすごく動画映えして、多発するバグでさえも動画の面白さにつながってしまうから、実況者がプレイすると、めっちゃくちゃ面白そうに見えてしまう。だから購入者が増えまくって、WiiUのスプラトゥーンを超えるレベルで売れまくっている。言っちゃ悪いけど、アニメで言う「オープニング詐欺」に近いゲーム。

それがしのときも起こったけど、手足がオブジェクトにはさまれて身悶えしたり、体がびろーんとモチみたいに伸びたり、必須オブジェクトが消えて進行不可になったりと、意味不明でホラーなバグがたくさん起こる。(マルチプレイ中に手足や頭がはさまって抜けなくなったら、ポーズメニューから「チェックポイントから」を選択で脱出できる)

しかしどのバグも、絵面としては面白くて爆笑してしまうのばっかり。世界観的にバグじゃなく仕様な気もしないでもないし、話題性のためにバグも仕様で残してるんじゃないかっていぶかってしまうほど。

似たようなプレイ感でバグがめったに起こらないゼルダBotWがいかにすごいかわかるけど、動画人気高いのはバグだらけのヒューマンのほうだというね・・・。このへんが、SNSで拡散されたものが売れるという時代に最適化された新ジャンルゲームという感じ。アプデのときユーチューバーのコスチュームとか配信されてる時点で、公式もそれ意識してるよね。

オーバークック2はプレイ動画見てるとめんどくさそうであまり魅力感じなかったんだけど、自分でフレンドとプレイしてみるとめっちゃおもろいという神Co-opゲーだった。

ヒューマンはプレイ動画だとめっちゃおもしろそうなんだけど、自分でフレンドとプレイすると凡Co-opゲーだったという、今んとこ真逆の印象。。

ネタにはなるけど言うほど楽しくはない

なんだかんだ言って、フレンドとプレイすると楽しいし、それなりに盛り上がりはする。

でも前に宮本茂さんが言ってた気がするけど、どんなゲームでもマルチにしちゃうと楽しいもんなんだよなー。

ヒューマンフォールフラットの場合、見た目の面白さ、の部分をなくしたら、ゲームそのものとしては凡作という感じがぬぐえない。

マップ上のいろんなオブジェクトを使って謎解きできるという仕組み自体は面白い。ひとつの謎解きに複数の解き方があって壁登りでゴリ押しできたりするのもいい。だけど、そういうのはゼルダBotWのほうがよっぽどすごい。

ゼルダと比べた場合の、このゲームのメリットは、オンライン含む複数人プレイができるってことだけど、あまり協力プレイって感じがしない。個人スキルで解いていく謎解きがほとんどだから、うまい人だけ先々進んで、ヘタな人はセーブポイントで合流するだけになってしまう。

野良さんとオンラインしたりすると、いつのまにかクリア扱いになって落下して合流を繰り返し、そのステージがなんだかわからないまま終わることもしばしば。単に一緒にプレイできるというだけのゲームで、Co-opって感じではない。

これに対して、ゼルダの伝説トライフォース三銃士とかサーモンランとかオーバークック2は、ちゃんとフレンド同士がチームになって互いに貢献しあえるという、まっとうなCo-opゲーとしての魅力があった。ものすごい高得点を目指さない限り、初心者を助けて接待できるしね。ヒューマンフォールフラットは個人競技だから初心者は何もできなくなってしまい、ほとんど接待できない。

もちろん、みんなでプレイしたら、ヒューマンフォールフラットは動きのおもしろさのおかげで、げらげら笑い合って盛り上がることは盛り上がるんだけど、しっかりステージクリアしたいなら、難しいアクションができるプレイスキルが不可欠になってくる。あんまりゲームうまくない人は、最初にちょこっとみんなで笑ってそれで終わりなゲームになりかねない。

結局、ヒューマンフォールフラットのやったらむずい操作と、バグやラグだらけのオンラインプレイに疲れたあとは、オーバークック2とかのまっとうなCo-opゲームがいかに楽しいかを思い知らされる。ヒューマンフォールフラットは、ネタとしては非常に優秀だけど、ゲームとしては凡作か、よくて佳作でしかないなーというのが正直な感想でした。

ちなみにこの記事書いた後に、一応エンディングまで行ったけど、やっぱり感想変わらなかったよー(笑) フレンドさんとプロレスやってるのが一番楽しいゲームだったや。

▽フレンドさんとのプレイ動画いろいろ

スポンサーリンク
投稿日2018.09.16
かてごりー: インディー系のゲーム