【クリア感想】FEif第三のルート「インビジブルキングダム」(ネタバレ注意)


ばらしいストーリーでした!

ファイアーエムブレムif第三のルート「インビジブルキングダム」(透魔王国ルート)をクリアしました。先がすごく気になる物語で、主人公と家族全員が共闘するという夢のようなストーリーだったので、文字通り寝食を忘れて、エンディングまで突っ切ってしまいました。

この勢いを忘れないうちに、その感想を書きたいと思います。ストーリーやキャラ、エンディングのネタバレなどもかなり含むので、未プレイの方はご注意ください。

▼これ以上ない最高のハッピーエンドでした!

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さまざまな伏線回収のストーリー

最初に書いておきたい大切なことは、このインビジブルキングダムの第三のルートは「外伝」や単なる「別ルート」ではないということです。第三のルートは「正規ルート」「真ルート」であり、むしろ白夜・暗夜ルートのほうが「外伝」みたいなものです。

前回の記事でも書きましたが、ファイアーエムブレムifは、第三のルートありきのストーリーです。第三のルートをやらなければ、ストーリーの意味がわからず、伏線もほとんど投げっぱなしの悲劇的な展開です。

最初に白夜や暗夜をプレイすることは絶対必要ですが、それだけ遊んで「ファイアーエムブレムifは面白くない」と言って投げ出さずに、第三のルート「インビジブルキングダム」をぜひ遊んでほしいと思います。

わたしは白夜ルートのクリア時点ではファイアーエムブレムifのストーリーへの評価は低めでしたが、インビジブルキングダムクリア後の今では、かなりストーリーの良い名作だったと思っています。

逆に、白夜・暗夜ルートを遊ばずに第三のルートからはじめると、けっこう薄くてあっけないストーリーに思えてしまうかもしれません。あくまで、最初に伏線を知ってから、解答編である第三のルートを遊ぶのがいいと思います。

前回の記事で書いたように、白夜・暗夜ルートはファイアーエムブレムifという映画の前半1時間のようなもので、インビジブルキングダムルートは後半1時間のようなものです。正しい順番で、どちらもプレイすることで、ファイアーエムブレムifという映画を最大限に楽しめます。

第三のルートで明かされる伏線には次のようなものがあります。

■序盤でギュンターが無限渓谷に落ちた意味
■ガロン王が狂った理由。本当の敵の正体
■アクアの出自や、呪いの正体
■竜になれる主人公の出自や、その正体
■真の炎の紋章「ファイアーエムブレム」
■母ミコトや父スメラギのより深い描写

▼存在の薄かった父や母もストーリーに関わってくる

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▼やっと出てきたタイトルコール

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「仲間を信じきる」というテーマ性

第三のルートを遊ぶと、物語の軸に「仲間を信じきる」というテーマがあることがわかります。

ファイアーエムブレムifの主人公は、白夜・暗夜ルートだけだと、だれのことでもほいほいと信じてしまい、疑わないというおめでたい主人公のようにも見えて、それが悲劇につながることもあります。

しかしそれは第三のルートのための伏線です。

第三のルートは、主人公の「仲間を信じきる」という性格が、最大限に発揮された場合にどうなるのか、という物語を描いたストーリーです。

■どんなときでも、白夜・暗夜両方の兄弟姉妹を信じきる主人公
■そんな主人公の思いに引かれ、心を動かされて、一人、また一人と集まってくる仲間たち
■敵をも味方をも結びつけ、一つにならせることのできる主人公の信頼
■その信頼を打ち砕こうとして、裏切りの罠を何度も仕掛けてくる敵
■それでも主人公は「仲間を信じきる」という姿勢を貫き通し、もし陥れられてしまった場合は、仲間がサポートしてくれる

そんなテーマ性のあるストーリーです。

白夜・暗夜ルートだけをやっていると、なぜ主人公がこんな性格なのかわからないと思いますが、インビジブルキングダムをやってみると、ハッピーエンドのためには、主人公をそのような性格に設定することがどうしても必要だったのだ、ということがわかります。

また、このファイアーエムブレムというゲームは、ストーリーデモで、主人公と重要人物しか登場しないために、描写が薄くなるという欠点があります。しかし第三のルートでは、白夜・暗夜が合流するため重要人物の数も多く、ストーリーデモに厚みがあるような気がします。

▼主人公の「信じきる」姿勢が奇跡を起こす

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マップの難易度やギミック

インビジブルキングダムの難易度は、白夜と暗夜の中間だと言われています。プレイしてみた感想としては、白夜ルートで慣れただけかもしれませんが、特にインビジブルキングダムが白夜より難しい、ということは感じませんでした。難易度はノーマルのカジュアルでプレイしましたが、セーブも活用して、マップクリア時に味方を失っていることはありませんでした。

確かに敵は白夜ルートより強いのかもしれませんが、リョウマ兄さん、マークス兄さんというチート級キャラが二人揃っていますし、そのほかのタクミ、レオンあたりもかなりの強キャラです。白夜・暗夜の家族を使わず、脇役キャラばかりでプレイすればかなり難しくなるはずですが、家族キャラで固めている限り、それほど難しくはないと思われます。

終盤のマップは、特攻すると、敵に囲まれてボコボコにされるので、リョウマ兄さんとマークス兄さんを双璧にして布陣し、冷静に敵を減らしていけば、それほど苦もなく攻略できます。

マップは、白夜ルート・暗夜ルートと違って、ギミック盛りだくさんなのが特徴です。竜脈ギミックだけでなく、それ以外のものも豊富です。たとえば、村全体が凍りづけになっていて、氷を破壊しながら進んだり、ターンごとに移動する床があって、浮島や部屋を移動しながら闘うというのがありました。

ちなみに防陣はほとんど使っておらず、攻陣中心で攻略しました。移動する床は面積が限られているので、自軍全員を載せるには防陣にしてツインユニットにならざるを得ず、そのときだけ防陣を使っていました。また離れた陸地の宝箱のためにスズカゼやサイゾウなどの鍵開けユニットを運搬するときも、カミラ姉さんなどの飛行ユニットの防陣で運んでもらいました。

マップのギミックは、単純にめんどくさくて時間のかかるものもありましたが、パーティを分割するなどの戦略を求められるものもあり、まずまず楽しかったです。

キャラ別感想

キャラは、白夜・暗夜のほぼすべてのキャラが仲間になります。ですから、好きなパーティを編成して闘うことができますが、基本的に兄弟姉妹全員(10人)+2~4人くらいが出撃数になります。第三のルートの醍醐味である、家族全員出撃を満喫したかったら、脇役ユニットを育てる余裕はありません。主人公の子ユニットなどを使いたい場合はなおさらです。

以下に書くのは、実際に使ったキャラの感想です。

特に、インビジブルキングダムルートでしか見れない、白夜の王家と暗夜の王家の支援会話の感想も簡単に書いていきたいと思います。

主人公

■ダークプリンセス→ダークブラッド

白夜に生まれ、暗夜で育てられた王女(王子)。じつはもう少し複雑な背景があることが第三のルートで明かされます。物柔らかでだれにでも優しく、慕われる性格。だれかを信じるときは、心の底から信じきる純粋さが魅力です。

ほぼすべてのメンバーとの支援会話がありますが、家族との絆や、仲間との信頼を深めていく描写はとても丁寧で、読んでいて楽しいです。

戦闘面では、スキル「高貴なる血統」を持つために、レベルが上がりやすいです。一人だけレベルを上げすぎてしまわないよう、武器に小太刀など、低威力かつ射程1~2のものを持たせて、削りに徹するのがいいと思います。そこそこ硬いので、前衛に出しても大丈夫です。強力な敵が相手の場合は、夜刀神、竜石などで、強力な一撃をお見舞いします。

▼このルートでは兄二人に守ってもらえるという幸せ

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リョウマ兄さん

■剣聖

あまりに頼りになりすぎる白夜の第一王子。最初は主人公に敵対していましたが、徐々に態度を軟化。妹思いで優しく、判断力も鋭い兄でした。

「侍」を意識しているようで、独特の鎧を身にまとっています。温泉などでは素顔が見れますが、髪型で本人だとわかるものの、ギャップが激しい。

戦闘面では、一言でいえば、ラスボスを一人で倒す性能でした。異様に強いです。避けて当てる。攻撃されればスキル「待ち伏せ」でカウンターして、スキル「流星」が発動して、息つく暇もなく相手を倒してしまう。攻撃力もクリティカル連発で、アーマーが相手でも削りきってしまうこともしばしば。経験値泥棒になりがちですが、あまり気にせず敵を倒しまくってもらいました。

とても頼りになり、後半、敵が強くなってからは、マークス兄さんと一緒に盾になってもらいました。そのことで、マークスとの支援レベルも上がり、第三のルートでしか見られない二人の支援会話を楽しめました。どちらも一軍の将だけあって、堂々とした、それでいて気づかいもできるやりとりがすばらしかったです。ほかにもエリーゼとの支援をSにすると、恋破れたといったんは引き下がりかけるリョウマ兄さんが可愛かったり。

▼二人が共闘するという展開だけでごはん三杯はいける

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マークス兄さん

■パラディン

こちらは硬さで頼りになる暗夜の第一王子。国に対する忠義のゆえ、主人公に強く敵対し、仲間になるのも最後でしたが、仲間になれば、その忠義の心が良い方に働き、常に主人公を信頼し、守ってくれる優しいお兄さんでした。

支援会話でも、一見、頭が固そうに見えて、じつは思いやりや優しさも兼ね備えたバランスのとれた人であることが窺えます。弟のレオンに対する支援会話などは、しみじみと感じられる兄の思いやりが表れていました。リョウマ兄さんとのやりとりでは、リョウマ兄さんの失礼な行動に理解を示すという心の広さを見せたり、サクラとの会話では、上がり症を治そうとする勇気を褒めたり。

戦闘では、リョウマ兄さんと一緒に前線に出て、盾として活躍してもらいました。避けるリョウマ兄さんと違い、こちらは硬さが特徴で、よほどのことがない限り落とされることはありません。さすがにラスボス戦は避けられないのが仇となってリョウマ兄さんより使い勝手が劣りましたが、どちらも強いことに変わりありません。

▼とても物分りの良いマークス兄さん

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ヒノカ姉さん

■天馬武者→聖天馬武者

豪快さをもった戦場に立つ姫、白夜の第一王女。仲間になるまでの心情の描写が少なく、合流時もリョウマ兄さんについてくるだけ、という第三のルートではかなり影の薄い存在でした。より知りたければ、白夜・暗夜ルートをあらかじめ楽しんでおく必要がありそうです。

支援会話では、不器用さが出ていて、カミラ姉さんに裁縫を教わったり、マークス兄さんにパーティでの対応を尋ねたりしていました。マークス兄さんと支援Sまでいくと、じつはパーティの裏事情が明らかに。レオンさんには、実力を早々と認められていたのはさすがです。

戦闘では、スキル「飛燕の一撃」のおかげで追撃しやすく、攻撃力は低いものの、二回攻撃で敵を倒しきる場面も多かったと思います。飛行ユニットならではの万能な立ち回りは、第三のルート特有の浮き島で闘う場面などで、カミラ姉さんともども役に立ってくれました。聖天馬武者になってからは、杖で簡単な回復もできるようになり、高い移動力を活かしてサポートにとどめに活躍してくれました。スレンドスピアなどを持たせて射程2に対応させると運用の幅が広がります。

▼マークス兄さんの優しさに気づくヒノカ姉さん

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カミラ姉さん

■レヴナントナイト

妖艶な雰囲気を持ちつつも実は良識ある、暗夜の第一王女。個別に闘うマップもあり、第三のルートの兄弟たちの中では優遇されていた印象です。敵対しているときは主人公を自分の手で殺そうとする危ない人ですが、話し合ってみればしっかり理解してくれるという不思議な人。

支援会話では、主人公を甘やかせて可愛がろうとする姿勢に、リョウマ兄さんから独り立ちをさまたげるとして待ったをくらったり、ヒノカ姉さんにお裁縫を教えてあげたり。暗夜の家族同士では、マークス兄さんとのやりとりが面白かった。じつはマークス兄さんはひときわ家族思いで、家族のことをよく見て理解しているのだ、ということがわかるエピソードです。

戦闘では、斧や魔導書を使えるので、いろいろなタイプの武器を持たせて、敵によって攻撃方法を変えるようにしていました。スキル「見くだす者」や「死の吐息」で威力が強化されるため、敵のHPを削るのに活躍してくれました。飛行ユニットならではの驚異の移動力で、遅い味方の運搬役などもこなしてもらいました。

▼ヒノカに裁縫を教える

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タクミさん

■弓使い→弓聖

ちょっと斜に構えるものの実は優しい白夜の第二王子。白夜の兄弟の中では、敵にとらわれているという間抜けな展開の上、占いによって仲間になってくれるというちょっと強引な仕方で味方に。この場合も白夜ルートなどをあらかじめやっておいたほうがいいと思います。いや、そちらのほうでも扱いはさんざんでしたが…笑

支援会話では、支援Cのときはそっけなく、おもちゃで遊びたいエリーゼをつっけんどんに扱ったり、実の兄弟のヒノカ姉さんなどにも心を開かなかったりと、いけすかない印象ですが、支援Aになると心を開いて仲良くなってくれるというパターンが多かったです。特に、レオンとの支援会話は必見です。じつは似たもの同士では?と歩み寄っていく二人のやりとりが、支援会話の中で一番のお気に入りです。

戦闘では、非常に強い弓使い。前衛のリョウマ兄さんの横で、兄さんがのがした敵をバタバタと仕留めてくれる頼りになる存在でした。射程1に穴があり、リョウマ兄さんとくらべて打たれ弱いので、孤立した敵を一撃必殺が基本ですが、スキル「先手必勝」と「凶鳥の一撃」で、たいていの敵は仕留めきっていたと思います。

▼同族嫌悪から一転して親友に

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レオンさん

■ダークナイト

口が悪いものの、じつはすごく家族思いな暗夜の第二王子。途中で一度顔見せし、マークス兄さんを説得するという重要な役回りを努めるものの、仲間になるときはマークス兄さんが目立ちすぎて印象は薄く。白夜・暗夜ルートのほうでの描写がかっこよすぎたせいか、こちらでは割りを食った印象です。

支援会話では、最初戦いの役にたたないと見下していたサクラを、次第に認めるようになったり、ヒノカ姉さんの武人っぷりに敬意を表したり、何よりさきほども書きましたがタクミとの似たもの同士ならではの交流があったり、徐々に絆を深める様子がよくわかりました。暗夜の家族とのやりとりでは、家族思いの一面が強調されていて、エリーゼの優しいお兄ちゃんだったり、非の打ち所のないマークス兄さんの影で苦悩していたりしていました。

戦闘では確かに強かったのですが、尖った部分がなく、器用貧乏な感じに。マークス兄さんほど硬くなく、タクミさんのように攻撃力が高いわけでもなく、スキルもやや使いにくい印象。しかし逆に言えば、移動力が高く、射程1-2で、防御力もそれなりということで、どこに配置しても万能な働きをしてくれました。

▼相手のに良さを知ったら、それを認める知力がレオンさんのいいところ

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サクラさん

■巫女→戦巫女

臆病で守ってあげたくなるような可愛らしさのある、白夜の第二王女。白夜からも攻撃を受けていた、孤立している主人公を最初に信じて、仲間になってくれるという行動力がすばらしかったです。仲間になるシーンのムービーまであり、優遇されています。

支援会話では、おどおどした気弱な一面が出ていて、アクアから怖い話を聞いたり、家族から心配されて大切にされたりしていました。マークス兄さんを相手に会話の練習をやったり、エリーゼと一緒に楽器を演奏したり、という積極的な一面も。

戦闘では、ひたすら回復役に従事。さまざまな杖を持たせて、パーティを支える役割でした。回復役としてはエリーゼと並ぶ双璧で、第三のルートでは、部隊を二つにわけて進軍していくような場面もけっこうあるので、各部隊にサクラとエリーゼを別々に派遣して、回復の要とすることができました。スキル「祈り」のおかげで、エリーゼよりも突発的な事故で生き残りやすいのもポイント。戦巫女になってからは弓で簡単な攻撃もできるように。

▼エリーゼとの合奏

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エリーゼさん

■ロッドナイト→ストラテジスト

無邪気で明るく、主人公のことが大好きな、暗夜の第二王女。仲間になるときの描写は薄めで、カミラ姉さんが仲間になったあとに後を追ってきて唐突に仲間に加わりました。こちらも仲間になるときのムービーがあって優遇されています。つまり第三のルートは妹二人の「両手に花」ルートなのですね。あざとい。しかし彼女の魅力は、やはり白夜・暗夜ルートをやったほうが(悲劇的な展開も含めて)、より好きになれると思います。

支援会話では、リョウマ兄さんのところに紙飛行機を飛ばしたり、マークス兄さんに平和の大切さを説く本を勧めたり、サクラと一緒に琴とバイオリンを演奏したり、タクミに一緒に遊んでもらおうとして邪険にされたり。

戦闘では、サクラと同様に回復専門ですが、騎乗のおかげで移動力が高いのが特徴でした。暗夜ルートでは、移動力が高いものの、杖(ライブ系)が基本的に射程1なので、高リスクになっているのでしょうが、第三のルートでは杖(祭系)も買えるので、結果的に移動力も高く射程も長いという、サクラの存在意義が薄まる優遇っぷり。ただしサクラより打たれ弱いところが、一応弱点としては存在します。ストラテジストになってからは魔法書も使えるようになり、どうしても敵の数を減らしたいときに攻撃役として役立つことも。

▼リョウマ兄さんに花冠の作り方を教える

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アクア

■歌姫

ストーリーの要となる透魔王国の王女。主人公に最初から協力してくれることもあり、ストーリーの中心で活躍し続け、ようやくこれまでのいろいろな謎が明かされます。白夜・暗夜ルートだけでは、アクアの存在意義がわかりませんが、第三のルートではじめて彼女を軸としたストーリーを楽しむことができます。

支援会話では、主人公との会話に透魔ルート専用のものが用意されていたり、今までと違った楽しみがあります。ほかのものは暗夜でも白夜でも見れますが、リョウマ兄さんに妹として認められていることを知って喜んだり、マークス兄さんの気づかいと思いやりを敏感に察知したりしていました。

戦闘では何を置いても「再動」係。リョウマ兄さんやマークス兄さんなど、協力なユニットを二回行動させることで殲滅を助けたり、モズメのような経験値稼ぎをしてほしいユニットを二回行動させて成長の助けにしたり、味方のダメージが大きいときに回復役を二回行動させて助けたり、宝箱を取りに行って遅れたスズカゼさんらを二回行動させて前線へ復帰させたりと、局面に応じていろいろ活躍できました。

▼第三のルートの特別会話

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ジョーカー

■バトラー

最初から仲間にいてくれるもう一人。主人公が男性ならフェリシアになるそうです。序盤は目立つものの、後半あまり会話に加わらず、存在は薄いので、ジョーカーやフェリシアを使いたかったら、白夜・暗夜ルートのほうが向いているかもしれません。

支援会話では、最初からいることもあって、なんと主人公、モズメとの支援レベルがかなり早い段階でS可能になるという二股っぷりを発揮してしまいました。どちらもイベントだけ見て、結局は結婚させずに進めましたが、はじめて子ユニットや外伝マップというのを経験することができました。それにしてもジョーカーの息子さん老けすぎでしょう笑。

戦闘では、攻守ともに活躍できる能力の持ちぬしで、手裏剣で攻撃したり、杖で回復したりと、局面ごとに万能の働きができました。しかし後半になるについて攻撃力が息切れして、出撃数が少ないマップでは二軍になることもしばしば。回復役としてはスキル「ご奉仕の喜び」で自分も回復できるという、サクラやエリーゼにはない能力もあり、しかもそれなりに耐えるので、妹たちに思い入れがなければ、ジョーカー、フェリシアを使うのもありです。

▼支援Sになってしまった

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サイゾウ

■忍者→絡繰師

リョウマの部下で、闇に生きる隠密。第三のルートではかなり優遇されているサブキャラで、敵になって闘うマップがありますし、自爆しようとする見せ場もあり、さらには、フウマ王国のシノビの王で、サイゾウの父親を殺したコタロウを倒すことで見られる特殊セリフまで用意されていました。

支援会話では、影に生きるシノビらしく、気配を隠して誰かを見張ったり、隠密の任務に忠実であったりする姿が描かれていました。その中で、モズメと仲良くなると、農家出身として意気投合したりするのが意外な一面でした。

戦闘面では、白夜ルートでもお世話になりましたが、鍵開け要員として大活躍。宝箱や扉は、彼とスズカゼの兄弟に任せていました。忍者だけあって、戦闘も相当強く、避けて当てるので頼りになりました。闘技場でも、サイゾウが出れば勝てると確信しました。後半、スズカゼを上忍にした関係で、絡繰師にしてみようかという魔が差したのが彼の没落のはじまり。グラフィックはおもしろくなりましたが、戦闘力が減ってかなり弱くなってしまいました。絡繰師は人形特効のスキルなどもありますが、第三のルートでは役に立たず。

▼ストーリーの序盤で優遇されている

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スズカゼ

■忍者→上忍

繊細なイケメンで女性ファンが絶えないというサイゾウの弟。白夜ルートではあんなことになりましたが、今回は最後まで、楽しく使わせてもらいました。ストーリーではサクラと一緒に主人公のもとにかけつけ、孤立している中で最初に仲間になってくれるという、サイゾウともども重要な役回りでした。

支援会話では、女性ファンが多すぎるという贅沢な悩みが明らかに。兄のサイゾウと異なり、けっこう目立ってしまうところが忍者としてどうなのか。

戦闘面では、サイゾウとほぼ同様の役割。宝箱の多いマップでは、兄弟手分けして回収に奔走しました。絡繰師になって弱くなった兄とは異なり、上忍としてシノビらしさを全うし、最後まで削りにとどめに頼りになりました。

モズメ

■村人→大商人

故郷を失っても闘う強い意志の村人。外伝マップをクリアすることで、どのルートでも仲間にできます。白夜ルートのとき育てると強かったので、今回も最初から育てて、ずっと高レベルを維持していました。

支援会話では素朴な一面や、農家の知識、自然について詳しいなどの点で、都会慣れした面々に田舎の良さを教えてくれる場面が多くありました。芯の強さも魅力的で、故郷を失っても頑張り続けることにみんなが励まされていました。

戦闘面では、大商人になってからは安定的な強さ。弓で飛行ユニットを撃ち落としたり、キラーランスの必殺攻撃で敵を葬り去ったりと、村人とは思えない活躍っぷりでした。打たれ弱さにだけは注意が必要ですが、ザコ敵の一撃くらいなら耐えられたり。

ギュンター

■グレートナイト

死んだと思われていた主人公お付きの老騎士。第三のルートでは、かなりストーリーに大きく関わってきて、重要なポジションにいます。

残念ながら支援会話は一切なし。育てることにあまり意味はありません。

戦闘面では最後まで使えるので、それなりに役立ちますが、特に強いわけでもなく、やはり育てる意味はなさそうです。早々にパーティに加わるので、序盤限定の戦力として扱うのがよさそうです。

 

ほかにもキャラは大勢いて、その気さえあれば、ほぼすべてのキャラを使えるのがインビジブルキングダムルートの特典です。

その中には、一部のマップで、敵または中立ユニットとして登場し、特定のユニットで会話した場合のみ加入する仲間もいます。シャーロッテ、ブノワはエリーゼで、アシュラ、ニュクスは主人公で会話すると仲間になります。

▼第三のルートは全キャラと触れ合い放題

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そのほか、白夜ルートでイザナが仲間になるような感じで、条件を満たせばフウガが仲間になります。おそらくマイキャッスルの発展が条件のようです。

▼誰だっけ、というころにやってきたフウガ族長

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▼結婚システムも試してみました

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▼なんというイケメン

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エンディングまで見て

エンディングまで見て、確かに細かいアラがあるのは感じます。

■敵のスパイの行動が、主人公を殺そうとしているのか陥れようとしているのか曖昧で、一貫していない
■死のうとしている人に「なんで回復が効かないの?」みたいなメタっぽいセリフがある。FF5のガラフみたい
■終盤のお粗末な推理劇のような一幕
■噛ませ犬みたいなガロン王に救いはないのか
■終盤の描写があっさりしていて、ラスボスが無言で死んでしまうなど
■せっかく白夜と暗夜の兄弟が集結するのに、一部の兄弟同士の支援会話がない(たとえばヒノカとエリーゼ、マークスとタクミなど結構多い)

それでも、ファイアーエムブレムifのインビジブルキングダムルートには、小さな欠点を補って余りある魅力が、十分にあります。正確にいえば、インビジブルキングダムルート単独ではなく、あらかじめ白夜か暗夜ルートをやった上で、第三のルートをやった場合に、明らかに名作と呼べるだけの魅力があります。

白夜ルートだけをやった時点では、このゲームのストーリーが好きになれませんでした。「社長が訊く」でストーリーがいいと言われていましたが、期待はずれだった、と強く思いました。でも、インビジブルキングダムルートをやって、まったく印象が変わりました。確かにすばらしいストーリーだと脱帽しました。

このゲームの良さは、おそらく、三つのルートすべてをやることでわかるのだと思います。1つのルートだけすると凡作であり、2つのルートをすると名作になり、3つのルートすべてをやると忘れられない大作になるのではないでしょうか。

わたしは白夜→インビジブルキングダムとやって、暗夜はやらないつもりなのですが(最初に白夜をやったことで、白夜の兄弟姉妹を敵に回すストーリーがやりたくなくなったため)、十分名作だと思えましたし、このゲームを買ってよかったと思えました。

エンディングの描写はあっさりしていましたが、すばらしいムービーや、ほぼ全員のその後の様子の解説が見れたこともあって、大満足でした。エンディングのときに流れる歌「if~ひとり思う~」の歌詞も、白夜、暗夜だけでなく、第三のルートにまで言及していて、鳥肌が立ちました。(光へ手を伸ばす→闇に進みゆく→狭間へ沈みゆく)

わたしは今回、初ファイアーエムブレムだったのですが、このゲームをやってみてよかったです。家族もの、というわたしが好きなジャンルの珍しいゲームであり、期待以上のできでした。

次回作のファイアーエムブレムは家族ものではないでしょうから、買うかどうかわかりませんが、これを機にファイアーエムブレムシリーズにも親しんでみたいと思った次第です。

▼これが夢見たハッピーエンド

2015-07-10 23.15.25

▼ファイアーエムブレムifの白夜ルートの感想はこちらをご覧ください。

▼インビジブルキングダムのストーリーの中盤までの感想はこちらをご覧ください。

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カスタムカテゴリー: ファイアーエムブレム