逆転検事2の各話感想!!―時を超えて紡がれる壮大な父と子の物語


  • 2014年9月24日
  • カスタムカテゴリー: 逆転裁判

の前から、逆転裁判シリーズを遊び始めて、評価の高いスピンオフシリーズ、逆転検事と逆転検事2をまとめて買ってきました。昨日、逆転検事1の感想を書いて、さっそく今日、逆転検事2をプレイし終えたので(笑)、今回は逆転検事2の感想を書きますね! 

ちょっと小粒な印象の逆転検事1とはちがって、すごく壮大で複雑にからみあったストーリーにただただ圧倒されるような、すばらしい作品でした。父と子の物語、という根底に流れるテーマ性も、色んな物語があって、感動しました!

逆転検事2

以下各話感想です。

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逆転検事2の各話の感想

第1話 逆転の標的

前作のロウ捜査官の国、西鳳民国の大統領の来日演説から話は始まります。演説中に突如どこからか銃が撃たれて、大統領は避難。ボディガードの一人が命を失いました。

そこで呼びだされたミツルギさんとイトノコ刑事。そしてどこからか、前作ヒロインのミクモちゃんも合流し、早々に、いつものトリオが揃います(笑)。やっぱりこうでなくっちゃ。わたしは主要キャラの登場を先のばしにするストーリーは嫌いなので、すごく嬉しいです。

そしてまず話を聞くことになったのは、ルポライターの速水ミキコさん。なんか、どなたかに似ている雰囲気ですが…(笑) ミクモちゃんと速水さんの手がかりから、怪しい人物を見つけ出したミツルギさん。

アイスクリーム屋の田中さん。でもどう見ても、逆転裁判2のラスボス?のコロシヤさん(虎狼死家 左々右エ門)です!(笑)

めちゃくちゃ怪しいのですが、コロシヤさんが言うには、速水さんのほうが怪しいとのこと。そして確かに証拠品からして速水さんに不利。さらに大統領のボディガードの2人うち、無事だったもう一人も現れて、舞台は大統領がいる飛行機内に。

コロシヤさんが本性を現したり、捜査権を剥奪されそうになったりで色々ピンチになりつつも、なんとか場をつなぐミツルギさん。コロシヤさんは大統領殺害を依頼されていたそうですが、何か思うところあったようで、目的を果たさずに逃亡します。そして今回の犯人ではありませんでした。

ミツルギさんは、結局暗殺事件は気弱な大統領の自作自演であり、それに付け込んでボディガードの一人がもう一人を殺したことを暴きます。

あまり意外性のない事件でしたし、証拠品のすり替えはちょっと無理があるような気もしましたが…。それにしてもコロシヤさんはなぜ大統領暗殺の任務を果たさなかったのか。実は、この話はのちに続く壮大な話の大きな伏線だったのでした。

第2話 獄中の逆転

舞台は打って変わって刑務所に。なんと、第一話の犯人が刑務所内で殺されてしまったのでした。これはいったいどういうことなのか。ミツルギさんとミクモちゃん、イトノコ刑事が乗り込みます。

しかし、そこに現れた弁護士のシガラキさん。(信楽盾之弁護士) ミツルギさんに対して、「裏切り者」と冷たい姿勢をとります。

実はシガラキさんは、ミツルギさんのお父さん、御剣信弁護士のお弟子さんで、ミツルギさんとも面識がありました。しかしミツルギさんが御剣弁護士の死後、検事の道を歩んで、あろうことか狩魔検事に心酔していたので、すっかりシガラキ弁護士はミツルギさんを見限っていたのでした。

でも、ミツルギさんは、自分はもう狩魔に心酔していたころのわたしではない、とはっきり言い放ち、理解を得ようとします。シガラキさんは半信半疑ですが、一応協力はしてくれそうです。

さらにそこへ現れたのは、水鏡秤裁判官と一柳弓彦検事。検事審査会の決定で、ミツルギさんには職権乱用の嫌疑がかかっていて、この事件は一柳検事に担当させるといいます。もし逆らえば検事バッジ剥奪もありうると。

この水鏡裁判官と一柳検事というのが、かなりおかしな人たちで、水鏡裁判官は、法の神をあがめる狂信者、一柳検事は頭の弱い子ども、といった感じでした。有無を言わせぬ迫力と聞く耳を持たない理不尽さで、ミツルギさんを追い詰めます。結局ミツルギさんは引き下がるしかありません。

その代わりに、ミツルギさんはシガラキさんに、弁護士の助手として捜査させてほしいと頭を下げます。シガラキさんは冷めた態度ですが、必死に頼み込むミツルギさんに、少し心を動かされた様子。同行を認めます。こうしてミツルギさんは検事から弁護士助手へと転身します。

その後、逆転裁判1の山野さん登場(笑) 慇懃無礼な手こすり懐かしい(笑) また刑務所を慰問していた懐かしのタチミ・サーカスのミリカちゃんや、今そこの部下となっている草太くんも出てきます。この草太くんが今回の犯人として疑われています。

さらに、刑務所に重要人物、VIP待遇を受けている超大物犯罪者、ミツルギさんが裁判を担当したという殺し屋 鳳院坊了賢がいることが発覚。刑務所の中なのに特別室があり、なんでも手に入る異様な待遇を受けています。了賢は盲目の殺し屋で、地獄の番犬みたいな盲導犬クロを連れています。その様子がもうホラーの領域でめちゃ怖い(^_^;)

水鏡裁判官たちは草太くんが犯人だと言いますが、殺し屋の了賢こそが真犯人ではないか、とミツルギさんは考えます。でも証拠がない。

その後、抜け道が発見されたり、サーカスが行われた中庭の井戸とつながっていることがわかったりして状況は二転三転。結局、意外な人物が真犯人でした。その人物は、了賢からいびられていたので、邪魔者を殺してその罪を了賢になすりつけたかったのです。

すこくボリュームのある話で、どんどん状況が変化していって色んな可能性が出てくるので、最後まで犯人はだれなのだろう、と手に汗握りました。雰囲気は刑務所ということで暗くてジメジメして気持ち悪かったですが、トリックなどは複雑でやりごたえがありました。

今回のミツルギさんの活躍と意志を見て、ミツルギさんを信用してくれたたシガラキさん。もう検事としてやっていけないのなら、弁護士にならないかと持ちかけます。ええっ?? ミツルギ検事が弁護士になっちゃったらナルホドくんの立場は? (過去に一回弁護士やってますけどね笑)

第3話 受け継がれし逆転

盛りだくさんだった第二話に続いて第三話も大ボリューム。過去と現在の事件が交錯します。

舞台は「12星座美術館」。かつて御剣パパと狩魔検事が争った事件の舞台です。その事件で、御剣弁護士が奮闘したので、狩魔検事の完璧な職歴に小さな傷がついてしまい、狩魔検事が御剣パパを殺す動機になったという。

舞台は過去の18年前の事件の回想に。御剣弁護士と、当時助手だったシガラキくんを操作して、狩魔検事と対決しながら、かつてこの地を舞台に起こった事件を推理していくエピソードです。逆裁3で綾里千尋さんを操作できた話を思い出しました。

当時、有名なパティシエとして一世を風靡し、ダンスイーツという踊って歌ってお菓子を作るという番組に出演していたパティシエ天海さんと養子のつかさちゃん。12星座美術館は以前、天海さんの屋敷だったのです。

その屋敷で開かれたスイーツ選手権。凄腕パティシエたちが集まって腕をふるいます。しかしそのさなか、挑戦者の一人が殺されて、容疑は天海さんのかかります。狩魔検事が天海さんを起訴しようする中、御剣弁護士とシガラキ青年は、捜査にいどみ、あと一歩のところまでたどり着きます。

特に、死体が消失して解剖記録がない、という事実を明るみに出したため、狩魔検事が裁判官から懲戒処分され、完璧な経歴に傷がついてしまったのでした。しかし奮闘むなしく、天海さんは、冤罪でこの18年間獄中で過ごすことに…。

そして現代に時はもどり、ミツルギさんとシガラキさん、ミクモちゃんたちが訪れた元天海さんの屋敷の美術館で殺人未遂が起こります。なんとその被害者は18年前、御剣弁護士が真犯人ではないかと睨んだパティシエでした。さらに、18年前に消えたこつぜんと消えた死体が突然出てきて、事件が急展開します。

なぜか現場にいた天流斎マシス(ヤハリさん)の思いがけない手伝いもあって、事件は思わぬ方向に。

じつは今回の事件は、18年前の真犯人を見つけるために天海さんのパートナーつかさちゃんが仕組んだ罠であり、天海さんの無実を証明するための計略だったのです。そしてまんまと引っかかったのが、今回殺人未遂の被害者になっているパティシエでした。やはり彼こそが18年前の事件の真犯人だったのです。

そのパティシエが意識を回復したところで、御剣さんは、彼を18年前の罪で追及します。でも時効の壁が立ちはだかる。もう責任は問えないのか!?と思ったところで、実はそのパティシエが外国に行っていて時効が停止していた期間があり、しかも御剣弁護士の奮闘で裁判が長引いていた期間もあり、ギリギリ時効寸前だと判明!!

ミツルギさんはシガラキさんとともに御剣弁護士の遺志を継ぎ、ついに因縁の事件の真犯人が捕まえ、天海さんは冤罪から解放されることになったのでした。

今回は過去の御剣弁護士が操作できる貴重なお話。ダンスやスイーツといった彩りある物語がよかったです。18年の冤罪という悲劇的な話ながら、とても健気な天海さんと、つかさちゃんに、すごく感動しました。今回一番好きな話かも。

第4話 忘却の逆転

続く話は、ミクモちゃんが記憶喪失になるところから。

ミツルギさんのところに、ボロボロになった記憶喪失の少女が連れてこられます。ミツルギさんの名刺を持っていたとのこと。最初不思議に思ったミツルギさんですが、ヤタガラスのバッジを見て、その少女がミクモちゃんだと気づきます。いったい何があったのか??

手がかりを探すうちに、ミクモちゃんはビッグタワー50階に呼び出され、そこで赤いレインコートの人に突き落とされたということが判明。しかし、その時刻に、じつはビッグタワーで殺人事件が起こっていていました。しかも現場は検事審査会の審議室。ミクモちゃんは水鏡裁判官と一柳検事に犯人として告発されてしまいます。

そしてさらに、一柳検事の父、一柳万才元検事局長が登場。ミクモを逮捕しようとして、それを阻止しようとするミツルギさんに検事バッジを剥奪すると脅します。一柳万才は、ミツルギさんを捜査から外そうとしていた検事審査会の会長だったのです。

ミツルギさんは、なんと自分から検事バッジをいさぎよく返上!! 真実のためなら検事という肩書きさえ捨てる決意を示すのでした。

ミツルギさんとシガラキさん、ミクモちゃんらは独自の捜査で、ビッグタワーに隠された階を発見。そしてそこに宝月茜ちゃんと、ジャーナリストの大沢木ナツミさんがいました(笑) お二人とも久しぶりですね。

その隠しエリアで、なんとミツルギさんがこれまで関わってきた事件の証拠品が裏取引されていたことを発見した一行。さらに、隠しエリアと殺人現場、つまり検事審査会の審議室がつながっていることが明らかに! しかし一柳万才や水鏡弁護士に見つかって、ミツルギさんとミクモちゃんは逮捕されてしまいます…。

そしてミツルギさんは検事審査会に呼び出され、審議されることに。

しかしさすがはミツルギさん。関係者全員が集まるその場を利用して、最後の推理を展開します。そして検事審査会の審議室が闇取引に使われていたことからして、犯人も被害者も検事審査会と関係しているのではないか、と主張します。それができたのは、検事審査会会長の一柳万才しかいない!! ミクモちゃんを執拗に逮捕して犯人に仕立てあげようとしていたことからして怪しい!!

もちろん一柳万才は、バカらしい、と言ってミツルギさんの弁論を遮ります。

しかし、ここで水鏡裁判官が、ミツルギさんの味方をして、なんと一柳万才を告発!!  水鏡裁判官は、検事審査会の闇を暴くために、検事審査会の手先を装って潜入捜査していたのです。

そこからも一柳万才が粘って難航しますが、なんとか証拠を見つけて、彼を有罪にすることに成功!! ミツルギさんは、検事バッジ剥奪の危機を免れたのでした。

そしてミクモちゃんも無事記憶を取り戻しますが…あの赤いレインコートの人物はだれだったのか??

そのとき、そばにあったトランシーバーが鳴り出して、なんと、そこからコロシヤの声が!! コロシヤはミツルギさんに、この事件を影から操る黒幕がいることを告げるのでした…。

第5話 大いなる逆転

そのころビッグタワーの隣で殺人事件が起こっていました。現場に急行したミツルギさんたちが見たものは…!!

なんと、巨大怪獣のあしあとのようなくぼみの中で圧死している西鳳民国の大統領、そしてそれを呆然と見下ろしているロウ捜査官だったのです。

そこは、大怪獣ボルモスという映画を撮っているスタジオで、主人公の子役は、なんとあの水鏡裁判官の息子のシモンくん(相沢詩紋)でした。捜査を進めると、どうも、たまたまそこに来た大統領の上に、シモンくんが誤ってボルモスの頭を落として圧死させたように見えるのですが…? ちなみに初代トノサマンの荷星さんも登場(笑)

同時に、ロウ捜査官や大統領をめぐる西鳳民国の複雑な事情も明らかになります。ロウ捜査官の一族は、大統領の腹心でしたが、12年前の大統領誘拐事件をきっかけに没落してしまったのだそうです。身代金で救出された大統領自身も、その後弱々しい人になってしまったとのこと。

そうこうしているうちに、シモンくんと一柳検事が何者かにさらわれたりする事件も起こって、救出された一柳検事が父親である一柳万才に引導をわたすシーンは見応えありました。シモンくんはミクモちゃんとイトノコ刑事の尽力で救出。

そして速水さん、ナツミさん、草太くん、ミリカちゃんなど、これまでの人物も総出演。シガラキさんや冥ちゃん、しまいには、コロシヤさんや、脱獄した了賢までもが合流。いよいよ、すべての事件をつなぐ最後の謎が明らかになる舞台が整いました。

これまでの全五話すべてをつなげて解き明かされる謎。全話の登場人物が、実は12年前の西鳳民国の大統領誘拐事件に関わっていたことがわかってきます。ここからの謎解きは圧巻でした。今まで、これほどまでに完璧に絡みあった神がかり的なエピソードは、逆転シリーズにはなかったし、他の推理小説でもまれなんじゃないかな。

すべての事件を巻き込んで、ついに明らかになる、すごく意外な真犯人!! あまりに複雑すぎて、ちょっとここで説明できる自信がないので、もやもやっと書きますが、今までで最高のストーリーでした。

すべての事件が終わって、検事バッジを返却してもらうミツルギさん。シガラキさんからは弁護士にならないか、と言われていましたが、ミツルギさんは、一柳万才のような存在を食い止めるために、検事として人々を助けることを誓います。シガラキさんは、それを温かく応援してくれるのでした。

父と子の物語

今回の逆転裁判2は、いろんなところに、父と子の物語、というテーマが組み込まれていたと思います。「母」はまったく出てこなくて(水鏡裁判官も実の母ではないですし)、ひたすら「父」ばかりが出てくるエピソード。

■父親である御剣弁護士の意志を、検事として継ぐことを決めたミツルギさん
■偉大なヤタガラスの父親の後を継いで真実を暴くミクモちゃん
■一柳万才の親の七光だったのが、親を乗り越えて引導をわたした一柳検事
■狼一族の没落の原因を作ったかに思われた父の本当の意図を知ったロウ捜査官
■冷酷な人殺しだった父親と同じ道を歩んだ本作の黒幕
■不思議な縁から、そんな黒幕を孤児として受け入れ、最後にはコロシヤから彼の命を守り、親代わりとなった鳳院坊了賢
■実の親子でないが、本当の父と娘のような絆を結んだ天海さんとつかさちゃん。
■じつは大統領の子どもだったことが発覚したが、父親殺しの復讐をしなかったシモンくん

などなど…。たぶんこれで全部かな?

これらの父と子の物語がクロスオーバーするわけなので、ものすごく深いお話でした。

魅力あふれるキャラクターたち

登場人物も魅力あるキャラクターばかり。

人によっていろいろと好きな人がバラけそうですが、わたしは、今作のベスト3を挙げるなら、天海さん、鳳院坊了賢、シガラキさんかなー(おっさんばかり笑)

すごく良識者で、ガッチリした筋肉のダンスイーツがすてきな天海さん。18年も冤罪だったのに、だれも恨んだりせず、刑務所の人たちにスイーツを作り続けている姿に胸を打たれました。

次に了賢さん。殺し屋なんだけど、無差別に殺すわけではなくて、しっかりルールを持っているあたりがカッコいい。第二話の時点ではただの怖い人だったんですが、第五話の人情あふれる描写で一気に魅力を感じました。人殺しに魅力だなんていうとダメですけどね。

そしてシガラキさん。飄々として、真面目すぎるミツルギさんの肩の力を抜くよう助けてくれるいい先輩でした。ピンチのときには助け舟を何度も出してくれる頼りになる一面も。シガラキさんのテーマのBGMの出だしがカッコよくて好きでした(笑)

ほかにも、一柳弓彦検事とか、水鏡秤裁判官とか、シモンくんとか、いろいろ個性的で人気の出そうなキャラがいましたね。

続投組のミツルギ検事、ミクモちゃん、イトノコさん、冥ちゃん、ロウ捜査官たちは言わずもがなですし。

逆転検事3も楽しみにしたい

今回、逆転裁判シリーズが好きになって、逆転検事の1-2を一気にプレイしたんですが、1も楽しかったけれど、2は本当にすごかったですね。1よりも明らかに記事長くなってますし、あまりに長くなるから、第五話の最後はだいぶ(ネタバレ防止の意味も含めて)はしょっちゃいましたし。

もっとたくさん書きたい感想もありますが、超長くなって収拾つかないのでこのへんで。

最後に…逆転検事3いつ出るんでしょうか?? 今から楽しみです(笑) そんな期待を書きたくなるほど、逆転検事と逆転検事2は、楽しいアドベンチャーゲームでした。

逆転裁判が1-3でセットだったことを考えると、逆転検事も3が出てもおかしくないですよね? でも2011年に逆転検事発売、2012年に逆転検事2発売、ということで、今年は2014年なので、もう2年も新作出てないのですね。来年は出るかな―??  3DSでも、カッコいいミツルギさんの活躍が見てみたいです!(笑)

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