おじいちゃんの記憶をめぐる旅(Old Man’s Journey)感想。それでも歩いていく勇気

switch版が配信されたOld Man’s Journeyをプレイしたよ。日本語版だと、タイトルは「おじいちゃんの記憶をめぐる旅」になっていた。

ビジュアルの雰囲気にはぴったしのタイトルなんだけど、カールじいさんの空飛ぶ家みたいなイメージでプレイ始めたら、ちょっとリアルなストーリーに複雑な気持ちだった。でもこれが人生だ、って教えてくれるかのような、いいことも悪いことも入り混じった物語に引き込まれたし、これはこれでありかな。

ゲームとしてのプレイは単純なパズル。ちょこっと頭使うとこはあるけど、適当にやっててもなんとかなる。うちの場合は同居人と二人で映画見るような感覚でリラックスしてプレイした。ジョイコンおすそわけのポインタ操作で、二人プレイできるんだけど、同時操作はできないから、同居人メインで操作してもらって、それがしは写真撮ったり、詰まった時に手伝ったたりって感じだった。

ストーリーも長くないから、2時間弱で最後まで行けると思う。うちの場合は毎晩ちょこっとずつやったから一週間くらいかかったけどね。

プレイした後のネタバレできるだけ控えた感想としては、良くも悪くも一人の男の人生って感じ。過ちを悔いて過去と向き合ってく物語。美談じゃないのがかえってリアルだとも思う。等身大だよね。

若さゆえの過ちの結果を描いたストーリーだから、いろいろ救いようがないんだけど、人生って実際そんなものかも、とも思ってしまう。 失くした時間も愛情ももう戻ってこない。過去を悔いながらも、一歩一歩生きていくしかないんだってね。

最後、車の荷台からバケツが落ちて水がこぼれた演出って「覆水盆に返らず」ってことなのかな。 途中、海の底に落ちていくとことか、ほんと人生どん底だったんだなって演出がうまくできてたよ。鍵付きの記憶の扉とかね。

こんなふうに書くと、やったら重そうなんだけど、実際は、カントリーなBGMと、かわいらしいグラフィックなので、カールじいさん風の優しい雰囲気がある。そのおかげで、全然プレイしていて重々しくないし、1人の男の人生がしんみりと心に染みわたる感じ。

Steam版とかの感想見ると、全体的にいい評判だけど、ストーリーが合わない人はかなり辛辣な感想書いてるね。気持ちはわからんでもないけど、人生で何かしら取り返しのつかない失敗をしてない人は1人もいないと思うんだよなぁ。いちがいにおじいちゃんを責められないし、自分を重ね合わせておじいちゃんの気持ちになってみると、味わい深いゲームだと思う。

若い日の過ちと取り返しのつかない記憶を嘆いて、それでも届いた手紙を読んで旅に出ることを決めたおじいちゃん。最後まで無視することだってできたけど、最後の最後にちゃんと過去と向き合った。自分の足で困難を乗り越えて会いに行った、その勇気は評価されていいんじゃないかな。

エンディングは明るい音楽と、ちょっと救いのある描写で爽やかに終わる。最後の最後に、おじいちゃんの人生の時間が再び時を刻み始めたってところかな。ただ赤ちゃんの描写がちょっと謎なんだけどね。これって同じ過ちが繰り返されてるってことなのかなぁ・・・だとしたら嫌な意味でリアルだ(苦笑)

とまあ、批判的な人にはおすすめできないゲームだけど、ゲーム得意じゃない友だちとか家族とかと一緒に、映画見る感覚で楽しみたいなら、それなりにおすすめできるよ。こんな人生もあるよね、って広い心で感情移入して、古き良きアメリカのカントリーな雰囲気を味わってほしいなー。BGMは逸品だからサントラとかほしいよね。とか思ってたらAmazonに売ってたけど(笑)

スポンサーリンク

 

投稿日2018.03.02
かてごりー: インディー系のゲーム