OPUS地球計画感想。なんとなく天体観測した気になる薄味ゲーム

最近インディーゲームにはまっているので、わりと評判のいいOPUS地球計画やってみました。台湾のゲームスタジオSIGONOの作品。スマホ版はやたら評価が高い。

ちゃんと100%クリアした上での感想。といっても100%クリアするのに二時間もかからなかった気がするけど。

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薄味なストーリー

前評判で聞いてたところだと、宇宙に進出した人類が故郷の地球を見つける感動のストーリーらしかった。プレイしはじめはかなりわくわくする舞台設定。宇宙に出て長く経過した人類はいろんな問題を抱えて、地球に残っているはずの元々のDNAを見つけないといけないほど追い詰められたという話。

これってなんだかリアルなんだよね。将来の話ってわけじゃなくて、今現在進行形の話として。もう文明人にはマトモな腸内細菌が残ってないから、わさわざアマゾンとかの原住民のとこに健康な細菌取りに行ってる話とかぶる。

そんなワクワクする出だしから始まる、研究者のリサとマコト、そしてお手伝いロボット?のエムの物語。だけど、始まってすぐに、宇宙船にトラブルが発生してしまい、リサとマコトはどっかに消えて、エムがひとりぼっちになってしまう。

以降は、リサの頭脳をコピーしたAIの助けを借りながら宇宙探査を続けていくんだけど、いなくなくったリサとマコトはどこに消えてしまったのか?ってシチュエーションが、なかなかホラーチックだった。

なんとなーく、同じSFホラーのストーリーしてたライブアライブのSF編思い出したよ。全然キャラは違うけど、作業用ロボットのキューブが主人公ってとこも似てるし。だけどプレイしたらわかるけど、ストーリー性はライブアライブのほうがよっぽど上で、OPUSのほうは特にこれといってどんでん返しもないんだけどね。ライブアライブSF編も脇役キャラ描写は薄味気味だけど、それ以上に何もなくて終わる。マコトっていったい何しに来たんだよ・・・。

見つけた惑星リストを見れば、どのあたりまでストーリーが進んだかわかるので、たぶんこれほとんどボリュームないな・・・とは思ったけど、やっぱりなかった。たった500円のダウンロードソフトなので仕方ないね。

それでも、最後らへんは、演出とBGM効果で、ちょっと盛り上がるから、雰囲気を味わうには十分の出来かなとは思う。

天体観測した気になれる

このゲームのいいところは、天体観測して惑星とか発見していくモードのほうかな。

グラフィックはものすごくきれい。今や都会の空見上げても星空なんて見えない時代なんで、バーチャルとはいえ、星空がこんなにきれいに再現されてると感動するね。星雲とか銀河とか、恒星とか、それぞれが繊細に描かれれてうっとりする。

天体観測のシステムのほうは、作業ゲーっぽさがぬぐえない。座標などのヒントを頼りに広い星空から、目的の星を探していく方式。エリア名とか星雲の名前をヒントに場所をしぼりこんでいくんだけど、なぜか星空の全体マップみたいな機能がないので、どこを探してるのかわからなくなりやすい。全体マップがあると完全に作業ゲーになってしまうから仕様なんだろうけど、ゲーム性の低さを不自由なUIにすることで補うってのは本末転倒な気もする。

まあ、それでも、500円のDLソフトで、わずか二時間くらいでコンプできる内容なので、そんな不満はどうでもいいような気もする。美麗でうっとりするような星空で道に迷うのも、たった二時間の経験だと思えば、理不尽でもないよね。ボリュームの少なさゆえに許容できるゲーム性だと思う。

基本的に一本道なゲームだけど、目的の惑星を探す以外に、宇宙船内部をレイトン教授や逆転裁判風に探索して情報を集め、サブクエストを楽しむことができる。サブクエストといってもストーリー性はまったくなくて、単に惑星以外の天体を発見するというもの。

たとえば恒星とか。

銀河とか。

 

本当にただ天体を発見するだけの遊びなんだけど、惑星を探すときは基本、領域の中で一番明るい天体を選ぶのが正解だったのに対し、衛星とかを探すときは、ほとんど見えない一番暗い天体が正解だったりする。ちゃんと考えて作ってあるのが嬉しい。でもせっかくの天体観測モードもやっぱり薄味なのがもったいない。

上のスクショ、「はるかく」ってなんだろう?って思ってたら、「はるか遠く」の漢字が抜けてる脱字なのね。このゲーム、ほかの場所でも何個か誤植が目立っていた。

ここも「かな状況下」ってなんだろ?って感じだしね。「静かな」かな? わからん・・・。博士とエムの会話あたりはいい雰囲気が出てる訳だったんだけど、ちょっとローカライズの適当さが気になる。

インディーゲーム楽しい

総括すると、ストーリー、ゲーム性ともに、薄味でまとめた内容。だけど、雰囲気は悪くないので、ワンコインでちょっと天体観測した気になりたいと思ったら、十分おすすめできるゲーム。カフェでコーヒー一杯飲むことを思えば、こっちに500円使ったほうがよっぽどいい一休みができるんじゃないかなーと思った。

ところでこのSIGONO、なんと今月にOPUSの続編出してるんだね。switch版も来月出るらしい。

「OPUS 魂の架け橋」がSteamで配信開始。日本語Switch版も3月にリリース決定 – 4Gamer.net

内容を見てみると、今作の雰囲気を踏襲しつつも、テーマは「宇宙葬」になってるとのこと。うーん、今回のOPUS宇宙計画は純粋にSFチックな内容だったのに対して、続編は霊魂とか巫女とかが出てくるのか・・・。ちょっとそういうのは苦手だからスルーしそう。しかも疫病が蔓延した世界ってことは地球計画が失敗した世界線なのかな? でも独特な雰囲気がありそうなゲームだから、合う人には合いそうな気もする。

とりあえず次はOwlboyを攻略中。その次はOld Man’s Journeyの予定。ほんと最近はおもしろいインディーゲームがswitchに移植されまくってて嬉しい。

Nintendo Switchで展開する任天堂のインディーゲーム戦略(前編) | 【es】エンタメステーション

1000円から2000円くらいで買えて、10時間以内にクリアできて、小旅行した気になれるダウンロードゲーがいい気分転換になる。以前はダイレクトの新作発表が楽しみだったけど、最近は毎日eShop覗いて新作ダウンロードゲーム確認するほうが楽しみ。ダイレクトで発表される大作は、どうせクリアまで何十時間もかかると思うときつい。だから、これからもインディーゲーム中心にプレイしていけたらいいな。

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投稿日2018.02.21
かてごりー: インディー系のゲーム